夜天の守護者   作:混沌の魔法使い

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第77話

第77話

 

「ビフロスト!!!」

 

迫ってくる4本の矢を切り払うが・・

 

「はぁっ!!」

 

即座に懐に飛び込み剣を振るってくる、烈火の将・・その速さは先程までの速さとは比べられない程速い

 

フォン・・

 

アルファインフォースが発動し、俺に当たりかけた剣の動きが巻き戻るが・・

 

(ちぃ!!・・速すぎる・・巻き戻しきれない!!)

 

アルファインフォースは確かに無敵の能力だ、だが相手の魔力が高ければ高いほど、巻き戻し出来る時間は短くなってしまう・・烈火の将の魔力はさっきと比べれらない程上昇している・・俺の能力でも巻き戻し仕切れず、甲冑に浅くだが傷をつける

 

バッ!!

 

剣が振り切られる前に後ろに跳び距離を取って甲冑を見る・・

 

(馬鹿な・・守護者以外の攻撃で俺の甲冑を傷つける者がいる等とありえない・・)

 

信じられなくて甲冑を見ていると

 

「そんなに信じられないか?私の攻撃がお前に手傷を負わせた事が」

 

!!目の前に既に烈火の将が現れ剣を振るってくる、

 

ザン!!!

 

瞬間的に跳躍し回避するが、回避が間に合わずマントの端が切り飛ばされる・・ちぃ!!アルファインフォースの能力が間に合わない

 

「はぁっ!!竜斬剣弐の型!!昇竜斬破!!」

 

剣を振りぬくと同時に龍の形をした衝撃波が迫ってくる・・回避は無理だ・・なら迎撃するしかない!!

 

「暗黒月光剣 三日月の太刀!!」

 

黒い衝撃波を放ち迎撃しようとするが・・

 

ゴウッ!!

 

烈火の将の魔力波が俺の魔力波を打ち破る

 

「なっ!・・馬鹿な!!」

 

烈火の将の魔力波の直撃を喰らい、弾き飛ばされる

 

(馬鹿な・・俺が魔力で押し負けるだと!!・・)

 

体勢を立て直し着地すると同時に

 

「暗黒月光剣 三日月の太刀!!」

 

連続で魔力波を放ち、それと同時に背中のバスターソードを抜き放ち突進していく、それに気付いたのか烈火の将も

 

「ビフロスト!!!」

 

俺の魔力波と同じ数炎の矢を放ち、それと同時に剣に魔力を纏わせ突撃して来る

 

ズドン!!!

 

俺の魔力波と炎の矢がぶつかり合い消える

 

「はぁぁぁっ!!!暗黒月光剣 新月の太刀!!」

 

突進しながら剣で円を描き漆黒の魔力を身に纏い上段から剣を振り下ろす、それに合わせる様に

 

「竜斬剣壱の型!!天竜斬破!!」

 

紫色の魔力を纏いながら高速回転し、俺と同じ様に上段から剣が振り下ろされる

 

ガキーン!!!

 

甲高い音が響き渡る、力は互角・・いや・・僅かに・・だが確実に・・

 

ググッ・・

 

烈火の将の剣が迫ってくる・・

 

(馬鹿な・・俺が・・俺が負けるのか?・・これが・・俺が求める答えなのか・・)

 

護りたいと思う心・・俺はそれに負けるのか・・?違う・・俺にだって護りたい者がある・・

 

(ハーティーン!!)

 

脳裏に俺に名をくれた少女の姿が浮かび上がる

 

(そうだ・・俺は彼女を・・ラグナを護ると決めたんだ!!負けて・・負けて堪るかぁぁっ!!)

 

俺は自然に少女の名前を思い出せた・・それと同時に俺の剣に再び魔力が灯る

 

「おおおおおおっ!!!!!」

 

俺は全力で剣を振るい烈火の将を弾き飛ばすと同時に

 

(思い出せ・・・思い出せ・・)

 

俺の前に半透明の男が現れ、思い出せと言う始めた・・それと同時に激しい頭痛が俺を襲い始めた・・

 

 

 

 

「信じられない・・あの状態からここまでの反撃が出来るとは・・」

 

かなり弾き飛ばされたが、何とか体勢を立て直しハーティーンを見る

 

「・・・・・」

 

剣を振りぬいた体勢のまま硬直している

 

(どうする?防御力に任せて突撃するか?)

