夜天の守護者   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです

今回は第116話までの投稿です、内容は

第113話 闇の胎動
第114話 公開意見陳述会 前編
第115話 公開意見陳述会 後編
第116話 決戦前夜

でお送りします。ここまで大分長かったですが、最終話まで後少しです。どうか最後までお付き合い下さい


第113話

 

 

第113話

 

「えっと・・卵を割って・・ルーちゃん玉葱刻んで」

 

卵を割りながら言うキャロにルーテシアは

 

「判った・・」

 

そう返事を返し淡々と玉葱を刻むルーテシアに

 

「ぐす・・玉葱刻むと涙が出ます・・」

 

涙を流しながら玉葱を刻むシャマルを見ながら

 

(本当にこうやって料理を教えるというのは良い物だ・・)

 

そんな事を考えながら、どうしてこうなったのかを思い出していた

 

「ハンバーグを作りたい?急にどうしたんだ?」

 

私がそう尋ねるとルーテシアとキャロは、頬を赤らめながら

 

「エリオ君に・・作ってあげようと思って・・」

 

「エリオはお肉が好き・・」

 

そう言う2人の頭を撫でながら

 

「そう言うことか・・良いよ・・暇だから教えてあげるよ」

 

もうすぐ公開意見陳述会でその前の最後の休暇だから、2人に付き合うと言うとその話を聞いていたシャマルが

 

「お兄さん・・私にも教えてください」

 

そう言うシャマルとキャロとルーテシアにハンバーグの作り方を教え始めた

 

「挽肉に刻んだ玉葱と卵を入れてかき混ぜるんだ・・」

 

2人にそう言うと2人でかき混ぜ始める・・笑顔で作る二人を見ながら

 

(エリオは・・2人に好かれて幸せだな・・はてはて・・結婚するとなるとどちらだろうか?)

 

一応ミッドは一夫多妻の制度がある・・使ってる者は殆ど居ないが・・エリオの場合どちらか何か選べないだろうから、その制度を使うだろうなと考えてると、ルーテシアが

 

「龍也・・かき混ぜ終わった・・次は?」

 

微笑を浮かべながら尋ねて来るルーテシアに

 

「形を決めて焼くんだ・・おいおい・・そんなに大きくするのか?」

 

ハンバーグの種を半分くらい使ってでかいハンバーグを作る2人に呆れながら尋ねると、2人は

 

「「私達はこれくらいエリオ(君)が好きって事で・・」」

 

ハート型のハンバーグを見せる2人・・2人の気持ちを表現しているという事か・・なんだか微笑ましい気分になって2人を見ていると

 

「私も出来ました」

 

平均的な大きさのハンバーグを作ったシャマルに

 

「シャマルも大分料理が上手くなったな」

 

前みたいな猛毒を作る率が少なくなったのでそう言うと

 

「お兄さんに教えて貰ってますから!」

 

笑顔で言うシャマルに笑みを零しながら、フライパンを用意して

 

「これに油を引いて・・焼くんだが・・2人のはフライパンじゃ駄目だな・・確か・・お好み焼き用の鉄板が・・ああ・・あった・・あった・・」

 

フライパンに入るサイズではない超巨大ハンバーグを焼く為に、お好み焼き用の鉄板を使うことにした

 

ジューッ!!ジューッ!!!!

 

凄まじい音を立てながら焼きあがっていくハンバーグを見ながら、キャロとルーテシアは

 

「これならエリオ君お腹一杯になるかな?」

 

凄くいい笑顔で言うキャロにルーテシアは

 

「これなら・・大丈夫、エリオでもお腹一杯になるはず」

 

そう言う2人を見ながら私は

 

(どう見ても・・お腹一杯所の騒ぎではないな・・)

 

どこかのチャレンジメニューの様な超巨大ハンバーグを引っ繰り返すために両手に篭手を握り

 

「・・はっ!」

 

一気に引っ繰り返す、上手く引っ繰り返す事が出来、形が崩れなかった事に一安心し、蓋をしてから、隣を見ると

 

「よいしょっと・・うんうん・・上手く焼けてます」

 

にっこりと微笑むシャマルを見ながら

 

「それじゃあ、今度はソースだな・・ハンバーグを焼いた肉汁をフライパンに入れて・・」

 

ハンバーグを焼いて出た肉汁をフライパンに入れ

 

「次にバターと赤ワインにケチャップとデミグラスソースを入れて・・煮詰める」

 

赤ワインのアルコールを飛ばす為に煮詰めながらかき混ぜる

 

「ふむ・・これくらいか・・」

 

味見をして丁度いい味なのを確認してから火を止め

 

「ハンバーグの方も焼き上がったようだな」

 

ハンバーグが焼きあがったのを確認してから大皿にキャロ、ルーテシア特製の超巨大ハンバーグを乗せ

 

「これでソースを掛けると・・これで完成だ」

 

そのハンバーグにさっきのソースを掛け完成だと言うと

 

