ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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みなさんどうも!
企画小説の方は楽しんでいただけたでしょうか?いろんなお話があって面白かったですね。
実は、本日は鍵のすけさんの企画の方で私の作品が投稿されているので、よければそちらも一読してみてください!
1周年記念のポケモンやR18作品はまだ執筆途中なのでお待ちください。それと、ポケモンの方は思ったより長くなっちゃったので別作品として投稿しますのでご了承ください。

さて、今回からは新章です!
新章の初回なので前回のラブライブ!略して前ラ!はなしにします!
その前に、この回は映画編の前に書いた個人編の各最終回のアフターエピソードのあとになっています。
「あれ、そんなんあったっけ?」という方は確認してみては?
それでは、新章、この想いをアナタに……スタートどすぅ〜!!



この想いをアナタに
第127話「その願いは流れ星のように」


 

 

「ふわぁ〜………」

 

7月の朝……

 

ナオキは体を起こしてあくびをして背すじを伸ばした。

 

そしてふと机の上を見て笑みを零した。

 

そこには第3回ラブライブ!の閉会ライブのあと、μ's10人で撮った写真が写真立てに入っていた。

 

ナオキはベッドから降りて歩いてそこに近づいた。

 

そしてその前に置いてあったあるキーホルダーを手にした。

 

「あれからまだ1ヵ月しか経ってないんだよな……」

 

ナオキはそう呟いてキーホルダーの端についている"10色の指輪"を摘んでそれを眺めた。

 

「"モーメントリング"か……」

 

その指輪の名前はμ'sの終わりを伝えたライブの最後に披露した曲名と一緒であり、そのときに10人が人差し指にはめていたものである。

あれから10人全員が思い出の品として大切にしているのだ。

 

そこには、"あの一瞬の輝き"が詰まっているのだから……

 

 

ガチャ……

 

「あらナオキ、起きてたのね」

「ん、あぁ……おはよう」

ナオキがモーメントリングを眺めていると、エプロンをした絵里が部屋のドアを開けた。

「おはよう。そんなところで何してるの?」

「ちょっとな……そんなことよりリビングに行こうぜ」

ナオキはキーホルダーを置いてドアの方に向かって歩いた。

「もう、そのために呼びに来てあげたのに」

絵里はナオキを目で追いながら言って頬を膨らませて、ナオキを追いかけた。

そして絵里はニコッと微笑み、ナオキとの暮らしを喜んだ。

 

 

 

 

 

 

「おいまだか〜?鍵閉めるぞ〜!」

ナオキはドアを半分開けて若干もたれて言った。

「ごめん、もうちょっと待って!」

ナオキは玄関でふぅと息を吐いた。

「亜里沙ちゃん先行っとくか?」

「ううん、私も一緒に行くよ」

「そっか……」

ナオキは微笑んで言った。

「ごめん2人とも……お待たせ」

「いいよ全然、じゃあ行くか」

「「えぇ!(うん!)」」

絵里も靴を履いて外へ出ると、ナオキはドアを閉めて鍵を回した。そして3人は歩き出した。

 

 

 

 

 

 

「絵里、本当に1人でいいのか?」

「大丈夫だって。もうこの2ヵ月ずっと言ってるわよ?」

「だってむっちゃ心配なんだけど……」

3人はマンションの前で話していた。

ナオキは絵里が1人で大学に行くのが少々心配のようだ。その気持ちはわからないでもない。てかわかる。

絵里はすごく美人だし愛おしい。いくら婚約していて婚約指輪という威圧感のある超結界シールドがあるとはいえ心配なのである。

「大学はここから近いし心配いらないって3月から言ってるでしょ?」

「う〜ん、でもさ〜……」

「大丈夫だよお義兄ちゃん、それに早く行かないと遅刻しちゃうよ?」

「そうよ。私なら心配いらないから……亜里沙、ナオキがついてこないようによろしくね」

「うん!」

亜里沙元気よく頷いた。

「なんか傷つくな、その言い方……」

「ふふっ……ごめんごめん、でも……」

絵里は少し微笑んでナオキの耳元に口を近づけ……

「心配してくれてありがとう。大好きよ……ちゅっ……」

そう小さな声で呟いて頬にキスをした。

「おう……///」

ナオキは少し照れて返事をした。

「それじゃあ気をつけてね、いってきます」

「いってらっしゃ〜い!」

絵里が手を挙げてそう言ってから歩き出すと、亜里沙は大きく手を振った。

「じ、じゃあ……行くか」

「うん!」

ナオキと亜里沙は絵里が歩いた別の方に向かって歩き出した。

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(ナオキ・絵里・亜里沙)〜

 

 

 

 

 