 

今の騎士甲冑ならハーティーンの反撃を受けても大したダメージにはならないだろうが・・

 

「・・・」

 

沈黙しているハーティーンに嫌な予感がする・・それに魔力の揺れ幅が半端ではない・・低い時はEクラスくらいまで魔力が下がっているが、高い時は兄上と同クラスにまで上昇している・・何かを企んでいるのか?・・チャンスだと思うがそれ以上に嫌な予感がする・・

 

(攻めるに攻めれない・・一体何を企んでいるんだ?)

 

左腕のムスペルヘイムを盾の様にし、様子を伺っていると

 

「う・・がああああああっ!!!!!」

 

突然頭を抱え絶叫するハーティーン、それに合わせる様に膨大な魔力が嵐の様に駆け巡る

 

「不味い!!」

 

攻撃ではない・・恐らく魔力が暴走しているのだ・・制御できず暴れまわる魔力はそれだけで凶器になる・・それにこれだけの魔力・・今のエリオ達では防げない・・そう判断し即座にエリオ達の前に移動しプロテクションを発動させる・・

 

ガキン!!ガキン!!!

 

凄まじい魔力がプロテクションにぶつかり、後方に流れていく・・その間もハーティーンの体からは魔力が放出され続けている・・

 

「うがああああ!!黙れ!!黙れ!!!黙れ!!!!!俺はお前など知らん!!消えろ!!消えろ!!!消えろぉ!!!!」

 

ハーティーンはしきりに黙れと叫びながら出鱈目に剣を振り回す

 

「うううあああああああっ!!!!行くなぁ!!!!神王お前1人では奴には!!ジオガディスには勝てない!!!!」

 

神王!?何故ハーティーンの口から神王の名が!?ジオガディス側である筈のハーティーンが発した神王の名に驚いていると

 

「うわあああああ!!!知らん!!!俺は知らん!!誰だ!!誰だ貴様は!!!何故俺に話しかける!!!黙れ!!黙れ!!!」

 

頭を抱え遂に蹲るハーティーンの姿に・・

 

「一体どうしたんですか?ハーティーンは?」

 

エリオが首を傾げながら尋ねて来る、その間にハーティーンは頭を片手で押さえたまま立ち上がり

 

「はぁ・・はぁ・・烈火の将!!勝負は預ける!!!次に会った時が貴様らの命日だと思え!!!ネガティブゲイト!!」

 

ハーティーンの前に漆黒の渦が現れ、私が止める前にハーティーンはその渦の中に飛び込み消えた・・

 

「逃がしたか・・」

 

・・だがこれで良かったのかもしれない・・負傷しているエリオ達を狙われれば私に勝ち目は無かった・・そう思いながら

 

「帰還するぞ・・」

 

エリオ達を連れ私は六課に戻って行った・・

 

「ふぅ・・・疲れました・・まさかハーティーンだとは思って無かったです・・」

 

エリオは椅子に腰掛けながら言う、今私達は兄上に見つからない様に隠れながら体を休めていた・・

 

「本当・・私死ぬかと思ったわ・・強すぎたわ・・ハーティーンは・・」

 

ティアナが深刻な表情で言う・・

 

「確かに・・時間を巻き戻す能力・・あれの前では大概の魔導師では手も足も出ないだろうな・・」

 

私が額の汗を拭きながら言うとスバルが

 

「シグナムさん・・傷は大丈夫なんですか?」

 

私が斬られた場所を指差しながら尋ねて来る

 

「ああ、問題ない・・何故かは判らないが・・体の傷が全て塞がっている・・」

 

斬られた腕を見せながら言う・・確かに腕を斬られたが今その傷跡は無い・・自分でも判らない・・いや多分アイギナが癒してくれたのだろうと推測していると

 

「傷が無いなら良いですね、早く食堂に行きましょう、この時間だと多分もう龍也さんがいますよ」

 

時計を見る、確かにもう兄上が食事をしている時間だ・・

 

「そうだな・・私達だけが居ないと兄上も何かあったのだろうか思うだろうな・・早く食堂に行くとしようか・・」

 

私達は食堂に向かって移動をしていると、食堂の方から大声で言い合う女の声が聞こえてきた・・・この声は・・

 

