第17話
現在、地球に出張任務中の機動六課の面々はそれぞれの分隊に分かれ、ロストロギアの探査活動を行う為の役割分担をしていた
なのは達スターズ分隊はなのは、ティアナ、スバル、リインの四人で中距離探査を、
フェイト達ライトニング分隊はフェイト、エリオ、キャロの四人でサーチャーやセンサーの設置を、
はやては空からの広域探査のため、はやて、シャマルの他にシグナム、ヴィータが加わり四人の分担でいざ捜査開始と言う所
「私はどうすれば。良いんだ?」
問題が一つあったそれは龍也だ。龍也はしょうがないのでベヒーモスで、スターズの捜査に協力しようとしたが、はやてがストップを掛けた。なんでスターズで自分達じゃないのかと、何を言っていると思っていたらフェイトもずるいと言い始め。今は龍也が何処に協力するかを話し合っているのだが
「二人は引いてくれへん?兄ちゃんは私達に協力してくれるんやから」
「何を言ってるのかな?最初龍也さんはスターズに協力する、予定の筈だけど?」
「違うよ、龍也はサーチャーの設置を手伝ってくれるんだよ?」
「「「アハハハハ」」」
黒い空気が充満している
「龍也さん、アレ何とかなりません?」
スバルが冷や汗を流しながら言うが
「無理だ、昔からああなったら。ほっとくしかない」
私でもあの状態の三人は怖いのだ
「でもよ、兄貴このままじゃ、拉致があかねぇぞ」
今回は傍観者の立場のヴィータが言うが
「だが、どうしろと?残念ながら私の体は一つしかない」
正論だ、三人は自分達と行動して欲しいと言っているのだ
「そうだ!お兄さん。こうしたらどうですか?」
黙り込んでいたシャマルが。龍也に耳打ちする
「・・それしかないか」
私はシャマルの意見の意見を採用した
「「「アハハハハハ」」」
黒い・・辺りの空気の黒さに一歩さがるが
(兄上、頑張ってください)
(大丈夫です。龍也さんなら出来ますから)
シグナムとエリオから念話で励まされる。私は意を決しはやて達に声を掛けた
「ちょっと、三人とも良いか」
「何ですか?」
「なんや、兄ちゃん」
「龍也何?」
凄まじいプレッシャーだ、これなら一人で敵の真ん中に切り込んで行った時の方が楽だったな
「いやな・・そのままでは何時までたっても。決まらん。だからジャンケンで決めたらどうだ?」
シャマルの提案・・それはジャンケンだった。龍也の提案に考え込むはやて。どうだ成功かと思っていると
「そうやね、おっしゃ!!二人ともジャンケンで勝負やで」
頷くなのはとフェイト。
「「「ジャンケン、ポン!!」
そして勝者は決まった
「では行くが、準備は良いか?」
ベヒーモスに跨り、尋ねる
「OKです」
タンデムシートのフェイトが答え
「こっちも大丈夫です」
サイドカーに乗った、エリオも返事を返す、龍也のサイドカーは大きめに設計された特注品のため、エリオとキャロが乗っても余裕がある。ジャンケンの勝者はフェイトだった、ちなみに負けたなのはとはやてはがっくりとうなだれながら捜査に向かった
「では行くとするか」
そうして4人を乗せたバイクは走り出した
「龍也、運転上手いね」
サーチャーを二個設置して三箇目に向かっているとフェイトが言うが
「何、様は慣れだ、それにベヒーモスのサポートも有るからな」
『ご謙遜を、マスターの運転技術は相当上ですよ』
バイクのスピードメータの横のモニターから、穏やかな男の声が聞こえる、彼がベヒーモスのAIなのだ
「でも、この発想は無いですよ。インテリジェンスの移動用のデバイスを作るなんて」
「普通は考えないな」
穏やかな雰囲気で走っていき、次のサーチャーの設置場所に向かいサーチャーを設置する
