ハイスクールD×D  オッドアイの銀猫   作:takubon

28 / 32
 お久しぶりです。見てくれている人がいる事を祈って投稿。届け・・・!(ポチッ
 それとUA100000超えありがとうございます!m(_ _)m



エクソシストと聖剣

 

「カラオケかぁ」

 

「久々に行かねぇ?」

 

「駅前なら挿入歌はおろか、キャラソンまでフォローしているぞ」

 

 休み時間、松田と元浜からカラオケに誘われた。そういえばここしばらくこいつらとどっかに遊びに行ったりしてなかったなぁ。何かと忙しかったしな、主に悪魔関連で

 

「挿入がなんだってぇ?」

 

「「「おわっ!?」」」

 

 会話している俺達の元へ突然桐生が現れた

 

「やだやだぁ、朝からまたエロトーク?」

 

「失敬な!俺達はカラオケ行こうって話してただけだ」

 

 ニヤニヤとした表情でそう言って来る桐生。俺達だっていつもエロトークばかりしてる訳じゃ・・・ふゅ、ふゅーふゅー

 

 元浜の言葉に桐生は眼鏡を光らせた

 

「カラオケ!良いじゃん、私も行こうかなぁ。ね、二人とも?」

 

「はい、行きたいです」

 

「行った事が無いから、私も興味があるわね。ミッテルト達も一緒に誘ってみようかしら?」

 

「「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!?」」

 

 問いかける桐生の後ろにいたアーシアと夕麻ちゃんが肯定的な返答が返って来た。松田と元浜が俺でもちょっと引くくらい興奮した様子で驚いている

 

「我がクラスの美少女二人が来るだって!?」

 

「うおぉぉぉぉ!アーシアちゃんと夕麻ちゃん!この二人が来るだけでもテンション上がるというのに、更にミッテルトちゃんも加わったらもう言う事なしじゃないか!!」

 

「悪かったわね、私も一緒で!」

 

 叫ぶ元浜に、涙を流す松田。よほど女子とのこういう機会に飢えているんだな・・・まぁ、俺も少し前までそうだったけど。環境で言えばハーレム状態だし。木場?イケメンは数には入れん!

 桐生に頭を叩かれた松田がふっ、と鼻で笑う。何だ、とうとうMにも目覚めたのか?

 

「・・・なんか今失礼な事を思われていたような・・・コホン。桐生、お前は所詮アーシアちゃん達のオプションにすぎんのだよ。眼鏡属性は元浜で間に合っているがまぁ、良いだろう」

 

「何よ、エロ坊主その態度は?それにそこの変態眼鏡と一緒にしないで、属性が穢れるわ」

 

 不機嫌そうに眉根を寄せる桐生。あと松田、お前シルさんの前でそれ言ったらどうなっても知らねぇぞ。魔王様達の遥か上を行くシルさんを相手にしたら、俺より酷い事になるぞ?俺ですら合宿で何度も死にかけて、死にかけて・・・・・蒼いドラゴンが、火の玉が追いかけて来る。逃げても逃げても追って来る。逃げられない、逃げられナイ、ニゲラレナイ、ニゲラレナイ。アァ、シカイガアオニソマル・・・――

 

「こいつめ!元浜の眼鏡は女子の体のサイズを数値化出来る特殊能力を持っているんだぞ!」

 

「ふっ、俺の眼鏡にかかれば、雑誌でも数値化出来るのだよ」

 

 ――ハッ!お、俺は今何を。なんだか滅茶苦茶嫌な事を思い出していたような・・・やめよう、これ以上考えるのは。って、いかんっ

 

「--ダメだ元浜。お前のそれは桐生のものに勝てない」

 

「「!?」

 

 俺がそう言うと二人は振り返って驚愕の表情を向けて来る

 

「な、なにを言うんだ、イッセー?お前だって知ってるだろう?元浜の素晴らしいこの能力の事を!」

 

「あぁ、勿論知ってるさ。俺だって長い事近くでそれを見てきたんだ」

 

 震える声で言葉を発する松田に俺はすぐに肯定の言葉を返す

 

「な、なら何故そんな事を言うのだイッセー!」

 

「それは・・・」

 

 言ってもいいのだろうか?これを言ったら最後、エロメガネの代名詞である元浜の能力は本当はどんなものなのかというのを知ってしまう事になってしまう。そんな事になったら元浜は、元浜はっ・・・!

