七丈島艦隊は出撃しない   作:浜栲なだめ

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前回のあらすじ
天龍と龍田、最後の戦いが始まる。




第百三話「いい夢、見させてもらったぜ」

「ザラ! ポーラ! 無事だったか! 通信が繋がらなくなったから心配したぞ!」

「に、任務は……やり遂げたわよ」

「うええええ、怖かったぁ~! ていうかお酒のみたぁあああい!」

 

 七丈島鎮守府のドックになだれ込むように返ってきたザラとポーラ。その彼女達に抱えられた大和を見て矢矧が声をあげた。

 

「大和! 大丈夫!? 気絶しているの!? 外傷は!?」

 

 声には隠しきれない焦燥が表れていながら、大和の傷を診察するその手際は極めて熟達されていた。

 

「傷は……あれ、思ったより……」

 

 無傷とまではいかないが、あきつ丸の攻撃を散々受けていた割には軽症で済んでいた。

 むしろ、傷の箇所によっては、治りかけているような部位まで見える。

 

「どういう、こと?」

「何はともあれ、まずは入渠させてあげるべきじゃないかな?」

「え、ええ、そうね。ザラ、ポーラ。悪いけれどもう少し手伝って」

「ええ、あんな怖い思いしてまで連れて帰ったんだもの……死なれる訳にはいかないわ」

「ついでに私達も休みたいんですけど~? エド?」

「はっはっは」

 

 返答はない。しかし、エドの笑顔は有無を言わせない威圧感を放っていた。

 『DW-1の捕獲、まだだろ?』、と顔に書いてあるのがザラとポーラには見える。

 

「ですよね~」

「じゃあ、大和入渠させたら戻ってくるわね」

「ごめんな? ザラ、ポーラ。全部終わったら僕がいくらでも奢ってあげるからもう少し頑張ってくれ」

 

 そして、10分後。

 戻ってきた彼女達を爽やかな笑顔で出迎えると、エドは口を開く。

 

「さて、矢矧」

 

 相変わらず表情は飄々として笑みを崩さないが、今までのようなおどけた雰囲気は消えた。

 

「ザラとポーラにはこれから七丈小島に行ってもらおうと思っているんだが、どうする?」

「ちょっと待って! できれば他の海域で戦っていた仲間も救助して欲しいの! 特に綾波と磯風の所が酷いわ。このままじゃ深海棲艦のいい獲物になってしまう」

「うーん、美少女からの頼みだ。聞いてあげたいのはやまやまだが、何かメリットはあるのかな?」

「え?」

 

 突き放したような態度のエドに矢矧は困惑を隠せない。

 

「大和の救出は君たちに貸しを作っておきたかったから受けた。でも、この頼みには僕ら側に旨味がない。僕達にも目的がある。それを後回しにするだけの何かを君は提示できるのかな?」

「そ、それは」

「うんうん、困るよね。でも大丈夫。君は一言、こう言えばいい。『全部終わったら、龍田を僕達に引き渡す』ってね」

 

 それは少し前にエドから提案されたことだった。

 

「勿論、さっき話した通り、VIP待遇でもてなすことを約束しよう。基本DW-1には僕達に全面協力してもらうことにはなるが、極めて安全に人道的に、尊重して扱うと誓う」

「…………っ!」

 

 好条件と思われた。

 今、イタリア軍の協力が必要で、しかも、その協力条件は決してデメリットにはなりえない。それでも矢矧が頷かないのは、仲間の行く末を自分だけの意志で決定することに抵抗があることと、エドモンド・ロッソという目の前の男が信用に足る確証が得られないことが理由だ。

 

「うーん、まだ頷いてくれないのか。大和を助けてポイント稼いだつもりだったけれど僕の信用ないなぁ。なんでだろう?」

「そういうところよ、エド」

「そういうとこなんだよねぇ、エド」

 

 矢矧が唇をかみしめる姿を見て首をかしげるエドにザラとポーラが突っ込みを入れた。

 

「なんでポイント稼ぎとか言っちゃうのよ」

「女性に嘘はつけない性格なんだ」

「はい、ダウトぉ~、ダウトで~す」

「嘘じゃないよ!」

「ポーラ、知ってますよ~? エドって、今まで付き合った女の子全員に『君しかいない』って言ってるよね?」

「その時は本気でそう思ってたんだよ!」

「え!? 何それ私言われてないんだけれど!?」

 

 イタリア組がやいのやいのと騒いでいる間にも矢矧だけは難しい顔で打開策を探していた。

 イタリアの助力を得ずに他の海域の救援に行く方法。

 疲弊しているがまだ戦える神通かプリンツに頼むことが次善の手のように思われる。

 しかし、神通やプリンツ達も瑞鳳と武蔵、更には戦闘不能になった蜻蛉隊の救助に追われている。すぐに向かうことはできないだろう。

 

