こんな艦これは嫌だって思える感じの艦これ小説   作:おもいつかない

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なんかもうごめんなさい


ごめんね、まだカオスじゃないんだ

「はっ!この感じは!」

 

間宮さんが提供している食堂で昼食をとる私の隣で既にため息を50回はつき、

構ってオーラを放っていた山城さんが唐突に立ち上がる。

 

「どうしたんですか山城さん、また扶桑さんがレ◯プされてる気でもしましたか」

「まるで私が常日頃から

屈強な整備員達にお姉様が艦装を返して欲しければ

俺達のネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を舐めなって言われて

泣きながらも嫌々してるとエスカレートしていってそれでお姉様が感じてる

妄想をしてるみたいに言わないでもらえるかしら吹雪ちゃん」

「考えてまいがそんな文章が即座に出る時点でアウトですよ」

「鎮守府の正門に誰か来てるわ、私の不幸センサーがそう告げてる」

(あ、会話自体なかったことにするんだ。というか不幸センサーが告げてるんじゃダメなんじゃ)

「ちょっと私見てくるわ!お姉様の邪魔になる物は全て取り除かないと......!」

「いってらっしゃーい」

 

邪魔となるものだと決め付けている山城さんに呆れながらも

山城さんが食堂を走って出て行くのを見届ける。

 

「あ」

 

気がつけばご飯はもう無くなっていた。

山城さんの溜息を聞いてる内に食べてしまっていたのか。

味わえなかったことを残念に思いながら私は食べ終わった定食を返し口に運ぶ。

 

「ご馳走様でしたー」

「お粗末様でしたー」

 

一応言っただけで、

聞こえないと思っていた間宮さんに返事をされて少し驚きながらも

驚いたと思われたら恥ずかしいので私は何事もなかったかのように食堂を出る。

間宮さんの地獄耳の噂は本当だったようだ。あの人の話はあまりしないようにしよう。

ところでここから少し貴方達の世界線に合わせた説明的な考えになるけど気にしないで読んでいこう。

こういうアホみたいな小説でそんなこと気にする方がアホらしいのだ。

私の名前は吹雪。特Ⅰ型駆逐艦吹雪です。この鎮守府ではそこそこの古参の艦娘です。

艦娘についてはわかってますよね?わかってなくて覗くとかもうアンチですらない何かですし。

私の所属する鎮守府は第4鎮守府。艦娘の数が一番多いとかいう噂が立ってる鎮守府です。

理由としては前提督の意向ですね。轟沈させず、解体せずをモットーにしていた提督でしたので。

前提督と聞いて戦死でもしたのかと思ったかもしれませんが提督は元気です。

ご高齢だったので、本部の方で仕事をなさるようになっただけです。

私は前提督の秘書艦でしたので、さっきの山城さんの正門の気配が新任の提督だということは知っています。

山城さんの不幸センサー恐るべし。もう索敵に専念すればいいんじゃないですかね。

航空戦艦とかいう中途半端なのはやめて。おっと言い過ぎました。

まぁ、そんなことはどうでもいいわけで。山城さんが提督と会ってどうなるか楽しみです。

なんたって、新任の提督は異例中の異例。

前代未聞の提督と軍の中で話題になっているんですから。

 

私は執務室に入り、中に置いてある古びた艦装を優しく撫でる。

 

 

 

 

 

「正門にいるのは誰なのかしら。

でもたとえ何であろうとお姉様のために障害は取り除かなきゃ.......不幸だわ。

お姉様を寝取られるかもしれない。

そうよ、優しいお姉様はクズみたいな奴にも優しいから騙されて良いようにされしまうわ!

うおおおおおおおおおおお、私の拳よ唸れええええええ!」

 

走る私は私は正面玄関の前でブレーキをかけ、大きな両開きの扉を思い切り開く。

 

「ここが第四鎮守府ですか、やっと着きました。ってあれ?」

 

「私のこの手が真っ赤に燃えるうううううううう!」

 

「え!?なんですか!?」

 

「勝利を掴めと轟き叫ぶうううううううううううう!」

 

「よ、よくわかりませんが突っ込んできてますし迎撃するしかありませんね..........!」

 

「轟沈!不幸フィンガアアアアアアアアアアアア!」

 

「誰か知りませんがすみません!」

 

最早誰か確認もせず、何も見ず何も聞かずに、

ただただ『誰か』に不幸フィンガーを叩き込もうとしていた私の腕を『誰か』が掴む。

次の瞬間、私の目は青空を捉え、

最後に逆さになったに鎮守府を捉えたところで私の意識は途切れた。

 

「大丈夫ですか山城さんー、って大丈夫じゃないですね。泡吹いてますもんね」

「襲い掛かってきたので迎撃してしまいました、すみません。

怪我はしないようにしましたから大丈夫です。

ん..........?あぁ、ところであなたが吹雪さんですか?

前任の方から伺った容姿と合ってると思うのですが......」

「はい、前提督の頼みにより少しの間秘書艦を担当します。特Ⅰ型駆逐艦一番艦吹雪です」

「わかりました。じゃあ、資料で知ってるとは思いますが私も一応。

敷島型戦艦四番艦、戦艦三笠です。今後ともよろしくお願いします」

 

 

 

もうこれを読むあなた達も気付いただろう。

そう、私の目の前に立っている綺麗なこのお姉さんが、

戦艦三笠と名乗るこの艦娘が、

この前第四鎮守府に着任した提督なのだ。

 

異例中の異例、前代未聞の提督と、

ぶっ飛んだ個性をお持ちの艦娘達によるドタバタしたカオスな日常が

今まさに始まろうとしていた。

 

 

 




我輩は馬鹿である、カオスはまだない。
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