「これで完成ですか・・これならエリオ君も喜びますね、お父さん!」

 

笑顔で言うキャロに

 

(喜ぶ事は喜ぶだろうが・・全部食えるのか・・これ・・)

 

エリオはかなり量を食べるが・・その限界を軽く超えてそうなハンバーグを見ながら、私は

 

「そうだな・・きっと喜ぶさ・・」

 

私は2人の嬉しそうな顔を見て、そんな事は言えずただ2人の頭を撫でた・・

 

「それじゃあ、早速持って行きましょう!ルーちゃんそっち持って」

 

「うん」

 

2人で協力してハンバーグの皿を持っていく、私はその後姿を見ながら

 

「シャマル・・私達も行こうか?」

 

2人が行った後に言うとシャマルは

 

「エリオ・・全部食べれますかね?」

 

不安げに言うシャマルに

 

「多分・・無茶してでも食べるんじゃないか?」

 

そう言うとシャマルは

 

「胃薬・・用意しておきますね」

 

胃薬を用意するというシャマルに頷き、私はエリオの居る所に向かった

 

「・・す・・凄いね・・これ・・」

 

超巨大なハート型のハンバーグを見て言うエリオに、キャロとルーテシアは

 

「お父さんに教えて貰いながら頑張って作ったんだよ!!美味しいから食べてみて!!」

 

「・・絶対美味しいし・・お腹一杯になるよ」

 

笑顔で言うキャロとルーテシアの前には普通サイズのハンバーグが2つ・・私は冷や汗を流しながら食堂の席に腰掛けた、私が座ると同時にそのハンバーグを見て絶句していたフェイトが

 

「た・・龍也・・幾らエリオでもあれは食べれないよ・・」

 

そう言うフェイトに

 

「フェイト・・目を輝かせてる・・2人にそんな事を言えるか?・・私には言えなかったよ・・」

 

紅茶を飲みながら言うとフェイトは

 

「言えないね・・うん・・龍也は悪くないよ」

 

そう言うフェイトを見ながらエリオを見る

 

「・・い・・頂きます!」

 

ナイフとフォークで1口分切って口に運ぶ・・それと同時にエリオの顔が笑顔になり

 

「美味しい・・これ凄く美味しいよ!!」

 

笑顔でバクバクと食べるエリオを見ながら

 

「大丈夫そうか?」

 

隣のなのはに尋ねると

 

「大丈夫じゃないですか?・・ほら・・エリオ君は2人泣かせる様な事しないですし・・きっと全部食べますよ・・そうだ・・所で公開意見陳述会って何するんですか?」

 

詳しい話をまだ聞いてないなのはに

 

「とりあえず、私にレジアスと三提督での話し合いの様な物だな・・ネクロとの戦いがどうなるかの話だ・・それの護衛で隊長陣に来てもらう・・スバル達とチンク達は六課で待機・・もしかすると襲撃があるかもしれないからな」

 

そう言うとなのはは神妙な表情で

 

「龍也さん・・もう直ぐ決戦なんでしょうか?」

 

そう尋ねて来るなのはに

 

「間違いないだろうな・・前の管理局襲撃で奪われたレリック・・姿を見せないネクロ達・・間違いなく決戦は近い」

 

私がそう言うとなのはは私の左手を握り締め

 

「大丈夫です・・私は・・私達はもう足手纏いじゃないです・・龍也さんだけに負担を掛けさせませんから」

 

そう笑うなのはに

 

「そうだな・・皆強くなった・・なのはも・・フェイトも・・皆だ・・悪いが頼りにさせてもらうぞ」

 

私が笑いながら言うとフェイトが

 

「うん!頼りにしてよ!!私達も頑張るから!!」

 

そう笑いながら言うフェイトとなのはを頼もしいと思いながら、私は窓を外を見上げた・・それは何処までも澄んだ青空だった・・私は空を見ながら

 

(嵐の前の静けさか・・)

 

心の中でそう呟いた・・ちょうどそれと同時に

 

「ご・・ご馳走様でした・・パタッ・・」

 

食べ終わると同時に倒れたエリオ・・お腹がとんでもなく膨れていた・・

 

「え・・エリオ君!!」

 

「エリオ!!」

 

キャロとルーテシアが慌ててエリオを介抱する姿が見え、私は笑いながらその光景を見ながら

 

(ジオガディス・・私は負けん・・この平和な時を壊そうとするお前達には決して負けん・・)

 

私は決戦にむけ闘志を燃やしていた・・

 

 

 

 

丁度その頃パンデモニウム内では

 

「揃ったか・・我が配下達よ」

 

王座に腰掛けながら言うジオガディス様は、私達を見てそう声を掛ける・・王座の間には全てのダークマスターズが揃っていた・・ジオガディス様は1人ずつ

 

「ダークマスターズが将・・ヘルズ!」

 

「はっ!私はここに」

 

片膝を付くヘルズの次に

 

「ヴェノム!」

 

「私もここに」

 

