そうして訪れた6階層。
そこには既にアルベドを始めとしたアクティブなNPC……いや、守護者、およびセバスがモモンガさんに跪き頭を垂れていた。
と、あと一体。俺が作った
当たり前の顔……っても表情はわからんが、普通にコイツが居るって事は守護者たちに対してコイツの紹介は済んだのかね。
「お呼びに与りなんとやら? やってきましたぞ、と」
俺の声に反応してか、チラリと俺の方へ顔を向ける守護者連中。
アルベド以外の連中の顔は驚きや喜びに近い表情を見せている。
一番喜んだ顔をしてるのはモモンガさんだけどな!
骨の分際で表情がわかるのは俺の視覚がすごいからか? それとも骨の上からでも表情に出やすいくらいモモンガさんがわかりやすいだけか?
まぁよいわ。
「で、モモンガさん。話はどこまで進まれましたかな」
ということで話を聞いてみれば、全然進んでいないとか。
今から外を見たセバスの意見も聞きます、というくらいだそうだ。
「なるほどね。じゃあセバスの報告の前に俺から言わせてもらおう」
不幸中の幸い、ってかタイミング的に都合がいいと思うべきか?
俺もやってきたことでセバスが報告を始めようとしたのを手で制し、俺が先に言うべきことを言う。
「まず、セバス。お前がナザリックの外に出て見たものだが……見知らぬ風景、たしか……人畜無害な草原か森、だったかな?」
「はい。まさにその通りです。ナザリックの周囲が沼地ではなく草原、そして周囲1キロ、私の探索した範囲において人間種およびモンスターに害する存在は確認できませんでした」
俺の発言に守護者連中の周りの空気が音もなくざわりと揺らめいて感じた。驚いていたのだろう。
これに関してはアルベドも含めてだ。
モモンガさんは俺から聞いていたことゆえに驚きは小さいみたいだが、それでも驚きはあるみたい。
その驚きの種類は「俺の言った通りだったから」なのか「俺が何を言おうとしてるのかわからない」なのかは知らんがね。
「さて、外を見たセバス含め、お前たち皆がなぜ俺がそんな事を知っているのかを聞きたいと思っているだろう」
聞けば、頷くことすらしないが無言で肯定しているように感じた。
「では言おう。俺には今までアインズ・ウール・ゴウンの仲間たちにも隠していた能力、
俺の発言に対し、守護者連中からの「おお」という感嘆の声。
一方のモモンガさんは「何言ってんだこいつ」というような表情に見えるのは目の錯覚かね? 骨だし。
まぁ
「その能力を以て俺は今日、この日、ナザリックが未曾有の事態に巻き込まれるのを察知していた。それゆえに、モモンガさんをその異変から遠ざけるため、永遠にお前達との繋がりが断ち切られるのを知った上で、モモンガさんをナザリックから連れ去るつもりであったと知れ」
続けての俺の発言。
これに対しては反応は様々。
モモンガさんは「何言ってんだオメエ!」とでも言わんがばかりに焦って見える。
アルベドは隠しちゃいるが殺気を放つ。
ほかの連中は……最後までナザリックに残っていたモモンガさんが連れ去られる可能性に対する焦り、しかし「未曾有の事態」から遠ざけるためならばと言う事に対する納得が入り混じった複雑な感情か。
「だがそれは不可能となった。そして俺の
「ちょっ、オッさ」
「モモンガさんはちょっとタンマ。言うべきことは言わねばならんしね」
俺が何を言おうとしてるのか不明すぎるが止めようとしてモモンガさんだが、俺はそれを押しとどめる。
「俺には全てが見えていた。このナザリックが見も知らぬ謎の世界へ転移する事が。その一環で俺の自室にはそいつ……マスクくんを置き、もし俺が来れなかった時の事を思い、モモンガさんへ書き置きをしていたのだからな」
モモンガさんを押し留めて言った俺の言葉に、守護者たちは驚きの顔でマスクくんを見る。
彼……彼女? 性別は設定していないが俺の作ったNPC「マスクくん」はレベル40のスライム種族だが、攻撃能力はそんなに高くない。
ただ防御とHPがレベルの割にやや高めで、擬態能力に優れるスライムなのだ。
