夜天の守護者   作:混沌の魔法使い

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第30話

第30話

 

機動六課部隊長室、ここに現在スターズ、ライトニング、ロングアーチの面々とヴァイス陸曹が集まっている。なのはも先程保護した少女を聖王医療院に面会し終わり、帰ってきていた。

 

みんなの視線は龍也とセレスに集中している。何故なら、セレスの服装に現実味がないからだ。蒼い神官のような服に、銀のマントを羽織って目をつむり静かに佇んでいるその姿は銀髪と白い肌も相まってある種幻想的な雰囲気を漂わせていた。

みんなそんなセレスに見惚れていたのだ。龍也はそんなセレスの横で無表情で立っていた。

 

「さて・・では何から話せば良いのかな?」

 

セレスの横で呟く、全てを話すといったが何処まで話せば良い物なのか。ジェイルの話はもう少し後だ、いまレジアスが指名手配を取り消そうと動いている。

 

「兄ちゃん。その隣のいる人の事を話してくれんか?」

 

はやての目は先程からセレスから一瞬も離れていない。

 

「セレスか・・それじゃあ、よく聞けよ?」

 

前振りをしてから話し始めた

 

「まず事の始めは8年前だ、私が魔王の襲撃を受けた時だ」

 

その言葉にヴィータとなのはの顔蒼くなるが。それを無視して話を続ける

 

「ガーディアンズハートが転移してくれた場所それは・・・古代ベルカの遺跡だ」

 

「!?!?!?」

 

はやて達の顔が驚愕に染まる

 

「後で知ったんだが・・ガーディアンズハートは聖王時代のデバイス。何故それが私の家に合ったのかは判らないが、間違いなく古代のそれもシグナムたちのデバイスより更に古い時代に製造された物に間違いが無いらしい」

 

言葉も無い様子のはやて達を見ながら話を続ける

 

「其処で私はセレスによって怪我を治して貰い、2年そこでリハビリをしていた」

 

私はその遺跡で必死でリハビリをしていた、自分が居ない間にはやて達が傷つくんじゃ無いかと、襲われるんじゃないかと言う不安に駆られながら必死でリハビリをしていた、その時に事を思い出していると

 

「王は素晴らしい速さで隻眼と隻腕のハンデを乗り越えました。僅か二ヶ月で元の動きになりました」

 

先程まで口を開かなかったセレスが口を開き言葉を発した

 

「二ヶ月で・・信じられない」

 

「何を言う?男よ。判らぬか?王は家族を護る為に、それこそ血を吐くような思いでリハビリをしていたのだぞ?」

 

鋭い冷めた目線でグリフィスを睨む、その目には確かな殺意の色が浮かんでいる

 

「セレス・・余計なことを言うな、話が脱線する」

 

「出すぎた真似をお許しください。王よ」

 

頭を下げ再び黙り込んだセレスを見て唖然とするはやて達に

 

「さて話しが脱線したが紹介しよう。ユニゾンデバイス、天雷の書の統制人格のセレスだ」

 

其処まで言い、セレスを見る、何を言いたいのか理解したセレスは、嫌々といった様子だが頭を下げ

 

「ここでは初めまして、と言ったほうが良いな。私は古代ベルカが生み出したデバイス『天雷の書』の官制人格セレスだ、我が王の手により名を得、私は王の為に存在している」

 

そう言うと再び黙り込んだセレスを見ながら

 

「もう少し、愛想良く出来ないか?」

 

そう言うと薄く目を開き

 

「王以外に愛想良くする意味などありません、私は王そしてその家族のみに仕えるのです。他の者など如何でも良いのです」

 

そう言い目を閉じようとするセレスに

 

「あの・・セレスさん?一つ聞いても良いですか?」

 

おっかなびっくりと感じではやてが声を掛けると

 

「質問とは何ですか?はやて様私に答えられる範囲でしたらお答えしますよ」

 

