夜天の守護者   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです

本日二回目の更新は第119話までです、内容は

第117話 FWチームVSルキルメス一派 会戦
第118話 ノーヴェ&ゼストVSライガ&ヒューガ
第119話 スバル&ティアナVSルキルメス&スーガ
でお送りします。

それとプロローグの後にキャラ紹介を入れたのでどうかよろしくお願いします


第117話

 

 

第117話

 

私は目の前で整列するなのは達と、少し離れた所で腕を組んで目を閉じている、ハーティーンを見ながら

 

(こういうのは私の性じゃない・・)

 

心の中でそう呟いた・・決戦当日・・誰かに言葉を掛けて貰おうと思っていたのだが・・レジアスもリンディさんも拒否・・他に適任者は居なくなり・・強制的に私が言う事になった・・

 

「今日はネクロ達との決戦の日だ・・ネクロ達は強い・・だが・・私はお前達なら絶対に勝てると信じている・・」

 

私はなのは達を見ながら激励と言えるか判らないが・・そう声を掛けた・・ネクロ達は確かに強い・・LV4となれば・・なのは達か同クラスか・・それ以上の可能性もある・・だが・・なのは達なら勝てる私はそう信じていた・・私の仲間なら絶対に負けないと・・私はそんな事を考えながら

 

「そして・・私からたった1つ・・・1つだけ・・命令を出す・・全員絶対に死ぬな!・・ここに皆揃って帰って来い!!」

 

私がそう言うとなのは達は勢い良く敬礼しながら

 

「「「「了解!!」」」」

 

敬礼してから飛び出していくなのは達・・私は天雷の書をコートの中にしまい

 

「セレス・・私達も行くぞ・・」

 

そう呟くと背後から滲み出るようにセレスが姿を見せ

 

「はっ・・私は必ず貴方に勝利を・・」

 

そう頭を下げながら言うセレスを見ながら

 

(やはり・・セレスは知らないのだな・・私が力を得る為に払った対価を・・)

 

私は長い間セレスと居て気付いた・・天雷の書の統制人格として作られたセレスだが・・彼女と天雷の書はリンクしていない・・別の個として活動しているのだ・・だからセレスは知らない・・私が力を得る為に天雷の書に払った対価を・・

 

(いや・・いい・・そんな事は最早どうでもいい事だ・・私は・・パンデモニウムに行く・・■■為に・・それが・・私の運命・・ならば・・私はそれを受け入れよう・・私はその為に生きてきたのだから・・)

 

私は心の中でそう呟きセレスと共にアースラの外に出て空を見上げた・・上空にはパンデモニウムが浮かんでいた・・

 

(行くか・・全てを・・今度こそ護る為に・・)

 

私はそんな事を考えながら隣のセレスを見て

 

「行くぞ・・セレス」

 

「はいっ!・・我が王よ・・」

 

頷くセレスと同時に

 

「「ユニゾン・・インッ!!」」

 

ユニゾンを行うそれを同時に展開された騎士甲冑の背に生えた翼を羽ばたかせ・・私はパンデモニウムに向かって行った・・

 

 

 

「ジオガディス様・・予想通り守護者がこちらに向かってます・・」

 

俺はヘルズの言葉を聞きながら・・王座に腰掛けながらモニターに展開された・・街の地図を見ているとヘルズが

 

「ご心配なく・・仮に我らが敗れてもジオガディス様が生きておられれば・・結界は消えません」

 

そう・・その通りだ・・俺が敗れなければ・・街に展開している結界は消えない・・そして俺は決して負けない・・今度こそ俺は・・全てを取り戻す・・エリナを・・俺の国を・・

 

「ジオガディス様・・貴方の願いは私の願い・・今度こそ私は貴方の願いを叶えましょう・・貴方が再び笑えるようになれるように・・その為ならば・・私怨は捨てましょう・・それではジオガディス様・・全てが終った後に・・再会致しましょう・・」

 

頭を下げ地面に吸い込まれるように消えて行くヘルズを見ながら

 

「俺はお前を取り戻したいだけだ・・お前と共に再び・・笑いたい・・その為に俺はこの手を幾らでも血で塗らそう・・エリナ・・」

 

あれから永い時がたった・・だが今でも鮮明に思い出せる・・エリナの笑顔が・・俺は首から下げた血がこびり付いたペンダントを握り締めた・・これは婚約の証に俺がエリナに送ったペンダントだった・・そして婚約が決まったその日・・俺は全てを失った・・

 

「俺は許さない・・俺から全てを奪った者を・・ベルカを・・!・・神王を・・!」

 

俺から全てを奪ったベルカ・・そして俺の邪魔をした神王・・どうして許す事が出来ようか・・俺はペンダントをしまいながら

 

「来るがいい・・守護者・・貴様に俺と同じ絶望を味わわせてやる・・そして絶望の中で殺してやる・・」

 

俺は城に向かって来る守護者を見ながらそう呟いた・・その直後脳裏に何者かの声が響く

 

(そうだ・・殺せ・・殺して殺して殺し尽くせ・・さすればお前の願いは叶う・・お前の愛した者も・・全て再びお前の手の中に戻る・・)

 

「!・・何だ?・・今の声は?」

 

突然脳裏に響いた声を聞き辺りを見回すが俺以外の姿は見えなかった・・

 

「気のせいか・・ふん・・だがその通りだな・・殺せばいい・・全て・・そしてその手始めはお前だ・・八神龍也・・早くここへ来い・・俺の剣で貴様を殺して・・まだ逆らうか・・ふんっ!!!」

 

バチバチバチッ!!!

