42人目の至高   作:マッキンリー颪

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第11話

「ショルダーアーマリー展開! ショルダーアーマリー・ディスクカッター! マッ!」

 

 ナザリック第六階層の闘技場。

 俺はここで、ショルダーアーマリーを大・回・転! させている。

 なぜか?

 なぜかというと簡単だ。

 思いっきり体を動かさないとやっていられないからだ。

 デミウルゴスたちに対する面談を行った結果、あんな事になって!

 もう……精神的にきつい。

 重い。

 そんな目で俺を見るんじゃあない。

 

 そう思う。

 

 生身の人間だったら、大声で叫んで走り回ったりして体力を使い果たせば解消されるかもしれない。

 だけどこのゴーレムの肉体は疲労蓄積なしだ。

 どうしろというのか。

 だからせめて、大暴れでもしてストレス解消しようと思ったのだが……ナザリックの外で暴れるのは良くない事だ。

 いつ外部の目にかかるかもわからん。

 ポピュラーな広範囲爆撃型マジックキャスターと比べて地味な接近戦の格闘タイプな俺だが、それでもスキルを使えば大地が砕けたり竜巻が起こったり、雷を落とせたりするのだ。

 そんな事したら探査スキル使わなくても誰かの目に掛かりかねない。

 で、あるからして。

 仕方なくあんまり派手にならない技を全力で使ってみた。

 ナザリックの中で。

 

「回るぜ回るぜぇ~!」

 

 俺のショルダーアーマリーは分類上は種族スキルというより……ギミックだな。

 使用回数の制限というよりはHPの消耗で発動し続けるというか。

 その手の技だ。

 だから使ってる間、ずっとHPが減る。

 今もモリモリ減っている。

 あんまりやらないけどこのディスクカッターの刃を飛ばす飛び道具のギミックも設定したけど威力の割に消耗がでかいわ射程が短いから殴ったほうが早いわで、作って損したと感じるギミックだけどな。

 課金して無理に作った結果があんなで泣けるわ。

 

 ま、それはどうでもいい。

 俺はとにかくディスクカッターを回しまくる。

 

「デュワッ!」

 

 ついでに飛ぶ。

 ちなみにこの飛行ギミックも飛んでる間、HPを減らし続けるシステムだ。

 まぁこっちはかなり消耗が小さいけどな。

 

 ナザリック6階層の夜空を切り裂きながら空飛ぶメタリックな巨人。

 うーん、我ながらかっこいい。

 だいぶ落ち着いてきたわい。

 

 せっかくだからほかのギミックもいくつか試すか。

 左腕をドリルに変形させてみたり、背中にバリアを張ったり、拳からエアバルーンダミーを発射したり、目が光ったり、カラス型サポートゴーレムを召喚したり。

 

 そんなこんなで10分くらい飛んでだいぶ気分も落ち着いてきたのと、HPが6割を切りかけたのもあって俺は闘技場に降り立つ。

 アイアンマン風のかっこいいポーズで。

 

 ウィーンガシャッ、とかの音がしないのは惜しいが、その手の音が鳴るのはデメリットに分類されちゃうからな。

 俺は基本的に装備を持たないが、装備の中には強いけど音が鳴ったり光ったりで隠密性能ダウンのデメリットがあるやつもたまにあったっけ。

 

 などと取り留めないことを思ってると。

 

「うりゃー! とうっ!」

 

 と、快活な声を上げて飛んでくるダークエルフの男装女子……まぁアウラだけど。

 

「お見事な飛行です、オッ様!」

 

 シュババッと大ジャンプしてやってきたアウラはその顔に笑顔を浮かべ、パチパチ拍手してくる。

 ……こいつのこれは嫌な上司に対するおべっか……では、ないんだよなぁ。

 あの用紙の答えを信じるなら。

 

「そ、そうか……あー、アウラはなんでここに?」

「え? あ、はい。近いうちにあるだろうワールドアイテムを持つ敵との戦いに備えて、討伐チームの者は夜中はいつでも出撃できるように、とお達しがありましたから」

「そうか。だとしたら邪魔したか」

 

