魔法少女リリカルなのはEX・S 過去にとらわれた転生者   作:レイレナード

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まず投稿の仕方からわからなくて困りました。

まだ最初の話なのであまり書くことはありませんが、結構ひどい過去を持つ人の転生です。

ではどうぞ。

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この話は。11月29日に書き直しました。

現在Episode23まで投稿していますが、その手前のEpisode22まで不満があるところを書き直していきます。

もしそのEpisode22までに題名に(改)と書かれていなければそこはまだ書き直していない話だということになります。

あ、Episode23からはついてなくても大丈夫です。

気が向いたら待っていてくれるとうれしいです。

では、どうぞ。


Episode0 プロローグ1・始まり(改)

 …気が付いたら真っ白な空間にいた。

 

 どういうことだ、さっき上から降ってきた鉄骨の下敷きになって死んだはずなのに。

 

 見たところ体に外傷はない。

 

 …どこだ?

 

 ふと気配を感じた気がした。

 

 振り向いてみるとそこには………女の子が土下座していた。

 

 ………なんだこの状況。

 

 「ごめんなさい!」

 

 「……は?」

 

 「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

 

  !? 何事!?

 

 「ちょっと待て! 謝る前にいろいろと説明してくれ!」

 

 正直少し……いやかなり怖いのでとっとと顔をあげてもらう。

 

 土下座状態から思っていたが幼女だ。どこからどう見ても巫女服みたいな服着た幼女だ。髪も瞳を白…いや、白銀だな。

 

 「うう、すみません。すぐ説明します」

 

 どうやら落ち着いたようだ。

 

 さてどんな説明が待っていることやら。

 

 「それでここはどこだ?」

 

 「えっと、ここは冥界と現界の間、正確には三途の川の向こうにある閻魔の裁判所の前にある私の寝室です」

 

 「………」

 

 「あ、あの何か言ってくれませんか?」

 

 「ああ、いきなり訳が分からなくなりかけたが何とか理解できた。まず確認したいんだがあんたは何だ?」

 

 「あ、はい、私はプリエル。人が神と呼ぶもの一人です」

 

 ………まあ、やっぱそうだよな。

 

 ということは

 

 「つまり俺はやっぱり死んでいて、これから閻魔に裁かれるわけか」

  

 「いえ、裁かれることはありません」

 

 は? どういうことだ?

 

 「その、あなたは転生する予定なんです」

 

 転生? ………普通はしないものだったのか。

 

 「はい。魂は人が生まれた時に自然発生するものですから、そんなにホイホイ転生させるわけにはいきません。普通は天に行ってしばらくしたら消滅します」

 

 じゃあ、俺は何で転生することになっているんだ?

 

 「………ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!」

 

 「やめろ」

 

 声を出して気付いたが、さっきからじゃべってないのに会話ができている。

 

 …心を読んでるのか?

 

 「あ、はい。すみません」

 

 いや、別にかまわない。別に困ることもない。

 

 それで、なんで俺は転生することになったんだ?

 

 「…その、私のミスが原因です」

 

 ミス?

 

 「はい、その…私、ちょっと用事があって現界に行ってたんですが、ちょっと転んでしまって、その時に神通力を無意識にはなっちゃったみたいで…」

 

 ふむ。

 

 「そのせいで鉄骨が落ちてしまって…」

 

 ふむ………ん?

 

 「…あなたの上に落ちました」

 

 「つまり何か? 俺はお前のせいで死んでしまったと?」

 

 「は、はい」

 

 「そして俺の人生を終わらせちゃった代わりにもう一度人生をやり直させてやると、そういうことか?」

 

 「私の知人(神)がそういうことにしました」

 

 ………身勝手だ。

 

 神様は人より人らしいとはよく言ったもんだな。

 

 「うう、ごめんなさい。私のせいでこんなことになってしまって」

 

 「ああ、それはまあいい。俺が死んで悲しむ人なんていないし、あの人生なんて死んでなくても終わっていたようなものだ」

 

 「………」

 

 「それで? 俺はどこに転生されるんだ? できれば同じ日本が良いが」

 

 「あ、それなんですが、さっきも言ったとおり、転生は本来できないものなんです。それをこの世界で勝手にやるわけにはいかないので、別の世界に転生することになります」

 

  ………は?

 

 「平行世界の一つですね。ほかの世界から魂が迷い込んでくることはたまにあって、それは止めようがないことなので、今回はそれを利用して転生させようってことになったんです」

 

 …無茶苦茶だ。

 

 「それで今回転生するのに一番適したところは、こっちの世界とほとんど変わらない世界です。地球もありますし、国とか文化とかも変わりありません」

 

 そんなことがあるものなのか。

 

 「もともと世界とは時間が進むにつれていくらでも分離していくものなんです。そちらでいう世界線というものです。これから送る世界もそうやってはるか昔に分かれていった"もしかしたらあったかもしれない"世界なんです」

 

 なるほど。世界の神秘を聞いた気がする。

 

 「それでですね、その世界は以前こちらの世界でアニメとして造られたのとほとんど同じ世界なんです」

 

 ………は?

