「発情期・・・?」
「はい、私達の種族の身体が成熟した者に起きるものです。しばらくはおさまりがつきませんので、くれぐれも姉さまの部屋の傍には近づかないようにしてください。絶対ですよ?本当に危ないですから」
家に帰宅した藍華とアーシアは、白音から早退した黒歌についての説明を受けていた。最後の部分がやけに真剣な声音だった為に、藍華も弄る事なく素直に頷いた
「あらあら、じゃぁご飯やお風呂とかはどうするのかしら?」
「一応部屋にトイレとお風呂は完備していますから。食事は・・・私が持っていきます」
はぁ、と大きく嘆息する白音。その小さい体からは苦労人のオーラが若干滲み出ていた。そこで思い出したようにぱんっと手をつく藍華母
「あっ、そろそろご飯の仕度しなくっちゃ。白音ちゃん、手伝ってくれるかしら?」
「勿論です」
白音を伴ってキッチンへ向かう藍華の母。リビングに残された二人の間に暫し無言の空気が流れた
「・・・あの、桐生さん」
「ん?」
「さっきは、本当にありがとうございました」
ペコリと頭を下げるアーシア。頭を下げたまま言葉を続ける
「私、とても嬉しかったです。こんな私に桐生さんが言ってくれた言葉が。私の為に怒ってくれた事が•••とても言葉では言い表せない程嬉しかったんですっ・・・ずっと、ずっと一人だった、誰も味方がいなかった私がっ、死ぬ寸前だった私をシルさんが助けていただいて、この優しくて温かい場所で桐生さんや皆さんに出会えてっ、本当にっ、幸せです・・・!」
肩を震わせ、嗚咽交じりに述べられる感謝の言葉。そんなアーシアを藍華は優しく包み込んだ
「友達だから当然でしょ。それと、こんな私なんて言っちゃダメ。あんたは私の大切な友達なんだからさ」
「っ、はいっ、桐生さん」
「藍華」
「ふぇ?」
「友達なんだから名前で呼んで。結構前から呼んでくれるの待ってたのよ?」
「・・・はい!藍華さん」
涙を拭ったアーシアは、輝くような笑顔を見せた
「いやぁ、青春ねぇ。若いっていいわぁ~」
「いえ、あなたも十分お若いと思うのですが。ホントビックリするくらい・・・」
こそこそと二人のやり取りを覗いていた藍華母と白音がそこにいた。白音の疑問はもっともで「人間・・・ですよね?」という呟きが漏れてしまっていた。覗k・・・見守りを終え、キッチンに戻った二人は並んで夕食の支度をする中、ふと藍華母が白音に質問を投げかけた
「ねぇ、白音ちゃん。あなた達もシルちゃんに救われた、のよね?」
「・・・はい、シルが居なければ私も姉さまも飢え死か、従属か。どちらにしても酷いものだったでしょう」
「ゴメンなさい、辛い事言わせちゃって」
「いえ、でもそれがどうかしたんですか?」
調理の手を止め聞いてみると、同じように藍華のお母さんも目線はそのままだが手を止めた
「他にも、この十年であなた達の様にシルちゃんに救われた子がいるのかしら?」
「それは・・・救われた、かどうかはわかりませんが、シルが連れてきた人なら何人かいます。今は用事で出ていますが」
「そう・・・」
何かを考えるように黙ってしまう藍華の母。何やら真剣な表情をしている彼女に白音が口を開こうとした時、目の前の鍋がふきだした。慌てて火力を弱め、勢いが落ち着いた事にほっと息を吐く。そして視線を戻せば、先ほどと違っていつもの笑顔の藍華母が