 俺がそう言うとアウラは慌てた様子で、そんなことはない! と言い立てる。

 これも……フォローしとかなきゃならんのだよなぁ。

 しかし皆が戦いに備えてベストコンディションを保とうとする中、俺だけこんなストレスのはけ口にHPやスキル使用回数の無駄打ちして、ちょっと悪い気もする。

 これからは気をつけねば。

 まぁアビスガーディアン以外は使用回数の上限も多くクールタイムも短いんで一休みしたら問題なくなるのだが。

 

「アウラ、今のは別に気分が害されたとか、そんな発言じゃないぞ? 普通の軽口みたいなものぞ?」

「え、で、でも……」

「デミウルゴスたちにはもう言ったが、お前たちは忠誠を重んじるのもいいが、軽口くらい流せるようになってくれ。俺もモモンガさんも軽口すら言えなくなるのは辛いのだ」

「す、すみま」

「だから、そのように一々畏まらないで良いというか……まぁいきなり慣れろって言われても難しいんだろうが、ちょっとずつな? あと他の者たちにもそういうの伝えてやって欲しい」

 

 はい! という威勢はいい返事をもらったが……大丈夫なのだろうか?

 大丈夫だと思いたいが。

 

 しかし、軽く暴てストレス解消しようとするのすら、守護者の目を気にしなきゃならないというのは……だるいなぁ。

 誰も見てない部屋の中でショルダーアーマリーを回転させたら良いと思うかもしれないが……ゲームから現実になった弊害か? 微妙な金属片の削りカスとかが散らかっちまうんだよなぁ。

 これがアンノウンメタルなら、大量に集めて加工すれば? とも思ったがその削りカスはなんの効果もレアリティもないただのカス、でしかないと判定結果が出てるのでそんな事もできなかったし。

 一応部屋が汚れたのでメイドに掃除を頼んだが……どう考えても迷惑行為だよな。

 で、そういう「カス」が出ても気にならなそうな6階層で遊んでても、アウラの邪魔になっちまったりして……窮屈だなぁ。

 それもこれも全部法国の奴らが悪い。

 よし、いずれ奴らと戦う時にこの怒りをぶつけよう。

 でもそれまで何してりゃいいんだか。

 

 ……仕方ない、図書館で漫画でも読むかな。

 と、思ったのはそれからすぐだった。

 そうだよ、そういう時のために図書館に漫画や小説の電子書籍をダウンロードしまくって保存していたのだ。

 

 とりあえずプレッシャーとか全て忘れて暇つぶしに没頭しよう。

 まぁその前に。

 

「アウラ? なんで付いてきてるんだ?」

「えっ、あの……オッ様が供回りも付けずに一人で歩いているというのはナザリックの威信のためにもよろしくないと思いまして」

 

 そ、そうきたかぁ~。

 こやつめ。

 いやまぁ、9階層まで気付かなかった俺も俺だけどさ。

 

「問題はない。それにこのナザリック内、それもこんな深部まで敵が入ってくることは絶対にないのだ」

「いえ、外敵は大丈夫としても、オッ様がなにか不自由をしないためにも」

「気にすんなっての。本当に不自由なら自分から言うわい。お前だっていつ出動がかかるかわからないなら、万全の体制をとっていたいだろ? リラックスできる場所で休んでおけって」

「大丈夫です! 至高の方々の供回りをする、私たちにとってこれ以上の大事はありませんから!」

 

 キラキラ輝く目が……痛い、重い。

 そういうのを向けられるのはモモンガさんだけで俺は普通に嫌われて楽ができるものと思ってたのにさぁ。

 

「う、うむ。だがまぁ9階層なら他にも人手がいるし、アウラも守護者として守護領域から離れるのは良くないのでは?」

「はい! でしたら引き継ぎをするまで私が供回りをさせていただきます!」

 

 ま、まぁ……すでに9階層でちょっと歩けばメイドがいるだろうし、それまでの話だな。

 いくら待機状態といっても、6階層にいるようにと作られたアウラに違う階層を、それも意味もなく歩かせるのは気が重いわ。

 

 と、ちょっと歩いてたらメイド発見。

 金髪のストレート……たしか、シクスス? だったか。

 俺がモモンガさんに残した書類の後半は、手書きが面倒になってきたのでそれぞれのNPCのスクリーンショットと名前と軽く見た設定を書いてたわけだが、そこで40ページ以上に及ぶ大容量のメイドページを作る羽目になったので、ある程度一般メイドの名前は覚えているのだ。

 えへん。

 

