ある意味タイトル詐欺?
ナーヴギア用ゲーム、MMO完全対応
ポケットモンスターの最新作はトレーナーを操作するのではない
【キミ自身が】トレーナーと成り、ポケモンを捕まえ、ポケモンを育て、ポケモンと触れ合い、ポケモンと絆を深め、ポケモンを戦わせる事が出来る
今日、あの世界に飛び込み本当の意味でポケモントレーナーに成る時が来た
この世界でキミもこの台詞を言ってみよう
【ポケモン、ゲットだぜ!!】
プレイ開始時にトレーナーは始めに自分のアバターを作る
そのアバターにはナーヴギアが得た情報を元に現実のキミ自身の姿を作り上げる事も可能だ
その次に開始する地方を選ぶ
サービス開始時から今迄のシリーズに登場した地方の大半が実装されている
開始時に貰える初期ポケモンも当然地方で異なっている
カントー地方ならば
ヒトカゲ
ゼニガメ
フシギダネ
ジョウト地方ならば
ヒノアラシ
ワニノコ
チコリータ
といった具合に違っている、最初にこの三匹の内の一匹を貰う事が出来、キミの最初のパートナーと成る
地方によって出現するポケモンが異なっているが、安心して欲しい
ある程度ゲームを進めると異なる地方にも移動する事が出来る様に成る
ポケモン図鑑を完成させるも良し
ポケモンチャンピオンを目指すも良し
他のプレイヤーを探して片っ端からバトルを仕掛けるも良し
キミに合ったプレイスタイルでこの世界を楽しもう
数多のポケモン達がキミ達が来るのを待っている
黒髪の少年が、そんな記事が書かれたゲーム雑誌を読みながら唸っていた
「俺はSAO、ソードアート・オンラインのβテスターだったから、確実にプレイ出来る権利を得ていたけど、あの世界は凄く魅力的だけど……………それ以上に、ポケモンが魅力的すぎるよなぁ」
そう言って二つ並べて机に置いていたゲームの内の片方に手を伸ばし
ソードアート・オンラインのケースではなく、ポケットモンスターのケースを手に取り中からゲームを取り出し
ナーヴギアにセットし、ナーヴギアを装着してベッドに寝転び
「リンク・スタート」
こうしてキリトこと、桐ヶ谷和人は電脳世界に旅立った
とある場所に一人の男性が椅子に座って何かの作業をして居た
「こんな筈では無かったのだがな」
空間に浮かんだウィンドウを操作して内容を確認し…………溜め息を付く
「一万本全てが売れてはいたが、一万人の内で初日からプレイしているのは僅かにこれだけか」
男性の名は茅場晶彦
天才の名を欲しいままにしている彼ではあるが、予想外の事態に動揺していた
いや、予想出来ていたからこそ、予想通りの結果に成ってしまった彼が創造し造り上げた世界の現状を憂いているのかもしれない
「一万人の内でプレイしているのは…………僅か369人か、流石はポケットモンスターと言うべきか、やはり凄まじい人気だな」
深い溜め息を吐き
「この現状を予想して自動でデスゲームとして機能しない様にシステムを解除していて正解だったな、400人にも満たない人を捕らえても私の目的は達成できないからな」
椅子から立ち上がり、彼が創造したアインクラッドの景色を暫し眺め
「さて、ゲームの動作に異常は無いのは確認した、ゲームマスターとしてプレイヤー達に少し言葉を送った後は………………私もプレイするとしよう」
表情がバグってると迄言われている彼が実に楽しげな、遠足を楽しみにしている子供の様な笑みを浮かべ
「彼女は誘えばプレイするだろうか、誘わずに怒られる位ならば誘って断られる方が良いか、現実に戻ったらまずは誘うべきだな」
今の彼の瞳には、未来を楽しみにしているかの様な輝きが宿っている
「共にポケットモンスターをプレイしないかと」
茅場晶彦ですらも抗う事の出来ない魅力がポケモンには有った様だ
デスゲームに成る筈だったソードアート・オンラインとポケットモンスターの最新作の正式サービス開始日は、時間すらも全く同じで在った
それ故か、或いは、デスゲーム化でナーヴギアの危険性を世に知らしめてしまったらポケットモンスターをプレイする事が出来なくなってしまうから止めたのかは
彼にしか分からない
ただし、しばらく楽しんだら危険性の少ないアミュスフィアの様な物を開発して発表するだろう事は確実だ
主要メンバーの殆んど全員がSAOではなくポケモンをプレイしてます
原作通りのカップルが誕生したり、友情が芽生えたりはしない
しかし、違う形で出会い仲良くなったりする者達は居る
デスゲームによる悲劇はゼロなのだから