 

手の中のダインスレイフに魔力を流す・・強引に流し込まれた魔力にダインスレイフが悲鳴を上げる・・

 

「お前は俺の道具なんだよ・・道具が主に逆らう事が出来ると思うか?・・無理だ・・お前はこれからも魔道師を殺す為だけに使う」

 

抵抗していたダインスレイフの動きが止まる・・俺は鞘の中のダインスレイフに

 

「ふん・・ユニゾン型アームドデバイスだがなんだか知らんが・・自意識を持つデバイスなど邪魔以外の何物でもないな・・」

 

試作型なんだか忘れたが・・こいつはユニゾンデバイスとしての特徴を兼ね備えている・・だが・・俺にはユニゾンなど必要ないし・・こいつの指示もいらない・・

 

「さあ・・早く来い・・夜天の守護者・・圧倒的な力の差を教えてやる」

 

俺はそう呟き再び王座に腰掛けた・・守護者が消えれば抵抗しようという人間も居なくなる・・そうすれば事は容易く進む・・エリナ達を生き返らせる事も出来る・・俺はその時こそ・・心から再び笑えるようになるだろう・・エリナ・・早くお前に逢いたい・・この手でお前に触れたい・・お前の声を聞きたい・・だが・・まだそれは出来ない・・待っていろ・・必ず俺がお前を生き返らせてやるからな・・俺は心の中でそう呟き再びモニターを見た・・そこにはルキルメスの所に向かう4人の魔道師の姿が写っていた・・

 

 

 

「敵が居ないね・・どうしてかな?」

 

走りながら尋ねてくるスバルに私が答える前にゼストさんが

 

「作戦実行中に無駄口を叩くな・・それが死を招くぞ」

 

静かだが威厳のある声で言うぜストさんにノーヴェが

 

「ゼスト・・もうちょい言い方ってもんがあるだろ?・・龍也はそんな風に押さえつけたりしないぜ?」

 

ノーヴェがそう言うとゼストさんは

 

「すまん・・少々気が立っていた・・許せ・・」

 

そう言うと無言で私達の前を走りだすゼストさんを見ながら私は

 

(私がチームリーダーって絶対おかしい・・普通ゼストさんじゃないの?)

 

心の中でそう呟いた・・私達は3人編成だったのだが・・私達が向かう場所はルキルメスの領域である事が判り、急遽ゼストさんが組み込まれたのだが・・正直私がリーダーというのはおかしいと思った・・年長者のゼストさんの方がよっぽど適任ではないだろうか・・私がそんな事を考えてると隣のノーヴェが

 

「自信を持てよ・・龍也がお前にリーダーを任せたんだ・・それはそれだけ期待されてるって事だぜ?・・もしお前で不安ならゼストがリーダーになってたさ・・だから自信を持てよ・・なっ!」

 

そう言って力強く背中を叩くノーヴェ・・正直かなり痛かったが気合が入った・・

 

(そうだ・・龍也さんに任されたんだ・・自信を持てば良い・・ルキルメスを倒して・・ここのクリスタルを破壊する・・それが私の・・ううん・・私達の役目・・)

 

私は自分に任された事をすればいい・・龍也さんは勝つ・・絶対に・・私が心配する必要は無い・・今は自分の出来る事をするだけだ・・私はそう考え・・ネクロが姿を見せない理由をスバルに話した

 

「スバル・・ネクロが姿を見せないのはここがルキルメスの領域だからよ・・あんたは直接戦った事があるでしょ?・・ルキルメスは卑怯な事をするようなネクロだった?」

 

これがヴェノムや・・あの赤いローブのネクロなら違う・・自分が有利になるために二重三重の罠を張るだろう・・だがルキルメスはそんな性格のネクロか?と尋ねるとスバルは

 

「違う・・ルキルメスはそんな事しない・・ルキルメスは正々堂々戦う事を望んでた・・だから・・卑怯な事はしないと思う」

 

真剣な表情で言うスバルに頷き瓦礫の中を走ってると

 

「止まれ・・」

 

ゼストさんが急に立ち止まる・・何事かと思ってると

 

「来たか・・待っていたぞ・・魔道師」

 

緑色の体に両腕が魔力刃で出来たネクロが瓦礫の山の上に立っていた・・私達が戦闘態勢に入ろうとするとネクロは

 

「待て・・俺は今は・・戦いに来たのではない・・俺はルキルメス様の命でお前らを迎えに来ただけだ・・俺達と戦う前に消耗されるのは面白くないからな・・」

 