 供回りをアウラとバトンタッチする依頼……まぁあいつが外せない仕事をやってたらそれも無理だが、とりあえず頼んでみるか。

 そう思ってやつに向かって歩く。

 俺が歩いて近づいてきてる事に気づいたシクススは一瞬怪訝な表情をし、すぐにハッとしてこちらに歩き寄ってくる。

 その速度は、低レベルのステータスな上にスキルも使ってない、さらに走ってもいないのに中々の速度だが、それでいて見苦しくならない見事なフォームである。

 製作者の行動モーションの執念が垣間見れると、褒めるべきか。

 

「お、オッ様! その……そのお姿は、一体」

 

 で、軽く声をかけようとしたら、メイドが先に口を開く。

 姿?

 お、俺は変身しないぞ!

 

「あ、本当だ。明るいところで見たらオッさまの肩とか足に煤がついてます」

 

 アウラも俺の方を見て言う。

 あ、そっちか。

 てっきり変身ネタを言われたのかと……こいつらが知ってるわけもないのにな。

 

「そ、そうです! 至高の御身にそのような汚れがついていては」

「いや別にこんなの汚れのうちに」

「入りますよ」

「入りますっ」

 

 ショルダーアーマリーを回したりジェット噴射で飛んだ時の汚れについて言われたみたいだが、大したことないのに……って思ってたら、こいつらには大したことがあるという。

 感情の沸点がわからないよまったく。

 

「そ、そうか。じゃあ俺は後で自室で拭いとくわ。まぁそういう訳だから、アウラ。ここまで供回りご苦労。守護領域に戻っていいぞ。シクススも、俺はすぐ自室に入るから特に供回りは別に」

 

 いらないぞ。

 そう言ったんだが、受け入れられることはなかった。

 

 あれよあれよという内に、大勢の一般メイドによる俺の体の表面のワックスがけが行われることとなってしまった。

 そこに俺の意思の介在する余地なし!

 ……俺、曲がりなりにも君たちの上司だよね? と、言いたいがそういうことを言うとショックで自殺する奴が出かねない恐怖。

 

 だから粛々とメイド達による清掃を受けざるを得ないのだった。

 

「あ、あれ? この隙間……」

「ちょっと! そんな力の入れ方をしてオッ様のお体に傷が付いたらどうするの!」

「あー、そこは隙間っていうかショルダーアーマリーの蓋で、ていうかそもそも俺の体はその程度じゃ傷つかんし、傷ついてもダメージなら時間が経てば勝手に治ると思うぞ?」

 

 とりあえずカバーの隙間を拭こうとして四苦八苦してるメイドのために、ショルダーアーマリーの蓋を開け、ついでに中も洗おうとするだろうしと思って、内部機構も露出させる。

 ディスクカッターの刃は危ないから外に出さないけど。

 いや、現実になった今ならともかくとして、ディスクカッターの攻撃力ならレベル1桁のメイドなんてかすっただけでHP全損するからな。指先を掠めただけでゲーム時代みたいにHP全損で死ぬのかどうか? いくら重要事項でもナザリックのしもべを使って軽々しく試せることでもない。

 この世界の人間……騎士どもを実験でやってみた場合は指が切れた、それ以上のダメージを受けてるように見えなかったが、この世界の人間と俺たちでは体に受けるルールが違う可能性も大いにあるのでな。

 ディスクカッターを出さないことの理由としては、そう説明してても、メイドは気をつけますから、大丈夫ですからと言い募る。

 自殺志願者かよ、とも思うがまぁメイドとしての美学なんだろうなぁ。

 それでもこればかりは俺も譲れないが。

 

 で、それからも腕や腹、背中に足のギミックも開いて中身も表面も綺麗に拭かれて磨かれて。

 

「はぁ、なんと見事な」

「一片の曇りなく、美しく仕上がったかと思います」

「力強くも美しく無駄のない、完璧なお姿です」

 

 などというメイド達の陶酔したような感想。

 いやまぁ、容姿はぶっちゃけシングマンだからカッコ良くて当たり前なんだが……それでも、ピカピカ過ぎて落ち着かない。

 

「あ、あー。とりあえず、清掃ご苦労だったな。なんかかなり時間かかったみたいだし……まぁ終わったのならお前たちも通常業務に戻っていいからな」

「かしこまりました。では、明日からもこの時間をオッさまの洗浄の時間とさせていただいてよろしいでしょうか?」

 

 ……は?