(私は、ここの提督代理。鎮守府を離れることは許されない。でも、同時に艦娘でもある。現状、私ならば救助に動ける。鎮守府を捨てれば)

 

 鎮守府を、イタリア軍を前に空にする行為。それは鎮守府を預かる者として禁忌に当たる行為だ。

 提督からの信頼か、仲間か。矢矧は選ばなければならない。

 

「……わかったわ」

「おお、僕の提案を受け入れてくれるのかな?」

「いいえ」

「え!?」

 

 そう言うと、矢矧は深く、頭を下げた。

 

「まだ、エドモンド提督の提案に頷くことはできません。龍田本人の意思を尊重したいから。でも、きっと龍田を説得するので、どうか今は力を貸してください」

「あ、あのねぇ! それじゃ交渉にならないじゃあないか!?」

 

 矢矧の言葉は滅茶苦茶だった。

 要は、返せる保障はないが無担保で金を貸してくれと言っているようなものだ。

 そこには矢矧らしい理路整然とした言葉はなかった。

 

「それは我がままだよ。しっかり選ばないと」

「以前の私ならば、きっと仕方ないとどちらかを諦めていたでしょう。でも、私はもう何かのために何かを犠牲にしたりしない。そうすべきだと言ってくれた仲間がいるから」

 

 エドは想定していなかった答えに上手く言葉が出てこない。ザラとポーラの二人も絶句している。

 それでも無言で頭を下げ続ける矢矧に、徐々に三人の表情が心苦しさを帯びていく。

 

「エド、なんか私申し訳なくなってきたわ」

「あーあ、エドが意地悪言うから~」

「やめてくれ! 僕だってさっきから胸が痛いんだぞ!」

「お願いします、どうか! 力を貸してくれると言ってもらえるまで頭をあげる気はないわ!」

「それ一種の脅迫だからね!? ダメなものはダメだよ、こっちもボランティアじゃないんだからさぁ」

 

 エドとしても、ここで情に流されて安請け合いするわけにはいかなかった。

 何せ、その背中に背負っているものは一つや二つの命では済まない。

 国家そのものに匹敵するのだから。

 膠着状態になりかけたその時、声が聞こえた。

 

「――頭をあげなさい、矢矧。もう、その必要はありません」

「――あ」

 

 その懐かしい声に、矢矧は、思わず頭を持ち上げてしまった。

 軍服に身を包み、若干疲弊した笑みを浮かべる眼鏡の青年の姿がそこにあった。

 

「よくここまで持ちこたえてくれました、流石は、矢矧です」

「てい、と、く」

 

 張りつめていた緊張が一機に解けた。

 一瞬、涙が出そうになり、矢矧は頬を自分で叩く。

 そして、敬礼をして言った。

 

「おかえりなさい、提督!」

「ただいま、矢矧」

 

 提督も敬礼を返す。そして、その状態のまま言葉を続ける。

 

「現時刻をもって、あなたの提督代理の任を解きます。そして、早速ですが命令です。仲間の救助へ向かってもらえますか」

「はい!」

「……ザラ、ポーラ。DW-1の元へ出撃。任務を果たしてくれ」

「え、エド、大丈夫?」

 

 提督の矢矧への命令が終わり、視線がエドの方へ向く。

 エドは視線を逸らさないまま、ザラとポーラに出撃命令を下した。ザラが不安げにエドを見つめるが、彼は笑顔で言った。

 

「大丈夫。男同士腹を割って話せばわかりあえるさ、多分ね」

「まずは話を聞かせていただきましょうか。あなた方は何者ですか? どういう経緯でこの鎮守府にいるのですか?」

「あれ、なんか怒ってないかい、君?」

「あと、どうして矢矧があなたに頭を下げていたのでしょうか?」

 

 提督は終始笑顔のまま話をしている。

 だが、何故かエドは得も知れぬ重圧が増していくのをひしひしと感じるのだった。

 

「は、ははは。まぁ、とりあえず話し合おうじゃないか……」

 

 冷や汗を流しながら、エドは引きつった笑顔を浮かべるのだった。

 

 

 七丈小島近海。

 

「強いじゃねぇか……舞鶴の時とは大違いだぜ」

「ええ、成長したのよぉ。あなたのアドバイスを受けてね」

 

 過去、天龍の前に敗れ去った原因は龍田の持っていたものを不純物と断じて捨てたことにあった。

 『強さへの執着』だけ残した彼女はそれ故に敗れたのだった。

 

「私はね、あの夜、舞鶴であなたに負けた深海棲艦。龍田から生まれた、彼女の『力の渇望』――その化身にして化物」

 

 深海棲艦は思い出していた。自分の致命的な思い違い。

 