「ちぃ〜っす」

「あ、ナオキくんおはよう!」

「おはよ〜」

「おはようございます」

ナオキは教室に入り自分の席に近づいて穂乃果、ことり、海未に挨拶をした。

「そういえばナオキくん宿題した?海未ちゃん見せてくれないんだよ〜」

「当たり前です!」

穂乃果は数学のノートを見せてナオキに言ったが、海未は身を前に出して言った。

「で、ナオキくんはなんで向こう向いてるの?」

ことりは何故か3人とは違う方を見ていたナオキに言った。するとナオキはビクッとした。

「さ、さぁ?ナ、ナンノコトダカ……」

そんな汗を垂らすナオキを、海未はジト目で睨んだ。

「ナオキ……まさかとは思いますが……」

「ど、どうしたのかな?そんな怖い顔して……」

そして海未は怖い笑顔でナオキに近づいて、手をスッと差し出した。

「数学のノート、見せてください」

「な、なんで……?」

「み・せ・て・く・だ・さ・い」

「……はい」

ナオキは海未の威圧に観念したのか、大人しく数学のノートを差し出した。

海未はジト目でそのノートをパラパラとめくり、あるページを見るとため息をついた。

「やっぱりナオキもやっていなかったんですね……」

「違うんだ!言い訳をさせてくれ!」

「問答無用!」

「ひいっ……」

ナオキは海未に怒られると体を少し後ろにずらした。

「おぉ、ナオキくんも仲間だね〜!」

穂乃果は目をキラキラさせてナオキを見た。

「仲間……?」

「も〜う、なんで目を逸らすの〜!?」

ナオキが穂乃果から目線を逸らすと、穂乃果は驚き混じりに怒った。

 

ドン!

「「ひいっ……!?」」

「とにかく!2人ともすぐにやりなさい!」

「「は、はい……」」

海未がドンと机を叩いて怒ると、穂乃果とナオキは数学の宿題をし始めた。

 

 

「途中までは出来てるんだよ!でもさ、寝ちゃったんだよ!」

「う〜ん、確かにヨダレみたいな跡があるね〜」

ことりは顎に手を当てて言った。

「だからあと3問なんだよ!」

「でもちゃんと全部やっておかないと〜」

「ごもっともです……はい」

ナオキはことりの監視の下、残りの問題を解き始めた。

 

 

「はぁ……ナオキでも途中までしているのに、穂乃果は手をつけていないなんて……」

「あははは……」

「入試も近いんですから、しっかりしてください……」

海未は呆れながら言った。

穂乃果は穂むらを継ぐために専門学校を受験する予定である。

「は〜い……」

穂乃果は嫌そうな表情をして宿題に取り掛かった。

 

 

 

 

 

「終わったぁ〜!!」

「お疲れ様〜、早かったね」

「ま、おれにかかれば当然だな」

ナオキは胸を張って言った。

「………全部間違ってるけどね」

「ふあっく!?」

ことりがノートを確認して言うと、ナオキは驚きの声をあげた。

「はぁ……通りで早いわけですね。適当にしたんでしょう?」

海未はため息をついてジト目で言った。

「て、適当じゃねーし!おれは今出せる全ての力を解き放って、あらゆる可能性の中から適切な解答を導き出したんだよ!」

ナオキは自信満々に立ち上がって言った。

「いわゆる当てずっぽうだね」

「………はい」

だがことりに指摘されるとナオキはしゅんとして座った。

「穂乃果も負けてられないね!よ〜し!」

穂乃果は気合いを入れてまた宿題に取り掛かった。

そんな穂乃果を見て3人は笑みを零した。

 

 

 

 

 

てか宿題は家でやれよ……

 

 

 

 

〜ラブライブ!(穂乃果・海未・ことり・ナオキ)〜

 

 

 

 

午前中の授業が終わるとナオキと海未は生徒会室に向かった。

 

ついでに言うと、ナオキくんの数学のノートは真っ赤でした。

 

 

「さ〜て昼飯だ〜」

ナオキは弁当箱を開け、両手を合わせてから食べ始めた。

「ナオキくんってお弁当で自分で作ってるの?」

フミコが不思議そうにナオキに聞いた。

「ナオキに限ってそんなことないですよ」

「そうですね〜」

真姫と海未は当たり前のように言った。

「なんかそれ傷つくな〜……はむっ」

ナオキは2人を睨んでまた一口食べた。

「あれ、そうなら誰が……?」

「絵里ですよ」

「なるほど」

フミコは一瞬で理解して昼ご飯を食べた。

「なんだよ……ったく……はむっ」

ナオキはまた一口食べた。

 

ナオキたち生徒会が何故昼休みにいるか。

それは、文化祭が近いからである。

文化祭は生徒会が中心となって運営しており、文化祭実行委員会がその下についている。

なので昼休みには、ステージの申請、出し物の申請などで生徒が生徒会室を訪れるのだ。

 

「さ、そろそろ昼休み終わりそうだし帰るか」

「そうですね」

ナオキがそう言って立ち上がるとみんな立ち上がって教室に戻っていった。

 

 

