夜天の守護者   作:混沌の魔法使い

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第38話

第38話

 

皆眠り付いた頃、私は兄ちゃんの部屋に向かい移動していた

 

「こういう時、部隊長は便利やな」

 

部隊長は全部屋のスペアキーを持っている、つまりどの部屋にも進入自由だ、職権乱用?んなもん知らん!!!

 

「ふふふ、兄ちゃんの部屋へ、ゴー」

 

ゆっくりと兄ちゃんの部屋に足を向けた

 

カチャッ、ギィと音を立てて扉が開く

 

「兄ちゃ~ん、起きてますかぁ?」

 

一応声を掛けてから部屋に入る、この際鍵を掛けておくのを忘れない。

 

「寝とるな」

 

よく眠ってるようで、規則正しい寝息を立てている

 

「あれ?兄ちゃん義手してへんわ」

 

布団に潜り込もうとして気付く、左腕の義手が無い

 

「調整でもして貰ってるかな?」

 

職人さんの所に行くと、連絡があったので恐らくそうだろう

 

「ふぁああ、眠なってきた、兄ちゃん。おやすみ」

 

布団に潜り込み、兄ちゃんに確り抱きついて眠る。きっと朝になったら、兄ちゃんは慌てるだろうと思い眠り付いた

 

 

「体が動かない・・・・」

 

何時もの様に夜明け前に目を覚まし、起き上がろうとするが体が動かない。が金縛りとかではなく

 

「はやてか・・・」

 

布団の中で実にいい笑顔で眠りについている、普段なら脱出可能だが今は義手が無いく振りほどくことが出来ない

 

「ううん、すう~、すう」

 

一瞬起きるかと思ったが、再び規則正しい寝息を立てる

 

「しかし・・如何した物か」

 

確りとはやてに拘束されており、動くことは出来ない、しかも可也密着されているので恥ずかしい

 

「本当にどうすれば、兄離れしてくれるんだ?」

 

切にそう思った、その間も確りと抱きつかれ脱出不能、しかも顔が近くなってきている、妙に顔が赤い此処で気付いた

 

「・・・・起きてるな?」

 

寝たふりをしている事に気付いた、おかしいと思った。段々力が強くなってるし、顔が私の顔に近づいている。嫌な予感だらけだ

 

「・・・・なんでバレたんや?」

 

目を開くどうやら大分前からおきていたようだ

 

「バレルだろう?私の顔にはやての顔が近づいてきてる」

 

もう目と鼻の先まではやての顔が来ている、もう少し気付くのが遅かったら。私のアイデンティティの崩壊の危機を迎えていただろう

 

「ふふ。兄ちゃん気付いても遅いと思うで?」

 

「?」

 

はやての言葉の意味が判らず首を傾げる

 

「兄ちゃん片手でどうやって私から離れる気や?」

 

そうだった、脱出できない状況だった

 

「ふふふふ、兄ちゃんの唇頂きや」

 

「・・・サッ」

 

首を動かしはやてを回避する。再びはやて接近又回避する、苛々とした表情浮かべながら

 

「いい加減、私の物になったらどうや?」

 

「何処の世界に妹に欲情する兄が居る!」

 

アイデンティティの崩壊を防ぐ為に必死に回避する。何度かそのやり取りを行うと

 

「・・・ちッ、今日は諦めるわ」

 

抱きつきを止め、自室に戻っていくはやてだが去り際に

 

「唇は無理やったけど、ほっぺは貰ったで?」

 

と微笑み消える。鏡を見る右の頬にキスされた後があった

 

「・・・・・本当如何すれば良いんだ?」

 

この呟きは誰にも聞かれること無く宙に消えていった

 

 

食堂に向かいって行く途中で黒のコートが視界に入る

 

「旦那、おはよう御座います」

 

「うん?ヴァイスかおはよう」

 

右目の切り傷の所為で怖そうに見えるが。話してみれば穏やかでとても優しいのだ

 

「旦那?義手はどうしたんすっか?」

 

左腕の袖がユラユラと揺れている

 

「調子が悪いんでな、調整を頼んだんだ」

 

六課管理局で旦那が隻腕という話は有名で、今は義手をしているが隻腕でも負け知らずで有名だ

 

「でも隻腕で不便じゃないですか?」

 

「割と問題ないな。元々隻腕で何年かは生活してたんだからな」

 

その言葉には妙な説得力がある、と思いながら旦那と共に食堂に行く

 

「旦那、俺が旦那の分も持ってくんで、席お願いしますわ」

 

隻腕の旦那では多少不安なので自分が持っていくと言うと、頷き席を探しに行った旦那と判れメニューを決め、二人分のトレーを持ち旦那を探す

 

「こっちだ」

 

