皆さん、良いお年を!(´▽`*)/
昼休み、藍華達は教室で机を引っ付けて昼食を食べていた。
「へぇ、じゃぁそれってアーシアさん達の手作りなのね」
「とっても美味しそう~」
同じクラスの村山(むらやま)と片瀬(かたせ)がアーシアと夕麻のお弁当を見て感想を述べる。アーシアは嬉しそうにはにかみ、夕麻は微笑んだ
それだけでホント絵になるわねぇ、この二人は。と向かい側に座る藍華は思っていた
「ありがとうございます!」
「ふふっ、良かったら食べてみて。今回のはちょっと自信作なの」
「ホント!? じゃぁ御一つ・・・・・・んんっ! 美味しい~!」
「うん! あ、じゃあ藍華のお弁当も自作なの?」
「うっ、い、いや私は・・・・・」
村山からの問いかけに藍華が詰まっていると、夕麻はクスリと笑う。
「ふふっ、朝がすごく弱いのよ藍華は、ねぇ?」
訂正、これはからかう様な悪戯の笑みを浮かべていた。それを聞いた村山と片瀬は「あー」と言う何かを思い出したような表情に。
「そう言えば藍華って朝かなり弱かったよね」
「そうそう。ほら、修学旅行の時も中々起きなかったし」
「桐生さん、今朝中々起きてきませんでしたね」
「それに、起きても寝ぼけてフラフラだったものね~」
「しょ、しょうがないでしょっ。昔から朝は弱いのよ」
皆から言われ、藍華は少し不貞腐れた様にそっぽを向く。
「あれ?何で二人とも今朝の事を知ってるの?」
先ほどの発言に疑問を抱いた村山がそう尋ねる。その疑問に対し、藍華達の脳裏に昨日の事が過った。
◇◆◇昨日◇◆◇
「・・・・・では、すみませんが僕が留守の間、皆の事をよろしくお願いします」
「あら、全然気にしないでいいのよシルちゃん。寧ろ頼ってくれてうれしいわぁ」
シルの家の地下、少し広めの部屋にシルと藍華、藍華のお母さんとこの家に住むアーシア達が集まっていた。
「それで? 帰りはどれくらいになるのよシル」
藍華が尋ねると、シルは少し困ったような表情のまま数秒考え込む。
「う~ん、今回はちょっと特殊な用事だからね、ちょっと分からないけど・・・・・・最低でも一週間以上はかかるかな」
「ふ~ん・・・・・」
「な、なに?」
シルの返答に藍華はジト目になると、シルは若干たじろいだ。しかしそれは、藍華の続く言葉により変わった。
「ねぇ、シル。また何年も返って来ないって事は・・・・・ないわよね」
ジト目から少し伏目がちになりながら問われ、シルは目を見開く。その後、優しい笑みを浮かべ藍華の頭にポンッと手を置き、そのまま撫でた。
「大丈夫、もうそんな事はないから。約束するよ」
「ぁっ、ぅ・・・・・・」
至近距離でシルの微笑を受けながら撫でられる藍華は、顔に熱が集まっていくのが自分でもよく分かる程だった。
パシャ!パシャ!パシャ!パシャ!