先程と違う柔らかい声色で微笑む掛けるセレスに驚いた、表情を浮かべたが直ぐに

 

「あのセレスさん、夜天の書と天雷の書は同違うん?」

 

「そうですね。簡単に言えばほぼ同じなんですよ。唯収集するものが違うんです。夜天が魔法を記録するように。私は武術やデバイスの情報を記録するのです」

 

穏やかに答えると

 

「じゃあよ、騎士プログラムは?」

 

ヴィータが声を掛けると

 

「騎士プログラムも存在しますが、今は修復中でして。修復が終われば天雷の騎士達も現れますよ」

 

へ~と頷いたヴィータの次に

 

「それではその騎士達の強さは?」

 

バトルマニアの血が騒いだのか好戦的な色を瞳に浮かべながら問いかけるシグナムに

 

「貴方よりかは強いでしょう。私達は固有技能を所持しています、その全てがレアスキルに認定されるほど強力なものです、私は二重魔法ミッドとベルカ両方の魔法を使うことが出来ます」

 

説明に頷いたシグナムを見てから

 

「他に質問は無いか?もう無いなら解散にしよう、流石に皆疲れてるしな?」

 

そう言い見ると、エリオとキャロは眠そうに眼を擦っているし、スバルも欠伸をしている、かという私も多少だるい、回復して直に戦闘に出たから多少疲れたようだ

 

「ん~そうみたいやな、ほなら解散。皆ゆっくり休んでや」

 

はやての一声で皆解散していき、私も部屋から出て、自身の部屋に戻っていった

 

 

「腹が減ったな・・」

 

部屋に戻って一番最初に感じたのは空腹だった。

 

「燃費が悪いのが原因か・・」

 

天雷の書は兎に角燃費が悪い、消費する魔力も体力かなりの量だ。それも本来一つのデバイスを二つに分けているのが原因なのだが

 

「仕方無い何か作るか・・」

 

サンドイッチを作り口に運ぶ

 

「やれやれ、間食は体に悪いんだがな・・」

 

口ではそう言うが手は止まっていない、ゆっくりだが確実に食べ続け。10分程で作ったサンドイッチを全て食べ終え、寝るかと思い立ち上がるとコンコン、とノック音がする

 

「ん、誰だ」

 

時刻はもう11時を過ぎている、そんな時間に来る客人は誰かと思い扉を開く、そこには赤いパジャマを着たヴィータが居た

 

「如何したんだ?こんな時間に?」

 

「あ~うん、その~」

 

目をキョロキョロと動かし落ち着かない様子のヴィータに

 

「まぁ、とりあえず入れ」

 

パジャマのままでは寒いだろうと思い、部屋に招き入れる事にした

 

「で、何か様か?」

 

椅子に向かい合って座り問いかけると

 

「その~偶に兄貴と一緒に寝たいと思ったんだけど・・・」

 

パジャマに負けず劣らず赤くなりながら言うヴィータに

 

「私と?別に構わないが、如何したんだ急に?」

 

「何かそういう気分なんだよ」

 

返事を返したヴィータにそうかと頷き、寝ることにした。ベッドの横になりながら天井を見上げる

 

「兄貴如何したんだ?」

 

隣のヴィータが不信に思ったのか、顔を覗き込んでくる

 

「いや・・な。特に何も無いさ、唯少し昔を思い出しただけだ」

 

思い出していたのは始めてヴィータ達と会った時だ。出会った頃のヴィータは警戒心丸出しだったし、シャマルは笑っていたがどこか冷たい感じだった。シグナムは殺気立っていた、唯一馴染んでいたのはザフィーラだけだった

 

「昔・・・私とはやては二人だけだった、それが今は家族が増え友達も出来た。それが何か嬉しくてな」

 

天井を見上げながらそう呟くと

 

「兄貴は今が楽しいか?」

 

「当たり前だ、楽しくて楽しくてしょうがないよ」

 