旦那の周りには誰も居ない。対外の人は恐れ多いとか言って。距離を取るがその行動は俺から見れば、唯の馬鹿にしか見えない

 

「すいませんね、ちょい混んでたんで」

 

二人分のトレーを置きながら言うと。

 

「気にしなくて良い。それより私の分までありがとう」

 

律儀だねぇ、真面目で仕事も速く、尚且つ強い。以前隊長陣全員と模擬戦をやっていたがほぼノーダメージで勝利。英雄って言うのも納得だよなぁ、食事をしながらそんな事を思っていると

 

「お父さん、ここ良いですか?」

 

うん?声のした方を見る、そこにはライトニングのエリオとキャロが居た。そりゃそうだな、旦那と合い席するなんて、慣れてる人じゃないと絶対に無理だもんな。俺も最初怖かったし

 

「エリオとキャロか、別に良いぞ、座りなさい」

 

笑顔で座るように促す

 

「はい、お父さん」

 

エリオとキャロは旦那の事をお父さんって言う、確かに包容力もあって優しいからその呼び名も納得だな

 

「・・・お父さん?義手は如何したんです?」

 

キャロが揺れる左袖に気付いたのか尋ねている

 

「うん?ああ。今調整中でな、暫くは隻腕だな」

 

食事は既に終えたのか紅茶を飲みながら微笑んでいる

 

「大丈夫なんですか?」

 

何時ものように可也の量の入った、食器の中身と格闘しながらエリオが言うが

 

「問題ないぞ、慣れてるからな」

 

人の良い笑顔だなと思っていると。

 

「兄貴、此処座るぞ」

 

向かい側に座る、ヴィータさん、話は聞いていたから知ってるが、可也美人になったなぁ、

 

「兄貴・・義手如何したんだ?」

 

やっぱ気付くなぁ、まぁヴィータさんも旦那にぞっこんだし。直ぐに判るわな

 

「調整中だよ、ヴィータ」

 

「二日も片手で大丈夫なのか?」

 

心配そうに言うヴィータさん、本当この人は旦那が好きなんだねと思ってると

 

「パパ~、おはよう」

 

とててと可愛らしい足音を立ててヴィヴィオが走ってくる。後ろからなのはさんにフェイトさん、ティアナにスバルも来ている、開いてる席があるのに態々奥まで来るか。本当旦那は愛されてるねぇ

 

「パパ!手如何したの?」

 

風に揺れる袖を見て慌てて、ヴィヴィオが言うと

 

「調子が悪くてお医者さんに見て貰ってるんだよ」

 

心配そうなヴィヴィオの頭を撫でる旦那、こうしてみると本当に親子みたいだな

 

「龍也、おはよう」

 

「ああ、おはよう。フェイト」

 

膝の上にヴィヴィオを乗せながら挨拶をしている、ヴィヴィオは旦那の膝の上で笑顔で食事中だ、直ぐに隻腕に気付くが、なのはさん達は義手の調整中だと気付いたのか、その事は尋ねなかった、大き目の机は既に大分埋まってきている。両手に花どころか花に埋もれてるって感じだな

 

「じゃ、旦那、俺は失礼しますわ」

 

旦那と自分の空のトレーを持ち立ち上がる、周りの男性局員の視線が痛くなってきたのが理由だ。

 

「うん?そうか。態々ありがとうな」

 

律儀に礼を言う旦那に

 

「気にしないでくださいよ、旦那」

 

と笑い俺は食堂を後にした

 

 

「龍也さん、昨日はどうも」

 

斜め向かいのスバルが席に座るなり、そう笑う

 

「いや。礼を言うのは此方だな、ゲンヤさんと話せて中々楽しかったよ」

 

クイントさんのあれさえ無ければ、実に有意義な時間だっただろう

 

「兄貴よ、その職人の所に義手預けてきたんだろ?どうやって帰って来たんだ?」

 

ベヒーモスで出かけたのは皆知っている、隻腕で運転は出来ると聞いていたが、それはあくまで戦闘時の話。それに隻腕でバイクに乗っていたら確実に止められる。それではどうやって帰って来たのか?皆其処が気になっているようだ

 

「私もそれ聞きたいなぁ~」」

 

隣からはやての声が聞こえ、驚きながら横を見る。何時の間にかヴァイスが座っていた席に座り、食事をしている

 

「何時の間に・・・」

 

驚きながらフェイトが言う。確かについさっきまでは居なかった。それが突然現れれば驚くだろう

 

「リィンも居ますよ~」

 

何時の間にか肩にリィンが座り込んでいる。全然気付かなかった

 

「まぁ、気にしない、気にしない、それでどうやって帰って来たんや?」

 

笑ってるが誤魔化しは通用しないだろう、だから此処は

 