「あっ、白音ちゃん。白い取り皿を準備しておいてくれるかしら?」
「あ、はい」
反射的に返事をした白音は戸棚から皿を持ってリビングへと向かって行った。皿を並べ終えた後、姉の黒歌がフラフラと部屋の外を歩いている所を見つけ、嘆息しながら取り押さえるのだった。そのせいで先ほどの事がすっぽりと頭から抜け落ちてしまった
「シルちゃん・・・あなたは、一体どれだけ・・・」
◇◆◇◆◇◆◇
「へ、へくっしゅんっ!?」
「何だ、(腐)女神達がお前の事でも話し合ってるのか?」
「そこは風邪か、でしょ!?ありそうな怖い事言わないでくださいよ!」
「はっ、さっきからかったやつのし返した」
くぅ、そう言われたら言い返せないじゃないですか・・・
あっ、どうもシルです。ただ今僕とリュウさんは一息ついて休憩中です。ずっと探し続けるよりは(腐)女神様達がお風呂に入ってる内に体を休める事にしました。その方が効率的だしね。リュウさんの話によると、どんなに早くてもあの様子なら数時間は大丈夫だろうって。本当は寝たいけど、リュウさんのご機嫌を治してもらわなくちゃだから。いやぁ、深夜テンションに身を任せちゃったのが仇になった。最初は口もきいてくれなかったもん。でも拗ねて「ふんっ」とか「ぷいっ」って言っちゃってる姿をもうちょっと見ていたかったなぁ
「・・・なぁ、今変な事考えてなかったか?」
「え?何の事ですか?」
「・・・ならいい」
セーフ、あぶないあぶない。下手な事考えられなくなっちゃったよ。これからは気を付けよう
さて、現在僕達はまた袋小路の様な場所の入口に白いシーツでカモフラージュした空間の中にいる。丁度いい所に椅子になりそうな段ボールがあったからそれに固定化の魔法をかけて二人で並んで座ってます。僕が倉庫から取り出したジュースを一緒に飲んでいる中(リュウさんコーヒーが飲めないんだって)ふと気になった事を尋ねてみる
「リュウさん、いつ神様を好きになったんですか?」
「ぶふーッ!?ゴホッ、ゴホゴホッ」
ど直球で聞いてみたら案の定盛大に吹き出すリュウさん。おー、虹が出来てる。せき込みながらも恨みがましい視線を僕に向けて来る
「お前・・・!」
「いや、今回はからかうとかそういうのじゃなくてちょっと真面目なお話です」
「い、いや、だから俺は別に・・・」
「そういうのも大丈夫です。思いっきりわかっちゃってますから」
「なん、だと・・・!?」
いや、そんなに驚いた顔をしなくても。というかあんなにわかりやすい反応してたら、どこぞのワンサマーじゃないんだからわかりますって
「・・・ほ、本当に分かってるのか?」
その問いがもう答えでしょうに。僕が頷くとリュウさんは両手で真っ赤になった顔を覆い「うー、うー」と唸りながら首を横に振りだした。・・・あれかね、リュウさんは僕を(萌え)殺しにかかってるのかね。もう僕の中ではリュウさん=可愛いって感じになってます。最初の姉御!って感じはもう微塵も見られません。あれは幻想だったのだー。な、なんだってー!?・・・いけない、イラン事まで考えだしてしまった。流石に疲れてるって分かるよ
それからまだ若干顔が赤いけど、落ち着いたリュウさんに神様との馴れ初め?を聞かせてもらった。指を絡めてもじもじしてる姿可愛いですね!
