今後も出てくるキーマンになればいいと思います。
俺は目的も無く歩いていた。ことりに言われた事を考えていたら学校に行く気にもなれずただ歩いていた。
「戦う理由…か、」
確かに今までは俺がガタックで、戦う力を持っていた、だから俺が戦ってきた。でもそれはただの使命として戦っていた。
でも…そんな使命感で戦っていたって事を改めて考えると
自分は戦う義理なんて無いのかもしれない。
だって犯罪者は警察が、ワームはZECTが対処する。
それがこの世界の摂理なのだ。
そう考えると自分は邪魔なんじゃ無いか、この力はZECTのもっと訓練を積んだ人が使うべきでは無いのか、そんな考えがずっと頭から離れない。
「(どうしたらいいんだ…俺は…)」
「きゃぁぁぁぁ!誰かぁぁぁぁ!」
女の人の悲鳴のような声が聞こえ近寄ってみると。
人だかりが出来ていてみんなの視線の先には溺れている子供の姿があった。
「誰か!私の子を!お願いよっ!」
母親は泣きながら崩れ落ちる。こんな時人は助けなきゃ、
何て言うかもしれないでも本当に助けようとする人はいない…それは…
誰かがやるから大丈夫、それが人間の本質で醜い部分なのだから。
その証拠に誰も助ける人なんて…
「大丈夫かぁぁぁぁ!少年よぉぉぉぉ!」
いきなり声を荒らげながら走ってきたおじさんがそのまま海に飛び込んだ。
俺は目を疑った。誰も助けようとしない中飛び込んで助けようとする人がいるなんて。
その人は俺があっけにとられているすきに子供を助けていた。
でもきっとなにか貰おうと利益の為に動いたのだ人間はそんな生き物だ。
「本当に、本当にありがとうございます。本当に何てお礼をしたらいいか。」
ほらっお目当てのお礼ですよ、受け取るんでしょ。
泣きながらお礼をする母親に彼は言った。
「別にお礼なんていいですよ。おれが助けたくて助けたわけですから。」
なんで?お礼はその為に助けたじゃないの?
「本当にありがとうございました。」
親子はお礼を言って帰っていった。
俺は無意識のうちに彼に話しかけていた。
「ちょっといいですか…」
「なんだい?」
俺は何をしてるんだろう…
「聞きたい事があるんですけど…」
「それでなんだい話って。」
俺達はいまベンチに腰掛けている。
彼はデニムジャケットを羽織り、ハンチングを逆さまに被り指空きグローブをつけていて見た目はあれだかとてもいい人だ。
俺は聞きたいことを言う。
「あなたはどうしてさっき子供を助けたんですか?」
「なんでってそりゃ溺れてたからだよ。」
「でもっ!あなたが助けてなにか得があるんですか?」
「得があるとかじゃないんだよね。俺は自分の為に人助けやってるからさ」
「自分の為?」
この人は何を言ってるんだ?
「俺にはさ夢があったんだけどさ、俺の夢はダメになった時にさすっげー悔しくてさこんな思いはして欲しくないって思ってさ。事故とかで夢を諦めて欲しくないんだ…
だから俺は自分の為に人を助けてんの!」
俺は黙ってしまった…
「ちゅーかさお前は深く考えすぎなの、なんでも人は自分の為なの。あれが欲しい、これが欲しい、好きな人を守りたい、ぜーんぶ自分の為。」
「自分の為…」
「お前も好きな女の1人や2人いんだろ?だったらその子のためにやれることをやれよ。」
「それが…命懸けでもですか…」
彼は間を置いて言った。
「命懸けでも守りたいのが好きな女じゃねーのか」
彼は立ち上がり帽子をかぶり直し…
「男ってのは守りたい物があると強くなれるんだ」
その言葉は俺の心に強く響いた。
「海堂、海堂直也だ、また会おう。」
海堂さんは俺に背を向け歩いてった。
俺は学校への道を重い足取りで歩いていた。
教室に入るなり絢瀬さんが俺に駆け寄ってきた。
「翔君!?腕はどうしたの?」
俺は折れた腕には何もつけずに普通に使っていた。
「ZECTの力だよ、すごいよねZECTは…」
でもZECTとはもうお別れになるだろう。
俺はヒビの入り今にも壊れそうなザビーブレスを見ていた
「(もう…俺には時間がないんだ!)」
俺は今ザビーとなりワームと戦っている。
もう何度ワームと戦ってきたか。でも俺の真に倒すべき相手はワームなんかじゃない。ガタックだ。
俺が最後のワームを倒し終えた時奴は現れた。
クワガタをもしたデザインに青を基調とした色使い間違いないガタックだ。
「悪いがガタックゼクターを返してもらう!俺はここに残るために君に勝たなきゃいけないんだ!」
俺はガタックを向かい駆け出した。
続
短めです。
感想お待ちしております。