 

 「そのアニメの名は"魔法少女リリカルなのは"です」

 

 ………

 

 「ええと………」

 

 「………ああすまん。あまりのことにフリーズしてた。それって俺が中学の時に映画になってたあれか?」

 

 「ええっと………はい、そうですね」

 

 なんでほかの世界のことがこっちの世界でアニメになるんだ?

 

 「それはまさに偶然ですね」

 

 偶然で片付けていいのか…?

 

 「まあもともと、あなたの世界は特殊でして、この世界で作られた物語は、かなり高い確率でほとんど同じ世界が実際にあったりするんです。どうしてそんなことになっているのかは正直なところ何もわかっていないんですけど。だから今はみんな偶然ということにしてるんです」

 

 それでいいのか神様………。

 

 「ついでに言うなら、アニメの世界で描かれる特殊な力なんてものも、実はあなたの世界の中に潜んでいたりするんですよ?」

 

 マジか。

 

 「はい。あなたもその力の一つがすでにあったりしますね。人が一番発現する可能性が高い力ですが、めったにあることじゃないんですよ?」

 

 そういわれてもそんな何か力があるなんて実感はないが。

 

 「早々気付くことではありませんよ。さて、それで話を戻しますが、その世界は普通にしてれば問題ないとも思うのですが、何かと危険な世界ではあります。そこで、転生するあなたの体にはリンカーコアを入れて魔法が使えるようにしました。後、デバイスとかレアスキルとかも与える予定です」

 

 なんだか随分凄いことになってきたな。

 

 そういえば、詳しくは知らんがあれも事件があるんだよな。それは終わってるのだろうか?

 

 「まだです。この世界は最近確認されたものなのですが、そんな記録はありませんでしたので。しかし、その世界にある魔法技術とかはアニメと完全に一緒でした」

 

 「なるほど、つまりアニメとしてやってたのはその世界の未来の予想、いや、予言のようなものであって、必ずしもアニメの通りになるとは限らないってことか」

 

 「そうなります」

 

 まあ、それならある意味助かる。

 

 何せリリカルなのはは暇なときに妹に付き合ってアニメを2・3話見ただけだったし、そもそも10年以上も前に見たものだ。ほとんど覚えていない。

 

 だけど、アニメの通りにならない可能性があるのなら、原作知識と食い違うことがあったりしたときに混乱して訳が分からなくなってしまうかもしれない。

 

 そうならないためにも、原作の知識なんか当てにせず、自分の判断で何とかしていったほうが良いだろう。

 

 「さて、それではレアスキルの説明をしますね」

 

 こちらの考えがまとまったのを見計らって話を進められた。

 

 「といっても私はあなたのレアスキルが何になるかはわかりません」

 

 「は? どういうことだ? そっちで設定するんじゃないのか?」

 

 「まあ私たち神は人の願いを後押しするのが本来の役割ですから、レアスキルみたいな特殊な力は本人の心の奥からくる思いが大きく影響するんです。だから、私たちにレアスキルの能力を決めることはできません。できるのはそのレアスキルを発現させることだけなんです」

 

 「だけどリンカーコアだったか? を入れることはできたじゃないか」

 

 「あれは体に関係するものですから。心に関係するレアスキルとは違います」

 

 ……正直よくわからないが、まあ、納得するしかないんだろう。

 

 「レアスキルの能力は転生後に確認してください。たぶんすぐに発現するはずですから。では、次にデバイスです」

 

 まあ、なのはといえばデバイスだよな。あの機械的な杖のおかげかSF魔法少女なんて言われていたし。

 

 「一応聞いておきますがデバイスの種類とか何か要望はありますか?」

 

 「いや、デバイスに種類なんかあったのか?」

 

 さっき言った通りあまり見ていないから細かい設定とかは知らないんだよな。というか無印の真相とかすら知らん。

 

 「まあいろいろありますよ。まず今の時代でいうなら魔導師が持つデバイスはインテリジェントデバイスとストレージデバイスがあります。インテリジェントのほうはAIが入っていて使い手を大きく補助してくれます。でも、AIが入っている分、使用者が弱いとデバイスに振り回されてしまうそうなので上級者向けなんだとか。ストレージはAIが入っていない分処理速度などが早いです。しかしAIは入っていないのでしっかりと魔法を勉強しておかないと使えません。言ってしまえば、術者の実力がダイレクトに反映されるデバイスですね」

 

 なるほど。確かになのはが戦ってるときはレイジング・ハートがかなり助けていたからな。ってまて、なのはってほぼ初めてでレイジング・ハートを使いこなしていたよな。上級者向けのデバイスでそれって………。

 