 

「・・・ダメだ、俺の口からは言えないっ」

 

 二人から顔を反らして俺は拳を握りしめる

 

「な、何故なんだイッセー!?」

 

「友である俺達に言えないのか!?」

 

「友だからこそなんだよ!」

 

「「!?」」

 

 そんなやり取りをしている俺達の元へ、桐生が割り込んできた

 

「じゃぁ兵藤が言えないんなら、私が言うわ」

 

 松田と元浜の肩に手を置いた桐生がにやりと悪魔の様な笑みを浮かべる。悪魔は俺だけど

 

「って!止せ、桐生!!」

 

 俺が止めるも遅く、桐生は二人の耳元で何かを呟いた

 

 ピキリッ

 

「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

「元浜ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 その直後、元浜は吐血した様に呻き、床に倒れ込んだ。俺はすぐさま元浜の上半身を抱え起こす。元浜の自慢の眼鏡は罅が入っていた

 

「しっかりしろ元浜!」

 

「い、イッセー・・・」

 

 近くにいてようやく聞き取れるくらいのか細い声。眼鏡に罅も入っている事から相当なダメージな様だ

 

「俺の、俺の唯一無二の能力は、劣化版だったんだ。ふふっ、なんて無様何だろうな・・・」

 

 くっ、やはり元浜には酷だったようだ!俺がもっと早く止められていれば・・・!

 

「すまねぇ、元浜。俺がお前を推したばかりにっ!」

 

 松田は自分の行いを悔いるように地面に膝を着いた。お前だけのせいじゃねぇんだ松田

 

 そこへ桐生が更なる追撃の言葉を口にする

 

「あぁそれと、あんた達がメモしてたこの学校の女子のスリーサイズが書かれた「マル秘帳」の内容だけど、あれ結構間違ってるから」

 

「「「なにぃ!?」」」

 

 俺達は二重の意味で驚きの声を上げる。何であれの事を桐生が知ってるんだ!あとそれが間違っているだと!?

 

「ば、馬鹿な事を!あれは我々が苦心して取ったデータだぞ!?間違っているはずがない!」

 

「そうだ!いくら何でも元浜のスカウターで調べた数値が間違っている事なんで事はありえない!」

 

 二人が揃って抗議の声を上げる。正直俺も信じられない。いくら桐生の劣化版とはいえ、元浜の能力は確かなもののはずだ・・・が、二人のように強く否定できない自分がいる事も確かだ

 

 詰め寄る二人に桐生の眼鏡がキラリとひかり、不敵な笑みと共に最後の言葉を口にした

 

「あんたの眼鏡で見たのは『服越し』ででしょ?私は『直接』見るだけじゃなくて触る事も出来るのよ」

 

 ピシャーンと、二人は雷に打たれた様な衝撃を受ける二人。崩れ落ちた二人は、まるで魂の抜けた抜け殻の様になっている

 

「お、おれのスカウターは、スカウター(笑)?フハ、ハハハ…」

 

「俺達がやってきた事は、無意味だったのか・・・」

 

 今の打ちひしがれている二人に俺はかける言葉が見つからない・・・というか声をかけるにも、二人に近づく恐ろしい目をした女子達がいるから無理だな

 

 二人とも、骨は拾ってやるからなッ!

 

 いつの間にかいなくなっていたアーシア達に続いて俺もその場からとんずらした。その数秒後、遠くから断末魔が響いて来たのを俺は聞こえないものとした

 

 そう言えば桐生に何で松田達みたいに意気消沈してないのかって聞かれたけど・・・なんでだ?ちょっと前の俺だったら絶対にあいつ等みたいになってたろうけど。思い当る節は・・・うぅーん?

