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安心院さんとの出会い
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中学3年の時です。
いつも通りの1日を終え眠りに入ると。
眠った先に居たのは……私の世界ではなく
安心院さんでした。
「やぁ、初めましてかな。僕は安心院なじみ。親しみを込めて安心院さんと呼ぶように。君が球磨川君の妹だね?」
「えぇ、所で、私上から見下されるの余り好きじゃ無いのよね」
何でいんだよ。私の心の安らぎが奪われた瞬間だ。ムカついたので能力を使わせて貰おう。
瞬間、場面は変わり、木々の中にテーブルと椅子が置かれてある場所になる。安心院さんと私が同じ目線の高さになる。
「おや、君はこの精神世界を操るスキルでももってるのかい?」
「スキル…ねぇ。そういうのでは無いわ。だから、私にスキルは余り効かないわ。だってここは私の独壇場ですもの」
安心院さんの目を見ながら言う。
「へぇ…そうかい。球磨川君が喧嘩したいと言っていたからどんな奴かと思えば、大層なスキル持ってんじゃん♪」
あらら、どうも。
「まぁ、勝手にあちらがそう言っているだけですし。それにこれはスキルでは無いのですよ。一体何がいけなかったんだか」
理由は知ったが。あの後神様に教えてもらった。
「ふーん。まぁ顔が見れただけ良いか。じゃあね、僕も苦手になりそうな妹君♪」
勝手に言っておれ。さーて、遊ぶか。
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「んで、あー安心院。何しに来た。てか、何のようだ」
ハイドーも。神様ですよー。
「酷いなぁ。にしてもびっくりだよ。帰ろうとしたらいきなり神様何て存在が現れるとは」
肩をすくめて言うとは、胡散臭い。
「どーだっていい。そんなことよりあいつをからかうと録な事ねぇよって警告したかっただけだ」
これは本当の事だな。そう言って何人酷い目にあったか思い出した。
「当たり前だよ。だって、彼女は強すぎるもん。僕でさえ封じざるを得なかった
いい判断だ。まぁそもそも、スキルが効きにくいからな。精神は別だが。
「それは良かった。あいつは狂ってるとかそんなんじゃねぇからな」
あばよ。只の空想好きのお馬鹿さん。
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***
全く、怖いったらありゃしない。
僕は、球磨川君の妹君を見に来ただけだってのに。にしても、肝が冷えたぜ。恐ろしい
ーー只の登場人物だろう。主人公までは届かないかもしれんが。あぁ、明日からお邪魔するかな?殺されそうな予感がするが。
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彼が彼女と喧嘩をしたい理由
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あの日からいたはずの僕の妹が消えた。
気には留めなかったが、時間がたつと違和感が大きくなっていった。小学校に通うようになると虐められるようになった。
彼は大きくなるまで、別に自分が虐められているとは思っていなかった。
だけど、両親は憤慨し、学校に訴えた。慰めてくれたし抱き締めてくれた。嬉しかったのは確かだ。が、しかし、彼は聞いてしまった。
小学校5年の冬の時だった。
ふと目が覚めた。水を飲もうと思い、リビングに向かった時だ。両親の話している声が聞こえた。思わず聞き耳をたてた彼は聞いてしまった。
「……ぁ、欲しい。…ら……くれ…甘い…」
母の声だ。何を言ってるか意味が分からず近くに寄った。
「はぁ、欲しいわぁ。柊…あの子がくれる甘いあまぁいクッキー」
(!?)
両親は知らないと言った名前を知ってるかのように呟いていた。
「まぁまぁ、後、3日我慢しろ。何時ものように禊を
どういう事だ?
「そうよね。あんな気味悪い子、可愛がってるだけであれを貰えるんだから。あれがないと、まともにはいられないわ。ホントに感謝してるわ」
母親が恍惚とした表情で空を見る。
「あぁ、しかも条件が[私が居なかったようにふる舞う事。][禊に優しく接する事。]の2つだけだしな。それであれをくれるんだ」
酷い。両親だけは、信じてたのに。嘘つきだ。許さない。彼女は存在していたのだ。だったら、どうしてこんな事したか聞いてやらなくちゃ。両親は騙されているんだ。彼らが言う甘いクッキーだって食べなくても平気なんだと。
話を聞く限り、3日後彼女は現れるらしい。
なら、彼女に会う気は更々無いが、クッキーは奪ってやろう。そう、決心した。
それがどんな結果を招くとも知らずに。
結論から言うと、両親は死んだ。
あの甘いクッキーを食べなかった事により精神が錯乱した所で交通事故を起こしたようだ。即死だった。
裏切られたと知った彼は、特になにも思わない。ただ、彼女は何がしたかったのか気になる。
両親の遺品を整理してると、日記が出てきた。字を見るに母の物だろう。
そこには、僕が子供の時からありとあらゆる毒物を与えていたという事実、それでも死なないから気持ち悪いと綴られていた。
僕は、柊はこの親から逃げたのだろうと思う。自分の力で。でも何でわざわざ、僕を幸せにしようと思ったんだろう。だから、確かめに待ったのだ。両親がいた空っぽの家で。
「どうして…」
あぁ来たようだ。心外だなぁ。久しぶりに会えたというのに。
『久しぶり』『柊』『どうして、居なくなったのかな』
短く、簡単に質問を投げる。その答えは
「禊に……会いたくなかったから」
嘘つきだね。君は。そんなんじゃバレバレだよ。
『嘘つき』
手から螺子を出し、彼女に向かって刺す。
「グッツゥ……」
彼女も僕と同じくなるのだろうか。他の皆のように。
『柊、今の気持ちは』
どうなのだろう。
「別に、何ともない」
無表情でそう言った。
『へぇ』『君はもしかしたら僕以下の』『
効かないとは。ずっと、小学生1年から憧れていた、喧嘩が出来るのかもしれない。やってみたいな。やってみたいな。
「んー、でもごめんね。今の禊の螺子は抜けそうなんだ。だってまだ、幸福なんだから。それに……私は、
ズブリっと、螺子が抜かれる。彼女は笑う。螺子を刺した痕は、無い。
『ふぅん』『ところで質問に答えてくれるかな』
素直に驚いた。
「禊がいつか括弧付けなくても、誰かと話し合って、仲良くすることが出来たなら、良いかもしれないかなぁ」
これはまた、難しいなぁ。手厳しい。
『まぁ、又、会えたとき、やりあおう』
『僕は喧嘩がしたいんだ』
そう言うと彼女はニヤリと笑い、
『そうだね』『私はまともに喧嘩する気は無いけど』
括弧つけてそう言うと彼女は窓から落ちていった。
後には、空っぽの家に僕が一人。
空には雪が、積もっていた。
主人公のキャラが崩壊した話です。
ふと、思ったのですがアニメも原作も終わってるのに、見てくれる人がいるって良いことですよね。
閲覧ありがとうございました。