いや~暑い暑い・・・
そんな中でも冥界はひんやりとしています。
投稿遅れてごめんなさい!
ではどうぞごゆっくり!
@冥界
「それで、あなたの名前は?」
「こ、魂魄 妖夢と申します。」
「ふーん、幽霊らしい名前だな。」
「幽霊ではございません。半人半霊、と言ったら解りやすいでしょうか?」
少女との戦いに勝利した優華たちは、少女から情報を聞き出すことにした。
その際、祥吾が木に縄で少女を縛り付けて聞き出そうとしたが、
少女が怯えきってコミュニケーションをとるどころではなかったので、
すみれの提案で武器は没収した状態ではあるが自由にしてやろうということになった。
すみれが密かに持ち込んでいた羊羹と緑茶のおかげで少女、いや妖夢の機嫌も直り、
情報を提供してくれることになった。話によると、どうやらこの子は幽霊と人間のハーフらしい。
「それで、現世がいまどうなっているのか知っている?」
すみれがお茶を飲みながら妖夢にきいた。
「いえ、詳しいことはよくわかりませんが、おそらく冥界がここまで春一色なのは現世の春を西行妖という桜が吸い取っているからだと思います。事実ここら一帯の桜は全て西行妖の種が芽吹いて育ったものだと主人からうかがっております。」
祥吾が暗闇の中に聳え立つ巨大な桜の大木を指差して妖夢にたずねた。
「その西行妖ってのはあの中央に生えている馬鹿でかい桜のことで間違いないな?」
「はい。おっしゃる通りです。」
「じゃあ、あの木をへし折れば万事解決ってことだ!」
「無理です!あの木はとても硬い樹皮に覆われていて・・・・」
妖夢が最後まで言い切らないうちに不意に爆炎が西行妖の枝を包み込んだ。
そして不気味な音を立てて枝の先端が折れ、落下して地面に突き刺さった。
「い、いったい何が・・・」
驚きの表情を隠しきれない妖夢、枝の落下した衝撃で砂埃があたり一面に
立ち込める中、小さな人影が浮かび上がった。
「うーん、スカーレットナイフでも難しいか。」
「「優華?!」」
「もう一発撃つか?・・・ひっ・・・!」
鬼の形相をした妖夢が刀を持って仁王立ちしていた。
いつの間に刀を取り返したのだろうか?
「よくも・・・よくも西行妖を!」
袈裟切りを放ってきたのですかさずバックステップで回避する。
「これでご主人さまから厳しい罰を受けなくなったではありませんか!」
「そんなこと知るか!」
オブジェクト化したハンドガンをすかさず妖夢に向けて撃とうとする。こんなに近距離だ!外すわけがない!そう思って引き金を引いた。が、その銃弾は一匹の美しい蝶によって阻まれ銃弾を食らった蝶はあっけなく散ってしまった。
「やめなさい、妖夢。」
空から美しい着物?を着た女性が降りてきた。華やかな格好をしているが、Lvを見ようとしても表示は「不明」と、言う表記だけだ。間違いない、今まで戦った敵の中でも1番やばい。その証拠に妖夢は魂が抜けたようにぼーっとしている。そしてその表情のままこうつぶやいた。
「幽々子様・・・・」