そうか・・と呟いたヴィータの頭を撫で

 

「そろそろ寝るか。おやすみ。ヴィータ」

 

「うん、おやすみ、兄貴」

 

 

「此処は何処だ?」

 

気が付いたらあたしは何も無い空間に立っていた、辺りを見回すが何も無い何処まで続く白い空間だった、

 

「始めまして、鉄槌の騎士」

 

突然背後から声を掛けられ驚きながら振り返る、そこには金の髪に空色の瞳持ち金の甲冑を身に纏った女が居た

 

「お前はなんだ?」

 

気配は人の物じゃない、どちらかといえばあたしたちに近い感じがする、そう思いながら問いかけると

 

「私は王に仕える騎士が一人、嵐の騎士、クレアと言います」

 

穏やかに微笑みかけるクレアだが、

 

「それで、その騎士が何の様だ?」

 

若干警戒しながら睨むと

 

「そう警戒しないでください、私は唯貴方と話がしたかっただけなんです、同じ役割を与えられた騎士として」

 

「同じ役割?」

 

「はい。私は貴方と同じ、強いて言うならコインの裏と表の関係です」

 

穏やかに笑うクレアに警戒を解かれ、ついつい笑うと

 

「今日貴方を此処にお呼びしたのはお願いが有るからです」

 

「お願い?」

 

「はい、これは貴方にしか頼めず断られれば終わりです。話だけでも良いので聞いて貰えませんか?」

 

「まぁ、話だけなら聞くよ」

 

返事を返すと穏やかな笑みを浮かべ

 

「立ち話も何ですから、座りましょうか?」

 

指を鳴らすと何も無い空間に突然机と椅子が現れた、それに驚いていると

 

「そんなに驚かなくても、ここは私の世界私が望めばそれが出来るんですよ」

 

笑いながら座り

 

「どうぞ、貴方も」

 

座るように促されあたしも椅子に座った

 

「まずは私について話しますね。知っての通り私は守護騎士です、王を守護するのが役目なのですが・・・」

 

そこで悲しそうに言葉を切り

 

「今の私にはその力はありません、今こうして貴方と話すことが限界ですね」

 

置かれていた紅茶を飲む。

 

「どういう意味だ?」

 

「そのままですよ、今の私は具現することは愚か本来なら、話すことも出来ません。ですが貴方なら話せるのです。それは私と貴方が同じ存在だから。まぁ夢の中の住人と話していると思えばしっくり来るでしょう」

 

確かにその通りだクレアには何というか現実味が無い、幽霊の様な感じがする

 

「このままもう少し話をして居たいですが、そうも行かないので単刀直入に言いますよ。王を護って欲しいのです貴方に、王の近く居る誰でもない貴方に頼みたいのです。貴方は今迷っていますね。自身に成長が無いことに・・」

 

「ッ・・・・」

 

図星だ、今日の戦闘でも思った。スバル達は着実に強くなっている、その反面あたしはそのままだ。どれ程時間が経とうが、強くなることは無い

 

「ですが私ならその壁を取り払うことが出来る。貴方が望むなら貴方の枷を取り除きましょう。如何しますか?決めるのは貴方です、私の願いを聞き枷を取り除くか、それとも今のまま時を過ごすか。今此処で決めてください」

 

どうする?嘘は言っていないだろう。でも枷を取り外すとはどういう意味だ?

