世界移動(宮永咲編)   作:無の空間の存在維持

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完・・・成・・しまし・・・・・た・・・。




第2話

 

 

1階に降りると、男の人がいた。

 

深雪「この子なのですが。」

 

?「ああ。分かった。咲でいいのか。」

 

咲「はっ、はいっ!」と返事した。

 

?「俺は司波 達也。深雪の兄だ。」と自己紹介をしてもらった。

 

咲「宮永 咲です。」と自分も自己紹介した。

 

本人にとっては知らない人だが、悪い人ではないと認識した。

 

咲「それで・・・なぜ私もするんですか?」

 

達也「それは俺が考えた案だ。保護とはいえ、何処にも通っていないとなると不自然だろう。見るからに高校生みたいだが、違うか?」

 

咲「いえ、高校1年です。」とすぐに答えた。

 

だが、達也にとってはそれが不自然のように見えた。

 

達也「断片的に覚えているんだね。」

 

咲にその言葉の真偽は理解できていなかったが、やはり咲の思った通りなんだろう。保護とはいえ、知らない人が知らない人を助けるなどの行為は、ある国はよくあるが、別の国なら常識外だろう。咲はそういう意味で理解した。

 

咲「・・・はい。」

 

深雪「では、行きましょう。魔法が使えますか?」

 

いきなりの専門用語に咲は戸惑った。

 

達也「深雪、俺自身が言うのも変だが、記憶喪失なら、覚えているのか?」

 

深雪「そうですね。移動しながら、説明しましょうか。」

 

咲「・・・はい。」とついて行き、移動は深雪におんぶしてもらい、試験へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咲はその間に魔法について説明を聞いた。例えば、事象Aそのものを作り出すことはなく、事象Aを出す、もしくは作るための情報を素に出されている。それが魔法というモノ。

 

しかし、モノに対して、出す、もしくは作り出すための素を操る、もしくは生み出すことに関しては、常識を超えてはいる。なので、高度な魔法を構築するためにはある程度の情報を持ち、技術的な要素がない限り、魔法を使用することは不可能。

 

 

 

 

 

 

これからの試験は2つのうちの実技が『魔法を使用する』にあたる。もう1つはペーパーテストだ。これは実技に関しての知識。プラスαの通常科目らしい。他のことも説明を受けた。

 

だが、咲にとっては罪悪感があった。咲にあるのは通常科目の知識(普通の高1の知識。さらに詳細にいうと、咲の世界での知識)しかなく、魔法に関してはまったくの無縁。その説明も『きっと試験で出されるだろう』と思った。

 

それらの説明を聞いていると、着いてしまった。

 

咲は(恩返しをしたい。)と強く思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのまま司波たちと一緒に試験に向かった。ペーパーテストは普通の問題が多かったため、良かったが、実技が大問題だ。

 

咲にはその経験はゼロのため、戸惑ってしまった。

 

咲(えっと・・・。イメージで。)

 

咲はよく小説でいう『イメージで魔法』という考え方でやってみた。実際はそういう小説は多くはないが、似たような小説はあるので、それを基にしてみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果は咲自身にもよく分からなかった。機械の判断では発動したらしいが、見た目が発動していなかった。待ち合わせ場所に戻ると、深雪たちが戻っていた。

 

深雪「どうだったかしら?」

 

咲「よく分かりません。」

 

達也「まぁ、試験を受けただけで分かることではないからな。」と家に戻った。

 

咲は『深雪が助けた』ので、その人の元で保護するということになり、居候することに決定した。

 

なので、咲は改めて、あいさつした。

 

咲「これからお世話になります。」とお辞儀した。

 

達也「ああ。」

 

深雪「よろしくね。」

 

咲はこの家庭でお世話になるのだった。そして、すぐにこの家庭の本当の意味を知ったのだが、その説明はしなくてもいいだろう。

 

 





専門用語が・・・多いです・・。


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