ハイスクールD×D  オッドアイの銀猫   作:takubon

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 どうも!takubonです。今回の話からエクスカリバー編突入です。いつもの様に章の最初なので短めとなっております

 前話はDVDに関しての感想ありがとうございます!あのDVDはもはや兵器と言ってもいいだろう

 それでは、本編スタートです!

 エクス・・・カリバァァァァァ!!


月光校庭のエクスカリバー
電話と神様


「ふぅ・・・・・・」

 

 どーも、ただいま精神ダメージがやばい事になっているシルです。

 

 なぜそんな事になっている理由は勿論、先日の藍華が用意したあのDVDが原因です。

 

 まさか、撮影していたなんて・・・・・あの時は足が物凄く痺れててそんな事に気が付く余裕も無かったとはいえ、もし気が付いていればすぐにでもあれを破壊したのに・・・・・ッ!

 

 何も映っていないテレビから音だけ聞こえて来た時、一瞬で頭の中が『!』や『!?』や『くぁwせdrftgyふじこlp!?!?』で一杯になったし。おかげでまともに状況を理解する事も出来なかった。

 

 しかも・・・・・あの声は何さ! 僕ってあんな声出してたの!? あの時は藍華に痺れている足をツンツンされて思わず声を上げちゃったのは覚えてるけど、あれじゃぁまるで・・・・・・

 

「───ぁぁあああああああっ!?」

 

 手で顔を覆って床をゴロゴロと転げ回って悶えた。ちなみにこれは今回で七回目になる。

 

 

 

「すぅ・・・・・はぁー・・・・・よしッ」

 

 十分程悶えていたけど一先ず落ち着いた。うん、もうこの事については極力触れないようにしよう。あのDVDはもう破壊したんだし。皆もいずれ忘れるさ、きっと。

 

 ・・・・・いざとなれば頭に強い衝撃を与えて記憶を・・・・・ふふふっ。

 

 

────だがシルは知らない。実はシルがテレビごと破壊したあのDVDのオリジナルを藍華が密かに持っている事を。そして後にその存在を知った者達がそのコピーを求める事を───

 

 

 うん? 何だが寒気が・・・・・?

 

 プルルル、プルルル、プルルルッ!

 

「あ、電話電話っと」

 

 感じた寒気に首を傾げていると、家にある固定電話が鳴った。今日は平日なのでもう既に皆は学校へと行っているし、ティアは用事があって出ているので、家には今僕しかいない。すぐに電話の元まで行き、受話器を手に取る。

 

「はい、もしも『ヤッホー、シル兄!元気かー?元気だよなー!俺も元気だぜー!!』

 

 僕の言葉を遮って電話越しでも元気な様子が分かる位の大きな声でほぼ一方的にあいさつする声に、受話器を耳から遠ざける。毎度の事ながら、そんな電話の相手に思わず苦笑してしまう。

 

「久しぶり、そっちも相変わらずみたいだね」

 

『おう!ってかシル兄!最近こっちに来ねぇじゃんかぁー。チビ達も寂しがってるぞー』

 

「あはは、ごめんね。最近ちょっと色々とあってね。他の皆も元気なのかな?」

 

『元気だぜ!あ、シル兄!そういやぁ、メルとジャレットがな~・・・・・』

 

 

 それから数十分程ここ最近の出来事や皆の様子なんかを話し、皆も変わりなく元気そうで安心した。

 

 

『・・・・・それでな、その後ティナの奴が体重計に乗って叫んでたんだぜ!その時もう顔が真っ青になっててよぉ、クククッ。シル兄にも見せてやりたかったゴハッ!?』

 

 話している途中で鈍い音とドッシャーンという何かにぶつかった様な音が受話器から聞こえてきた。な、何が起きたの?

 

「も、もしもし? もしもーし?」

 

『あ、シルー?私、ティナよ、元気にしてた?』

 

 さっきまで話していた相手とは別の声、会話に出て来ていたティナの声が聞こえてきた。

 

「う、うん。こっちは元気だよ、ティナも元気そうだね」

 

『えぇ、私も元気よ』

 

「と、ところでジンはどうしたのかな?」

 

『なんだか気分が悪くなったって言ってどっか行っちゃったわ』

 

「さ、さっきまで元気が良かった気がしたんだけど・・・・・?」

 

『そういう事もあるのね~』

 

 ・・・・・とても優しい声なのになぜか背筋に冷たいものが走る。しかも会話の最中に僅かに呻き声が聞こえてくるんだけど・・・・・

 

「そ、そうなんだ。まぁ、そういう事もあるよね」

 

 ごめん、ジン。今のティナは僕でも怖いんだ。君の事は忘れないから・・・・・!(注 多分死んでません

 

『あ、そうそう。シルに伝えなきゃいけない事があるのよ』

 

 伝えたい事? 何だろう。ティナは一つ大きく溜息をついてその内容を話してくれた。

 

『実は二週間前に「あの馬鹿」がまた置手紙だけ残して勝手に出かけて行ったんだけど、まだ帰って来てないのよ』

 

 ティナから聞いた内容に思わず「あー、またか」という言葉が出てしまう。いつも気まぐれでふらりとどっかに行ってしまう「あの馬鹿」の顔が僕の脳裏に浮かぶ・・・・・なんだろう、思い浮かべるとイラッとくる様な顔しか浮かばない。今すぐ殴り飛ばしたい

