こんな○○○は絶対に間違っている   作:ディストピア

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こんなコンビは間違ってる?

一回戦二日目

 

 

 

 

食堂

 

「エ…………ランサー、キミはアイドルと軽く言うけど、アイドルってモノを正しく理解してる?」

 

「?………可愛ければそれだけでちやほやされる最高の職業でしょ、違うの?」

 

可愛らしく首を傾げるエリザベート

 

 

「それはあくまで一面でしかない、アイドルで一番を目指すってのは…………極めて困難な茨の道だ」

 

 

「えっ………そうなの?」

 

 

「それに、どんなタイプのアイドルを目指すのかってだけでも難易度が変わってくる」

 

例えば………と呟き

 

 

「純粋系に清純系、お嬢様系に高飛車系、元気っ子系に天然系、クール系にミステリアス系、電波系にアホっ子系…………他にも様々なタイプのアイドルが存在する、歌って踊れて戦えるってだけじゃあ…………残念ながら、キミ程の絶世の美少女でも頂点に君臨する事は不可能だ」

 

テーブルに肘を付いて顔の前で手を組み重々しく言う

 

 

 

 

 

それは俗に言うゲンドウスタイルだ

 

 

 

「そ…………そんな、何とかならないのマネージャー」

 

 

 

「今キミが目指しているタイプのアイドルの頂点に君臨するには、可愛さで心を魅了し尽くし、歌で魂まで虜にし、戦う姿で熱狂させ、存在そのもので相手の全てを鷲掴みにして捕らえて離さず、それら全てを複合させて心酔や崇拝の域にまで魅了し尽くして骨抜きにし、信仰すら集める程の人気を獲得して神性を得て現人神と崇め奉られる位になれば、確実に頂点だ」

 

そう断言する

 

 

「あの………私達って、アイドルの話をしてるのよね?」

 

若干困惑しながら確認するエリザベート

 

 

「アイドルの話をしている最中だが?」

 

質問の意味が分からない、と言うかの様に首を傾げ

 

 

「アイドルとは、人気という信仰を集める為に活動している、その為に自己を隠す為の仮面を被り、魅了する為の努力を惜しまず技を磨き続け、スタイルを維持したり高める為に体を鍛えて引き締める、アイドルとは、ひたすらに己を高め続ける修羅の名だ!!」

 

拳を握りしめて力強く言い切り、そして…………と繋げ

 

 

「グループ系アイドルならば更に苛烈だ、主役………センターの座を巡って骨肉の争いを武力を使わずに行い、人気を集めて他のメンバーを蹴落とし続けて登り詰めた果てに、センターという…………グループ内の頂点に君臨出来る、センターの座を賭けた争いは正に………戦争だ!!」

 

 

その言葉を聞きエリザベートは戦慄し

 

 

「アイドルって……………凄いのね、確かに…………私はアイドルを舐めていた様ね」

 

ショックを隠せないのか沈痛な表情を浮かべている

 

 

 

「ランサー、キミにそんな道を歩み、アイドルの頂点という遥かな頂を目指す覚悟は有るか、有るのならば俺の手を取れ、全力でこの聖杯戦争の優勝を目指して戦い抜き、ムーンセルすら使ってキミを全力でバックアップしよう」

 

そこで一度言葉を切り、数秒程間を置き

 

 

 

 

「ただし……………英雄で例えた場合、それは………ヘラクレスが乗り越えた12の試練にも等しい偉業であるが故に、そこまでやっても辿り着ける保障は全く無い、それでも…………目指す覚悟は有るか」

 

 

そう言って右手をエリザベートに差し出す

 

 

 

 

 

 

エリザベートは、その手を暫し見詰めた後、力強くその手を握り

 

 

「やるわ、やってみせる、私はサーヴァント界最強で最高のアイドルに、必ず登り詰めてみせる!!」

 

決意を口にし断言した

 

 

 

「目指すは三千世界とそれに連なる無限の平行世界、その全てに名を轟かせて熱狂させ虜にする、最高にして最上の至高のアイドル」

 

 

「何時か必ず、その座に辿り着いてみせる、その為に力を貸して頂戴マネージャー………いえ、マスター」

 

そして、二人で仲良く決意を固めて笑い合う

 

 

 

 

 

 

昼時の食堂のど真ん中で

 

 

 

 

 

 

 

「歌とあれば余も負けてはおれんな、戦う機会が有るならばどちらがより優れた歌姫で在るか、競い合うのも良いかも知れんな」

 

その時を想像して楽しげに笑う赤い服に身を包んだ少女

 

 

「どうかセイバー並みの音痴じゃ有りません様に」

 

セイバーの言葉を聞いて想像してしまった最悪の未来に怯えて必死に神に祈るそのマスターが居たり

 

 

 

 

 

 

 

「その目的を達成するには僕達に勝たないといけないというのに、ガウェイン、あの二人をどう見ます?」

 

 

「私が見た限りマスターは一級の中位から下位と言った所で、サーヴァントの方はB級の上位からA級の下位です」

 

 

「ふむ、ボクの認識とさほど変わらないですね、ミス遠坂の二つ程下と言った程度の脅威度ですかね」

 

 

「相手が何者で在ろうとレオ、貴方に勝利を捧げるだけです」

 

こんな感じのやり取りをする最強マスターとそのサーヴァントが居たり

 

 

 

 

 

「あの二人は食堂のど真ん中でいったい何をやってるわけ?」

 

 

「嬢ちゃんやレオってマスターには絶対に勝てないって絶望してる連中よりは、遥かに良いコンビだと思うぜ」

 

「それはそうなんだけど、何で食堂でやってるのかって話よ、マイルームでやりなさいよ」

 

とツッコミをいれてる赤いマスターと、それなりに面白そうだと評価してるそのサーヴァントが居たり

 

 

 

 

 

 

既に【自分に勝った後】の話をされてる事に憤慨してるワカメ坊主と、楽しげに笑ってるサーヴァントも居たりした




続きは細かい内容が思い付かないので書けませんが



結果は優勝し


マスターは英霊芸能プロダクションを開設
エリザベートは当然所属し
エリザベートがライバルだと認めた赤セイバーことネロ・クラウディウス(ボーカルをやるならば当然の事だと説得され、音程合わせ等の為にエリザ共々地獄の猛特訓、本人達には詳細を隠して)
直接会ってスカウトしたマリー・アントワネット
聖女系アイドルにとスカウトされたジャンヌ・ダルク
等を加えたアイドルグループを結成

メンバー候補にステンノとエウリュアレと清姫が居る


音楽担当にモーツァルト等の有名な音楽家のサーヴァント達もスカウトし(モーツァルトはマリー推薦、理由に彼のピアノが聞きたかったと語っている)
互いに魅力を磨き合う充実した日々を送っている


他にも、結成初期から常に付いて回る超熱狂的ファンのシャルル=アンリ・サンソンはプロダクション側にスカウトされてグッズ系の監修を任される(主にマリー担当、周りが引く程の情熱で猛勉強した)

同じく結成初期からの超熱狂的ファンで、自分を全力で売り込みジャンヌグッズ担当の地位を手に入れたのジル・ド・レェも居たりする(サンソンと仲良く猛勉強し当然周りに引かれた)


男性アイドルグループの結成も予定


ちなみにマスターは男である
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