翌日、咲は深雪たちと登校した。
深雪「問題はありませんか?」
咲「うん。」
達也「ならいいだろう。今日からは部会勧誘期間だ。強制勧誘や脅しに気を付けてください。さらに、その期間中だけ魔法の使用が許可されている。それはパンフレットでも書かれていたことだ。あくまでも所属している部活に魅力させるための演技ではあるんですが、それを武力行使として使用する人も少なくはなさそうです。」
咲「注意してくれてありがとう。気を付けます。」
深雪と別れ、教室で子華と会った。
咲「おはよう。」
子華「おはよう、またわからないところがあったら言ってくださいね。」
咲「うん。」
このまま授業が始まった。
放課後、今日は判暗委員会の部屋に行った。まぁ、2人だけであり、ただ単に移動するだけである。
子華は周りがいないことを確認し、咲と子華はテーブルをまたいで、それぞれ椅子に座った。
子華「さて、今日から風紀委員が動き出します。この委員会は基本的に自由行動ですし、定期連絡は携帯電話のみです。この場所は『携帯電話が使用できない場合』や『携帯電話では長話する場合』、『議論』や『本学で起きた事例の被害者及び加害者との話し合い』、『事例に関わった相手のメンタルケア』などに使用しますので、ほぼ使わないと言ってもいいでしょう。まぁ、簡単に言ってしまえば、保険としてこの教室を借りることにしたんです。」
この理由だけで借りられるこの第一高校は少し配慮をし過ぎているように思える。それほどまでこの学園内の治安は良くないのだろう。
子華「私からは以上です。咲ちゃんは何かありますか?」
咲「ないです・・。」
子華「分かりました。今回はどちらにします?単独行動か、集団行動か?要するに、私と一緒にこの学園内を周るか、周らないか、ですよ。」
その質問に咲は悩んだ。普通に考えるならば、子華と一緒にパトロールをしたほうが良いだろう。しかし、そればっかりではおんぶに抱っこである。そこまで子華に負担をかけ、お世話になるということでもある。
ならば、性格からして、この手段は破棄になる。
咲「私1人でします。」
子華「・・・分かりました。おおよそ、迷惑をかけたくないというところでしょう。なら、これだけは必ず約束してください。絶対に1人で背負えない事件や無理をするトラブルは私や咲ちゃんが信用できる人、生徒会や渡辺先輩、十文字先輩を呼んでください。どんな状況であろうとも、無理をする真似は絶対に止してくださいね?」
咲「うん、分かった。」
子華「・・・なら、言うことはありません。あとは、携帯電話で定期連絡すればいいですし、そもそも同じクラスで、友達ですから、いつでも連絡はできます。では、頑張ってくださいね。」
咲「うん。」
ここまで付き合ってもらったことにお礼を言い、そのまま部屋を出て、学園内のパトロールに向かった。
咲が見えなくなると、一息をついた。
子華「私自身が咲ちゃんを心配するのは自分自身もビックリですね・・・。
そのまま声が小さくなると共に雰囲気も暗くなっていった。よほどのことがあったのだろう・・・。