 

『今回はいつもより長いから皆もちょっと心配してきてるの。まぁ、あの馬鹿の事だから無事だろうけど』

 

 結構しぶといからねぇ。なんていうんだろう・・・・・Gみたいな? 大抵の事があっても大丈夫そうなんだよね、殺しても甦りそうな。何とも妙な信頼だ。まぁ、それがあいつらしいんだけど。

 

「わかった、一応僕の方でも探してみるよ。ティナ、皆には心配しないように言っておいてくれる?」

 

『わかったわ。それとシル、そろそろこっちにも会いに来てよね。私も皆も会いたがってるから』

 

「了解、じゃぁまたね」

 

『えぇ・・・・・さぁてジン?ちょっとオハナシしましょうか★』

 

 電話を切る直前、何とも怖い発言が聞こえてきた様な・・・・・い、いや、僕は何も聞いてない。うん、そうしよう。

 

 

 あ、そういえば神様とも連絡とってなかったなぁ。ちょっと連絡しようっと現実逃避ー。魔法式、起動!

 

 prrr.prrrr.pi!

 

『ただいま留守にしております、ご用件のある方はおかけ直すか、ピーという電子音の後に、メッセージをお入れください───』

 

 あれ? 留守電だ。そういえばこの間の合宿の時も留守電だったな、神様忙しいのかな? まぁ、今回は一言留守電を入れておこうかな。

 

 piー!

 

「神様、シルです。えっと、特になにという訳じゃないんですけど、神様の様子が気になって連絡させてもらいました。お元気ですか? またお仕事のし過ぎで疲れが溜まっていませんか? くれぐれも無理はしないでくださいね。辛い時はいつでも連絡下さい。僕はいつも話を聞いたりする事くらいしか出来ませんが、少しでも何か出来るなら神様の力になりたいです。あ、それと、お酒も飲みすぎちゃいけませんよ。お酒はほどほどに、です。また連絡します、では」

 

 pi!

 

 っと、一言のつもりがちょっと長くなっちゃった。でも、今まで神様には数えきれないくらい色々と助けてもらったしね。恩を返せるとは思ってないけど、それでも僕が神様に何かしてあげられるならしたいし。

 

 ・・・・・・正直、神様から聞く(腐)女神様達の要求はちょっとあれだけど。あの人達に大分苦労してるみたいだからなぁ。あの女神様達の事も何とかしてあげたいんだけどね。なんというか、あの辺はまさに人知の及ばない領域だからなぁ・・・・・。

 

「っと、そろそろ買い物行かなきゃ」

 

 時計を見て思い出した僕はお財布とエコバックと認識阻害の魔法がちゃんとかかっているかどうかをチェックし、戸締りを確認していつもの様に買い物に出た。今日はミンチが安くなってる日だから、夕飯は餃子かハンバーグにしようかなぁ。

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

 

 

 

「ただいま、と言ってもまだ誰もいないけど」

 

 一時間程して買い物から帰り、買った物を冷蔵庫に入れていく。ちなみにこの冷蔵庫、僕特製の物で僕の異空間倉庫の能力を使っているのです(三話参照)だから冷蔵庫なのに熱々の物を入れて置いたり出来るから「冷」蔵庫とは言えない代物だね。

 

 今日は白菜も安かったからやっぱり餃子にします。羽根付きとか作ってみようかな。

 

「ん、通信だ」

 

 丁度買って来た物を全部冷蔵庫に入れ終えた所で魔法を使った通信が入って来た。相手は・・・・・あ、神様からだ。留守電を聞いてかけ返してくれたのかな。そう思った僕はすぐに通信を繋いだ。

 

「もしもし、神様ですか?」

 

『・・・・・あー、俺は神だけどお前が言う神様じゃねぇな』

 

 しかし聞こえてきたのは神様の声ではなく、聞いた事が無い声だった。俺って言ってるけど声から判断して女の人だと思う、多分。というか今神って言ったよね?

 

「え、えっと、どちら様ですか?」

 

『あぁ、わりぃわりぃ。俺はお前が言う神様の同僚の神だ』

 

「あ、そうなんですか」

 

 何だか同僚の神様ってすごい言葉だね。でも、その神様の同僚の神様がどうしたんだろう?

 

「えっと、それでどうかしたんですか?」

 

『おっと、そうだった。えっと、今更だがお前がシルって奴で合ってるんだよな?』

 

「あ、はいそうです。僕がシルです」

 

『・・・・・成程、噂通りだな』

 

「はい?」

 

『あ、いや何でもない。んんっ!それでお前に聞きたい事があるんだが、お前の神様と最後に話したのはいつだ?』

 

 何でそんな事を聞くんだろうという疑問は一旦飲み込んだ。えっと、最後に話したのは確か・・・・・そうだ、バイサーの一件の後に僕の夢の中で会った時だ。その事を伝えると少しの間会話の相手の神様は何やら唸り始めた。

 

 一体神様がどうしたのか、と聞いてみれば驚く回答が返って来た。

 

 

 

 

 

 

『実はな、お前が最後にあいつと会ってから少ししたくらいからあいつ行方不明なんだよ』

 




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