門と人と鬼と   作:布人形

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持っていくのが強引な感じになってしまった。許されるのだろうか。
スカイリムって、人々は普段何語で話してるんすかね。英語なら話進んで楽ですけどタムリエルってそもそも地球じゃないし…

ドラゴン同士の会話はあれは口論と言う名の殺し合いであって参考にすらならないので却下。スカイリムに住む住民が全員ドラゴン語話してたまるか。

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第二話

「どーしてこーなった?」

(わたくし)に聞かれましても少々分かりかねますわ」

 

ぼやきつつもセラーナと自分は背中合わせになり遠距離攻撃に対応した得物を構える。自分は弓、セラーナは吸血鬼だけ使うことの出来る魔法とアイススパイクという所謂長い氷柱(つらら)を打ち出す魔法をそれぞれ両手に構え。敵を討つ。

上をすれ違うドラゴンには吸血魔法と氷柱に自分の射つ矢を浴びせ、当たった敵はフレミングの法則を指で表したかのような矢の先端が鱗の隙間にめり込み、氷柱は頭部や首を容赦なく貫き、しかし貫き切ることはなく刺さった部分に留まり続けて溶けずに"凍結"というダメージを与えていく。

問答無用の容赦の無い正確無慈悲な地上からの遠距離攻撃に彼らはたちまち地面に落ちて固く黒い床に身体を転がして力尽きていく。

幾分見回す余裕が出来たのであたりを見渡してみると見慣れない建造物に見慣れない服を着た老若男女問わずただただ惨殺されている光景。

空には自分たちが見てきたものとは少しばかり違うが、翼を広げ宙を舞い、炎を吐くその姿は正しくドラゴンだ。

耳に入るのは刃が肉を切る生々しい"ザクッ"、"ザシュッ"といった音にキャーキャーという悲鳴、言葉は理解できないけども助けを求む声。見るからに地獄絵図である。

 

だが自分達だけを守って他人を助けることが出来るのにそれをしないのは些かどうかと思う。

他人の家に入ってモノを盗んだにも関わらず平然とそれを(武具であれ宝石であれ)私的の為に、処分したり売り捌いたり溶かしてインゴットにしたりする屑が言えたことではないのだが。一応死後の保身の為に助けられる分は助けるとしよう。

転がる豚のような家畜もどきには頭を射抜き、一つ目の巨人(サイクロプス)には大きな一つ目を射続けて口の中にも何本かお見舞いしてやる。ドラゴンから転落した兵士には膝の関節部分へピッタリ狙いをつけて矢を放つ。膝に矢を受けた兵士は痛みとショックでその場に崩れ落ち、ここぞとばかりにセラーナが氷柱で頭に大穴を開けてみせた。矢で敵を寄せ付けず、魔法で敵を寄せ付けず。背中合わせで休むことなく敵を倒し続けてるが疲れはなくこの程度ではまだ序の口だ。

周りはドーナツのように自分とセラーナを中心に敵の骸が自分たちを囲うように息絶えている。逃げるもの、突っ込んでくるもの、そんなものは関係ないとばかりに身体を射抜きこの世から葬り去る。死骸の群れを一言で表すなら死屍累々という言葉がしっくり来るだろう。

 

 

「さーどうしようか」

 

襲われそうになったから先手を打って敵をボコし、正義の味方ではないが見ず知らずの襲われてる人々への被害を減らそうと殲滅したのだが……見渡せば全然全くよく分からない建物にスカイリムにいた帝国軍を思わせるような衣服とその骸。後ドラゴンの死骸。矢はそのままにしては勿体無いのでセラーナと一緒にとりあえず情報収集も兼ねて回収へ回る。

"あの世(ゾブンガルデ)"と"地獄に近しい様な不気味な世界(ソウルケルン)"、などの常識のかけ離れた異世界には行ったことはあるし、ダンマーという"人"という存在に分類できるであろう知性有る生き物のダークエルフたちが住むソルスセイムだが、あれもまぁ常識はあるものの生活感や物の価値観等の違いを見れば異世界なのだろう。何故このようなまた故郷とは異なるような世界へ来てしまったのだろうか……