 

 自分に対する疑問が残った日・・・そして思いもよらない人物に十年振りに再開した日だった

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 

 放課後の駒王学園生徒会室。ここに生徒会長と副会長のソーナ、椿。そしてリアス、朱乃の四人の人物達が集まっていた。両者がソファーに向かい合う形で座る中、椿が口を開く

  

「今朝、教会の関係者が接触してきました」

 

「まぁ・・・!」

 

 椿の報告に朱乃が口に手を当てて目を見開く 

 

「この町に入って来るのは久しぶりね。ソーナ、その二人の目的は分かるかしら?」

 

「えぇ。彼女等の目的はこの町の管理をしている悪魔、つまりリアス、あなたとの会談を願い出てきたのです」

 

「教会の関係者が!?」

 

 今度はリアスが目を見開いた。自身達悪魔と敵対している神の信徒である彼等から接触してくる、まして会談を望むなど一体なんの冗談かと思う。リアスは嘆息し、眉を寄せた

 

「かなり厄介事なのは間違いなさそうね」

 

「えぇ、しかも接触してきた二人はそれぞれ聖剣を携えていました」

 

「更に、この町に入ってきている神父達が次々と何者かに襲われ、重傷を負っているようです」

 

 全員が難しい表情で沈黙する中、目を細めたリアスが呟いた

 

「・・・嫌な予感がするわね」

 

 一体この町で何が起きようとしているのか、集まった四人の不安は拭えなかった

 

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 

 

「見つかったっ?」

 

「ダメ、こっちにはいないわ!」

 

「でも、まだそう遠くに行っていないはずよ!」

 

「えぇ、なんとしても見つけるのよ!」

 

『当然!』

 

 

ーーーーーー

 

ーーー

 

ーー

 

 

 

「・・・行ったか?」

 

「・・・みたいですね」

 

 足音が遠ざかっていき、周囲に誰もいないのを確認した僕達は、カモフラージュに使った白いシーツを仕舞って隠れていた通路のくぼみから出る。ふぅ、やっと一息着けそうだね・・・

 

 あっ、どうも皆さん、シルです。神様を探しに神界にやって来たはずの僕は、リュウさん(神様の同僚の女神様)と未だに(腐)女神様達相手にリアル逃走中をやっています

 

「しっかし、あいつらも粘るなぁ。まさかぶっ続けで追って来るとは、しかも数もちょいちょい増えてるし」

 

「もう恐怖しか感じませんよ・・・」

 

 正直本当に怖い。どこまでも追ってきて、どんどん数が増えていくし。一人に見つかったら一気に三十人が出て来るって、大変失礼だけどもうGとしか言いようがないよぉ

 しかも、最初の方はただ追いかけて来てただけけど、段々と包囲網とかを張り巡らせて追い詰めて来るし。お蔭で逃げるのが段々と難しくなっていく。体力はまだまだ大丈夫だけど、精神的な方がキツイです

 

「それにしても、本当に広いですねここ」

 

「まぁ、神界だしな」

 

「納得です」

 

 今僕達がいるのは、初日からずっと逃げ続けているあの迷路のような所。リュウさんが言うには、地球の何倍もある場所なんだとか。いつ、誰が作ったかも定かではないみたいだけど、かなーり昔からあるみたいです。迷子になったら大変そうだよねーとか思っていたら実際、過去におっちょこちょいな女神様が迷子になっちゃった事があったとの事。しかもその迷子になった女神様はリュウさんの神友。ちょっと会ってみたいかも、と思った僕は悪くないと思います。多分、アーシアっぽい感じの女神様じゃないかな?なんかこう、何もない所でこけてそうなそんな感じ

 

「にしても・・・いねぇなあいつ」

 

「ですね」

 

 口を尖らせるリュウさんに相槌を打つ。今の会話から分かる通り、僕達の探し人ならぬ探し神である神様も恐らくここにいるらしいんだよね。他の場所はもうリュウさんが探したらしいし。リュウさんも流石にいないだろうと思ってここは探していなかったみたいだ。というか好き好んでこんな所に来る神様はいないって・・・まぁ、今は大勢のご腐神達(誤字じゃない)がいるけどね!(懐)

 

「まぁ、まだ半分も回ってないですし、きっとどこかにいますよ。だから落ち込まないでくださいリュウさん」

 

「だ、誰が落ち込むかっての!別にあんな奴の事なんか知るかってんだ!」

 

 ぶっきら棒な返事をしてそっぽを向くリュウさん。こちらに向けている耳が若干赤くなってますね。さてさて、もうお分かりの皆様もいらっしゃるのではないでしょうか?そうなんです、実はリュウさん神様に「惚」の字なのです

 