もしモモンガさんが書籍と同じように冒険者として外に出ることがあるのなら、モモンガさんの体表に取り付き人間の姿を擬態することで、うっかり人に触られても大丈夫だし食事の場を設けられた時にご飯を食べることもできる。
さらにゲーム能力と関係のない、フレーバーテキストに「取り付いてる時にご飯を食べたらその味は取り付いた相手も感じることが出来る」と書いてあるので、もしそのテキスト効果が発揮されれば、モモンガさんは食欲こそなくとも飲食の「味を楽しむ」くらいは出来るようになるかな? と考えて作ったのだ。
……俺までこっちの世界に来ちまって、俺はゴーレムなので飲食不要な存在だが俺に取り付かせてご飯食べれるかなー、と期待もできる大型新人でもある。
自身が話題になったマスクくんはなにを思うのか……スライムだから全然わからねーな。
戦闘メイドのソリュシャンみたく普段から人型なら表情もわかるかもしれんが、こやつはオーソドックススライムであるからして。
擬態できるってもあくまで取り付いた時だけ、ということをテキストに書いてるから普段はこの姿でいるのが当然だろう。
「僭越ながら」
しばしの沈黙を破ったのはデミウルゴス。
確か下位の者から上位者へは質問するだけでも礼儀作法あるんだったか? 知らねーや別に。
それはともかく、デミウルゴスからの質問の声。
「質問を許す。なんだ?」
言いたいことがあるなら言えよ、という感じの態度で対応してやるとデミウルゴスは一度深く頷いてから、頭を上げて口を開く。
「書き置き、とは一体……」
「うむ。それは俺がこの世界にこなかった時、モモンガさんだけがナザリックに飛ばされたときの事を考え、
俺がそこまで言うとデミウルゴス……だけでなく、ほかの連中もなんとも沈痛な表情というか……なんだこりゃ?
「では!」
「うん?」
「では、オッ様は本来……他の至高の方々と同じように……我らをお見捨てになられるつもりで」
「そうだ」
歯切れの悪いデミウルゴスのセリフを途中で遮り肯定する。
これには守護者連中も俄かにざわつき、モモンガさんも焦って俺に詰め寄る。
「ちょっ、オッさん!」
「惑わされるな」
「いや、惑うとかじゃなく」
「惑わされるな」
「だから! 言わなくても言いことをなん」
「惑わされるなと言っておるー!」
クワッ! と目を見開きたいが表情を変えられないのが辛い。グロロー。
いや俺は武道じゃねーよ何やってんだ。
「いやそんな大声出されても怯みませんよ!? オッさん! なんでそんな事を言うんですか!」
「はいはい、説明すっから黙っててね」
ちょっと強めにデコピンをやったらバチン! て凄い音がしてモモンガさんが仰け反った。
ぐえっ! とか言ってるし結構ダメージでちゃった? でもまぁお互いレベル100だし大丈夫であろう。
アルベドがもう隠しもしない殺気を放ってるが気合でスルー。
さて、と。
「まず前提となる話をしよう。聞くがよい」
俺がかしこまった態度で言うと、一言たりとも聞き逃すものかという気迫が見えるほどに、守護者たちは前のめりになって傾聴の態度を見せる。
そこまで必死にならんでも……いや、なりもするか。
「この世界……まぁ、世界という括りをするとして、俺やモモンガさんが知覚するだけで世界は3つ。最低でも3つの世界がある」
この発言には殺気を見せるアルベドも興味があるようで、若干目を大きくして驚いている。直ぐにその驚きを表情から隠しているが。
「まず俺やモモンガさんをはじめ、アインズ・ウール・ゴウンのメンバーやその他、お前たちの知る世界において「プレイヤー」と呼ばれた者達が住まう世界……これを第一世界と呼ぶとして、次にお前たちの知る世界……9つのワールドからなるユグドラシルと呼ばれる世界、これを第二世界と呼ぶとしよう。そして最後に今いるこの世界……お前たちは当然として、俺たちにとってすら未知の世界。この世界を第三世界と呼んでおこう。ここまではいいな?」
俺の言葉に無言で頷く守護者たち。
掴みはオッケーか?
