とある学校の屋上に、異様な雰囲気を放つ者が居た
「さぁ再びやって来ました月の聖・杯・戦争♪…………ってマジふざけんな!!、クソふざけた転生者共を血祭りに上げる楽しいお仕事(強制)で何百年も人のまま生きる羽目に成っててかなり苛ついてんだよ、大人しく中学生生活したいのですよ、どんだけ転生者が量産されてんですか、何でまた月に来て聖杯戦争に参加なのですか、元の世界でも第五次聖杯戦争に参加してんだよ、もう飽きたよ聖杯戦争、違う月だってのは分かるけどさぁ!!」
その者は怒りや嘆き、様々な感情が入り交じった結果、超高密度で人外レベルの莫大な魔力を身に纏い、周囲の空間を若干歪めて異界化させている
彼の名はゼブル・グランディア
かつて平行世界の月の聖杯戦争に強制参加(転生者が居たから、転生者死亡後はムーンセルから脱出出来なかったので優勝するしかなかった)させられた挙げ句、召喚したサーヴァントが不可思議な
その内容はかなり酷いものだったが
例えば第一回戦では
『お前、それ絶対に反則だろ!!』
『何処がだ、ちゃんとサーヴァントが攻撃していて攻撃を受けているのもサーヴァントだ、ムーンセルも反応していない、ならば反則では無い』
『ちょっとマイマスターーー激しすぎるにゃ、出る、ヤバイの出ちゃう………』
『 咸卦法+悪魔化+強化魔術各種+右手にネコアルクを装備、攻撃にはネコアルクで殴り抜き、ネコアルクを盾に防御して即座に治療して完全回復………基本回避だが、倫理感以外に問題など無いのだよ八歳児!!………っとボディブローからのゼロ距離目からビーーム!!』
感情を感じさせない光を失った赤い瞳、貼り付いた狂笑、ネコアルクを右腕に括り付け、空間が歪む程の魔力を右腕(とネコアルク)に纏わせ殴り飛ばす、ネコアルク
例えば第二回戦では
学校の中庭を移動中、二流サーヴァントでは残像すら認識できない速度で彼の左腕が動いた
『今のは毒矢か…………やば、摘み取った矢を二本とも反射的に投げ返した時に毒の効果を数倍に強化しちゃったけど…………大丈夫かな?』
『死んだんじゃないかにゃ…………血の臭いするし』
例えば第三回戦
『そこの電脳霊少女ありす、剣と魔法と妖精の世界が題材のゲームが異世界に有るのだがサーヴァントと一緒に移動しないか?』
『そんなこと出来るの?』
『生きてる奴なら無理だが死者………魂だけの奴ならなんとか出来る、時代的には今より前だし、電脳系の
『さっき言ってたゲームってどんなゲームなのかしら?』
『
『面白そう、お願いできるかしら』
『じゃあゲートを開くから早く移動してね』
『『ハーイ』』
こうして魔力にものを言わせて無理矢理に異世界への門を開き、二人をフルダイブゲームALO(アルヴヘイム・オンライン)へログインさせた
移動後の世界では、様々なゲームを渡り歩く双子のような少女が長年に渡って目撃されたという
(注、名無しの森の攻略と鬼ごっこはした後、仲良くお茶会をし、暇潰しに作ったお菓子やケーキをプレゼントして居たのでそれなりに仲は良い)
第四回戦
『ランルー君………狂人か……………悪いな、
『我がマスターは容赦が無さすぎるぜ』
『五月蝿い』
第五回戦
『姿が見えない?、存在を知覚できなくても対処法ならば有る』
『何でアタシの頭を鷲掴み!!、あぁ………入ってくる、アタシの中にマスターが入ってくる、くやしい……感じちゃう……ビクンビクン』
『黙れ駄猫、目からビーム強制発動、
『見えないなら隙間無く消し飛ばせば良いだけだ!!』
『目がー、アタシの目がーーー!!』
殲滅後、ネコアルクは目を押さえて転げ回っていた
常にそんな感じの月の聖杯戦争だった
「今回はどんな聖杯戦争になるのやら…………ワカメ君が居た以上は時間軸すら同じ平行世界か…………めんどくさい」
そんなこんなで時間は飛んで英霊召喚
(今回はどんなサーヴァントが召喚候補に成るのかな?………少し楽しみだ)
『『『妖艷な獣人の女性』』』
『その男は
『嘘を付いたら殺します』
『情熱の夏』
『愛らしい猫的生物』
『皮肉■■童話作■』
『自称生まれついてのサーヴァント』
『狂気に染まったギョロ目』
『我はまだまだ遊び足りぬ』
『『『妖艷な獣人の女性』』』
『最近槍を封印して農夫アイドルやってるぜ』
『私の手を握ってくれますか?』
『我が弟子との戦いの機会を寄越せ!!』
『私■のお母■ん?』
『シスタープリエステス』
『私の
『私を美しいなどと呼ぶなよ』
『ネローーーー!!!!』
『私は見た、私は来た、ならば後は勝つだけだ』
『ローマ!!』
『『『良妻賢母な狐はいかが?』』』
『
『我こそはシャルルマーニュ十二勇士が一人、アストルフォ』
『『『可愛い可愛い狐のお嫁さんは要りませんか?』』』
『すまない』
『俺は父上を越えてやるぜ!!』
『『『良妻賢母な可愛い狐のお嫁さんは………要りませんか?…………シクシク』』』
『必ずや聖杯を我が手に』
『『海賊のお通り
『ゴールデンだぜ』
