ハイスクールD×D  オッドアイの銀猫   作:takubon

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 どうも!旧校舎のディアボロス編スタートです。今回は簡単にして短めとなっています、すみません。この次の話からは長めに行くのでよろしくお願いします。

 あと、これから先、アンチ・ヘイトを加えるかもしれません。あらすじでは入れないと書いていたのですが、これからの話の展開次第でそうなりそうです、すみません。


旧校舎のディアボロス
始まりと思い


SIDEイッセー

 

 おっす!俺の名前は兵藤一誠、高校二年生だ!今日の俺は人生で最っ高の気分だぜ!なんと俺に彼女が出来たんだ!この前、女子剣道部の着替えを覗いて女生徒達に散々叩かれて、暗い青春だ~とかこれから俺の人生は華も実も無く、おっぱい触れる事すら叶わず終わっちまうのかぁ~、って軽く絶望してた時、声をかけられたんだ!

 

「どうしたのイッセー君?」

 

 それがこの子、名前は天野夕麻ちゃん!黒髪のとっても可愛い子で、俺はこの子に告白されたんだ!学校じゃぁ同級生の二人と合わせて『変態三人組』と呼ばれて女子からはゴミを見るような目を向けられているこの俺がだぜ!ついに俺にも春が来たぜー!『変態三人組』の残りの二人に、俺が彼女が出来た事を報告したら血涙出しながら悔しがってたなぁ~。そして今日は夕麻ちゃんとデートをしてるんだ!こんな可愛い子とデートできる日が来るなんて、今日は本当に最高だぜ!

 

「何でもないよ夕麻ちゃん、次はどこに行こっか?」

 

「う~んと、あ!あそこに行きたい」

 

「よし!じゃぁ行こうか!」

 

 

 

 それから俺達は夕方まで洋服屋や、ゲームセンターといったいろんな所を回ったり、一緒に昼食を食べたりした。本当に今日は楽しかった。夕麻ちゃんも楽しんでくれたみたいで良かったぜ。そして、俺達は夕暮れの公園に来ていた。

 

「一誠君、今日はとっても楽しかったよ」

 

 噴水のあたりで夕麻ちゃんが俺に振り向いて微笑む。夕日を浴びたその顔はとても綺麗に輝いていた。

 

「俺もスッゲー楽しかったぜ夕麻ちゃん!」

 

「そっか。ねぇイッセー君、私達の記念すべき初デートって事で、一つ、私のお願い聞いてくれる?」

 

 お、お願いって、これはもしかしてキスか!?

 

「な、何かな、お、お願いって」

 

 俺は期待に胸を膨らませながら夕麻ちゃんの言葉を待った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「死んでもらおうか」

 

 しかし待っていたのは夕麻ちゃんの声ではなく、背後からかけられた知らない男の声と、俺の胸から突き出た槍の先だった。

 槍が抜かれてありえないくらいの血が胸から噴き出すのを見ながら、俺はそのまま地面に倒れた。地面に俺の血がドンドン広がっていく。

 

 

「貴様は我々にとって危険な存在だ。恨むならその力を宿した神を恨むんだな」

 

 コートを着た男が倒れた俺に向かってそう言う。槍を持ってるって事はこいつが俺を刺したのか。危険な存在って何なんだよ・・・

 

「さて、仕事も終わった事だ。レイナーレ様、帰投しましょう」

 

「えぇ、わかったわ。ゴメンねイッセー君、これは上からの命令なの・・・バイバイイッセー君、今日は結構楽しかったわ」

 

 夕麻ちゃんと俺を刺した男は背中から黒い翼を生やして飛んでいった。

 

 残された俺は仰向けになって自分の手についた血を眺める。そして思い浮かぶのはこの血と同じ真っ赤な髪を持つあの人だ

 リアス・グレモリー先輩。うちの学校、駒王学園の三年生で『駒王学園の二大お姉さま』って言われている学園のアイドルで、人間離れした美貌とどこまでも赤い髪を持った人だ。

 

「(どうせ死ぬんなら、あの人の胸で死にたかったぜ)」

 

 

 すると、イッセーの傍に魔法陣が生まれ、魔法陣から人が現れた。

 

「貴方ね、私を呼んだのは」

 

「(だ、だれだ・・・?)」

 

 俺はもう目が霞んでいてその人物がよく見えない

 

「死にそうね。傷は・・・へぇ、面白い事になってるじゃないの。そう、貴方がねぇ・・・。本当に面白いわ」

 

 もう何を言ってるのかも分からない。

 

「どうせ死ぬんなら私が拾ってあげる。貴方の命、私の為に生きなさい」

 

 俺の意識はゆっくりと落ちて行った。

 

 

 

 

 

SIDEOUT

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 ガチャッ

 

「ただいまにゃー!」

 

「ただいまです」

 

「お帰り二人とも。今日は学校どうだった?」

 

 台所から二人に挨拶をするのは、エプロンをつけた銀髪オッドアイの少年だった。

 

「まぁ、いつも通りかにゃ~」

 

「そっか~」

 

「今日の夕食は何ですか?」

 