ここから嘘も交えて都合の良い事を言ってこいつらを騙し、ある程度行動を誘導できるようにならねばならないのが辛いところだが……なんとかするか。
めんどくさい。俺の存在を秘匿して裏方に徹する事ができればもうちょっと楽だったろうに。
こんな世界に来ちまったが、俺の当面の目的は一つ。モモンガさんの暴走を止める。これに尽きるのだからな。
面倒でも、最初のうちに言うことは言っておかねばな。
「モモンガさんや俺たち、第一世界の住人は自由自在……とまではいかんが、第二世界と第一世界を行き来する能力があった。だが、これは第一世界においての生命力を消費しながら行う行動だ。モモンガさんはさすがギルド長と言うべきかな。第一世界においての活力が高いからこそ、第二世界、お前らを面倒見るために居続けることができた。しかしモモンガさん以外のメンバーにはその力が無かった。生命力を犠牲にして短時間第二世界に赴くのがやっとと言う所だろうよ。これがお前たちを「見捨てた」事に対する答えだ。言い訳はしない。俺を含め、みな自分の命かわいさに第一世界に逃げたのさ」
俺の言葉に静まり返る面々。
各々、思うところはあるのだろうがここは考えをまとめられる前に勢いで畳み掛けるべし。
モモンガさん「何言ってんだこいつ」みたいな目を向けんな。
「そして今日……この第三世界に俺たちは転移したんだがな。この第三世界と第一、第二世界には、おそらく繋がりはない。モモンガさんの力を以てしても、一度この世界に来てしまえば二度と第一世界に戻る手立てはないだろう。当然、第二世界にも、な。これが俺がモモンガさんを引き止めたかった理由だ」
ここで言葉を止めて守護者たちの顔色を窺ってみると……いろいろだな。
理解できないのを理解しようとしてるのか必死にモノを考えてる……ように見えるシャルティア。
何か思い当たることでもあったのか、泣きそうで必死にこらえてるアウラ。
せわしなく視線を彷徨わせて迷う素振りを見せているが、実際は自分の中で既に答えを出してるように見えるマーレ。
一つ一つ理解しようとしているようだが、実際の言葉より深読みしようとして無駄に難しく考えようとしているコキュートス。
世界の繋がり云々から、もはや他のギルメン……アインズ・ウール・ゴウンのメンバーが来ることはないのかと沈んでいるように見えるセバス。
そしてデミウルゴスは……
「申し訳ありません……!」
と、血を吐きそうな声音で額が地面につきそう……てか、実際に額を地面にこすらせて謝っておるわ。
「至高の方々に作られた身でありながら、知らずの事とは言え至高の方々がその身を、生命力を消耗してでも我々の上に君臨するのが当然であるかのように望んでいたなどと! 元よりこの身、この命の全てが至高の方々のために使われるべきものでありながら、その逆を望んでいたなどと……なんたる不徳! かくなる上は私の命でもって」
「惑わされるなと言っておるー!」
グロロー!
じゃねえよ。
なんでさっきから武道なんだよ。いや、こいつらのせいだな。悪いのはこいつらだ。
デミウルゴスは俺の一括にビビった……のか知らんがとりあえず息を飲んで黙った。
まったく、頭いいやつは急に変なことを言い出すから面倒くさい。
「デミウルゴス。お前は俺を舐めてんのか? ああ? コラ」
アルベドは舐めてる気がするが、デミウルゴスまで俺を舐めてるとしたら本当にこれから先大変だと思うのでビシッと締めねばなるまい。
「な、舐めるだなどとそんな」
「なら勝手に話を進めんじゃねえよ。俺の話がまだ途中だってことを忘れんな」
言うとデミウルゴスは時代劇の裁かれる悪代官の如く、ははー! と頭を下げて引き下がる。
話を脱線させようとするんじゃねえよ。俺はアドリブ下手なんだよ。モモンガさんと違って。
「ったくよぉ。どこまで話したか……まぁいい。つまり俺を含んだモモンガさん以外の41人はお前たちを見捨てたわけだが、モモンガさんは見捨ててない、って事だけ覚えておけばいいんだよお前らは。あと勝手に命で償うとかも言うな。替えが利かんのだからな」
とりあえずそう言えば「ははー!」と全員揃って頭を下げだした。
練習したの? と言いたくなるほど一致した動きで驚く。
「……」
モモンガさんが何か言いたそうな目でめっちゃ睨んでるがここは無視。
「で、お前らはこれからもお前らを見捨てなかったモモンガさんには忠誠を誓っとけよ? 破ったらぶっ飛ばすからな」
「はっ!」
返事を期待してじゃないひと押しに対して、またもや一致した返答。
いや、こいつらマジで練習してたのでは……この会話の流れとか想定してたのでは……と疑心暗鬼に陥ってしまう。
怖いな、こりゃオーバーロードという物語ででモモンガさんがビビるのも納得……か?