うん十億年以上前、神に成りたてで右も左も分からないリュウさんの教育係を担当したのが神様だったらしい。神の仕事というのの大部分は書類関係なのだけど、リュウさんはそういった関係の物が苦手で中々やり方を覚えられずミスばかりだった
でもそんなリュウさんを責めるどころか嫌な顔一つする事などなく、神様は何度も優しくやり方を教えてくれ、ミスした所は丁寧にどういう風に間違っているのかを指摘し、締め切りに間に合いそうにない時には隣で一緒に手伝ってくれたそうだ
ある時、リュウさんはどうしてこんなにも親身になってくれるのかと尋ねてみると「俺も最初はそうだったから」と苦笑しながら言われ、その事にリュウさんは驚いたそうだ。自分よりも遥かに多くて難しい仕事を任されていて、その全てをいつも完ぺきにこなしている神様の姿とは全くと言っていい程かけ離れていたから。信じられない表情をしているリュウさんに、神様は自分の成り立ての頃の失敗した書類を見せてくれた。それを見てみると、いたる所に赤いペンでミスを指摘する記しが成されており、自分とよく似た所をミスしていた
『俺も最初の頃は苦手で仕事を中々覚えられずに何度も失敗してたからさ、リュウの気持ちもよくわかる。でも何度もこなして行けば自然と覚えていけるしミスも無くなっていくよ。その証拠に今の俺があるだろ?それに俺はリュウと仕事をするのが楽しいからさ、苦なんて思った事ないよ』、と
笑顔で言われたその言葉にリュウさんの胸が高鳴り、顔に熱が集まるのを自覚した。そしてそれが、リュウさんの【恋】の始まりだった
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・だ、だれかー!コーヒー、コーヒーをください!!
何この少し青臭くも甘酸っぱい話は!?聞いてるこっちまで身悶えてしまっちゃったよ!そして話している時のリュウさんの顔・・・完全に恋する乙女じゃないですか!?あれだよね、この人リュウさんだよね?俺とか言っちゃっててちょっとアクティブとかボーイッシュ感がするあのリュウさんだよね!?
しかも今の話を聞くに、うん十億年前からの片思いって・・・いじらしいリュウさん、いやもうリュウちゃんだ!可愛すぎるやろーーーッ!!(確定)
あと神様一体何やってんですか!僕神様から聞いたことないですよ!素晴らしい子がすぐ傍にいるじゃないですか!それをうん十億年も待たせちゃダメでしょうが!あれですか?神様はワンサマーなんですか?ワン様と呼びましょうか!?
ふぅ・・・一旦落ち着こう。ちょっと熱くなり過ぎた。cooldown,cooldown。何か椅子まで熱くなっちゃったよ
さて、まだ続きを聞かねばなるまい。準備はいいかい?僕は出来たよ
その日からというもの、リュウちゃんなりに神様にアプローチをかけてみたらしい
○手作りのお菓子をプレゼント
おー、定番だね。だけど効果はかなりあると思う。僕の頭の中には悪戦苦闘しながらも可愛らしいエプロン姿で一生懸命になって料理している姿が。そして顔に小麦粉を付けながらも出来上がったものにやり切った感の表情を見せ、神様に渡すのを想像して喜んでくれるかな?美味しくないって言われたらどうしよう?って言う風に表情を変化させている訳ですね、分かります・・・これだけでコーヒー十杯はいけるね!
そして出来上がったお菓子を仕事終わりに勇気を出して神様にプレゼント。神様の反応は・・・
『美味しい、とっても美味しいよリュウ。ん?確かに形は不揃いだけど、その方が手作り感が出ていて俺は良いと思うよ。なんだか可愛いし』
好☆感☆触!やったねリュウちゃん!多分その後自分のベットで枕を抱きながらゴロゴロと悶えていたんだろうなぁ。リュウちゃんカワユス!略してリュカワ!
○神様に好きな女性のタイプを尋ねる
お、おぉ・・・リュウちゃん中々攻めますな。あっ、でもリュウちゃんの事だから挙動不審になりながら尋ねようとして神様に「どうかした?」って言われて「な、なんでもないから!」って感じ?