 

「枷とは・・貴方がプログラムとして完結していると思っている部分です、ですが私達は王と共に成長し強くなる様に出来ています。私のプログラムを貴方にインストールし、私の成長のプログラムを貴方にコピーする、それが枷を取り外すという意味です」

 

あたしの考えていたことが判るのか。丁寧に説明してくれたクレアに

 

「それに副作用は有るのか?」

 

不安に思ったことを尋ねると

 

「副作用と言いますか、何と言えば良いのでしょう?私の忠誠心と言いますかそれも貴方の方に行くので、簡単に言えば今よりもっと王を好きになるくらいでしょうか?まぁ良いじゃないですか貴方は王が好きなんでしょう?」

 

「ッ・・・・」

 

面と向かって言われ赤面になるが

 

「良いじゃないですか、好きで人を愛するということは良い事だと思いますよ」

 

からかう様に笑うクレアだったが、次の瞬間真剣な目になり

 

「さて・・答えを・・今のままかそれとも前に進むか答えてください」

 

騎士の名に相応しい鋭い眼光のクレアに

 

「引き受けるよ・・今のままじゃ兄貴を護れねぇ、だからその頼みを引き受ける」

 

引き受けると決めた、今のままじゃ駄目だ、兄貴の傍に居られない、あたしは護られるだけじゃない!あたしは兄貴を護るんだあの時の様にならない様に強く成りたいんだ。

 

「有難う御座います、それでは行きますよ?」

 

手のひらに丸い球体を作りそれを此方目掛け飛ばしてくる。それはあたしの胸に吸い込まれるように消えた、見た感じ変化は無いが

 

「明日になれば判りますよ。貴方に起きた変化が、クスクスきっと王が慌てるでしょうがそれも良いでしょう」

 

楽しげに笑っているだろうクレアの顔を見ようとするが、ぼんやりとしていて良く見えない

 

「それでは頼みましたよ、鉄槌・・いえヴィータ、私の代わりに王を龍也様を護ってください。それではまたあう日を楽しみにしていますよ」

 

声を掛けようとするがそれは叶わずあたしはその白い世界から消えた、

 

 

ヴィータが消えた、後しばらくその場所で佇んでいたが。

 

「見ていたのですね。アイギナ・・シャルナ」

 

呟くと何も無い空間から二人の女性が現れた。一人は燃えるような赤い髪に金の瞳の美女にもう一人は緑の髪に翡翠色の瞳を持った女性だ

 

「何のつもりだ?夜天の騎士に接触するとは、事としだいによっては・・斬るぞ・・」

 

アイギナは刀を持ち睨み付けているし

 

「裏切りですか?それでも私は構いません。王に害なすなら同じ騎士といえど排除するまでです」

 

冷えた目線で睨むシャルナに

 

「裏切るつもりはありませんよ。私は王のために存在し王の為に死ぬ、それが私の望みです。それは貴方達も同じでしょう?」

 

「では何のつもりだ、答えろ!!クレア!!!」

 

アイギナが苛々とした感じで刀を突きつけて来る、が冷静に私は口を開いた

 

「このまま時が流れれば、王は死にます、全てを護ると同時に自身の命を失います、私はその未来を変えたいだけです」

 

「・・まさか予言か・・」

 

アイギナが驚きながら言うと

 

「はい、不確かでまだ判りません。ですが私は見ました王が爆炎に呑まれ一人で果てる最後を」

 

私は騎士の中で唯一予言という能力を有している。王に関わることしか判らないがその的中率は高い

 

「また何ですか?今までの王全てが魔王と相打ちか、その傷が元で死んでいます。今回もそうだというのですか」

 

シャルナが俯きながら言うが

 

「決まった訳ではありません。王の周りに見える光、きっと変わるはずです。いえ絶対に変わります。王はもうこれ以上苦しまなくて良いはずなんです」

 

力強く言うと

 

「変な勘ぐりをしてすまなかった、そうだな、お前が裏切るはずが無いんだ。許せ」

 

刀を鞘に戻しながら頭を下げるアイギナに

 

「御気になさらず、それより早く眠りにつきましょう。早く目覚められるように」

 

今こうして話しているだけでも修復が遅れる、遅れれば戦いに間に合わないかもしれない。そうなったら意味が無い、私達は王の為に存在しているのだ

 

「そうですね、早く目覚め王の為に戦う、それのなんと素晴らしいことでしょうか!」

 

