世界移動(宮永咲編)   作:無の空間の存在維持

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第11話

 

 

 

 

咲はしばらく校舎を迷いながら、パトロールをしていた。

 

咲「・・・これって、見回りをしてるのかな?」

 

・・そう思ってしまうのは当たり前だろう。少し歩くたびに場所が変わる。この学園はある程度広いが、一応校舎内である。人通りの多い場所でパトロールと思えば、いつの間にか人通りが少ない場所でパトロールをしている。周りの風景が変わり過ぎである。

 

再び場所が変わって、体育館に着いた。そこには多くの生徒たちが剣道部を見ていた。

 

咲「問題ないね・・・。」

 

簡単にトラブルを起こされていたら、大変である。それに、何も問題ないことは本人も一安心でもある。観戦客を見て、試合中の選手たちも見る。さらに、待機している生徒たちも見る。特に変化はなかった。

安全と判断して、出口の方を振り向いた。そして、そのまま去ろうとした。すると、言い争っている声が聞こえた。その声を聞き、振り向くと、生徒たちが2人の言い争う場所に集まっていた。咲もそこに近づき、様子見をした。そこは男女で言い争っていた。一応、魔法は使用されていないため、今のところは手が出せなかった。

 

咲(・・・だ、大丈夫かな?)

 

2人は言い争い終わると、剣を構えた。ここまでは正常の試合形式で決着を付けるんだろう。瞬間、同時に剣を振り下ろした。

 

勝負の勝者は女子だ。男子も服に当たてているが、女子は剣先を身体に軽く突いていた。勝負はついたため、このまま終わると咲は思った。

 

そのまま背を向き、出口の方に近づくと、子華に事前に貰ったサイオン捜査機が反応した。

 

このサイオン捜査機は、魔法が発動する際に発するサイオンをキャッチし、メーカーのふり幅が左右に揺れる。中心は0であり、サイオンが検出されないが、左右に振れることはサイオンを検出したという合図である。

 

そのため、もう1つ子華から事前に貰ったものを取り出した。小さな笛である。これは子華がとある親友から創ってもらったモノらしい。親友から貰ったモノは名前を言い、すぐに取り出せるために必ず名前を付けるようにしているらしい。この小さな笛を警音笛という名を付けている。

 

その警音笛を手に持ち、力いっぱい吹いた。

 

ピーーーーーーーーーービーーーーーーーーーーーーーー!!

 

体育館全体に警音笛の音が鳴り響いた。そこでもう1つすることがあった。判暗委員会は暗躍のためすぐにこの場から去ることである。子華は瞬時に倒し、瞬時に去るため、問題はない。しかし、咲は逃げ足が遅いため、すぐに去る必要があった。

 

咲は誰も見ていないことを確認し、子華が言われたとおりにすぐにこの場から去った。このとき、達也がいたことは知らなかった。達也自身も咲がいることを知らなかった。

 

後に達也が今回のトラブルを解決させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ある程度体育館から離れると、周りを見渡した。

 

咲「ふぅ~。やっちゃったけど、・・・大丈夫かな?」

 

もう一度体育館の方を見た。まったく状況が分からなかった。気持ちだけでも落ち着かせるために一旦、判暗委員会の場所に戻ることにした。

 

 

 

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