・・・聞いたら僕の予想通りだったみたい。流石リュウちゃん、予想を裏切らない。にしてもリュウちゃんにはちょっと厳しかったかぁ。でも、なんとなくだけど神様の好みのタイプは分かったらしい
・髪はセミロングからロングくらい
・可愛いよりは綺麗系
・歳はあまり気にしない
・出来れば料理が出来る人
・スタイルは不明
う~ん、この条件なら結構リュウちゃん当てはまりそうだなぁ。髪はリュウちゃんセミロング、というよりは完全にショートだけど顔は綺麗系、女神様だから物凄い美人だし。歳は気にしないって事だから年上でも年下でもOKって事かな、多分。というか神って何億年も生きてるからその辺はあまり気にしないのかも。料理は今はどうか聞いてみたら家庭料理レベルならほぼいけるとの事。神の家庭料理って何か凄そうって思ってたら僕達のと殆ど変わらないってさ。ただし、使っている食材が伝説級の物ってちょっと見てみたい。あとスタイルってあれかな?大きくても小さくても気にしないって奴?それともどっちもいける?捉え方によっては神様の見方が変わっちゃいそうだなぁ。リュウちゃんは・・・モデルさん並の黄金律って感じだね。ただちょっと服の露出度が高い、かな?ボーイッシュ的っていうのかな。まぁ、似合ってますけど
取り敢えずどうして髪は伸ばさないか、と聞いてみたら少し前に切っちゃったとの事。一体どうして?と聞いたけどすぐにそれを後悔した。言った途端、リュウちゃんが寂しげな表情を浮かべて言葉を濁したから。髪を切る+寂しげな表情 あっ(察し)
・・・うーん、どうしよう。僕生まれて転生して初めて神様に殺意覚えちゃった。一体どう落とし前つけてくれようか?(ニッコリ)僕から出た殺気がこの空間の空気を震える
・・・まぁ、僕の殺気は一旦収めて話の続きを聞こう
○一緒にお出かけ。つまりはデート
お、おぉぉぉぉぉッ!!マジですかリュウちゃん!?え、いきなり飛んだね。レベルが一気に上がってないですか?というかリュウちゃんから誘ったの?・・・ん?頑張って誘ってみた?
グ、グッジョォォォォォォブ!!よくやったよリュウちゃん!へーいとなんだかノリでリュウちゃんとハイタッチ。そう言えば神様ってあまり仕事を休まないタイプだったからそういうイベントとてもいいと思います。リュウちゃんもあの時の自分は神がかっていたって言ってるけどあなた女神様だからね?
で、どこに出かけたの?・・・神のデートスポットで有名な場所?
りゅ、リュウちゃん!あんたそれってもう遠回しに言っちゃってるようなものじゃないですか!しかも一面花畑ってなんていい感じの場所だ。ここってあれですかね?女神様が花を見て綺麗って言ったら男神様が君の方が綺麗だよって言っちゃう感じですか?いや、まさか神様はそんな事・・・
『花に囲まれているリュウは、綺麗って感じより可愛らしさが際立つな』
ごめんなさい、もうお腹一杯です。リュウちゃんの恥ずかしい表情でコーヒーがぶ飲みしたのに吐きそう、砂糖を!かーみーさーまー?もうあなた分かってるんですよね?わかっちゃってて言ってるんですよね?そうじゃないんだったらラノベ主人公じゃないとこんなセリフ吐けませんよ?いい加減にしなさい!
ん?しかもその後神様と手を繋いだ?リュウちゃんから?・・・神様からと
よくやった!神様よくやった!リュウちゃんはあまりの嬉しさにその後の事はあまり覚えていないそうだ。惜しい、と思ったけどそれでも神様から手を握ってくれた事の幸福で胸がいっぱいいっぱいだったって
初々しいなぁ・・・乙女だなぁ・・・リュカワだなぁ・・・コーヒー甘いなぁ、ブラックだよね?ゴフッ、あれ、何か白い物が
それからもリュウちゃんの頑張りの数々を聞いていったけど中々やるねリュウちゃん。僕はもう瀕死です。ここまで追い詰められた事は今まで無かったよ。にしても神様、ここまでして気が付かないものか!?あ”ぁ”!?「毎日ご飯作ってあげるね」なんて、言っちゃえばプロポーズみたいなもんじゃないですか!鈴ちゃんより分かりやすいじゃないですか!あんたいつからそんな子になっちゃったのさ!あたしゃ情けなくていけないよ!!(オカン)
