書かないと何故か落ち着かなかったので
瓦礫に埋もれ、薄れる意識の中
手を延ばした先
業火の中でとても尊く、美しいものを見た
その光景を目に焼き付けながら、僕は意識を手放した
延ばした自分の手が、床に落ちた時に何かに触れた事にすら気付かぬままに
そして
目覚めると燃え盛る町の中に居た
「…………………何処?」
一切理解できずに暫しの間放心した後
「コフィンの外でのレイシフトに成功したのか、なら…………此処は特異点なのか」
地面に倒れたまま、自身の置かれている状況を把握し、ゆっくりと立ち上がる
「くっ…………動けない程じゃ無いが、爆風で壁に叩き付けられたから背中が痛いな、それに、火災での軽度の火傷と瓦礫での裂傷、肋骨の何本かに罅が入っているか、手足が無事なのは幸いか」
自分の身体の状態を大まかにだが把握し、足元に何かが落ちている事に気が付き、拾う
「これって……………現地に到着したら使えと渡されていた呼符?、自分の分はズボンに入れてた筈だけど………」
そう呟きながら右ポケットから呼符を取り出す
「やっぱり有った……………気付いてなかっただけで、僕の近くに落ちてた誰かの呼符かな?」
呟きながら首を傾げるが
「…………悪いけど使わせて貰うか、命には変えられん」
「魔力量だけなら在るし、カルデアの補助が無くても問題無いかな……………宝具の使用は絶対無理だけど」
「コレ自体が簡易召喚陣だから魔力を込めて投げれば良いんだったな」
投げられた二枚の呼符が光輝き、膨大な魔力が吹き荒れる
そして、光と魔力の暴風が収まった時、二つの人影が存在していた
「儂は魔人アーチャーこと、第六天魔王、織田信長じゃ!!」
「妾こそは、日輪の寵姫、茶々なるぞ……………お?」
「おっ……茶々ではないか、久しいな」
「叔母上!?」
「……………そーだよね、僕が縁召喚したならこの人達が来るよね……………特に信長は、頭痛い」
困っている、もしくは、泣き笑いに近い表情で呟く黒髪の少年
「なんなのじゃその反応は」
「マスター、お主の名はなんという……………何処と無く儂の弟に似ておるが」
「雪那…………織田
こうして織田雪那の人類史を取り戻す戦いは二人のサーヴァントと共に始まった
(注、藤丸立香とマシュは違う場所にちゃんと居ます)
これは焼き払われた人類史を修復して未来を取り戻す戦い
「儂こそは天下人、日輪の「猿ではないか!!」って信長様ぁぁぁぁぁ!!!!」
「妾も居るぞ殿下」
そう
「鬼柴田、召喚に応じ此処に参上つかまつる」
「前田利家、俺も力を貸すぜ」
これは
「セイバー、明智光秀、私などで良ければ力に成りましょう」
「………光秀か」
「っ……………信長様」
人類史を取り戻す戦いだ
「森蘭丸、信長様が居ると知り参上しました」
「徳川家康、微力ながら儂も力に成りましょうぞ」
「狸爺!!!」
「蘭に家康…………か」
断じて、織田軍再結成の為の旅路では無い
ちなみに
彼が他に召喚するサーヴァント達は
清姫、牛若丸、武蔵坊弁慶、玉藻の前、佐々木小次郎、宮本武蔵、エミヤ(殺)、坂田金時、酒天童子、茨木童子、源頼光、風磨小太郎、沖田総司、天草四郎時貞、エミヤ【オルタ】、俵藤太、土方歳三
と見事に日本の英霊達だったのだから(それ以外を何故か召喚できない)
「はぁ…………………………胃が痛い」
基本的に召喚された順で書かれてます、清姫と牛若丸の二人はオルレアン後に即参上(柴田勝家と前田利家の召喚前に)
エミヤ(弓)とタマモキャットは立香が召喚している