「部隊長と病み娘・・かしら?」

 

ティアナが首を傾げながら言う

 

「うーん・・何かあったんでしょうか?気になるから早く行きましょう」

 

速足で歩き始めたキャロに先導される形で食堂に入ると・・・

 

「いい加減!!私の兄ちゃんにちょっかい出すの止めろ!!!!」

 

スローイングダガーを指の間に挟み怒鳴る主はやてと・・

 

「貴方こそ早く兄離れすべきです!!!いつまでも龍也様にべたべたするのを止めなさい!!この豆狸が!!」

 

こっちもデバイスを展開し怒鳴るセッテ、2人の間には兄上が椅子にバインドで拘束されていた・・・

 

「一体何が合ったの?」

 

スバルが首をそう呟くと

 

「ん?おうスバル達かこっちに座れよ」

 

ノーヴェが私達に気付いたのか手を振ってくる、私達は手を振るノーヴェの方に移動すると

 

「シグナム、お疲れ様だ」

 

チンクが椅子に腰掛けながらお疲れ様だと言って来るので

 

「一体何が合ったんだ?」

 

食堂を指差しながら尋ねる、今食堂にはチンク達と主はやて達しか居ない・・

 

「うう・・酷いです・・」

 

前言撤回壁に貼り付けにされている、グリフィスしか居ないだからチンクに尋ねると

 

「見れば判るだろう?八神が原因だ・・」

 

・・まぁそれくらいしか考えられないか・・と思い兄上を見ると

 

「ん~どうして私はバインドされてるんだろうな?」

 

バインドされながら首を傾げるその姿は何処かシュールだった・・と思う反面何故か胸がドキドキする・・

 

(何だ?この胸の高鳴りは・・)

 

知らず知らずの内に胸に手を置いていると、ふと思い出すアイギナの言葉を

 

自分の気持ちを偽って何になる?素直になるべきだな

 

(まさか・・私は兄上が好きなのか・・いやありえない・・兄上は兄上であって・・でも最近兄上がスバル達と話していると胸がムカムカする・・まさか私は本当に兄上の事が・・)

 

そう自覚すると兄上の顔が見れず、私は食堂を後にした・・

 

六課の外を1人でブラブラと歩く・・少し歩けば落ち着くだろうと思い散歩をしていたが・・

 

「余計・・胸がモヤモヤする・・何なんだ・・この不快感は・・」

 

その不快感の正体が判らずブラブラと歩いていると

 

「お~い、シグナムどうしたんだ?」

 

ビクッ!!今一番聞きたく無い声が聞こえ振り返るとそこには・・私の予想通り

 

「居ないから探したぞ・・シグナム」

 

杖を片手にゆっくりと歩いてくる兄上の姿が視界に入ると

 

ドキッ!!

 

また胸がドキドキし始める

 

(また・・どうしたんだ私は・・)

 

また感じる胸の高鳴りに首をかしげていると

 

「どうした?何処か痛いのか?」

 

知らずの内に兄上が私の目の前に立っており、心配そうに顔を覗き込んでくる・・

 

ドキドキ!!

 

先程とは比べられないくらい胸が高鳴る

 

「いいいい・・えええ何でもありません!!」

 

手を振りながら兄上から距離を取ろうとすると

 

ズル!!

 

不覚にも足を滑らせ兄上にもたれかかってしまう・・直ぐまじかに兄上の顔がある・・近くで見ると非常に整っているのが良く判る・・って違う!!私は何を考えているんだ!!と思い兄上から離れようとして気付いた

 

「うっ・・・」

 

兄上の額に脂汗が見える・・そうだった兄上は体の調子が悪かったんだ・・

 

「すいません!!えっと・・」

 

脂汗を流す兄上の体を支え近くに見えたベンチの所まで歩いて行き、兄上をベンチに座らせ自分もその隣に腰掛け

 

「すいません・・大丈夫ですか?」

 

兄上に大丈夫かと尋ねると

 

「だ・・大丈夫だ・・問題ない・・」

 

問題ないという兄上の額には大量の汗が見える・・・相当無理をしているのが判る・・

 

「大丈夫な訳が無いじゃないですか!!良いから横になってください」

 