「ん?」「っ!」
若干二人の世界に入り込んでいた所へ、聞きなれた音が鳴った。
「いいわいいわ!二人とも!とってもいい感じよ!」
「あっ、うちらの事は気にしないでくださいっす!どうぞそのまま続けちゃってくださいな!」
見れば、若干興奮気味の二人のカメラマンが絶え間なくシャッターを切っていた。一体どこからカメラを? とは考えてはダメだろう。
「お、おかしいわね~、ちょっと暑いわ私。カラワーナ、ここって暖房入ってたかしら?」
「いや、そもそもこの部屋にはそんなものは無いぞ・・・というより私は今、何故か淹れたてのコーヒーが欲しくなっているのだが」
夕麻は暑そうに手をパタパタと扇いでおり、カラワーナは首をかしげている。
「うぅ~、いいにゃぁ、いいにゃぁ。藍華ちんいいにゃぁ」
「あぅぅ、わ、私も桐生さんが羨ましいですぅ」
「・・・・・ズルいです、藍華先輩」
黒歌達は羨望の眼差しを撫でられている藍華に向けていた。皆の存在を忘れていた藍華はポンッと音を立てて一気に真っ赤になった。そして藍華が次に取った行動はというと・・・・・。
「そ、そのカメラをよこしなさぁぁぁい!!」
それからひと騒ぎあった後、当初の目的であったシルを送り出す事になったが、藍華の顔はまだ若干赤いままだった。
あの後、アーシア達も藍華と同じように頭を撫でられ嬉しそうに緩んだ表情になっており、それとは対照的に床に手をついている藍華のお母さんとミッテルトは悲壮感が漂っていた。そのすぐ傍には無残な姿になったメモリーカードが散らばっている事を見れば、説明はいらないだろう。
皆はシルから離れた位置に立っており、シルの足元には光り輝く魔法陣が展開されている。
「それじゃぁ皆、行ってきます」
『行ってらっしゃい』
「お土産期待してるっす」
「・・・・・ぜ、善処します」
若干言葉に詰まりながらも、シルは魔法陣の光と共に転移して行った。
見送りも済んだ後、部屋に戻る途中で、黒歌が思い出したようにぽつりと漏らした。
「そう言えばあの転移魔法陣、かなりの長距離用のだったけど・・・・・シルは一体どこに転移して行ったのかにゃ?」
◇◆◇◆◇◆◇
「藍華どうしたの? 顔赤いよ?」
「べ、別になんでもないから」
藍華は誤魔化すように、そして自身の熱を冷ますように水筒の中身を呷った。
「まぁ、ちょっとした訳があって家に藍華とそのお母さんも一緒に住んでいるのよ」
「このお弁当も桐生さんのお母様に教えてもらいながら作ったんです」
「へぇ~」
「そうだったんだ」
二人の説明に片瀬と村山は納得の声を上げた。
「おーい!藍華ちん、アーシア、夕麻、ついでに変態君~。そろそろ部室に行く時間だけどもう食べ終わったかにゃぁ~?」
「名前じゃない!? しかも俺はついでですか!」
教室のドアを開け、声をかけるのは三年の黒歌だった。その横には白音とミッテルトの姿も見える。同じく教室で昼食を取っていたイッセーは声を上げて立ち上がった。そして何故かは知らないが、イッセーの近くにいる松田と元浜が床に手をついて悲壮感を漂わせていた。まぁ、どうせ下らない事だろうから別に無視で良い。
「あっ、りょーかいです。二人は食べ終わった?」
「あっ、はい。私は大丈夫です」
「私も丁度食べ終わったから大丈夫」
「ん、じゃぁ行きますか。そういう訳だから、また後で~」
「これからリアス先輩達と今度の球技大会の練習かぁ、いいなぁ」
「あのリアス先輩と一緒なんて羨ましいわねぇ」
羨ましがっている片瀬と村山に別れを告げ、藍華達は席を立ち黒歌達の元へ向かう。
「ほら兵藤ー、じゃなくって変態ー。さっさと行くわよー」
「態々言い直した!?」
◇◆◇◆◇◆◇
数日後、球技大会当日となった。クラス対抗戦の部は終わり、部活対抗戦の部。そこでオカルト研究部の一同、いや、イッセーはというと・・・・・。
「狙えぇぇぇ! 兵藤を潰せぇぇぇぇぇ!!」
「お願い! 兵藤を倒して!リアスお姉さまの為に!」
「そして朱乃お姉さまの為に!」
「黒歌先輩を魔の手から救うんだ!」
「奴を殺せぇぇぇぇ! 死ねぇぇぇぇぇ!!」
「イッセー!! お前はここで終われぇぇぇ!!」
「ロリコンは俺だけで十分じゃぁぁぁぁぁ!!」
対戦相手、そしてギャラリーからも集中砲火を受けていた。部活対抗の演目はドッチボール。ボールは何故か執拗にイッセーに集中しており、イッセーは必死に避け続けている。理由はとっても単純な話だった。
リアス────駒王学園のお姉さま。大人気のアイドル的存在。当てられない。
朱乃────リアスと同じく駒王学園のお姉さま。当てられない。
黒歌────学園ナンバースリーの人気を誇る。当てられない。
アーシア───二年生ナンバーワンの癒し系金髪美少女。可愛そう、危ないからという全員の共通の認識で事で外野にいる。
夕麻───同じく二年生の清楚系黒髪美少女。当てられない。
藍華───オカルト研究部に入れたのは謎だが、誰かさんの様に恨む事はなし。アーシアと同じく外野にいる為当てられない。もっと情報kwsk。
白音───学園のマスコット的存在。当てたらかわいそう。寧ろ当たってあげたい。
ミッテルト───白音と同じく最近マスコット的な存在に。当てられない。
木場───全男子の敵だが、当てられたら女子に恨まれる。当てられない。
イッセー───なぜか美男美女達ばかりのオカルト研究部にいるのか分からない。当てても問題なし、と言うか当てるべき。畜生! あいつを狙え! ヘッドショットだ! 慈悲は無い! 野獣を倒せ!!
