遊戯王のssって読んでないから、オリカとか使わない人のデュエル構成とかぶらないか怖い怖い。
タイトル、嘘は言ってない、嘘はな。
「…………良いデュエルじゃないですか。アレで成績が悪いと言うのが、中々ですがね」
七瀬和が見ている先には、デュエルアカデミアの実技最高責任者のクロノス・デ・メディチが敗北している姿であった。
しかも、筆記の最低レベルの成績の人間にである。
クロノスのデッキが事故を起こした訳ではない、互いに力を出し合い負けたのだ。
「それは良いんですけどねー……私の入試は一体どうなって居るのやら?」
受験者番号No.1とバッジを渡されている。
筆記試験における一位は三沢大地と言う人物であり、和が彼を上回ったのは
つまり、主席入学は和の物である。
そんな主席は入試のデュエルを免除されると言う話は、参加している和本人も聞かされておらず、また入試案内にも書かれてはいなかった事である。
因みに、先ほどクロノスと戦った相手、遊城十代は、上述の通り落第寸前の合格生である。
しかも、この試験に遅刻してきたという素晴らしい精神の持ち主であり、それ故にデュエルは一番最後と公式でアナウンスされている。
話を繋げてみると和は
『コレにて、入試デュエルを終了いたします。受験票の提出は――――』
「あらら、本当に私の出番なしですか?」
アナウンスも流れ、受験生それぞれがが帰る用意をし始める。
和も、何も無かったと自分のデッキを片付け始めるのだが――――
『呼び出しをします。受験番号1番、七瀬和。受験番号1番、七瀬和。自身のデッキを用意してデュエル場まで来て下さい。コレより、デュエルを行います』
「あら、出番ですか………………」
帰ろうと準備して居たのを止め、和はデッキを持ってデュエル場へと向かう。
他の生徒は試験も終わったのに何があるのだろうかと、不思議に思っているのであった。
・・・・・・
「待ち草臥れました。一体何が始まるのでしょう……?」
『貴女は、筆記試験こそ一位で通過ではありませんでしたが、我々試験管をも唸らせるカードへの知識、理論の組み立てを鑑みての首席合格です。よって実技は免除とし、また新入生代表としてのデュエルを行って頂きたく思います』
「あら、サプライズですね」
実技を免除となる事もあったようである。
他の生徒は和を見て感心したり、驚いたりしている。
「成程、学生代表挨拶ですか。解りましたが、私の相手は――――」
「私ナノーネ!」
対戦相手の場所に入ってきたのは、先ほどの戦いで負けたクロノスであった。
「確かクロノス先生でしたか。よろしくお願いしますね?」
「シニョール和、私は先程ドロップアウトボーイに負けましたーが、アレが私の実力だとは思ったら駄目ナノーネ…………ドロップアウトボーイを完膚なきまでに叩きのめして、余裕を見せつけ、そして最優秀生徒をも倒して尊敬の眼差しを手に入れる計画が行き成り挫かれたノーネ」
「まだ本気では無かったと言うのですか、お強い方なのですねぇ」
『両者準備良し! ソレでは、デュエル開始!!』
クロノスが最後の方に何を言っているかは聞こえなかった和であるが、さほど気にする事でもないだろうと、デュエルを始めるのであった。
「私のターン、ドロー!」
和 手札6枚 ライフ4000
「あら、困りました、カードが…………私は≪暗黒界の番兵 レンジ≫を、守備表示で召喚します。そして、カードを2枚セットしてターンエンド!」
暗黒界の番兵 レンジ 攻守100/2100
和 手札3枚 ライフ4000
「主席のデッキは……暗黒界! 随分と癖の強いデッキに仕上げているな! 現状では其処までシナジーを持たないレンジを入れているとは!」
どうやら
「私のターン、ドローナノーネ……
「…………カードを2枚セット……先ほどコンボですか? まさか、二回続けて行われるなんて、俄かには信じられませんね」
「デュエルアカデミアの実技最高責任者の実力は、引きの力も一流ナノーネ!」
そうして、魔法カード≪大嵐≫が発動される。
コレによって互いのフィールドの魔法・罠カードはがら空きとなり、また和が危惧していた通り黄金の邪神像2枚が破壊され、トークンが場に出現するのであった。
「いやな予感は的中ですか。ああ、それにしても私の《サイクロン》に《暗黒の瘴気》が…………しかし、先程発動するだけでしたフィールド魔法は何だったのですか?」
「私が発動したフィールドは≪
「攻撃力3000が2体……! クロノス教諭の切り札とも呼べるカードが2枚もだと!!」
外野で叫んでいる三沢は元より、対峙している和には絶望的とも言える攻撃力が並ぶのであった。
