IS~君と私の三年間~   作:kaiwai

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お眼汚し申し訳ない。


プロローグ

懐かしい顔がいるな・・・

最近何度も見た顔だ。

まさか、()()()()()()で出会えるとは思っていなかったぞ?

 

 

 

突然だが、少し昔話しをしよう。

あれは今から36万・・・いや、数年前の出来事だ。

 

私は小さい頃、随分と人見知りな時期があった。

人との付き合い方が全く分からなくて、歩み寄ろうとすれば喧嘩が絶えず、寂しさと遣る瀬無さで途方に暮れていた。

これからどうして行けばいい?どうすれば仲良くできるんだ?

そんな疑問ばかり考えていた時に、アイツに出会ったんだ。

 

アイツは、私が威圧感たっぷりに威嚇しているというのに、どこ吹く風といった感じで、ずかずかと私に話しかけてきた。

「お前、女の子みたいだな!」

・・・それは、私が毎度のように言われている言葉で、人見知りの原因になった言葉だった。

そもそも、好きでこんな容姿をしているわけじゃない。親譲りなんだから仕方がないだろう・・・

髪だって、姉さんが切ると煩いから伸ばしたままにしているのであって、ホントは短髪にしたい。

なんでこれだけで女扱いされないといけないのか。

 

 

私は、また我慢できずに殴りかかってしまった。

ああ、もうこれでだめだな。

私は剣道を少し嗜んでいるだけあって、腕っ節はいい方だ。

同じ年頃の連中では一位二位を争うくらいだろう。

ほんの少し辛抱するだけで、仲良く出来るかもしれないのに、それができない。暴力を振るってしまう。

だから、毎回それだけで終わってしまう。一方的な蹂躙だ。

 

 

()()、その時は思ったんだ。

だけどアイツは・・・

 

 

 

・・・石を投げてきやがったんだ。

 

 

 

ねーよ・・・

それはねーよ・・・!

加減なしにも程があるだろう・・・!?

 

その時は、まあ・・・

なんとかなったが。

 

そんなことがあったが、それのお陰で、私の初めての人付き合いというものがやっと始まったんだ。

 

 

アイツは最初、ハチャメチャな奴だったよ。

流石に成長してくると治まってきたが、本質的には変わっていない。

野獣のような猛々しさが内に潜む、熱い男だったよ。

 

本当に久しいな。

 

 

 

なあ、()()()()

 

 

私とお前、世界中の男の中で、初めてISを動かした存在。

そんな縁で、また会うことになろうとはな。

改めて自己紹介をしようじゃないか。

初めまして、久しぶり。

()()()()だ。

これから長い付き合いになると思うけど、よろしくな!!




失礼しました。
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