恥かしいとかは関係ない・・今は早く兄上を休ませる事は最優先だ・・私は考えるより早く兄上に膝枕をすると

 

「シ・・シグナム・・私は大丈夫だから・・」

 

兄上が顔を真っ赤にしながら立ち上がろうとするがそれを手で静止しながら

 

「良いから早く休んでください!!」

 

兄上にそう怒鳴る・・何時もそうだ・・兄上は無茶をする・・それが私は嫌なのだ・・何時も私達を護る為に傷つく兄上を見るのが私はたまらなく辛かった・・そう思っていると目の前が歪む・・一体何がと思っていると・・

 

「シグナム?どうしたんだ?泣いて・・」

 

兄上が私の膝の上から尋ねて来る・・それで気付いた私は泣いているのだと・・そして気付いてしまった・・自分の気持ちに・・今なら判る、主はやてやヴィータの気持ちが・・私は兄上が好きなのだ・・だから傷ついた兄上を見て涙しているのだと・・

 

「それは泣きもします!!好きな人が怪我をしていてどうして笑えるというのですか!!」

 

思わず感情的になりそう怒鳴ると兄上は

 

「好き?・・私をシグナムが?・・からかってるのか?」

 

からかっているのか?と言う兄上に

 

「からかって等はいません!!私は本当に兄上が好きなんです!!!」

 

と言うと兄上は私の膝の上から離れ

 

「はぁ・・はぁ・・冗談ではないのか?・・シグナムは本当に私が好きだというのか?」

 

杖に体を預けながら尋ねて来るので、私は兄上の目を見て

 

「そうです、私は本気で兄上の事が好きなんです」

 

そう返事を返すと兄上は顔を真っ赤にしながら・・

 

「もう良い・・私はもう部屋に戻って寝る・・」

 

兄上は真っ赤に成りながら部屋の方に歩いて行った・・私はその後ろ姿に向かって

 

「私は本気です!!必ず私は兄上を振り向かせて見せますからね!!」

 

と言うと兄上は杖を早く動かし歩き去っていった・・だがその耳は真っ赤に成っていた・・かなり恥かしいと思っているのだろうと推測しながら、私は主はやての部屋に向かって歩き出した・・やはりここは主はやてに報告すべきだろうと思ったのだ・・そう思いながら主はやての部屋に行き、私は兄上の事が好きだと伝えると、主はやては笑いながら

 

「良いねぇ!これで兄ちゃんも気付いてくれるやろ!」

 

と笑いながらそう言いながら、それにと付け加え

 

「男の人は大きい胸が好きやからな、私とヴィータにシグナムが加わればチンクさん達にも負けんで~兄ちゃん覚悟しいや~私達はもう止まらへんで~」

 

握り拳を作りながら言う主はやてを見ながら、私は主はやての部屋を後にした・・自分の部屋に向かって歩きながら

 

(前から感じていた不快感は嫉妬だったのか・・)

 

前から感じていた不快感・・その正体は嫉妬だったのだと理解した・・感じていた不快感の正体が判り、心なしか軽い足取りで歩き出した・・そして決意を固めていた・・好きと理解した以上、兄上は誰にも渡さない・・私はそう決意をしっかりと固め、自分の部屋に戻って行った・・究極的な鈍感である龍也を追い詰める、はやてとヴィータの2人にシグナムが加わった瞬間だった・・

 

 

 

「また来ちゃったね・・」

 

私は初めてハーティーンに出合った公園に来ていた・・

 

「あの時からハーティーンは居ない・・」

 

私が人質にされた次の日からハーティーンには会っていない・・居ないと判っていても毎日ここ来てしまう

 

「会いたいな・・ハーティーンに・・」

 

そう思いながら公園の奥に足を進める、そこはハーティーンとよく空を見上げた場所だった、ゆっくりとその場所に足を進めていると

 

ガサガサ・・

 

物音が聞こえてくる・・

 

「おかしいな?・・ここは余り人が来ないんだけど・・」

 

不審に思いながら歩を進めていると

 

「うう・・」

 

今度は苦しそうな呻き声が聞こえてくる・・

 

「まさか誰か怪我をしてるの?」

 

慌てて走り出し、私が見た物は・・闇より深い黒い甲冑にマント・・倒れていたのは・・

 