そう言うとネクロは瓦礫の山から飛び降り、私達の前に着地し

 

「俺は疾風将ヒューガ・・ルキルメス様の宮までは俺が案内する・・着いて来い」

 

ゆっくりと歩き始めるヒューガの背を見ながらノーヴェが

 

「どうするよ?・・着いてくのか?」

 

その言葉に少し考える・・ルキルメス配下のネクロはどれも戦士であり・・卑怯な事はしなかった・・本局襲撃の時の報告もある・・私がどうしようか悩んでいるとスバルが

 

「私は行くよ・・ルキルメス達は卑怯な事をしないって判ってるから・・」

 

そう言ってヒューガの後を追って歩き始めたスバルに

 

「・・はぁ・・でもまぁ・・スバルの言う通りかな?・・行こう・・ノーヴェ・・ゼストさん」

 

私達もヒューガの後を追って歩き出した・・ヒューガの後ろを歩いていると

 

「「「キキーッ!!!」」」

 

無数のLV1が飛び出して来た・・私がやっぱり罠だったのか!?と思い、慌ててクロスミラージュを構えようとした瞬間

 

「失せろ・・屑どもが・・コバルトサイクロン!!」

 

ヒューガが素早く左腕を振るう、すると魔力で出来た竜巻が発生し飛び出して来たLV1を粉微塵に切り刻む・・私とヒューガの目が合う・・ヒューガは

 

「罠かと思ったか?・・言っておくが俺はそんな事をしていない・・どうせリベンジャーかバラガルト配下のネクロだろうよ・・あいつらは卑怯で姑息な奴らだからな」

 

そう吐き捨てるヒューガの言葉に嘘は無いと思った・・ヒューガの目は澄んでいた・・卑怯な事を考えているようには見えなかったのだ・・私は取り出しかけたクロスミラージュをしまい・・再びヒューガの後を追って歩き出した・・瓦礫の山を歩く事数分・・私達の前に黒い壁の宮殿の様の物が姿を見せた・・ここにクリスタルが・・私が宮殿を見上げてると

 

「こっちだ・・来い」

 

宮殿の中を進んで行くヒューガの後を追っていく・・宮殿の中は長い一本道だった・・歩く事数分・・私達は広いフロアに出た・・フロアの真ん中にはルキルメス、その背後には黒いクリスタルが光り輝いていた・・私達がクリスタルを見ていると

 

「案内はここまでだ・・ここから先は敵同士・・覚悟しろ・・」

 

そう言うと地を蹴り一瞬でルキルメスの背後に移動したヒューガ・・私がその速さに驚いていると、稲妻と水の柱が上がり、さらに2体のネクロが姿を見せる、キメイラと似た体を持ったネクロと灰色で頑強そうな身体を持ったネクロだ・・私達が戦闘態勢に入ると私の足元に魔法陣が展開される・・いや私だけではない・・ノーヴェとゼストさんも同様だ・・やっぱり罠だったのか!?私はそんな事を考えながら何処かへと飛ばされていった

 

 

 

皆が!・・急に姿の消えたティア達・・まさか・・罠だったのか?・・私がそう考えルキルメスを睨むとルキルメスは

 

「別に死んだ訳じゃない・・よく見ろ・・ヒューガ達も居なくなってるだろう?1対1で戦える場所に移動して貰っただけだ・・邪魔者も居ない・・スバル!!俺は貴様を倒す!!我が王の願いを叶える為に!!」

 

そう言うとルキルメスの身体を漆黒の魔力が包み込む・・これは前にも見た・・進化する時の現象だ・・私がそれを見ながら

 

「私はお前に負けない!!絶対に!!」

 

青く光り輝く魔力が私を包み込む・・それと同時に騎士甲冑が姿を変えていく・・動きやすい白を基調とした服にナックルガードと足のすね辺りまでの甲冑・・私は全身に極光の光を身に纏い構えを取る・・ルキルメスも同様拳を構える

 

「行くぞ!!スバル!!あのときの決着を付けてくれる!!」

 

そう言って凄まじい勢いで突っ込んで来た・・私も地面を蹴り走り出した・・スバルとルキルメスが戦闘を開始した頃・・宮殿の内部の3箇所では

 

「私の相手はお前か・・」

 

「そうだ・・俺の名はライガ!!正々堂々貴様に勝負を申し込む!!」

 

ライガとノーヴェが荒れ果てた荒野のような場所で戦い始め・・

 

「ヒューガ・・俺の相手はお前か・・」

 

「そうだ・・正々堂々一騎打ちの勝負だ・・だが・・勝つのは俺だがな!!」

 

森林の中でお互いの獲物を構えるゼストとヒューガ・・そして

 

「ここは海・・?」

 

「そうダ・・ここガ・・俺の領域・・勝負ダ・・魔道師・・」

 

海の上でスーガとティアナが・・戦闘を始めていた・・闇の闘士と3将軍対スバル達の戦いの幕が上がった・・

 

第118話に続く

 

 

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