 

 

 

「とまぁ……そんな事があった訳よ」

「はっはっは、良い事じゃないですか。オッさんも変な拗れ方せずにちゃんと彼ら彼女らの忠誠を受けるようになった事ですし」

 

 このハゲ!

 あの後、徹底的な洗浄は本当に汚れてた時だけで、普段は30分くらいの簡易的な清掃に。そういう流れに持っていくだけでも大変だったというのに、その人の苦労を何でもないことのように言いやがって!

 

「ま、モモンガさんも皆で洗ってやるようにって言っておきましたけどね」

「な!?」

 

 ざまぁ見やがれこのハゲ骨野郎が。

 せいぜい長時間、体の隅々、肋骨の裏や眼窩の中まで磨かれて気まずくなってろ。

 

「な、何を言ってるんですか! 私はアンデッドで新陳代謝もないしそんな必要ないですよ!」

「俺だって無かったっての」

 

 それでも断り続けると本当に自殺しかねなくて怖いんだからな。

 やってる最中、何度もスゥーっと来るぐらいの居た堪れなさを貴様も感じるがいいわ。

 

「それはそうとして、ですね」

 

 しかしこのハゲもスゥーっと来たのか、精神を持ち直し話題を切り替えておった。

 

「先ほど、プレアデスから連絡が来まして。ナザリック最寄りの大都市の墓地を調査していた所、オッさんの言われていた犯罪者どものアジトを発見したようです」

「ほう」

 

 もう見つかるとは思わなんだ。

 しかし、それは逆に2巻の事件、そして3巻の事件も近いということか。

 

「ですがまだ死霊系マジックキャスターの集団だけ。オッさんの言っていた戦士職の女、とやらはいないそうです」

「じゃあ事件までまだまだ日はある、と思ってよさそうですね」

「そうですね。今の時点だとターゲットの集団は総合戦力も低いらしく、まだ首魁がいない状態かもしれませんし」

 

 ふむ、そんなもんか。

 まぁ首魁がいたとしてもレベル30級の戦士とマジックキャスター、および雑魚ということで、恐るるに足らずなのだが。

 

「そいつらがこの世界でどのくらいのレベルだったかは覚えがありませんが、ちょっとは役立つ情報とかを持ってくれてるといいものですね」

「まったくです。実はその犯罪者達、この世界でも特に危ない犯罪者集団の幹部で、この世界の裏社会の情報に通じてたりしませんかねぇ。もしくはこの世界の強者の情報を持ってたり」

「んな都合良くはないでしょう。大体女戦士はモモンガさんが魔法なしの舐めプで殺せるレベルっすよ?」

 

 モモンガさんは情報を重要視してるけど、時々こうやってまだ見ぬ敵を買いかぶって倒した時の報酬に都合のいい夢を見るから困る。

 ゲームの頃も新しいボスが実装されるとそいつから得られるドロップアイテムとかに期待して、大したことなくてガッカリとか。

 まぁその後で実はいろいろ使い道があるアイテムだと判明したりもするのだけど。

 それはあくまでゲームの話。

 現実世界となれば、弱い存在が持ってる情報は、その敵の弱さに相応しいしょぼいものと相場が決まっているものさ。

 

「ふむ。しかしまぁ遊んでる隙に大物を逃してはならないから、って点はあるにしても。漆黒の英雄モモン・ザ・ダークウォリアー伝説はどうするんです?」

「またその名前を言う……デミウルゴスやアルベドとも相談して……ていうか、その時オッさんも居ましたが、まずは法国のワールドアイテム所持の連中を倒してから、となったじゃないですか。王国との戦争のタイミングもあるので、やるのなら国を手に入れてから外国で英雄を作ったほうが良い、とのことですけど」

「ふーん」

 

 全然聞いてなかったわ。

 ま、そこらへんはあくまで未来の話だしな。

 今は目の前のことをひとつずつ、か。

 