『母が力と成りましょう』
『私以外のセイバーぶっ殺す!!』
「え゛っ…………選択肢多すぎない?、一騎?………自己主張が激しすぎるのが居るし、喚んだらヤバそうなのも何人か………一人完全に自己紹介だし」
若干遠い目をしながら呟き考える
襲い来るドールを床に叩き付け、その上に腰掛けながら
「『私■のお母■ん?』はジャックだな、召喚不可なのは元の世界で喚んで、今も普通に現界しているからか?、『皮肉屋な童話作家』が今回は召喚不可なのは………あの尼を予選中に殺してないからか?、喚んだら別の意味でヤバそうなのは『ローマ』だな、建国王にして神祖であるロムルス辺りが喚ばれたりしたら色々な意味でヤバイ気がする」
深い、とても深い溜め息を10秒もの時を使い吐き、立ち上がると同時にドールを蹴り飛ばす
「少し疲れるだろうけど上手くやれそうな気がするし、コイツで決まりだ」
『我こそはシャルルマーニュ十二勇士が一人アストルフォ』←
その意思に応じて手に令呪が宿り光を放つ
それに呼応し背後のステンドグラスが白く輝きながらひび割れていき
全体に亀裂が入ったものの割れること無く虹色に輝き、何故かガタガタと振動し放電し始めた
「…………何事?」
異常に気付き、ステンドグラスに視線を向けると放電は更に激しくなり
ひび割れた隙間から赤と青の炎が漏れ出したかと思うと、次の瞬間には数種類の雷撃がぶつかったかのような衝撃と雷が隙間から吹き出し、ステンドグラスを貫き飛び出した蛸の様な足を樹の根が中から突き破る
「…………………………は?」
激しく争っているかのような…………というより、戦争のごとき激しい衝撃が絶え間無く空間をも揺らしながら轟き渡り
ステンドグラスが爆発し、彼……ゼブルとドールは衝撃で吹き飛ばされる
「クッ……………いったい何が起きた」
そう呟く彼の視線の先、爆発で発生した粉塵?の中から飛び出し壁に激突する、完全に粉砕されたドールの残骸
そして
20人近い人の気配
「…………ちょっと待て」
「やあやあ我こそはシャルルマーニュ十二勇士が一人アストルフォ、宜しくね♪」
「ローマである」
「何故私がセイバーで…………何?」
「「「「「「「「「「…………は?」」」」」」」」」」
テンション高く名乗りを上げる少女のごとき容貌の騎士
その隣には
その両手を広げ、その両腕を天高く掲げ、その両足はしっかりと閉じられ、その背を伸ばし、とても綺麗なYの体勢で『ローマ』と声を上げる者が居る
その更に左側には
赤い服に身を包んだとてもふくよかな男性が居たが発した言葉を途中で切り、隣を見て絶句した
そんな彼等の背後にはそれを見て絶句し、固まるサーヴァント
「バグってる、完全にバグってるぞムーンセルーーーー!!!!」
そう涙目で絶叫した直後、彼は倒れた
『その男は
『狂気に染まったギョロ目』
『自称生まれついてのサーヴァント』
この三騎は召喚前に打倒され
そして同じ
当然魔力消費も凄まじい
彼等は全員が自分だけ(
そんなサーヴァントが二十三騎居たのだから魔力が持つ筈が無く、当然のように気絶した
監督役のとある神父も事情は把握したのだが召喚済みのサーヴァントであり、尚且つ、二十三騎のサーヴァント全てがその
その為、戦わせるのは一騎だけ(メアリー&アン【騎】だけは二人)という状態で参戦する事となった(実体化するだけならOK)
その後は
ネロ・クラウディウスが居ると分かり突撃するローマサーヴァント
静謐のハサンに接触しても若干違和感が在る程度で問題が無いと判明し、それ以降は彼女に張り付かれたり
源頼光から涙ながらに逃げる茨木童子(夏仕様)を坂田金時と一緒に庇ったり
スカサハにクー・フーリン(農家仕様)が『何故槍を持っていない!!』と毎日のように叩き潰されるのを眺めたり
セイバーのサーヴァントに突撃する謎のヒロインX(自称)を止めたり、モードレットとの争いを眺めたり(やばくなると止める)
アーラシュやジークフリートと仲を深めたり
何故か存在するメカエリチャンに
ペンテシレイアを【美しい】などと称したマスターやサーヴァントが血祭りにされるのを必死に止めたり
虎視眈々と聖杯を狙う天草四郎時貞を警戒したり
セイバーライオンの世話をしたり
超ハイテンションなアストルフォに引っ張り回されたり
ありす&アリスに一回戦の時からなつかれたり
ガウェインに斬り掛かった謎のヒロインXを数名のサーヴァントの協力を得て鎮圧したり
感染拡大するローマに頭を悩ませ、注意しに来た神父に土下座したり
ありす&アリス&茨木童子を暇潰しに作ったお菓子やケーキを食べさせて餌付けしたり
常に精神と胃を削りながら、途中で転生者を撃破したりしながらも優勝し、元の世界に帰還したものの
平行世界の物を含めて
次元を越えてもムーンセルの補助を受ける事が出来てしまった為に憑いて来た(誤字に非ず)二十三騎のサーヴァントの扱いの方が比べ物に成らぬ程に、頭を悩ませる事で在る
本編(漂流魔王)と繋がるかは分かりません