「私はね、あなたに首を落とされ、沈んでいく中、理解したの。全てを捨てるべきではなかったって」

 

 力の渇望。それこそは龍田の執念、本質、あるいは起源。

 故に、深海棲艦はそれ以外を不純物と切り捨てた。

 そうして存在の純度を限界まで高めた。

 そうすることが、正しいことであると信じていた。

 しかし、それは生まれて数時間足らずで粉々に砕かれた。故に、深海棲艦は海の底で消えゆく意識の中考察した。

 別に次がある確証などなく、己という存在は限りなく終わりに向かって近づいていることも理解はしていた。それでも、この敗北から何かを得ようと足掻かずにはいられなかった。

 死の際でなお、より強くなるための思考と試行を止めずにはいられない。それこそが、『力の渇望』に他ならないのだから。

 そして、深海棲艦は辿り着いた。

 自分は捨てすぎたのだと。不純物と断じたあれらの全てを捨てるべきではなかったのだと。

 

「だから、龍田から捨てたものを、また取り戻した」

 

 そして、今ができた。

 DW-1が、片方の薙刀を突き出す。

 

「それが、この差よ」

 

 体中に数多の斬り傷を作りながら、薙刀の切っ先を突き付けられる天龍の目は、未だ傷一つない彼女の姿を映していた。

 

「当然よね。私は強くなった。その一方で、あなたは左目を失いブランクもできてしまったんだもの」

 

 DW-1が強くなった一方で、天龍は弱くなっていた。

 必然として、力量差は圧倒的だった。

 元々、深海棲艦の基本的な能力値は艦娘のそれを上回る。それに加えて技まで上回られれば太刀打ちできるはずがなかった。

 

「さぁ、どうするの、天龍ちゃん?」

「どうするって、お前を斬るんだよ」

「できないわよぉ」

「今はな」

 

 天龍はそう言って、もう一度腰の刀に手をかける。

 

「そうだなぁ、後、5分くらいか」

「なぁに? 勝算でもあるのかしら~?」

「ああ、後5分も打ち合えば、なんとかなりそうなんだ。だからよ、龍田」

 

 天龍は好戦的な笑みを浮かべた。

 その笑みに、一瞬、DW-1の背筋寒くなる。

 

「5分で俺を殺せなきゃ、お前が死ぬぜ?」

「へぇ、面白いこと言ってくれるじゃない」

 

 先に海面を蹴ったのはDW-1の方だった。

 二本の薙刀が天龍の首に向けて薙ぎ払われる。

 

「ほら、ほら、ほらぁ!」

「っ……!」

 

 薙刀が二本に増えたということは、それを使いこなすことができるということは、すなわち攻撃の密度が二倍になるということ。

 そこには微塵も反撃に転ずる隙はない。つまり、この猛攻は耐えるしかない。

 一本の薙刀の切っ先が天龍の首筋を掠り、更に一本がわき腹を引っ搔く。

 二本の薙刀を一本の長刀で捌き切ることは不可能であり、天龍は辛うじて致命傷を避けるので精一杯であった。

 

「ぐ、おお! おおおおお!」

 

 刺突を避け、横薙ぎを刀で受ける。

 最早、痛みは感じない。意識も朦朧としてきた。

 それでも、天龍の目は、一瞬たりとも目の前の敵から離れることはなかった。

 

「しぶとい……!」

「…………」

 

 不意に、天龍の動きが止まった。

 血を流しすぎたのか、それまでの必死な表情もどこか穏やかに変わり、その目は虚空を見つめている。

 だらりと下がった両腕に最早力は籠もっていない。辛うじて刀を握っている状態に見える。

 間に合わなかったのだと、DW-1は笑みを浮かべた。そして、その首を狙い、薙刀を振り下ろした。

 

「間に合った、ぜ」

「――――ッ!?」

 

 振り下ろした薙刀が半身で回避され鷹と思うと、次の瞬間、神速の剣閃が龍田を襲った。

 

「が、ああ!?」

 

 右足から左肩にかけて走る痛烈な痛みに顔を歪ませながら、左手の薙刀を払い、天龍を強引に後退させる。彼女は抜身の刀を流れるように鞘に戻し、居合の構えをとった。

 

「残念だが、俺の勝ち、だ」

「居合……天龍ちゃんの必殺技ねぇ、満身創痍とはいえ流石の私もその間合いに飛び込んでいく勇気はないわぁ」

 

 一撃もらったとはいえ、既に天龍は満身創痍。あと一押しでもすれば倒れ落ちる枯れ木同然。

 故に、DW-1は薙刀を銛のように構えなおし、さらに、砲口を余さず天龍に向けた。

 

「だから、間合いの外側か――――」

「ふっ!」

 