 逃走中、まだちょっと余裕があった時に神様との事を聞いてみたんですが、明らかに動揺というか、言葉に詰まったり、神様の事を話す時なんか口では「あいつはどんくさい」とか「軟弱な奴だ」とか色々言ってたけど、表情が柔らかかったというかなんというか。話し始めたら結構続いたお蔭で何度か追い詰められそうになったけどね。いやぁ、あれは冷や汗ものだった。寿命が縮んだ気分に似てたよ

 

「た、ただ、誰かが探してやんねぇといけねぇだろ?あいつがいないと仕事も溜まっていくし・・・そ、それにもしかしたら普段はしっかりしてんのに、偶にどっか抜けてるあの・・・んんっ、あいつの事だから何か困ってるかもしれないし・・・・・・だから付き合いが長い俺が仕方なく、そう、し・か・た・が・な・く!探してやってんだ!勘違いしてんじゃねぇよ、バーカ、バーカ!」

 

 ・・・・・なにこの可愛い女神様。最初に会った時と印象違い過ぎるでしょ。この女神様、見た目僕より年上っぽい感じなのに、つい撫でたくなる衝動に駆られるんだけど。くっ、鎮まれ僕の左手!(中二っぽい)

 

「いたわ!こっちよ!!」

 

「こちら18班!シルきゅん発見しました!」

 

 っ!?しまった!可愛いリュウさんに気を取られ過ぎたか!

 

「走りますよリュウさん!」

 

「わ、分かってるっつーの!いいかっ、さっきも言ったけど別に俺はあいつの事なんとも思ってないからな!本当だからな!?」

 

 ツンデレご馳走様でした!

 

『シルきゅーん♡♡待ってぇ♡♡』

 

「って早っ!?もうこんなに集まって来たの!?」

 

 

 今日も逃走の日を送っているシルだった

 

 シルは迫り来る腐女神達から逃げ切る事が出来るのか?

 行方不明になった神様は一体どこに?

 そしてリュウの可愛さゲージはどこまで上がるのか?

 答えは次回以降に持ち越しだー!!

 

「何この予告!?」

 

 

 

 END

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 

 ソーナ達から報告を受けた翌日の放課後、アーシア達を除いたグレモリー眷属はオカルト研究部部室に集められていた。例によって、カラワーナは教職の仕事の為欠席である

 

 そしてリアスと向かい合う形で座るは、白いローブを身に纏い、首から十字架が下げている二人のイッセー達と同い年くらいの少女達

 

 一人は紫藤(しどう)イリナ、長い栗毛をツインテールにしている明るい印象の少女

 もう片方はゼノヴィア、蒼い髪に緑のメッシュを入れられており鋭い目つきをしている

 

 ピリピリと緊張した空気の中、挨拶もそこそこに栗毛の少女、イリナが口を開く

 

「先日、カトリック教会本部ヴァチカン及び、プロテスタント側、正教会側に管理、保管されていた聖剣エクスカリバーが奪われました」

 

 いきなりの衝撃発言に、グレモリー側が目を見開いた。イッセーはエクスカリバーという単語に驚いているようだが

 

 大昔の三大勢力の大戦で折られて四散し、その欠片を元に錬金術師の手によって新たに七本の作られ、行方不明の一本を除いて各教会で二本ずつ管理していた聖剣エクスカリバー。悪魔に対して絶対の威力を誇る聖剣の一つだ

 

 話の途中で二人がそれぞれ布に包まれた『破壊の聖剣』とミサンガの様に巻き付いた『擬態の聖剣』を見せると、剣から発せられる聖なるオーラに悪魔側の者達の顔が強張り、一部で殺気が膨れ上がった

 

 話は続けられ、各協会から一本ずつエクスカリバーを奪った者はこの日本に逃れてきた。その犯人は『神の子を見張る者(グリゴリ)』と呼ばれる堕天使の組織の幹部であり古の大戦を生き抜き、聖書にもその名を記されている堕天使コカビエル

 

 教会側は盗まれたエクスカリバーを取り戻すべく、彼女達以外に何人もの神父やエクソシスト達がこの街に送り込まれたが、幸い命の危険はないようであるもののどれも重症を負っている

 

 彼女達はその奪われたエクスカリバーを奪還すべくこの地に派遣されてきた。そして、この件は自分達協会側の問題である為この地に住む悪魔は一切手を出すな、と

 

 突然やってきての傲慢ともいえるその物言いに、リアスも眉を寄せる

 