究極の消去法だった。故に全校生徒からその想いを一心に受けているのである。
「皆! イッセーにボールが集中しているわ! 戦術的には『犠牲(サクリファイス)』って所ね!頑張ってねイッセー!」
「クソォォォォ! こうなりゃ意地でも全部避けきってやる!!」
イッセーが必死になって避け続けている中、外野にいる藍華が敵の内野の選手達に何やら耳打ちをしていた。その数秒後・・・・・。
『許すまじぃぃぃぃぃぃ! 兵藤ォォォォォォォ!!!』
「ふぁ!?」
相手の内野陣の選手が天に向かって吠える。そしてかれらから発せられるプレッシャーが倍に増加した。それだけでなく、イッセーに投げられるボールの速さもキレも、そしてボールに乗せられる殺意の波動も激増した。
「お、おい桐生!? お前一体何言ったんだよ!?」
「ん? 特別何かって訳じゃないわよ?」
「そんなニヤリと笑ってて説得力皆無だわッ!!」
「おのれ、おのれ兵藤ぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
「くたばりやがれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「こん畜生がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「本当に何言ったんだよ!? 血涙流してんぞ!?」
イッセーが避け続ける中、1人の剛腕な野球少年が木場に標準を定めた。
「クソォ! 女子に恨まれても良い! イケメンめぇぇぇ!!」
イケメンに対する憎悪が大きかったのか、女子からのブーイングの中、イッセーでなく木場に向かってボールを撃ち出した。
「……」
何故か木場はボーッとしており、避ける素振りを見せない。
「何やってんだ木場!」
そんな木場の元へイッセーが庇う様に前へ出た
「・・・・・あ、イッセー君」
呆けた声を出す木場を背に、イッセーは向かって来るボールを受け止めようとしたが、まるでフォークボールの様に急激に降下して丁度イッセーの下腹部辺りへ行き・・・・・・。
ドバンッ!!
「!?───~~~ッッ!?!?」
「うわぁ、兵藤のボールにボールが直撃」
「? 桐生さん、イッセーさんはボールを持っているんですか?」
「えぇ、兵藤だけじゃなくって男ならだれでも二つ持ってるわよ」
「そ、そうだったんですか。桐生さんは物知りですね」
直撃したイッセーは声にならない悲鳴を上げ、直撃した箇所を抑えたままその場に倒れ込んでしまった。外野で藍華がアーシアに教授している間に、同じ内野の部員達がイッセーに駆け寄る
「大丈夫イッセー!」
「ぶ、部長。た、玉が・・・・・」
「ボールならあるわ! よくやったわイッセー 後は私達に任せておいて!」
「そ、そっちじゃ、ない、です・・・・・」
「さぁ、皆!イッセーの弔い合戦よ!」
『はい!』
死んだ事になっているイッセーを置いて、リアスの気合の入った声が響く
そしてその数分後
『オカルト研究部の勝利です!』
ちなみに試合後、人目に付かない場所でイッセーの患部の近くの腰の辺りをアーシアの神器で癒してもらったとさ。
◇◆◇◆◇
大会も終わり、片付けもほぼ終わった頃。外はすっかり雨模様となっていた
パンッ!