 一閃。

 何も認識できなかった。いつ天龍が間合いを詰めていたのか、いつ天龍が刀を抜いていたのか、いつ自分の身体を刀が通り過ぎて行ったのか。

 

「なっ!?」

「まだ、浅かったか……!?」

 

 DW-1の身体が両断されていなかったのは一重に彼女の身体が深海棲艦上位個体の身体であったためだった。

 それは天龍の想定以上の硬度を誇り、完璧に決まった居合斬りすら致命傷には至らせなかった。

 

「ぐ、これは――」

「じゃあ、もう一太刀ッ!」

 

 再び、同じ感覚を味わう。

 まるで時間が飛ばされたような感覚。気が付けば、離れた場所にいたはずの天龍は目の前にいて、気付けばまた斬りつけられている。

 強固な深海棲艦の鎧がなければ、とっくに勝負はついている。

 

「なんだっていうの!?」

 

 大ぶりの薙刀は当てることを目的としているのではなく、天龍を後退させることを目的とした一手。

 想定通り、天龍は一度後退して追撃を諦めたが、依然緊張は解けない。

 

(おかしい。少しだって油断していたつもりはないわぁ。なのに――)

「ふぅっ」

「一体、何が起こっているのかしらぁ?」

「さぁ、なんだと思う?」

 

 また来る。直感が、深海棲艦としての本能が、正体不明の攻撃の再到来を告げていた。

 しかし、未知には対処ができない。

 来るとわかっている正体不明に対しては、予防ができない。

 

(対処できそうにないならば、カウンターはうまくないわぁ。天龍ちゃんの動き出しと同時に間合いの外に逃げつつ様子見――――)

「――――すぅ」

(いや、違う。ここは――――)

 

 天龍が動いたのはその瞬間だった。

 しかし、今度は見える。

 動き出しから、はっきりと見て取れる。余りにも無防備な突進。

 

「え?」

「――や、べ」

 

 当然のように、突き出された薙刀に対して、天龍は真正面から刀身で受けるしかなかった。

 そして、そのまま後方に吹き飛ばされた。今までの天龍の快進撃からは程遠い、あまりに未熟すぎるあり得ぬ失態。

 その姿を見て、DW-1は一瞬放心しかけるも、その直後、未知であった天龍の技の正体を掴む。

 

「成程、そういう技ね」

「ミスっちまったなぁ」

「私の初動を潰す技。『起こり』を穿つ技。後の先、一つの到達点」

 

 動き始め。そこには意識の死角が生まれる。

 天龍は、その天眼により相手の初動を見抜き、そこに合わせて攻撃を仕掛けた。

 故に、DW-1はことごとく天龍の攻撃の初動を掴むことはできず、防御すらままならない先制攻撃を受けた。

 そして、今さっきは偶然、思考を転換したことで初動の位置がコンマ数秒ずれた。それ故に、見当違いな無防備な突撃に見えた。

 

「元々、相手の動きを見尽くして辛うじて形になる技だ。お前だからこそ、土壇場で完成した」

「ああ、そういうこと。昨日から一緒に行動して、戦って。全てがこの技の布石になっていたのね」

「昨日からじゃねぇよ。俺とお前が出会ったあの時からだ」

 

 DW-1は大きな溜息をついた。

 この技を防ぐ手立てはない。先刻は天龍の攻撃タイミングと初動転換が偶然重なったことで起こったもの。

 あれを意図的にはできない。

 故に、溜息しかでてこなかった。

 天眼はたった今、DW-1の全てを見切った。数年もの時間をかけて。

 これより先は如何なる攻撃も、行動も、初動を潰され、封殺される。

 これを回避する方法はない。強いて言えば、止まらず攻撃を続けること。しかし、それももう遅い。

 一度でも止まってしまった以上、もう次はない。

 次に動いた時が、終わりの時に違いなかった。

 

「ねぇ、天龍ちゃん。騙したこと、怒っているかしら?」

「ああ、躊躇なくお前を殺せる程度にはな」

「ふふ、良かった……さて、決着をつけましょうか」

「ああ」

 

 しばらく、静寂が流れた。

 やがて、一分程が経過した頃、DW-1が両手の薙刀を振り上げようと力を籠める。

 それはおそらくは天龍に向けて真っすぐに、最速で振り下ろされたに違いない。

 しかし、その両手が上がる前に天龍の剣閃がその両手首を斬り落とした。

 そして、そのまま刀は日輪を背に受けるように、振り上げられる。

 

「いい夢、見させてもらったぜ」

 

 DW-1は振り上げられた刀を避ける素振りも見せず、最期の時まで天龍の姿を見つめていた。

 そして、刀が振り下ろされる瞬間、小さく微笑んだ。

 

「ええ、私もよ」

 

 

 

 




エンディングが見えてきた、ような、気が……(困惑)


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