シャルナが両手を広げ大声で言う、シャルナは最も王に忠誠を誓っている。その為少し変な所が有るがそれも良いだろう、皆似たような物だ、我等全てが王のために存在し、王に害なす全てを排除するそれが私達の存在意義だ

 

「そうだな、早く時が来れば良い、我等が目覚め王の下に馳せ参ずるその時が・・」

 

アイギナも目を細め笑っている

 

「その為に早く休みましょう、王に会うその日を夢見て」

 

二人とも頷き溶けるように消えていった

 

「私も眠りますか、王に再び合うその日を夢見て」

 

一度だけ会ったことの有る現在の王、気高く、強く、何処までも慈悲に溢れたその姿。その全てに目を奪われた。私にとって王こそが唯一にして絶対の存在。それに害なすものが有るならば

 

「覚悟しなさい、王に害なす者よ。我が存在意義に掛けその全てを滅ぼしましょう」

 

私はそう呟き、溶ける様に消えた。王に再び会うその日を夢見て

 

 

キャラ紹介

 

セレス

銀の髪に蒼の瞳を持ち、幻想的な美しさを持った女性、正体は天雷の書の統制人格でユニゾンデバイスである(外見年齢は23歳である)、物腰は柔らかいが王(龍也)に害なす者には一切の容赦をしない性格(基本天雷の騎士は同じ思考の持ち主である)、またはやて達にも穏やかな態度で接する、ランクはSSS+でミッドとベルカの両方を使いこなす、バリアジャケットは蒼の神官服の様な物に銀のマント、通常は青と銀色の服を好む、デバイスではないが杖を用いた戦闘が得意である。

 

アイギナ

天雷の騎士であり司るのは炎である、燃えるような赤い髪に金の瞳を持つ絶世の美女である(外見年齢は19歳くらい)。龍也に絶対的な忠誠を誓っており、敵対者には一切の容赦をしない、デバイスは桜花と呼ばれる剣型のデバイスを所持する、炎熱の変換素質と優れた接近戦能力を誇る、騎士甲冑は赤を基調に所々に黒と金が施されとても美しい物である。特殊能力として天雷の書に記録された武器を召還することが出来。また召還した武器を弾丸の様に打ち出すことも可能である

 

クレア

金の髪に空色の瞳持つ少女のような姿をしている(外見的年齢は15歳である)司るのは風と雷であり二つ名は嵐、騎士の中で唯一二つの変換素質を持つ、予知能力を持つ参謀的な役割もこなすが基本はアタッカーで敵陣に切り込むのが役割である。柔らかい物腰だが基本的にはアイギナと同じで敵対者には一切の容赦をしない。デバイスはユニティと呼ばれる槍で、同時に二つの変換素質を使用する事が出来る唯一のデバイス、騎士甲冑は金を基調とした動きやすい物だが防御力は高い。特殊能力は予言の書でカリムと同等の物だが映像として見る事が出来る(本人のみだが)予言は龍也に関することしか判らず、ほかの事を見ることは出来ない

 

シャルナ

緑の髪に翡翠色の瞳を持った女性で(外見年齢は20歳である)氷を司る騎士。騎士の中で最も忠誠心が厚い、丁寧な口調で常に微笑を絶やさないが、敵対者には絶対零度の対応をする、デバイスはケルキオンと呼ばれる杖で高い防御能力と治癒の力を持つ、更に見かけによらず近接戦闘が得意で蹴りや打撃技が得意、騎士甲冑は水色で肩や急所を覆うように展開される、氷系の魔法が得意で冷気を用いた幻術や結界に閉じ込め氷付けにする、魔法を最も愛用する。特殊能力は凍れる世界、全てを包み込む絶対零度の防御幕だが中は柔らかい光に包まれており、役割は傷ついた王や仲間を回復させる時間を稼ぐ為の結界である、外から触れようとすると忽ち強力な冷気の嵐を巻き起こす、完全防御の結界である

 

第31話に続く

 


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