それぐらいしか言うことがなかったw。
「あら、久しぶりじゃない、優華。」
「すまん、ちょっと町で用事が出来てしまって来るのがおそくなっちまってさ。」
俺はすみれの修行に一週間付き合った後に博麗神社に戻ってきた。
「この前のトリック、ちゃんと教えてもらうからね!」
「ああ。」
そして霊夢に簡単に種明かしをした。俺の使った能力は分身、妖精など知能が低いユニットなら明るくて目立つところで堂々と分身してもごまかせる。ただ、中ボスあたりから本体がいれば、本物か偽者かを見破られるようになる。そして持続時間もそこまで長くない上に、高火力の攻撃を受けると消えてしまうため、そこまで万能ではない。
そして、分身できるのは着ている服とほとんどダメージの出ない目くらまし専用の弾幕までで、武器などは分身の対象に入らない。要するに、武器は分身と攻撃をするなら2ついるということになる。今回はあくまで陽動のためで分身を使って攻撃を行うつもりがなかったため可能だった。
まず、茂みに隠れたのは分身したのを悟られない為。そして、分身に銃を持たせ、自分は霊夢の背後に忍び寄った。霊夢が夢想封印で分身を消したあとにナイフで背中を心臓めがけて刺したというわけだ。
「なるほど。一瞬で戦うフィールドを把握し、最大限に利用して戦う、というわけね。」
「そーゆーことだ。」
「あんたは火力が低いからそこのところを工夫して戦ったのね。こりゃ一杯食わされちゃった。」
「それで話が変わるけど、もう一人の修行を担当してくれないか?」
「べつにいいけど・・いつから?」
「明日からさ。今日卒業試験なんだよ。」
「ああ、道場に通ってるのね。」
「そんでもって、俺の好きな子なんだよ。」
「はあ?!あんた女じゃなかったの?!」
「おいおい、いまさらかよ。」
「いや、幻想郷にあんたみたいな感じの口調のやつが友達でいるからさ。」
ああ~霧雨 魔理沙のことだな…そんなこと考えてるうちに、外で一陣の風が巻き起こった。
「ども~射命丸 文で~す。」
「何よ、こんな昼間から。またどーせつまらないネタでももってきたんでしょ?」
「いやいや、これはまじめな話です。先日、霧の湖で紅色の霧が確認されたんですよ。
それで、湖を飛んでいたら、なんか霧と同じぐらい紅い洋館を見つけたんです。近づいていくとどんどん霧が濃くなっていって最終的に洋館が見えなくなってしまったんです。何とか風で霧を吹き飛ばせないかとやってみたんですが、無理でした。」
「それは…異変の臭いがするわね。」
「でしょでしょ!今回は協力してもらえますよね!」
「まあ、お互い利害は一致してるわけだし。」
「ありがとうございます!それじゃ!」
突風を巻き起こして射命丸は飛び去っていった。
「あんたにも協力してもらうわよ、優華。」
「おいおい、マジかよ・・。」
「もちろん祥吾とあんたの彼女ともよ。」
「・・・大丈夫なのか?」
「しばらく修行させればいい話よ。」
「ならいいけど。いつにするんだ?」
「そうね…一週間ぐらいあとかな?」
「わかった。」
こうして俺達三人は異変解決に向かうことになった。そして、この世界・・・ほんとにゲームの中か?とおもってしまうほどリアルに作られている。落ち葉だって放っておいたらどんどん積もっていくし、水も一定時間経過すると一瞬で蒸発するというVRゲーム特有の処理方法もない。徐々に乾いていく現実世界とほとんど変わらない。本当にゲームらしさが感じられないのだ。まあ、クオリティの高さが売りだとか言ってたからな。今宵も月が幻想郷を明るく照らしていた。
はい、突然射命丸からもたらされた異変の情報、気になりますね。
次回あたりから書いていこうと思います。それじゃあじかいも、
ゆっくりしていってね!