マントを身体に巻き付けながら言うと・・次に

 

「ランレ・デルーパ!」

 

「おう!俺はここだ!!待ってたぜ!!この時を!!」

 

稲妻を纏いながら、ランレ・デルーパが姿を見せ、次に

 

「ルキルメス!そして3将軍よ!!」

 

「闇の闘士・・ルキルメス・・参上いたしました」

 

「ライガ」

 

「ヒューガ」

 

「スーガ・・」

 

「「「参上致しました!!」」」

 

ルキルメスと3将軍が膝を付く

 

「バラガルト!!」

 

その呼びかけと同時に

 

「私はここに」

 

紅いローブのネクロ・・バラガルトが姿を見せ

 

「キメイラ・・そしてホーネット!!」

 

「グルル・・グオオオオッ!!!」

 

「ギギ・・オレハ・・ココに・・」

 

完成したキメイラと蜂の様なデクスが姿を現すそして

 

「グリム!タナトス!ディアボリック!!」

 

私の隣に機械の身体を持つ「グリム」が

 

「グオオオオッ!!!」

 

機械の腕を振り上げながら雄叫びを上げ

 

「私は此処に・・我が王ジオガディス様に勝利を!!」

 

獣の下半身を持つ「タナトス」が剣を振り上げながらそう言い

 

「ギギ・・遊び・・遊び・・皆殺しゲームが始まるよ!!」

 

長い手足を持つ悪魔のような「ディアボリック」君の悪い声を上げる

 

「ヴォルガンド!!そしてリベンジャーッ!」

 

黒い光が走りその中から、灰色の甲冑に紺のマントを羽織ったヴォルガンドが膝を付きながら姿を見せ

 

「ヴォルガンド・・参上致しました・・」

 

更に黒い体に赤い羽根を持ったリベンジャーが翼を羽ばたかせながら私の隣に着地し

 

「リベンジャーはここに居ります」

 

深々と頭を下げるリベンジャーを見てから

 

「期は此処に熟した!!パンデモニウムの修復も終り・・俺達の魔力も最大限まで高めた!!・・俺達に負けは無い!!今度こそ魔道師どもを全て殺し・・我等の理想郷を築くのだ!!」

 

そう言って剣を引き抜くジオガディス様に合わせて、皆がそれぞれ自分の獲物を掲げる

 

「魔道師達の希望・・時空管理局機動六課の魔道師・・そして守護者・・八神龍也を打ち倒すのだ!!彼の者達を倒せば我らの邪魔をする物は居ない!!」

 

ジオガディス様は腰の鞘に剣を戻し

 

「戦いの時は、公開意見陳述会・・その場所に守護者達を足止めし、その間に本局と六課を落とす!!そしてクラナガンの魔道師を殺すための魔法陣を描く!!その時こそ・・我らの理想郷が出来る時だ!!決戦の時まで無駄な事に魔力を使わず蓄えておけ!!良いな!!」

 

そう言うと姿を消すジオガディス様・・話す事は全て終ったからだろう・・集合していたダークマスターズも解散していく・・私はそれを見ながらマントを身体に巻きつけ自分の宮へと戻った・・

 

「決戦の日は近いですね・・」

 

シュル・・

 

私は顔を隠すマスクを脱ぎながらそう呟いた

 

「私の相手は誰になるんでしょうね?・・叶う事なら科学者が良いですけどね・・」

 

ジェイルスカリエッティが良いと呟いていると

 

「ヴェノム様・・バラガルト様がお呼び・・そ・・その顔は!!」

 

驚くLV3の前に一瞬で移動し

 

「お前・・私の顔を・・見ましたね?」

 

首を絞めながら言うとLV3は

 

「だ・・誰にも・・言いません!!ですから・・ですから・・御許しを!!」

 

懇願するLV3に

 

「いいえ・・許せませんね・・私の顔を見た者は・・この世から消えてもらいます!ダークレイド!!」

 

ゼロ距離でダークレイドを放ちそのLV3を消滅させ

 

「全く・・ノックくらい出来ないのですかね・・」

 

そう言ってマスクのある方に歩いて行き鏡の前で立ち止まる

 

「そう・・この顔を見た者は許す事など出来る訳が無いのですよ・・」

 

鏡には流れるような金髪が見えていた・・私はマスクを装着しながら

 

「そう・・許す訳には行かない・・この忌むべき顔を見た者は皆死んで貰う・・あの者を除いてね・・」

 

そうその者を除いて私の顔見た者は許すことなど出来る訳が無い・・

 

「はは・・その時あいつがどんな顔をするのか楽しみですよ・・・・貴方は自分の罪に耐える事が出来るでしょうかね・・くくく・・ははは・・はーはっはっ!!!」

 

私は狂った様な笑い声を上げながら自分の宮を後にした・・龍也たちが決戦の準備を始めた頃・・ネクロ達も静かに闘いの準備を進めていた・・決戦の日は・・近い・・

 

第114話に続く

 

 

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