・・・そして楽しい時間はあっという間に過ぎ去っていった。気が付けばリュウちゃんも立派に一人前の神となり、ある事が訪れていた
神の研修期間の終了
これはつまり神様との別れを意味していた。勿論永遠に、という訳ではないけれど出張の様なもので少なくとも数億年はお互いに会う事が出来なくなる事だった。若い神は見分を広げる為だとかなんとかでこれは絶対なんだそうだ。勿論神様も過去に同じような事をしたらしい
だけど離れ離れになってしまう事がどうしても嫌だったリュウちゃん。それはそうだよね、大好きな人と離れ離れになっちゃうのって本当に辛いよね・・・
だけどそれを言えば神様が困ると思ったリュウちゃんは別れの時まで努めていつも通りでいようと決めた。自分の本音は心に押し込めて・・・この辺りで僕の涙腺が危なくなってきた。あっ、ハンカチありがとう
そして遂に来てしまった別れの時。最後まで笑顔で別れようとしていたリュウちゃんの思いは神様の言葉で崩れ去った
『・・・寂しく、なるな・・・』
告げられたその言葉は、リュウちゃんの心を決壊させた。一気に溢れだした感情のまま彼女は愛しの人に抱き付いた。笑顔で別れるって決めていたのに、一度溢れだした思いは止まらない。大粒の涙が彼の服を濡らしていく
そんな彼女を彼は優しく抱きしめた
『ごめんなリュウ、俺も笑顔で別れるつもりだったけど・・・リュウの顔を見ていたら言わずにはいられなかった』
ずるい、と彼女は思った。だけど嬉しくも感じていた。だって自分と同じ気持ちだったから。涙で濡れた顔を彼に拭かれた彼女は不安で聞けなかったある言葉を口にした
―――私の帰りを・・・待っていてくれますか?
それに対して彼はこう言ってくれた
『あぁ、勿論だ』
聞きたかった答えが聞けた嬉しさで、彼女は一層強く彼の事を抱きしめ、彼は彼女の事を優しく撫で続けた。それは二人が別れるまでずっと
そして最後に彼女は最高の笑顔を向けた
『それじゃぁ行ってきます!』
ドラマ、ですよね?え、ノンフィクション?
・・・・・・え、この二人って付き合ってないんですか?
・・・・・・おかしいでしょぉぉぉぉぉぉぉッッ!!?
だってこれ完全に離れ離れになる彼氏彼女のやり取りだよね!?僕おかしくないよね!?そしてリュウちゃん乙女!健気な姿に僕の涙腺崩壊だよ!?
それと神様ぁ、ちょっとオハナシ(肉体言語)があります、至急こちらにいらして下さい。慈悲?何それ美味しいの?というか(腐)女神様の中に初恋の人がいるって言ってた?リュウちゃんを差し置いて?待ってるって言ってたのに・・・?嘗めくさっとんかワレェェェェェッ!!何億年も好きな人の事を想っとったリュウちゃんが戻ってきてやっと会えた愛しの人が他の人を好きになっとったって・・・いけない、殺気が沸いて来た
これはさっさと神様探し出して説明してもらわなくちゃいけませんねぇ( ^ω^ ;#)ピキヒピキ
久しぶりにマジギレ寸前の僕。これは馬に蹴らせるだけじゃ済みそうにありませんよ
そんな僕に震えているのか、振動が伝わって来た。いけないいけない、リュウちゃんを怖がらせちゃダメ、絶対。殺気を抑えてリュウちゃんに謝ろうとしたけどおかしなことに気が付いた。リュウちゃんは震えてはいなかったのだ。ならこの震えは?一度二人で立ってみると、椅子にしていた段ボールが震えていた・・・まさか?
「・・・・・・」
僕は無言で震える段ボールに近づいて、持ち上げた
「・・・・・・」「あ、あぁっ!?」
そこにいたのは・・・
「や、やぁ、二人とも、久しぶり・・・」
引き攣った表情を浮かべている探し神の神様だった
連続投稿はここまで。一応次回予告はまた藍華達とシルの半分半分です。神様どうしようかなぁ~。【死刑あるのみ!】おや、なにか電波が・・・?
さて、次はダンまちだ・・・!