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始まります。
『神様は知っている。ここがどんな所かを』
えー久しぶり!小学6年生球磨川柊ちゃんでぇーす。
うわぁ、自分で言うのもなんだがうざいわぁ。学校は苦痛でしか無かった。特に授業が…復習は大事だけど同じような事を繰り返すのは苦痛でしか無い。
それに、5年の時の事だ。帰るとき、偶々女の子が虐められている現場を見てしまった。泥を投げていたガキ大将みたいな子に、
「うりゃぁぁ」
と叫びながら泥を投げつけた。その子はビビって逃げた。軟弱者め。同時に友達からよそよそしい態度をとられるようになった。何故だ?
因みに助けた女の子は平戸ロイヤルちゃん。あの原作で謎だらけの彼女だ。目隠し?そんなの無かったな。可愛かったよ。まぁ何だかんだあって家も近かったしよく遊んでいた。
彼女は最初、中々遊ぼうとしなかったが、何とか仲良くなった。その代わり、虐められるようになったが。どうやら彼女は
彼女が虐められないようお灸は据えといたが、自分の事になると急にやる気が失せた。案外、自分の事はどうでもいいらしい。たまに彼女が大丈夫かどうか聞いてくる位だ。
どんな内容だったかは伏せよう。言っても胸糞悪いし、つまらない事しか出来ないようだったからね。
そんなこんなで、現在帰り道公園の近くを平戸ちゃんと歩いています。懐かしいなぁ、ここ。神様とよく遊んだな。やっぱりいつになっても、公園は楽しい。近道にもなるし公園を通っていくか…にしても、人がいない。少し位いてもいいはずなのに。見当たらない。どこにいるのk
ーーーザシュッ
えっ?
痛みは感じない。ふと下を見ると、尖った先端が見えた。髪は白髪になっている。まさか、まさかまさかまさか!
ゆっくりとぎこちない動きで後ろを見る。其処には…
『やあ』『久しぶり!』「柊」
禊だ。何で何で。ここに!!まずい。
「あれ、括弧つけないの?お兄ちゃん。」
悟られてはならない。ここは明るく何の後悔もしてなくてホントに疑問に思ってるように。
「ところでね。それ、いやその螺子刺すとみぃーんな僕と同じくなるんだよね!」
無視ですかい。知っとるわぁ。てかそれより、平戸ちゃん!?大丈夫?禊の
「あっ……あぁ……ヒッ」
あかん。被害は最小限に。まだ大丈夫だ。こんな子にトラウマはあかん。
『んー?』『君』『邪魔だからどっか行って』
よし、行って。私は大丈夫だから。
「う……あぁ」
背を向けて彼女は逃げ出す。それでいい。君は罪悪感に押し潰されそうになってしまうかも知れないが。
さて、禊がまだ見逃してくれるだけありがたい。こうなったのは私のせい。禊は悪くないからね。
「禊お兄ちゃん?いきなりこれは酷くないかなぁ」
少しおどけた調子で聞く。まぁこんなの余り能力には効かないからね。
「そんなこと無いよ…それに僕は悪くない。さてお兄ちゃんから柊にお願いがある。聞いてくれるかな?」
やな予感。まぁ聞いてやろう。
「うん、いいよ!一個だけなら」
平気そうだし、
「それで良いよ。じゃあ受け取って。僕の螺子を。」
その瞬間。体中に螺子が突き刺さる。前から後ろから左右から。足にも刺さってるよ。合計何十本?痛みは感じないが結構キツイ。ショックで思考が途切れそうだ。さて原作によると敗北感が押し寄せて来るそうだが。特に何ともないわね。
「何で!?どうして立ち上がっていられる!?僕と同じ気持ちになったはずなのに!」
はぁ!?甘いこと言ってんじゃねぇよ!アンタと同じような気持ちに何てなりたくないわ
「私は私。人の気持ちなんて知りたいが同じようになりたいとは思わないよ!大体、何で来たのよ!?」
危っねぇ。つい本音が。取り敢えずあれを使って逃げよう。分が悪すぎる。いけ、私の能力!
ーーー
瞬間、辺りを濃厚な甘い香りが包む。そう、むせかえるような。禊が鼻を押さえたその瞬間に走り出す。どこにだって?家に、向かって走るんだよぉぉ。
何かこの格好色んな人に見られたけど、気にする暇はない。走れ。何としてでも家に辿り着くんだ。戸惑う必要は
ーーーどこにもない。
***
あーぁ。また勝てなかった。
公園にいた少年はそう呟いた。だが次の瞬間、悲しそうな表情で、
『僕は悪くない』
と言った。彼は螺子で貫かれても平気だった彼女を見てホンとの喧嘩が出来ると思ったのに、彼女が逃げたしたから。喧嘩出来なかったと。
***
「って事があったのさ。神様」
ハイ。現在家の中。状況説明したところです。えっなに、今の私の格好?えー上半身を螺子で貫かれまくって、白髪、螺子だらけの人間ですけど?
「お前、大丈夫なのか?てか見るだけで痛々しい。せめて見た目だけ変えてやる」
あらおろろ。心配してくれるとは…
神様がぶつぶつ呟くとあちこちに刺されまくっていた、螺子があっという間に一本に…
でも背中に刺さったまんまなのね。何かこれゼンマイみたい。まぁ身体的ダメージはないし、精神的にも能力的にも問題ないね。体力は別だけど。にしても、びっくりしたなぁ。いきなり来たんだもん。平戸ちゃん大丈夫かな?
「はぁ、にしても転校だな。色んな人に見られたんだろう。せめて高校まで別の所に行こう。抵抗は無しだ」
まぁ仕方ないよね。我慢しよう。私もそう思う。
「取り敢えず、寝ろ。頑張って」
はぁ!?えっどうやって寝んだよ!って先に寝るなぁ、馬鹿ぁぁ。
結果、私は横向きに寝ることで何とか落ちついた。
ギャグが欲しいーよ。