「古代の機械巨人でレンジに攻撃。そして、古代の機械巨竜でダイレクトアタックナノーネ!」
「痛ぁ!」
和 ライフ100
最新科学で再現されたエフェクトは、凄まじいほどの衝撃を和に与えてくるのであった。
既に古代の機械巨人の能力は見ていたと言えど、実際にコンボでライフを一気に減らされると、矢張り凄まじい制圧力を持つデッキであると再確認に至る。
「手札に≪リミッター解除≫があれば、ゲームエンドだったノーネ。命拾いしたノーネ」
「…………そんなカード発動されてたら、泣いてましたよ。警察を呼ばれるくらいに」
「勝負は時の運ナノーネ、そんな事で泣いて居たら身が持たないノーネ……ターンエンド」
クロノス 手札0 ライフ4000
「私のターン、ドロー……成程、勝負は時の運と言う訳ですか。クロノス先生、勝たせてもらいますよ!」
和 手札4枚
「ヌゥ!?」
「私のターン、私はモンスターカードをセット。そして、魔法カード≪強制転位≫を発動させてもらいます……送るカードは、この伏せカード!」
「ぐぬぬぬ……わ、私は、古代の機械巨竜を送るノーネ…………」
「上手い! これでクロノス教諭のモンスターを相打ちへと持ち込める……だが、何故だ。攻撃表示で召喚を行えば、その後の追撃も視野に入って居たと言うのに!」
「
「このカードは――――≪メタモルポット≫!?」
リバースされたモンスター効果により、互いの手札は全て墓地へと送られる。
クロノスは無し、そして和は2枚、そしてその後互いに5枚ドローの処理が入る。
「だがしか~し、コレでバトルフェイズは終了ナノーネ! 次のターン、補充された手札で、倒してあげ……る…………ノー、ネ?」
そしてクロノスは目を疑った。古代の機械巨竜の横には、それぞれ金と銀の鎧を着けたモンスターが存在したからだ。
「墓地へと棄てられた≪暗黒界の武神 ゴルド≫、≪暗黒界の軍神 シルバ≫の効果が発動。このカードがカードの効果によって手札より棄てられた場合、墓地から特殊召喚する。それが彼らの共通能力」
ゴルド、シルバ、共に攻守2300/1400
「し、しか~し、攻撃力が足りてないノーネ! 古代の機械巨人は倒せないノーネ!」
「――――尚、このカードには相手の効果で棄てられたとき、と続きます」
「相手の効果……そうナノーネ、メタモルポットはシニョール和のカード。しかし、効果を発動したのは送りつけられた私のフィールド。それで、効果とは何ナノーネ?」
「シルバの効果、相手のカードの効果によって棄てられた場合、相手は自分の手札を2枚選択して好きな順番でデッキの一番下へ戻す」
「2枚……コレと、コレにするノーネ。それで、もったいぶらずにゴールドの方の効果も言うノーネ」
「では遠慮なく。ゴルドの効果は相手フィールドのカードを2枚まで破壊、私が破壊するのは勿論!」
「――――――ゲラッチョ!?」
ゴルドの一撃で、古代の機械巨人が崩れて行く。
之でクロノスのフィールドはがら空きである。
「それでは、2体でダイレクトアタック!!」
「マンマミ~アッ!?」
『勝者七瀬和! 鮮やかな逆転勝利でした!!』
2300の攻撃力のモンスターに、2回連続でダイレクトアタックを喰らい、クロノスは敗北す。
2回戦連続でクロノスが負けた事もあるが、生徒たちは大興奮で和へと拍手を送るのであった。
TAKE2
「私が発動したフィールドは≪
「攻撃力3000が2体……! クロノス教諭の切り札とも呼べるカードが2枚もだと!!」
外野で叫んでいる三沢は元より、対峙している和には絶望的とも言える攻撃力が並ぶのであった。
「古代の機械巨人でレンジに攻撃。そして、古代の機械巨竜でダイレクトアタックナノーネ!」
「う、うぐぐ……リ、リミッター解除とか使われたら、警察を呼ばれるレベルで泣き叫ぶ所でした!」
「………………シニョール和、この残りの手札1枚使わせて貰うノーネ」
速攻魔法発動の掛け声と共に、バトルに突入している古代の機械巨人と古代の機械巨竜が熱暴走をした様に赤く染まる。
発動されたカードはリミッター解除であった。
「………………ふぇぇ」
攻撃力6000のダイレクトとか、下手したら死ぬんじゃないかと、和は本当に泣きたくなる気分なのであった。
TAKE2は、まあどこが違ってるかは見れば解る話。
尚、今回の和さん初期手札は
強制転移、サイクロン、暗黒の瘴気、金さん、銀さん。
ドローでレンジ。
はい、事故一歩手前でした。
2T目でメタモルポットを引いたことによりコンボ発動☆
メタモルポットはそろそろ、《暗黒界の開運の壺 メタモルポット》とかいう名前になってもおかしくないね、それくらい活躍するし。