「洗脳チームを倒して、王国との戦争に勝利し、最低限の自治権を確保すれば……一息つけますかねぇ?」

「そうですね。ですがそこからはオッさんの未来知識の一切ない手探りになるわけです。それまでに、なんとかこの世界の生の情報源を入手したいものです」

「まぁ、王国から土地を貰う、となったら大都市を含む周辺の村々も貰えるでしょうし、その中の人間から情報収集しましょう」

「そうですね。できれば王国にいるという吸血鬼……長く生きてるのならその情報は搾り取りたいものですが」

 

 モモンガさん、そいつがエントマを殺しかけたって話聞いてるから、例の吸血鬼に対する敵対の意思は硬そうだなぁ。

 未来のことだし、敵対してないなら無視しても良さそうな小物だと思うんだが……やっぱモモンガさんにとって仲間の忘れ形見とも言えるNPC達は重いんだな。

 連中からの忠誠心も重いしお似合いだよ。

 

 それから数日。

 睡眠も飲食も不要なこの体だが、かつての人間としての残滓と、このナザリックにいる存在すべてが飲食睡眠不要、な訳じゃないので彼らのバイオリズムを崩さないためにも、と規則正しい生活……まぁ朝活動を開始してちょっとギミックやスキルの空打ち確認、何ができて何ができないのかを探ったり、コキュートスをはじめとした高レベルの肉弾系で巨体な奴らと、スキルなしギミックなしで相撲を取ってみたり、図書館で漫画を読みふけったり、そんな日常を送って数日。

 

『オッさん、至急円卓……いえ、玉座の間まで来てください。おそらく、当たりです』

 

 ついにその日が来たようだ。

 プレアデス達の方は、まだ墓地のアジトにそれらしい女戦士の到来があった、そんな報告は上がってきていない。

 つまり時系列的に見て3巻は2巻より早かったということか? いいや、事前に来ることを知っていて備えていたのが大きいのか。

 まぁ、いい。

 この戦いさえクリアすれば俺とモモンガさんの心労もだいぶ和らぐというものだ。

 小説「オーバーロード」において、モモンガさんが狂気の怪物になる切欠はシャルティアを自分の手で殺したことが関係していないとは思えないからな。

 

 モモンガさんがモモンガさんのままであるために、この戦いを落とすことは絶対にできない。




 ギミックの数々。
 ほんのちょっとの遊び心です。

 NPCたちの個人情報。
 モモンガさんがオーバーロード本編にて、ナーベラルじゃなくて他のメイドにしたほうがよかったかな~、と悩んでたこともボンヤリ覚えていたので、メイド達の顔とパーソナルデータを伝えておけばいいかな、と思ったみたいです。
 一般メイドも含めると数が多すぎたので、ひとりひとりの説明文が雑になってますが。

 変身。
 主人公はゲーム初期はイワオみたいな姿、初めてモモンガさんたちと出会った時はサンシャインのような姿、そして長い時間をガンマンのような姿で過ごしていました。
 ワールドチャンピオンを決める大会に出場して、真面目に戦えば実は強い主人公は破竹の快進撃を続けていたのですが、1回戦、2回戦、3回戦と対戦相手が変身能力を持ったアバターのプレイヤーだったために3回戦でついに「何が変身だ! そんな偽りの姿に頼って攻撃してくるのは本来の己の弱さを告白しているようなものではないかーっ! 私は変身などしなーい! なぜなら私は今の己の姿に絶対的な自信を持っているからだーっ」と、豪語してしまったのですが、その途中で「変身」というコマンドワードを口にしたことで変身しちゃってました。
 変身後は顎の大きいツルンとした方の姿のガンマンですが。
 その衝撃的なマイクパフォーマンスと変身は動画としてさらされまくったり、公式PVでも「このようにアバターを変身させることもできます!」という宣伝にも使われてしまう始末。
 一応公式大会なので出場規約に試合中の動画をPVに使うことがあるかも、という一文があったのだけど、そんな風に使われるやつ初めて見た、とすら言われてたりします。
 それから何年かはそのままの姿でしたがいい加減、会う人会う人全員が「あ、変身するおっさんだ」とか言うのでムカついてデスペナでレベルを下げまくって再び外装を変化させて今の姿に至りました。
 どうでもいい話ですね。

 体の洗浄。
 人間じゃないなりに生身の種族だったらよかったのにね。
 何がどう良いのかは知らないけど。

 上機嫌なモモンガさん。
 かなりのドヤ顔でイラっとしそう。

 犯罪者なんて大したことねーよ!
 大したことあります。
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