雨音に混じって乾いた音が響く。その音の発生源は木場の頬からだった
「どう?少しは目が覚めたかしら?」
木場の頬を叩いたリアスが怒りを込めた音色で木場に問うが、叩かれた木場は何故か無表情で無言。いつもの木場とは違った様子に、オカルト研究部の面々は戸惑いを覚えていた
と、木場は突如何時ものニコニコ笑顔になる。が、それはどこか寒々としたものを感じさせるものだった
「…もういいですか?球技大会も終わりましたし、練習もないのでもう何もないですよね?今日の部活動は少し疲れたので夜の方も休ませてください。今日は申し訳ありませんでした、どうにも調子が悪かったみたいです。僕はこれで失礼します」
「ちょ、ちょっと祐斗!話はまだ終わってないわよ!」
「お、おい木場!」
バタンッ
木場はリアス達の制止の言葉も聞かずに、そのまま部室を出て行ってしまった
「・・・ねぇ、兵藤。木場君、一体どうしたのよ。何か最近らしくないけど。木場君と同じクラスの子達もよく木場君が物思いに更けているのを見るって聞くし」
「あぁ、それがな・・・」
イッセーの話によると藍華達が部活を休んだ日、旧校舎は清掃する為に仕えなかった為、イッセーの家を代わりに利用させてもらっていたとの事
その時、イッセーの母親が持ってきたイッセーのアルバムをみんなで楽しそうに見ていた時、木場がある写真を見て表情を一変させたそうだ
「で、何が映ってたのよ、その写真には」
「いや、特になにって訳じゃねぇぞ?昔近所に住んでた奴と一緒に映ってるってくらいだし・・・あっ、そう言えば」
イッセーは思い出したように手をポンと着く
「木場がその写真を見た時に、そこに映っている物を見て言ってたんだ。これは『聖剣』だって。その時の木場の目がすごく冷たかったな」
◇◆◇◆◇
土砂降りの雨の中、傘もささずに木場はあてもなくただ歩いていた
思い出すは先程の行為。自分を救ってくれた主であるリアスに対し始めて反抗してしまった
だが、自分には何よりも大切な事がある。そんな基本的な事を学園生活を送っている間に蔑ろにしてしまっていた
仲間も出来た、生活を得た、名前も与えられた
けれど、本当は僕にはそれらを得る資格なんてない。復讐の為に僕は生きているのだから。僕が幸せを願う事なんてあっちゃいけないんだ
パシャン
雨音とは違った水の音を耳が捉える。見れば、僕の少し前の路地の入口に人が倒れていた。その恰好にはよく見覚えがあった。いや、ありすぎた
「神父・・・」
ポツリと出た言葉に自分でも分かるくらいの憎悪が籠っていた。神父の近くには十字架が転がっている。憎き神の元に仕えし者
エクソシストならば牽制、あるいは始末しても構わないだろうと思っていた時、異常な気配をその近くから感じた
「ッ!誰だ!」
僕は瞬時に自身の神器で手に剣を作り出して構え、路地の入口を睨みつける
「あーらら、ばれちゃいましたか。流石悪魔君だ」
路地の陰から出て来たのは倒れている聖職者と同じ格好、神父。同い年程の白髪の青年はふざけた口調でこちらに顔を向ける
「…こんな所へ何の用かな?ここが魔王の管理する土地だと知って入って来たのかい。悪いけど、今の僕は至極機嫌が悪くてね」
「んー、まぁそうっすねー。知ってて入って来ちゃってますけどぉ?それと機嫌が悪い事については俺っちの知った事じゃないんすけどねぇ」
殺気と怒気を含んだ口調で言ってみるが、目の前の神父はふざけた口調のままだった。全く、神父っていうだけで憎いのに、余計に腹が立つよ
斬りかかろうと剣を持つ手に力を込めた時、彼の背中、その背中から覗かせている剣から発する聖なるオーラを感じ取った
「ッッ!その剣、そのオーラは!」
忘れもしない、誰が忘れるものか!
「ん?知っちゃってる感じっすか?ご名答!これが最強にしてあの有名な聖剣、エクスカリバーっすよ」
「ッ!」
────僕はエクスカリバーを許さない。
◇◆◇◆◇
「ほわぁぁぁぁぁぁ!?」
「はっはっはー!走れ走れ!じゃないと捕まっちまうぞぉー」
「わ、分かってますよぉぉぉぉ!」
どうも皆さん、シルです。突然ですが、現在僕はミノタウロスに追われる某兎少年の様に死ぬ気で走っています!でも速さは段違いで、音が遅れてやって来るくらいの速さだよ!
「あっ、その角左な」
「おぉっと!?」
無理やり方向転換をして何とか曲がる事に成功。この人、いやこの神様、さっきからギリギリで言うからひやひやするんだよね!