「スバルに運転させたが?」

 

ピシッと音を立てて世界が凍る、龍也は気付いていません。スバル顔を引き攣らせる

 

「スバルってバイクの免許持ってた?」

 

「持ってないです・・・・」

 

なのは詰め寄られ、俯きながら言うスバルを見て

 

「いや、なのはあれは私悪かったんだ。だからスバルを怒らないでやって欲しい」

 

「パパ悪い事したの?」

 

膝の上のヴィヴィオが首を傾げながら、尋ねてくる

 

「少しだけな・・帰ってくるのに必要だったんだ。悪いとは思ったがな」

 

頭を撫でる。・・・少し無計画だったな

 

「悪い事だと思いますけど。良いじゃないですか?隊長たちを心配するから、お父さんが急いで帰ろうとしたんだと思います」

 

エリオとキャロがフォローに入ってくれる、いやそう思ったが、結局遅くなったしな

 

「良し、初犯やから見逃すわ、でも次は無いで・・・女の子の運転するバイクの後ろに乗ったなんて。私は許さへん」

 

コクコクと頷く、なのは、フェイト、ヴィータ

 

「怒ってたのは其処か!」

 

無免許で運転させたことに怒っていると思っていたが、怒っていたのはどうやら別に理由らしい

 

「当たり前やろ?なぁ?」

 

コクコクと頷く、なのは、フェイト、ヴィータどうやら同様の理由で怒っていたらしい

 

「お父さんは鈍感ですね」

 

キャロに言われるが訳が判らず首を傾げる、スバルは少々肩身の狭い思いをしただろう

 

「所でスバル、義手職人さんってどんな人だった?」

 

「えっと、凄く面白い人ですたよ、何が楽しいのか良く判らないですけど、笑ってました」

 

その言葉に顔を引き攣らせる面々。ヴィヴィオは食事を終えリィンと共に。ザフィーラに乗って消えた。不安だがザフィーラが一緒なら大丈夫だろう・・そろそろ現実逃避は止めるとするか

 

「・・スバルあいつが可愛そうだ・・一応親友なのだが」

 

あれは優秀だ、だが優秀すぎて少し変なのだ。その頃アジトでジェイルはくしゃみをしていた

 

「兄ちゃんが其処まで言う人・・・名前は何て言うん?」

 

まいった・・やつの名を出すわけにはいかんし・・・偽名を聞いていた事を思い出した

 

「クロウリードアルベルンだ」

 

何でも魔導師がなんとか言っていたが、詳しくは思い出せないな

 

「クロウリード変わった名前だね。どんな人なの」

 

興味を持ったのかフェイトが尋ねてくる

 

「自分の娘達と静かに暮らしてるな。人嫌いだから山奥に住んでるが」

 

「へ~、ん娘?龍也その人の娘さんって何人?」

 

娘達という単語に目の色が変わるものが5名、指を折りながら

 

「12人だな確か」

 

12人と言う言葉にスバルが

 

「あの私11人しか会ってないですが?」

 

「一人は管理局の隊員だ、ドゥーエ、聞いた事無いか?」

 

はやてが何かを考え込む素振りを見せながら

 

「確か可也美人で有名な人やね・・・それより今から大切な話が有ります」

 

首を傾げる面々、かという私も首を傾げてるが

 

「兄ちゃんは今隻腕です。なので義手の調整が終わるまでの2日間の今日と明日、一日ずつ順番で兄ちゃんの世話係を決めたいと思います」

 

「はいっ?」

 

はやての言うことが判らず、首を傾げるている中

 

「「「「「「じゃんけん、ぽん!」」」」」」

 

はやて、ヴィータ、なのは、フェイト、スバル、ティアナ達はジャンケンを開始していた

 

「私の意見は完全無視なんだな」

 

「ははは・・・」

 

「お父さん・・・頑張ってください」

 

乾いた笑い声のエリオと頑張れとキャロに言われ。空を仰いでいる内に勝者は決まった

 

「龍也さん、どうぞ」

 

「ありがとう」

 

勝者は以外にもティアナだった。にこやかに笑うティアナから渡された紅茶を飲む

 

「むっ・・美味い」

 

紅茶には煩いと思う私だが、その私から見てもこの紅茶は美味い

 

「少し勉強してみたんですよ」

 

微笑むティアナ、私が部屋に戻る際、食堂からシュミレーションルームへ引きずられて行くスバルを見た、無事だと良いが

 

「無理だと思いますよ?」

 

私の考えを読んだのか、ティアナが言う

 

「根拠は?」

 

「龍也さんの友達の12の娘さんの辺りから。やばいと思いましたよ?」

 

確かにその件から、はやて達は不機嫌そうだったが

 

「そうなのか・・・唯の知り合いなのだがなぁ」

 

