姉さん、いったいどうしたんだ?
こんな夜遅くに電話なんてらしくないじゃないか。
ご飯はちゃんと食べてる?不健康な睡眠とってない?
しばらくぶりだけど元気はあるか?
もう心配性だな弟君は♪
箒君の心配してるようなことは起きないよ。
私は束さんだからね!
明日寝不足になってたらごめんね。学校なんてサボっちゃってもいいんだからね♪
そうはいかないよ姉さん。一夏もいるし、一人にするとどんなトラブルを過剰に呼び込むかわからないから……。
といってもそれ以前に、千冬さんがいるから不良な選択肢は無きにしもあらずってやつだよ。サボるのは無い方だよ姉さん。
はっはっは。そうだねそうだね♪
やっぱり箒君もお姉ちゃん達には敵わないよね。
だったら用件も早く言っちゃわないとね♪
いったいどんな用件なんだろうか?
私に何か不都合なことが起きたとか、自分への心配をさせない為に、時々連絡してくるそれなのか。
こんな寝ているときに電話なんて今までなかったと思うけど……
私は姉さんが好きだけど、それ以上に心配でたまらないんだ。
一人でISを開発し、一人で発表し、一人どこかに行ってしまった私の姉さん。
そんな人の在り様を変えてしまうような能力を持ちながら、普通に弟を愛し、普通に千冬さんと友達な愛らしい姉さん。
私には勿体ないくらいの姉さんである姉さん。その人が、私に急な連絡をしてきたのだ。何か……ある。
力になりたいが……。
それで?
うんうん、それはね。なんとなんとなんと?
おおー、これは驚くところだ!
こんな!なんて!?いったいどうしろというんだ!
というような内容なんだけどね。
うんうん、ドキドキするような内容そうだね。
そうそうドキドキ!それでは発表します!!
はいはい
もう、はいは一回だよ!わかった?
んっんー……
ではではー、もう言っちゃう?言っちゃう?やっと話す、肝心の内容は……ッ!?
それは!!……なんと!!!
もう好きにして!?
………………箒君専用の
……専用の?
………………箒君専用の
ISが完成したのです!!
……………
…………………………
………………………
………
どう?驚いた?びっくりした?驚愕しちゃった?
ホメテホメテー!
……………………
…………お、お~
お~?びっくりした?びっくりしたんだよね?びっくりしたよねー!
はっはっはー。作った甲斐があるなー!びっくりプレゼント!サプライズプレゼントなのだよー!
名前聞きたい?聞きたいよねー?
……うん、とりあえず名前は聞いておこうかなー。
せっかくのプレゼントなんだし。
うんうん、いい返事だね!
その名もその名も~……
その名もその名も~~!!
……『紅椿』いいいいいいいいいいいいぃィィッ!!
どうどう?カッコイイ?素敵?なんでもいいから褒めてえぇぇ~!
うんうん、なんか馴染む名前だね。
しっくりくるというか、元からあった名前というか、幼いころから知ってたような雰囲気を感じるよ。
でしょ!でしょ!!
箒君のこと考えて作ったらこんな感じになったんだよー。
うれしい?うれしい!?
うんうん、まだ実感湧いてないけど、なんだかうれしいよ。
姉さんからのプレゼントなんて久しぶりだからね♪
ふふふ♪
お姉さんの愛を受け取ってね!
それに私のプレゼントってとこを強調してくれて嬉しさが堪んないよ!
作った甲斐があったね~♪