「・・・それは牽制のつもり? なら随分と見当外れな牽制ね。私達がコカビエルと手を組んで聖剣をどうにかするつもりだとでも?」

 

「上はそう考えてるよ、魔王の妹。もしもあなた達がコカビエルと手を組むのなら、その時は我々は完全にあなた達を消滅させるつもりだ」 

 

 淡々と述べるメッシュの少女、ゼノヴィアの言葉にリアスの体から僅かに紅い魔力が溢れる。部室の空気がどんどん悪くなっていく中、一度大きく息を吐いたリアスは今回の件についての関与を否定し、教会側の彼女達のこの町での行動を黙認する事とした

 

 話が終わると教会側の二人は一口もお茶を飲まずに早々に立ち去って行った。が、二人が出て行ってもなお、一部で空気が最悪なままだった

 

「お、おい木場・・・?」

 

「・・・・・・」

 

 その空気を作り出している張本人、未だ二人が出て行ったドアを殺気の籠った瞳で睨みつけている木場に、代表してイッセーが話しかけるが返事は無く、彼は彼女達の後を追う様に扉へと手をかけた

 

「待ちなさい祐斗!さっきの話の通り、勝手な行動は・・・」

 

「すみませんが、この地に聖剣が、しかも複数集まっている以上、黙って見過ごすつもりはありません」

 

 リアスの声を遮って、淡々とした口調だが声音には黒い感情をのせた木場の言葉。向けられた冷たい瞳はまるで長年の宿敵を前にした復讐者のそれだ。固まってしまったリアス達を尻目に、今度こそ彼は部室を出て行った

 

「祐斗・・・」

 

「部長!一体木場と聖剣に何があったんですか!」

 

 悲痛な声を漏らすリアスにイッセーが詰め寄る。仲間を思う真っ直ぐな彼の眼差しに、言い淀んでいたリアスは口を開こうとして・・・

 

 ドォォォォォォォオオオオオオオオンッ!!

 

『ッ!?』

 

 突如、部室を揺るがす程の地響きと轟音が聞こえてきた

 

「な、何事!?」

 

「リアス!外を見て!」

 

 朱乃の言葉の通りに皆が窓から外を見る。見れば、旧校舎のすぐ傍の空き地には土煙が舞っており、その傍には・・・

 

「祐斗!?」「木場!?」

 

 驚愕の声の通り、木場の姿が見えた。イッセー達はすぐさま部室を飛び出して行った。まさか、まさか、という思いが渦巻く中、空き地へと降り立ち、すぐさま木場の元へ駆け寄る一同だったが、そこで様子がおかしい事に気が付いた。木場はただただ茫然と突っ立って土煙を眺めているだけだった。先程の様な冷たい表情ではなく、酷く驚いたような様子の木場に、イッセー達も木場の視線を追って晴れていく土煙を見た

 

『は・・・・・?』

 

 その光景を見てリアスが、イッセーが、そこにいるグレモリー眷属全員が呆けた声を上げた。その光景とは・・・

 

「「・・・・・」」

 

 まず先程まで部室にいた教会側の二人。揃って尻餅をついて若干土埃で汚れているがまぁ、ここは良いだろう

 

「アワワ((゚□゚;)=(;゚□゚))アワワ」

 

 次に酷く慌てているという事を全身で表現しているアーシア。今日は話し合いがある為部活は無しにしていた為、彼女がここにいて何故そんな事になっているかは不明だが、まだここも問題はない。問題は次だ

 

「ったく、随分ふざけた事言ってくれるわね、あんた達」

 

 眼鏡をかけ直し、尻餅をついている二人に目線を向け

 

「私も、私の友達に手を出すっていうんなら・・・」

 

 地面に突き刺さった聖剣を抜き、その切っ先を真っ直ぐに教会の二人に向ける。その人物とは・・・

 

「黙っていないわよ」

 

 桐生藍華、オカルト研究部所属の一般人(笑)だった。藍華が何故ここにいるのか?何故怒っているのか?何故聖剣を持っているのか?疑問は尽きないが皆が思った事とは・・・

 

 

『(一体何がどうなってこうなった!?)』

 

 

 

 To Be Continued...




 読んでいただきありがとうございます。早めに次話上げます。多分明日の同じ時間くらいに・・・感想いただけたら嬉しいなぁ(ボソッ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。