違う理由だった気もするがどうかな。
ま、こっからが本題だからビビってる暇はないが。
「さて、ここまで語ればあとは
ここまで言ってからチラリとモモンガさんを見れば、骨の上からでも表情が見えそうなくらい、何か言いたそうな顔だが、今の時点じゃ守護者どもの前で変なことは言えないだろう。
「そこら辺は俺とモモンガさんとの擦り合せをして、行動の指針を決めてからお前らに情報を伝えていく方がいいと思うので、後ほどな。後はモモンガさん、この場は任せたいと思いますが」
いいでしょうか? と尋ねれば、モモンガさんはすげえ不満タラタラな顔をしている。骸骨だけど。
……こういうのがわかってしまうのは、俺が看破系のパッシブスキルを取得してたことに起因するのかな。
少なくとも生身の頃は人間の顔色すらあんまり窺えなかったが、今や表情からなんとなく相手の行動やら表面的な考えすら読めそうだ。
ゲームだと数値でHPとかのステータスの大まかな数値が分かったり、何回も対戦した相手だと行動の予測ができたりって程度だったが。
俺が取るべき立ち位置を考えればこれは嬉しい誤算というべきかなんというか……
ぼんやりそう考えながらモモンガさんが俺に引き継ぎ、ナザリックの防衛体制の見直しなどの指示を守護者たちに出しているのを眺める。
俺のさっきの発言はモモンガさんにとって想定外だろうけど、上手くその動揺を表に出さずに、守護者たちへの行動の采配をとっている。
……こういう部分だけを見ていれば、俺なんか来なくても良かったのでは? と、思える。
しかし、それを過信するのも禁物だろう。
なんだかんだで……「オーバーロード」で、いや「未来」において、モモンガさんが守護者たちの忠誠を信じるようになるのは結構あと、いやいや、ひょっとしたら記憶にある9巻くらいまでの時点ですら、本音の部分では信じていないかもしれん。
だけどそれではダメだと思う。
神の視点とも言える、読者目線だからこそ、連中の忠誠心が絶対だとわかるが実際この立場になると、わからんもんだよな。
アルベドの奴はさっき俺に対しめっちゃ殺気放ってたように、なんか全体的に俺に対する態度が良くないし。
……モモンガさんを好きなのは良いけどだからって俺に対するあの態度はないんじゃないか? あんな態度見せられたらモモンガさんがほかの守護者を信じられなくなっちゃうのも当然だよ。
だからこそ、俺は守護者連中がモモンガさんに対しては忠誠を誓ってるのを分からせたかった。
まぁその分、俺を含めた他のギルメンの評価は下がるという二次被害は出たが……居ない人の評価だし下がっても別によかろうなのだ。彼らも文句を言うまい。
俺に関して言えば、まぁ1対1で連中に負ける気もしないから、俺にムカついた守護者が反旗を翻しても大丈夫だろう。流石にナザリック全体で反旗を翻されたらちと厄介だが……ま、逃げるくらいは余裕だろう。ヴィクティムまで動員されたら……ま、まぁ勝てるだろう。
俺は強い、俺は強い、俺は強い……我! 不敗! 也! 我! 無敵! 也! 我……最強なり。よし、自己暗示終了。
まぁ俺のことは置いといて、モモンガさんが「忠誠を得ている実感」を持っていれば、ナザリック内で受けるストレスも半減して楽になると思う。
今は支配者ロールやるつもりみたいだが、完璧じゃなくても裏切られない、という実感さえ持てればモモンガさんだって精神に余裕ができて、他者に対する慈悲を大きく見せれるだろう。
その上で、モモンガさんがどういうスタンスで行動するのかはこれから相談してからだが……と、思ってたらモモンガさんが守護者たちに「お前たちから見ての私はどんな感じだ?」という質問を終えたみたいだ。
細部は覚えていないが、モモンガさんに対するリスペクト精神全開な感じだな。
俺がさっき言った嘘設定の「生命力を消費してまでユグドラシルに居てた」って話のおかげでひょっとしたらより忠誠度は高くなったかもしれん。
「では、オッさんに対して」
「あっと、タンマ。モモンガさん。それは聞きっこなしでお願いします。どうせ目の前で俺に対する本音は言えんでしょうし」
モモンガさんはさらに俺に対する守護者たちの評価も聞こうとしたが、それは止めておいた。
連中からすりゃモモンガさんは命を削ってまで自分たちの面倒を見続けてくれた恩人だが、俺なんかは自分の命惜しさに見捨てたと明言した相手だからな。