「ハーティーン!?」

 

慌ててハーティーンの横にしゃがみ込むと

 

「うう・・ラグナ・・?良かった・・まだここに来ていてくれたのだな・・」

 

苦しそうだが・・どこか嬉しそうに言い、ハーティーンは意識を失った・・

 

「えっと・・傷はそんなに深くないみたいだね・・」

 

漆黒の甲冑には傷が沢山あるが、どれも深くはないようだ・・

 

「良かった・・死んじゃうくらい傷が深かったら、私じゃどうしようもないけど・・これくらいだったら私でも治せる・・」

 

私はそう呟き回復魔法を発動させハーティーンの傷を回復させ始めた・・

 

「ふぅ・・終った・・」

 

ハーティーンの傷をあらかた治した所で私は額の汗を拭った・・

 

「さてと・・後は休ませるだけだけど・・どうやって家につれて帰ろう・・」

 

私ではハーティーンの体を運ぶ事は不可能、かと言って誰かにに頼む事も出来ない・・ではどうすれば?と考えていると

 

「おーい!!ラグナーここかー?」

 

お兄ちゃんの声が聞こえてくる・・そうだった確か、今日お兄ちゃんは仕事に必要な物があるから家に来るって言ってた・・

 

「ちょっと待っててね、直ぐに家につれて帰るから」

 

私はハーティーンをお兄ちゃんに運んで貰おうと思い頼みに行った・・

 

異端の騎士と少女はまた出合った・・この出会いが何を意味するかは誰にも判らない・・

 

 

デバイス変化詳細 紹介

 

シグナム編

 

アイギナの力の一部を引き継ぎ進化した新しい騎士甲冑、高い防御力を誇る反面スピードは以前と比べ少し低下している

レヴァンティンは一回り巨大化しているが、以前同様片手で振るうことが可能である、背中の翼は余剰魔力の放出の為に具現化しているが、一応翼と同じ能力を持ち飛行魔法のサポートを行う、新しく左腕にムスペルヘイムと呼ばれるボウガンを装備し、炎で出来た弓矢を放つ事が可能でまた連射能力も高い

 

新しい魔法解説

 

スパイラルマスカレード カートリッジを使用し螺旋状の魔力波で敵を攻撃する 射程威力共に高く凡庸性の高い技である

ビフロスト 高威力の灼熱の矢を放つ、速射力に長けた矢と威力重視の矢、2つの特徴を持った矢を放つ

天竜斬破(てんりゅうざんば)竜斬剣の壱の型 回転体術によって加速させた剣を相手の脳天から打ち込み一刀両断する

昇竜斬破(しょうりゅうざんば) 竜斬剣の弐の型 剣に纏わせた龍の形をした波動を放ち、剣圧だけで相手を破壊する

咬竜斬刃(こうりゅうざんば)竜斬剣の参の型 至近距離まで踏み込み、シュランゲフォルムのレヴァンティンを相手に巻きつけ、縛りつけた刀身で相手の全身を削り取る

 

この技は全て鳴神様のアイデアの技です、技のアイデアに参加して頂き大変感謝しています

 

 

ヴィータ編

 

クレアの力を完全に引き出し進化した騎士甲冑、龍也の魔力光と同じ蒼色で防御力と加速力が強化されている

グラーフアイゼンは形を変え、三日月を思わせる姿になっている、シグナム同様余剰魔力を翼の形に放出している、これはギガントフォルム使用時の体勢制御の為の物である、またギガントフォルム使用時は騎士甲冑が淡く光を放ち背中の翼も一回り巨大化し、髪は白銀に染まる、破壊力が大幅にアップし、鉄槌の2つ名に恥じない攻撃力を取得している

 

新しい魔法解説

 

トールハンマー 魔力素質雷をアイゼンに纏わせ放つ強力な一撃で、追加能力として相手のプロテクションを破壊する事が出来る

ラケーテンブレイカー ラケーテンハンマーの強化型、頭上でアイゼンを回転させ魔力でアイゼンを巨大化させ放つ一撃

フルムーンメテオインパクト ギガントフォルムから放たれる一撃、破壊力、射程ともに高くメテオインパクトの名前どおり、直撃した場所が隕石が落ちたように陥没する程の高威力である

 

 

 

 

第78話に続く

 

 


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