「ふぅ・・龍也・・そろそろ一回休憩しようか?」
サーチャーの設置の追えた所でフェイトが言う・・確かにそろそろ1回休んだ方が良いな・・私も1回休んだ方が良いと感じ
「そうだな・・ちょうどここは公園だし・・ここで少し休むとしよう・・」
フェイトに休むとしようと言うとフェイトは
「それじゃあ、私はジュースでも買ってくるよ、龍也達はベンチで待ってて」
フェイトと別れ、エリオ達を連れ公園の奥に向かっていると・・子供を肩車した親子らしき男性と女性とすれちがう・・
「「・・・・」」
エリオとキャロが肩車して貰っている子供の顔をじっと見ている・・私はその2人の姿を見て
(ちょうど甘えたい頃だからな・・)
私はそんな事を考えながらエリオとキャロを抱き上げ肩の上に座らせると、2人は
「「龍也さん!?」」
驚き肩から降りようとする2人に
「ほらほら暴れると危ないからな、大人しくしてろよ?」
そう笑い公園の奥に向かって歩き出した・・
・・凄く良い気分です・・私は龍也さんの肩に腰掛けながらそんな事を考えていた・・
さっき肩車をして貰っている子供が羨ましいと思った・・私もお父さんに肩車をして欲しいなと思ってしまった・・でも今は違う・・龍也さんの肩に腰掛けていると・・龍也さんが本当のお父さんの様に見えてくる・・確かに目付きは鋭くて怖いでも・・それ以上に優しい人だと私は思う・・そんな事を考えていると思わず・・・
「「あの・・お父さん・・!!」」
エリオ君と同時に龍也さんの事をお父さんと呼んでしまう・・しまったと思い龍也さんの顔を見ると
「ん?どうした?何か用か?」
気にした素振りを見せず笑いかけてくる龍也さんにエリオ君が
「怒らないんですか?・・お父さんなんて呼んだのに・・」
エリオ君がおずおずと尋ねると
「なんで怒るんだ?別に構わないぞ、なんと呼ぼうが私は気にしないからな・・それに2人の様な良い子にお父さんと呼ばれるのは悪い気はしないぞ?」
からからと笑う龍也さんに
「それじゃあ・・・その・・お父さんって呼んでも良いんですか?」」
龍也さんに尋ねると
「構わないよ・・好きに呼べば良いさ・・」
笑う龍也さん・・いやお父さんに嬉しくなり
「えへへ・・お父さん・・」
笑いながらお父さんと言うと
「ん?何だ?エリオ、キャロ」
同じく笑いながら返事を返してくれるお父さんに
「何でもないです~」
そう笑いかけると
「?」
首を傾げるお父さんに確り抱き付きながら、私達は公園の奥に向かった・・
「お待たせしました・・龍也・・何か合ったの?2人と仲良くなってるみたいだけど?」
首を傾げるフェイトさんにお父さんは
「何でもないさ・・なっ2人とも」
笑いかけてくるお父さんに頷き
「「そうですよ~何も無かったですよ、フェイトさん」」
笑いながらフェイトさんに言うと
「何でもないなら良いけど・・はい、ジュース」
フェイトさんからジュースを受け取り、それを飲みながら休憩し、しばらくしてから、ベヒーモスに戻る龍也の両手はエリオとキャロと繋がれていた。その様子に自分が居ないうちに何があっただろうと首を傾げる、フェイトを乗せ龍也達は次のサーチャーの設置場所に向かって行った・・
デバイス紹介
ベヒーモス
ジェイル作のバイク型インテリジェンスのデバイス。AIは男で柔らかい口調と丁寧な言葉使いが特徴、作成目的は隻腕の龍也の移動をサポートしバイクに乗ったままでも戦えるである、だがバイクに乗ったまま戦うには高度なバランス制御が必要になるためインテリジェンスで製作された。待機状態はブレスレットでダークネスのときはペンダントにしていた。通常形態にサイドカーモードと二つのモードが有る
第18話に続く