Ib〜吸血鬼の少女と正体不明の少年達〜   作:不音七日

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前回のあらすじ


灰色の部屋 奥部屋にて倒れたイヴ。
今回はイヴが目覚めるところから始まります。


第10話  「イヴの目覚めと紫の部屋」

〜灰色の部屋  ???の部屋 a 奥部屋〜

 

 

  イヴが倒れ、その先の奥の部屋に入った七日達...そこで七日達は休憩を取っていた...

 

 

 

  「....やっぱり、イヴは我慢してたんだな。」

 

 

  「そうね...多分皆に迷惑かけないよう我慢してたんだと思うわ。」

 

 

  「そっか...それに気づけなかったんだね..私たち...」

 

 

  そう会話をしていると。イヴが目覚めた。

 

 

 

  「....んっ...う〜ん...?」

 

 

  「「「あ」」」

 

 

  「おはよ、イヴ。気分はどう?」

 

 

  と、ギャリーは尋ねる。

 

 

 

  「....大丈夫。」

 

 

  それを聞いてギャリーは嬉しそうな顔をする。

 

 

 

  「ホント?良かった〜!」

 

 

  「でもまだ、無理しちゃダメよ?また、倒れちゃうからね」

 

 

  「..........」

 

 

  一瞬、イヴは暗い顔をする。それにたいしギャリーはこう言った。

 

 

 

  「イヴ、そのコートの左側のポケット、探ってごらん?」

 

 

  ギャリーにそう言われ。イヴは探ってみる、そこにはキャンディが入っていた。

 

 

 

  「これ...どうしたの?」

 

 

  「それ、あげるわ。食べてもいいわよ」

 

 

  そういうと、ギャリーは一言いって部屋の本棚を調べ始める。

 

 

  

  「じゃ、もうちょっと休んでから出発しましょ。」

 

 

  「........?」

 

 

  イヴは自分のお腹のところにかかっている衣服を見る。これはギャリーがつけていたコートだ。

 

 

  イヴはそのコートを拾いギャリーに手渡した。

 

 

 

  「ギャリー...これ。ありがとう。」

 

 

  「....あら、コート...わざわざアリガトね」

 

 

  「ふあ〜あ...お、イヴ。目覚めたのか。」

 

 

  「ん〜...お兄様どうしたの?...あ、イヴ起きたのね。」

 

 

  「あ、うん...ごめんね。じゃ、行こうか。」

 

 

  「もういいのか?」

 

 

  「うん...もう、脱出したいし...」

 

 

  「じゃ、行くか。ギャリー、もう行くぞ。」

 

 

  「ええ、わかったわ。」

 

 

〜紫の部屋〜

 

 

  部屋に入った七日達。通路を歩いていると途中の横道からコンコンコンと音がした。

 

 

 

  「...音?こっちからか。」

 

 

  「.....お兄様。そこの部屋。空いてないよ。」

 

 

  「そうなのか?」

 

 

  「うん...勘だけど.....」

 

 

  「フランの勘はよく当たるからなあ...じゃあ、先に行くか。」

 

 

〜紫の部屋 通路〜

 

 

  「.....?なんだこの迷路は...」

 

 

  「もしかしたらヒントがあるかもしれないわ。イヴ。行ける?」

 

 

  そのギャリーの問いにイヴはこくりと頷く。 

 

 

 

  「じゃあ、七日達はそこで待ってて。私たちで見てくるわ...」

 

 

  「あ、ああ。気をつけてな。」

 

 

  そういい、ギャリー達が迷路に入り数歩進むとガシャンっ、と言う音と共に入口が閉まる。

 

 

 

  「え?」

 

 

  「入口、閉まっちゃったわよ!?」

 

 

  「おい!ギャリー、彫刻が一つ動き出したぞ?」

 

 

  「わかったわ。多分あのボタンのどれかの奴押せばいいでしょ!」

 

 

  そういい、ギャリーは適当にボタンを押し。出てきた。

 

 

  

  「さ、先に進みましょ。」

 

 

〜紫の部屋 奥部屋前〜

 

 

  「あれ?あかないな。」

 

 

  「なにかしら..このパネルみたいなの....何か入力できるみたいよ?」

 

 

  ギャリーが示したパネルにはひとつの絵と入力欄があった。

 

 

 

  「なんだこれ?たしか絵の名前は『深海の世』だよな。パネルはカタカナと平仮名が打てるみたいだが..」

 

 

  「じゃあ答えは『しんかいのよ』ね。ていっ。」

 

 

  フランがそううつと、扉は開いた。

 

 

〜紫の部屋 奥部屋〜

 

 

  七日達がその部屋に入ると...奥に絵が飾ってある部屋があった...

 

 

  

  「あら...行き止まりかしら...」

 

 

  「おい、奥に絵があるぞ。」

 

 

  七日達はその絵の前に並ぶ。

 

 

 

  「なんか...嫌な絵ね...」

 

 

  そういった直後。部屋が急に暗くなった。

 

 

  

  「わっ、なに!?停電!?」

 

 

  「おい、ギャリー!フラン、イヴ!その場を離れるなよ!」

 

 

  「ちょ..暗くて何も見えないじゃない.....!」

 

 

  「おい、全員いるか!?」

 

 

  そう七日が聞くとこう帰ってくる。

 

 

  

  「ええ、いるわ。」

 

 

  「いるよ〜お兄様。」

 

 

  「いますよ七日さん。」

 

 

  そのあと、ギャリーは思い出したように言った。

 

 

 

  「あ、そういやライターがあったんだわ。」

 

 

  そういい、ギャリーがライターをつけると同時に部屋の電気が戻った。

 

 

  だが、そこには壁に「たすけて」や「こわい」などが書かれていた...

 

 

 

  「「「「........え?」」」」

 

 

  「な....なによコレ.....!」

 

 

  「ホント...キッツイわ....精神的に」

 

 

  「部屋を出るか...」

 

 

〜紫の部屋 上通路〜

 

 

  七日達が通路を進んでいると....

 

 

 

  「なんだこれ...赤い足跡?」

 

 

  「付いていってみましょう...」

 

 

  そういい、赤いあしあとをたどっていくと...先程はなかった部屋があった...

 

 

 

  「こんなとこに部屋が...」

 

 

  「入りましょ。さ、行きましょ。」

 

 

  「じゃあ、私が先に入る...」

 

 

  そういい...イヴはその部屋へ入った...刹那..前から来ていたなにかとイヴがぶつかった...

 

 

  そのさきにいたのは...

 

 

  「いつつ....」

 

 

  金髪の髪をした、少女が座り込んでいた....

 

 

〜第11話へ続く....




はい、第10話いかがでしたか?
ついに、ついに、メアリーが出てきます。気になる方は次回も見ていってください
(*^-^*)ノ~~マタネー
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