 

「それは貴方の気まぐれのせいではなくて?」

「あぁ、んまぁ…そうすね…」

 

心を見透かすようにセラーナ入ってきたので小さくならざる得ない。

 

「キャンプをするのに洞窟の中に入ったは良いけども、貴方の気まぐれのせいで洞窟の中を進みすぎて迷った挙句に出口を見つけたと思ったらよく分からない所に出てしまったのだけれどどう責任を取るつもりですの?」

「悪かった、ごめんごめんよ」

 

至極どうでもいいが、どうやらピーピー怒る中でも一番気に食わないのは日が出てることらしい。

まずココに来たのは先程セラーナがプンスカ怒る中で述べたように洞窟の中を迷って云々気がついたら云々だ。

セラーナは聞こえたのか聞こえないのか分かり得ないが恐らく聞こえてないだろう。洞窟の中で迷ってる時に聞こえたのはどうやら自分だけのようで、幻聴と一括りにして聞かなかったことにするには無理があるしあからさまにはっきりと聞こえたからだ。低音の男女の入り混じった声で、恨むような声で"こっちへ来い"と。

それを聞けば子供は"ヒッ"と悲鳴を上げて耳を塞いで夜な夜な眠れずに部屋の隅でガタガタすることだろう。だが何故その時その方向へ足を歩めたと聞かれれば間違いなくこう答えるだろう。「気まぐれ故に」と。

 

後は適当にココへ来てから得た情報を色々と整理してみる。

ココに来てすぐ来た道を振り返ったがそんなものは無かったとばかりにただ固く黒い道が伸びて、目を凝らせば蜃気楼が見て取れる。

殺られた側は見たこともない衣服に言語。非武装の敵を殺した彼らはチュニックのような服に申し訳程度の鉄板に革防具。軽装防具だろう。

服だけをでも分かるが恐らくドワーフに並ぶかそれ以上の文明レベルだろう。尤も、ドワーフの衣服は見たこともないし分からないが。

最後に馬鹿みたいに大きな(ゲート)

 

「どうしようか……」

「ここは進むべきではなくて?」

 

セラーナは日向対策用の黒いフードを深く被り、回収した矢を渡しながら聞いてくる。

少し焦ったような口調だ。どうするべきか…

向こう側がこちら側にこの門を潜って侵略行為をしたならば当然のごとくこちら側も軍かそれに近しい何かを差し向けてくるだろう。

こちら側の人を助けたがそれは(恐らく)善良な市民が襲われてるから助けたのであって、一応は中立を保ってるつもりだ。一応。

 

「行ってみよう。向こうで旅をすれば何か分かるかもしれない」

 

いつもなら撤退が有るが今回は戻ることが出来ないかもしれない旅だ。気を引き締めていこう。

懐から白く小さなインク瓶程度の大きさの瓶を2つ取り出して片方をセラーナに渡して、直ぐに飲む。

多少違和感が感じるが許容範囲内だ。他人から見れば吃驚仰天だろう、彼らが服用したのは"透明化の薬"。

長時間は姿を透過出来る逸品で中々手に入るものではない。

効果の切れない内に彼らはもう一つの異世界への希望と不安と覚悟を胸に走りだした。

 

 

 

後に、銀座事件と呼ばれた今回の事件。

休暇中の自衛隊員、伊丹耀司が短時間で大多数の国民を救ったとされ、防衛大臣から賞詞の言葉を賜ったと同時に二等陸尉へ昇進したという。

だが、もう2人の英雄が彼ら現場に居合わせた国民は忘れられないだろう。弓と魔法を使って多くの敵を屠った2人組のことを。

 




悲報、ドヴァーキンの名前忘れる。
急いで考えなくては

顔立ちとかステータスとか次か次の次だろうか……
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