懐かしい顔がいるな・・・
最近何度も見た顔だ。
まさか、
突然だが、少し昔話しをしよう。
あれは今から36万・・・いや、数年前の出来事だ。
私は小さい頃、随分と人見知りな時期があった。
人との付き合い方が全く分からなくて、歩み寄ろうとすれば喧嘩が絶えず、寂しさと遣る瀬無さで途方に暮れていた。
これからどうして行けばいい?どうすれば仲良くできるんだ?
そんな疑問ばかり考えていた時に、アイツに出会ったんだ。
アイツは、私が威圧感たっぷりに威嚇しているというのに、どこ吹く風といった感じで、ずかずかと私に話しかけてきた。
「お前、女の子みたいだな!」
・・・それは、私が毎度のように言われている言葉で、人見知りの原因になった言葉だった。
そもそも、好きでこんな容姿をしているわけじゃない。親譲りなんだから仕方がないだろう・・・
髪だって、姉さんが切ると煩いから伸ばしたままにしているのであって、ホントは短髪にしたい。
なんでこれだけで女扱いされないといけないのか。
私は、また我慢できずに殴りかかってしまった。
ああ、もうこれでだめだな。
私は剣道を少し嗜んでいるだけあって、腕っ節はいい方だ。
同じ年頃の連中では一位二位を争うくらいだろう。
ほんの少し辛抱するだけで、仲良く出来るかもしれないのに、それができない。暴力を振るってしまう。
だから、毎回それだけで終わってしまう。一方的な蹂躙だ。
だけどアイツは・・・
・・・石を投げてきやがったんだ。
ねーよ・・・
それはねーよ・・・!
加減なしにも程があるだろう・・・!?
その時は、まあ・・・
なんとかなったが。
そんなことがあったが、それのお陰で、私の初めての人付き合いというものがやっと始まったんだ。
アイツは最初、ハチャメチャな奴だったよ。
流石に成長してくると治まってきたが、本質的には変わっていない。
野獣のような猛々しさが内に潜む、熱い男だったよ。
本当に久しいな。
なあ、
私とお前、世界中の男の中で、初めてISを動かした存在。
そんな縁で、また会うことになろうとはな。
改めて自己紹介をしようじゃないか。
初めまして、久しぶり。
これから長い付き合いになると思うけど、よろしくな!!
失礼しました。