僕の隣を比較的余裕そうに走っているのは比較的露出度の高い動きやすそうな服装に身を包んだ女性。この神物が神様の同僚の神様、リュウさん(本人からそう呼べと言われた)
そして僕達が何故こんなに走っているか、それは後ろにいるーーー
『待ってぇぇぇぇ!!シルきゅぅぅぅぅん♡』
物凄い数の女神様達から逃げているからです!!
「はははっ、人気者だな。しかも全員が女神ときたもんだ、そんな奴今までお前くらいじゃないか?良かったな(棒)」
「いや、絶対そんな事思ってないでしょ!?棒読みになってますよ!!」
『シルきゅぅぅぅぅぅん!!』
と言うか怖いです!皆笑顔なんだけど、何か目が怖い!まるで獲物を狙う肉食獣の様だよ!僕の本能が捕まったらヤバいって警報を鳴らしてます!
ちなみにさっきから僕とリュウさんが逃げている場所はまるで迷宮の様に入り組んだ場所。ここはリュウさんや神様達の世界。あの世、または神界と呼ばれる場所。僕が最初に神様と出会った世界です
あの日、神様がいなくなったという知らせを受けた僕は、リュウさんに僕も一緒に神様を探す手伝いをしたいと願い出た
結果、その願いは叶う事となった。そして、僕がいない間家の事が心配な為藍華と藍華のお母さんに皆の事を頼んだんだ。料理は白音はそこそこ出来るけど、最近人数が増えたから流石に白音だけじゃぁ大変だしね。他にも僕がいない間掃除とか洗濯とか色々と心配だったから、快く承諾してくれた藍華のお母さんには感謝だ
そしてリュウさんから教えてもらった神界への転移魔法を教えてもらい、藍華達に見送られ一旦月まで転移した後、ここへ来てリュウさんに会い、一緒に神様を探し始めたんだけど・・・
途中、すれ違った女神さんが僕の事を見つめる事数秒。その女神様がどこかへ連絡を取ったと思ったら大勢の女神様達に追われる事となった。正直自分自身言ってて意味が分からないー(白目)
「まぁ、お前の噂は色々聞いてたが、まさかここまでとはなぁ。どうりでここへ来る事も許可されたのかぁ。いやぁ、納得納得」
「なに呑気な事言ってるんですか!?というか僕の噂って何ですか?」
「『銀髪猫耳オッドアイボクっ子しっかり者のお姉さん系かと思いきや、実は甘えたがりというのを隠していてふとした時に見せる年相応の笑顔マジ萌え女神殺しのシルきゅん』って言うのが一番有名だな」
「何それ!?」
その長い名称は僕なんですか!?というかもうそれ文章だよ!
『シルきゅぅぅぅぅぅぅぅん♡♡』
あぁ、もう!まだ追って来・・・ふ、増えてるぅぅぅ!?さっきより明らかに増えてるよ!?
「おーおー、さっきの倍くらい増えてるんじゃぁねぇか?スゲェなぁお前」
「だから呑気な事言ってないで何とかしてくださいよ!?捕まったらヤバいって僕の本能が警報鳴らしまくっているんですから!!」
「いや、別に捕まっても・・・・・・た、多分大丈夫だろう(震え声)」
「声が震えてますよ!?あと目を逸らさないでください!」
「大丈夫だ、命の危険はないはずだから。命は」
「そこだけ保障されても安心できませんよ!?それ以外はどうなんですか!!」
「聞きたいか?」
「ごめんなさいやっぱりいいです。というか知りたくないです」
『シルきゅぅぅぅぅん!!!』
ふぇぇぇぇぇ!お家帰りたいよぉぉぉぉ!
「神様ぁぁぁぁ!どこですかぁぁぁぁ!?」
僕の叫びが木霊する。こういう時、人はこう言う
ど う し て こ う な っ た !
おまけ♪
とある人物の日記から抜粋
○がつ○にち はれ
きょうも、しるといっしょにいっぱいあそんだ。
しるはもふもふでふわふわしててとってもかわいいの!
しるはあたまをなでてあげるとうれしそうになくの
わたしはそれがうれしくて、きょうはおかあさんによばれるまでずっとしるをなでてたよ
ねるときもしるといっしょ。だってずっといしょにいたいもん
それはわたしがしるのことがだいすきだから!えへへ
きょうはこれでおしまい。つづきはまたあした。あしたもおこしてね、しる
読んでいただきありがとうございます!皆さん、良いお年を!