「そのようなことは!」
と、言うものもいるが演技はやめろってば。演技がうますぎるとモモンガさんが「自分に対する忠誠も演技では?」とか思い出しかねないんだからよ。
「俺に関してはどうでも良いとして、話が終わったならモモンガさん。ちょっと外に出ませんか?」
「え? ……まぁ、そうですね。オッさんとはちゃんとしっかり話をしないといけないと思いますし」
だから守護者に対しての対応は切り上げ、はやくモモンガさんに未来知識の伝授と今後の行動のすり合わせをしないとな。
未来知識に関しては書き置きで大雑把に書いたつもりだが、口頭であれやこれや質問と応答をしてた方が俺も何か思い出すかも知れないし。
しかし、俺とモモンガさんの間で話が決まったと思ったら、ここで思わぬインターセプト。
「お待ちください! 伴も付けずに外に出ては危険です!」
と、アルベドが。
声には出さぬが他の奴らも似た思いを持ってそうな顔だ。
「危険なんぞないわい。外に出る、と言ってもナザリックから離れるわけではない。仮に敵の襲撃があっても俺が返り討ちにしてくれるわ」
「ですが」
それに対しバッサリと言い捨ててみたがアルベドのやつそれでも引き下がらない。
いや、アルベドだけでなく全体の総意っぽい……あぁ、そういう。
「なるほど、俺がモモンガさんを害するのを警戒していたか」
これは頷ける話よな。こいつらにとってモモンガさんは失いたくない主であり、俺はこやつらを見捨てた存在。
こいつらにとっては、自分たちを徹底的に見捨てるためには俺がモモンガさんを亡き者にするのもありと思われたわけだ。
深読みしすぎだバカ。
が、それが起こるかどうかの結果は置いといて、こいつらの不安も一理ある。
そのようなことは! とか言い繕っているがさてどうしたものか?
「オッさん、そのように彼らをいじめないでください」
俺が信頼を受けてないのにショックを受けていたらモモンガさんのやつまで俺が悪いみたいに言い出しやがった。
なんてやつだこのハゲ。
植毛したろか。
その後、俺がブーたれているのを他所に、再びモモンガさんの名采配が走り、セバスとシャルティアがオトモとして付いてくる事となった。
オトモってレベルじゃねえけどな。
やれやれ、モモンガさんが変な方向性に暴走しないようにと思って行動してるだけなのに、なんでこう面倒な出来事が付随するのやら。
幸先悪いぜ。
主人公の作ったNPC。
まぁ原作の描写的に「ギルドポイントが高けりゃ作れるやつ多くなる」とのことなので、この作品では「42人目として一人増えた分のあまりポイント」で作ったってことで。
原作で「アインズ・ウール・ゴウンはギルドポイントの多可にかかわらずNPCを作れる上限の数だけ既に作ってて限界いっぱい、ギルドポイント増えてもこれ以上のNPCの配置は不可能です」とか言われ出したらどうしよう……怖い。
マスクくんの能力。
アニメでもやってたがソリュシャンの人間丸飲み。
WEBでも書籍でも「アイテムを溶かさずに収納できる」「シャルティアが激しく動かないという条件で人を入れたままでも歩ける」などから、そっち系に特化したスライムなら他人の外装としてまとわり付く事もできるんじゃないかな、と思いましたので。
味を感じれる云々、はフレーバーテキストの設定がどこまで生きるのか? という感じで。
スキルとか能力に関与しない「味覚を感じる」程度なら誤魔化しがきくんじゃないかなー、と思いましたので。
出来なかったら無駄設定ですね。
私がガンマン好きなんで。
守護者たちが主人公をどう思ってるのか?
どう思ってるのでしょう? 主人公の一人称モノですのでその辺りは全部主人公の主観で「こう思う」という表現しかできません。
主人公の実力。
地の文の節々から見えるように、命懸けの実戦経験が無いことに対する怯えこそあるけど「ゲームのないの能力を考えて」の戦闘能力にはえらい自信満々です。
自分では1対1でやれば「今の私ならワールドチャンピオンにだって勝てる!」とか言い出しそうです。というかゲーム時代は言ってました。
言うだけあってステ構成も割とガチでゴーレムの種族能力とモンク系のスキルをうまくマッチさせて、ゲーム中でも実際にかなり強かった、という設定です。
でもまぁそういう大言壮語の後は周りから「フカシこくな」とか煽られることもしばしば。