 「さらにその中でもベルカ式の魔法を使う騎士が持つ近接用のアームドデバイスなんてのもありますね。あと魔導師と融合する事で魔導師の能力を拡張するユニゾンデバイスなんていうのも。あと、今はまだありませんが、基礎フレームが完成したばかりの魔力射出・射出魔力制御の補助などを中心としたブーストデバイスなんかがあります」

 

 そんなにあったのか。でも、それなら、

 

「インテリジェントデバイスを希望する。上級者向けでも何でも、魔法を教えてくれる人がいないとどうしようもないからな。それ以外は、もう少し考えてから設定したいかな」

 

 「わかりました。それでは、転生してから1年以内に設定を考えてください。それまでなら私に連絡をとれるようにしておきますから」

 

 「わかった」

 

 「それと最後に、今回は別世界に魂を肉体に入れて放り出すみたいな感じの転生なので初めから家族がいない状態となります。体はさすがにその状態で赤ん坊からスタートさせるわけにはいかないので、こちらでの記憶をすべて残したままで5歳くらいになってます。戸籍や住民票など必要なものもはこちらで一式そろえておきますので安心してください。住む場所とかは一軒家を用意しています。大体18年分くらいの生活費も通帳に入れておくので、後で金額などを確認しておいてください」

 

 …5歳で一人暮らしって時点でかなり問題がある気がするが、まあ大丈夫だろう。

 

 一人は慣れてるし。

 

 1年間でデバイスなどの設定も終えて、そのまま小学校に入学か。精神的にかなりきつそうだな。

 

 「あ、もう1つありました。名前はどうしますか?」

 

 名前? 変えるのか?

 

 「同じ名前でもいいですが、新たな人生ですからね。生まれ変わるのに名前が一緒というのは変でしょう」

 

 それもそうか。

 

 ………だが、急に言われてもわからないな。考えたこともないし。

 

 「………せっかくだから、何か考えてくれないか?」

 

 「私がですか?」

 

 「ああ」

 

 正直あまりいい名前が思い浮かばないし、そもそも名前っていうのは親とかが「この子はこうなってほしい」って言ってつけるものだ。だから自分で自分のっていうのはなんだか違う気がする。

 

 「………変わっていますね。そんなことを気にする人なんてほとんどいないでしょうに」

 

 「そうか?」

 

 「はい。そもそも、今あなたに名前を付けようとしてるのは完全な赤の他人ですよ?」

 

 「そうでもないさ」

 

 「?」

 

 「お前はあの終わった人生を本当に終わらせてくれた恩人だし、俺を転生させるのだってお前なんだろ? ならお前は、俺をその世界に生む者。親のようなものだろう」

 

 「………本当に変わっていますね。あなたは」

 

 「…そうかもな」

 

 「………それでは、あなたの名前が決まりました。あなたの名前は優雨。億夜(おくや) 優雨(ゆう)です」

 

 …億夜、優雨。「優」しい「雨」、か。

 

 「気に入りませんか?」

 

 「いや、ありがとう。いい名前をもらったよ。でも苗字は一緒なんだな」

 

 「………」

 

 「? どうした?」

 

 「………あなたは、私を親のようなものだと言いましたが、前世の記憶を持って生まれる以上、あなたの親は、家族は、たとえ転生後だとしても、あなたが億夜 優音(おくや ゆうと)だった時と同じ家族ですよ」

 

 ………

 

 「だからと言って、引きずれと言っているわけではありません。あなたが私を親のようなものだと言ってくれるのなら、私もあなたの家族でありたいと思います」

 

 「………そう、か。そうだな。ありがとう」

 

 「いえ………。それでは今話さなくてはいけないことはこれで全部です。そのほかの細かいところは気になった時に私に聞いてください。では良き人生を」

 

 「………ああ。本当にありがとう。プリエル」

 

 俺に、罪を償う時間をくれて………

 

 「………すみません」

 

 

 そこでこの真っ白な空間の光が強くなってきた。

 

 あまりの眩しさに何も見えなくなり、思わず目をつむる。

 

 気が付くと足にさっきまでとは違った感触があった。

 

 目を開けるとそこはあの真っ白な空間でなく、代わりに知らないリビングだった。

 

 それに驚きつつ、状況を確認しようと歩いたときに体の不自然さに気が付いた。

 

 明らかに目線が低い。

 

 体を見ると手脚は短く体も小さい。リビングを出て洗面所らしきところを見つけた。

 

 体が小さいのでそこにあった椅子に立ち、そこにある鏡で自分を映すとそこには………5歳児がいた。もっとも記憶や性格は元の19歳のままなので顔つきや行動に子供っぽさがなく、少し不自然に思える。

 

 顔つきは普通だと思う。

 

 ここまできてようやく実感がわいてきた。

 

 ああ、俺は………

 

 「本当に転生したんだな」

 




とりあえずプロローグ1です。

「1」です。

まだ続きます。

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