「今日はね~、二人の好きな魚が安かったから魚料理だね。もうちょっとで出来るからね」

 

「本当!?やったにゃ!流石は私達の事よくわかってるね、シル!」

 

「うわ!?いきなり抱きつかないでよ黒歌、台所じゃぁ危ないよ」

 

「ごめんにゃ~」

 

「全く、姉さまはもっとちゃんとして下さい」

 

「うっ、白音の言葉が痛いにゃ~・・・」

 

「ははは、じゃぁ二人とも、食器を出しておいてくれるかな?」

 

「はい、ほら姉さま。いつまでも抱き付いていないで食器を出すくらい手伝ってください」

 

「うぅ~、わかったにゃ」

 

 そして、黒歌と白音が食器を出し終えた頃に夕食が出来た。料理を大きな机に並べてみんなで座って夕食を食べ始める。

 

「にゃ~♪このお魚味がしみ込んでてとっても美味しいにゃ~」

 

「こっちの魚の煮付けも美味しいです」

 

「シルの料理はいつも美味しいにゃ~」

 

「ありがとう、そう言ってもらえると作り手にとってはすごく嬉しいよ」

 

「そう言えばアリス達は今日はどうしたんだにゃ?」

 

「アリスはいつもの散歩に行ってるよ。多分明後日くらいには帰るって言ってたね。あとの皆も今日は用事で出てるみたいだし、帰りはいつになるかちょっと分からないって」

 

「ふ~ん、まぁ私はシルと一緒に居られればそれでいいにゃ。それにあの女がいない間はシルに一杯甘えられるしね♪ご馳走様~」

 

「私もです。ご馳走様でした」

 

「お粗末様でした」

 

「食器洗い手伝います」

 

「いつもありがとうね白音」

 

 そう言ってシルは白音の頭を優しく撫でた

 

「・・・にゃ~♪」

 

「あー!白音ズルいにゃ!私もシルにナデナデされたいにゃ!私もお皿洗い手伝うにゃん!だからシル、私も撫でて!」

 

「はいはい、よしよし」

 

「にゃ~♪シルのナデナデは格別にゃ~」

 

「はい、そうですね~」

 

「はい、お終い。そろそろ食器洗いしようね」

 

「「わかったにゃ!・はい」」

 

 

 そして、三人で食器洗いを終えたシル達はソファーに座ってリラックスしていた。シルの膝には黒歌と白音が頭を置いていて、シルは二人のサラサラの髪を優しく撫でていた。

 

「うにゃ~♪なんだかこのまま寝ちゃいそうにゃ~」

 

「はい・・・にゃ~♪」

 

「二人とも、お風呂が入るまで寝ないでよ?」

 

「わかってるにゃ~・・・」

 

「は、い・・・・」

 

「って、言ってる傍から・・・まぁ、いっか。後で起こそうっと。・・・うん?」

 

 シルは何かの気配を感じて顔を上げた。

 

「この気配は公園からか・・・堕天使か、数は・・・2。近くにまだ2ついるみたいだね。うん?それと悪魔の気配が一つ、いや二つになったな。一つはグレモリーの次期党首の者みたいだけど、もう一つは感じた事が無いな。この街にいる悪魔の気配は全部知ってるはずだから・・・新しく転生させたかな。という事は・・・」

 

 

 シルはゆっくりと天井に赤と青の目を向けた

 

 

「物語が、始まるのか・・・」

 

 

 

 

『♪~♪~、お風呂が沸きました』

 

 最近のお風呂ってこうして音声でお知らせ出来るなんてすごいよね

 

「ん、湧いたみたいだね。二人とも、寝るのはお風呂に入ってからにしてね。ほら起き起きて」

 

「う~ん、あれ?私、寝ちゃってたかにゃ?」

 

「う、ん・・・おはようございます」

 

「おはよう二人とも、さ、お風呂が沸いたみたいだし入っておいで」

 

「シルも私達と一緒に入るかにゃ」

 

「冗談はいいからさっさと入っておいで、お風呂上がりのおやつ抜きにするよ?」

 

「すぐに行くにゃ!ってあれ?白音は?」

 

「白音ならとっくに行っちゃったよ」

 

「白音~!お姉ちゃんを置いて行かないで~!」

 

 黒歌は白音を追いかけて風呂場に走って行った。僕はリビングのドアを開けてベランダに出た。空には星が出始めていた

 

「あれから10年か・・・」

 

 少し冷たい風が僕の頬を撫で、髪が風に揺られる。

 

「もう少しで、君に会いに行くよ・・・・藍華」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シル~、デザートは~?」

 

「その前にちゃんと服を着なさい。バスタオル一枚だと風邪ひくでしょうが」

 

「私の心配してくれるんだ~シル優しいにゃ~」

 

「いいから早く服を着てください姉さま、シルが困ってます」

 

「早くしないと黒歌のデザート僕が代わりに食べちゃうよ。今日のは新作の奴なんだけど」

 

「そうですよ姉さま、私も食べちゃいますよ」

 

「今すぐ着替えてくるにゃ!!だからデザートは食べないで~!」

 





 
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