そう呟くと、ティアナは溜め息をつきながら

 

「もう少し、女心を知ってください」

 

と言われたが意味が判らなず、首を傾げると

 

「・・まぁ良いです、とりあえず。義手の調整が終わるまで、ゆっくりすれば良いですよ」

 

にこやかに笑うティアナから視線を外す為、本を開くティアナは嫌いでは無い、むしろ好みに分類されるが、こう面と向かっていると緊張すると思いながら、大して頭にも入っていない本を捲った

 

 

(スバルの言ってた事は本当みたいね)

 

昨晩スバルが言っていたが、龍也さんは色恋沙汰に極度に鈍い、それは部隊長が原因だそうだが、その所為でなのはさんたち含め、龍也さん知り合いの女性は友達以上恋人未満の状態になりやすいらしい。そして今この状況でもかなりテンパッて居るのが一目瞭然だ

 

「龍也さん?本逆ですよ?」

 

本が逆向きなのだ。それでは読むことは出来ない。その事を指摘すると、バタバタと本をひっくり返し。正しい向きで読み始めているが可也動揺しているが見に見えて判る

 

「そう言えば・・昨日スバルから聞いたんですよ」

 

更に動揺させる為のカードを切ることにした

 

「・・・何を?」

 

可也間が入ったが尋ね返してくる龍也さんに、微笑みながら

 

「好みのタイプで私の名前を出したそうですね?」

 

ガタンッ!椅子から落下+ゆっくりと後退していく。少しでも距離を取ろうとしている、チラッと見えたが顔は真っ赤になっている

 

「クスクス、如何して逃げるんです?」

 

一歩進む。一歩下がる一進一退だが下がる龍也さんには限界がある。どんと壁にぶつかり後退不能になる

 

「・・・来ないでくれると有り難いんだが?」

 

真っ赤で来ないで欲しいというが

 

「嫌ですねぇ、こんなに真っ赤な龍也さんを見る、機会は早々ありませんから」

 

こんな機会滅多に無いのだ、手放す気は無い

 

「・・・頼んでも駄目か?」

 

「無理ですね・・彼氏になってくれるなら話は別ですが」

 

彼氏になってくれるなら、接近を止めても良いがそれ以外には今の私は靡かない

 

「冗談だよな・・」

 

「結構本気ですけど?」

 

顔を引き攣らせる龍也さん、隻腕隻眼の男を好きになる物好きは居ないと言っていたが、そんな事は無い優しく、強い龍也さんを好きになる人物は多いだろう。動きが硬直する龍也さんに

 

「えいっ!」

 

座り込み確りと抱きつく

 

「!?!?!?」

 

真っ赤になる龍也さん、完全に仮面が剥がれたらしく、完全に硬直しているそしてその耳元で

 

「私は本気ですよ?貴方は闇の中に居た私を、光の中まで引き上げてくれた。私はあの時からずっと好きだったんです」

 

離れまいと力を込め抱きつく

 

「・・・・・・・・」

 

無言だが気にすることではない

 

「そして再び再会出来た時、私は凄く嬉しかった。私ずっと貴方のことを想っていたのだから・・・」

 

「・・・・・・」

 

さっきから何の反応も無い事を不信に思うが

 

「貴方はずっと私の目標で憧れだった、もう一度言います、私ティアナランスターは八神龍也が好きです。この世の誰よりも」

 

生まれて初めての告白に、私も顔が紅くなるが最後まで言うことは出来た。

 

「・・・・・・・」

 

龍也さんは何の反応も無い、そこで

 

「龍也さん?」

 

揺すって見ると

 

「きゅう・・・」

 

変な悲鳴を上げ龍也さんは倒れこんでしまった

 

「気絶しちゃってる・・折角告白したのに返事が貰えなかった・・」

 

その事は残念だが此れで良いのかもしれない、今は此れで良いんだ

 

「少しでも貴方の心に私が残ります様に・・・」

 

気絶している、龍也さんの頬に軽く触れるだけのキスをする

 

「私は諦めないですよ?絶対に・・・」

 

気絶している龍也さんに言う。この恋だけは絶対に諦めるわけにはいかない。

 

「絶対に振り向かせて見せるんだから」

 

気絶した龍也さんを膝枕しながらそう思う。お兄ちゃんが死んで悲しみの中に居た私に光と目標をくれた。龍也さんの事が、ずっと好きだったのだ、ライバルが居るからって諦めるわけにはいかないのだから

 

「ふふ、此れは此れで良いかな?」

 

目を回している龍也さんの髪を撫でながら私は微笑んでいた。この時私は気付かなかった。昔龍也さんに貰ったアクセサリーの石が淡い光を帯び始めていたことに。

 

第39話へ続く

 


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