午後の授業が終わると、ナオキたちは自分たちの最低限の仕事をしてから、文化祭の仕事をフミコに任せて部室に向かった。

 

 

そして今日は……アイドル研究部にとって大事な話し合いがあった。

 

 

 

 

「ではこれから、アイドル研究部の活動について話し合います」

花陽は部員全員がいることを確認すると話し合いを始めた。

「まず議題として上がっているのは、

全員でのスクールアイドル活動についてですが……」

「とりあえず全員で1チームとしてエントリーするのは確実だろ?」

ナオキは花陽を見て言った。

「私はそれでいいかと思います」

花陽はナオキを見ていうと、その他のみんなは頷いた。

「となると大事なのは……」

「グループ名ですね」

穂乃果と真癒美は腕を組んで言った。

「その通りです!なのでみなさん、思いついたら候補を上げてください!」

「はいは〜い!」

「はい、穂乃果ちゃん」

穂乃果が元気よく手を挙げたので花陽は穂乃果を指名した。

「ここはシンプルに、"O☆T☆O☆N☆O☆K☆I"なんてどう?」

「却下です」

「却下だな」

「却下ですね」

「3人とも酷いよ!」

海未とナオキと花陽はそっこう却下した。

 

それからもいくつか案が出るも、なかなかいい名前のものは出なかった。

 

 

「ダメだ〜!全然出ないよ〜!」

穂乃果は頭を抱えて叫んだ。

「なかなか難しいものですね……」

海未も腕を組んで言った。

「そう言えば、μ'sの名前もこういう風に決めたんですか?」

瑞希は不思議に思って言った。

「ううん、あの名前はね希ちゃんが決めたんだよ」

ことりは首を振って答えた。

「そうなんですか!?」

雪穂は驚いた様子で言った。

「うん、グループ名が思いつかなくて募集したら希ちゃんが紙に書いて決めてくれたんだよ」

穂乃果は元気よく言った。

「と言っても、それがわかったのは随分あとでしたけどね」

海未は懐かしむように言った。

「そうだね〜」

ことりもまた懐かしむように言った。

「でも今回のは受け継いでいくようなものがいいのではないですか?」

マシュは小さく手を挙げて言った。

「受け継いでいく……?」

凛は首を傾げて言った。

「はい。μ'sは"10人だけのもの"でした。ですが、今回決めるものはそうではなく、今後このアイドル研究部が受け継いでいくグループ名にすればいいのではないかと思うんです」

「確かにそれは一理あるわね」

真姫はマシュの言葉に賛成した。

「受け継いでいけるグループ名……」

それの条件を加えてみんなはさらに悩んだ。

 

そしてその沈黙を破ったのはもちろんこの男……

 

 

「なぁ、こういうのどうだ?」

みんなは驚いてナオキの方を見た。

「思いついちゃったのぉ!?」

「あぁ、ちょっとホワイトボード借りるぜ……」

ナオキはペンを手に取ってホワイトボードに思いついた名前を書き出した。

 

 

 

 

その名は………

 

 

 

 

 

 

 

『Shooting Stars』

 

 

 

 

 

「"Shooting Stars"……流れ星?」

真姫はホワイトボードを見つめて髪の毛をくるくるして言った。

 

「あぁ、スクールアイドルは限られた時間の中で輝く存在だ。

それに、受け継いでいくんだったらその輝きは古いものから新しいものへと変わっていって、また新しいものへ変わっていく。それが流星群みたいだなって思ったから、流星……"流れ星"って意味の"Shooting Star"を複数にして、"Shooting Stars"って考えたんだが……どうかな?」

ナオキはこの名前を思いついた流れを説明してみんなの顔を見まわした。

 

そしてみんなは最初は唖然としたが、徐々に笑顔になっていき口々に「賛成」と声をあげていった。

 

「それじゃあ、全員が賛成なので……

 

 

私たちは今から………

 

 

音ノ木坂学院スクールアイドル……

 

 

 

"Shooting Stars"です!

 

 

 

そしてこの名前をずっと受け継いでいくことにします!」

 

 

花陽のその言葉を聞いて全員が拍手をした。

 

 

 

そしてその日、ラブライブ!運営委員会が管理するHPのランキングに"Shooting Stars"の名が刻まれた。

 

 

 

 

 

 

〜ラブライブ!(Shooting Stars)〜

 

 

 

 

 

「えっと………」

「さ、そこに座って……"正座で"」

「いや、いきなりなん…「はやく」…はい……」

 

ご飯も食べ終わりお風呂に入って部屋に戻ったナオキは、ベッドに腕を組んで座ってニコニコとしている絵里の言うことに従って床に正座をした。

 

「で、なんでこうなってるかわかる?」

「いや、正直なんでか……」

「むっ……」

「ひぃ……!」

絵里がキッとナオキを睨むと、ナオキは少し涙目になって声をかすらせた。

「はぁ……海未から聞いたわ。ナオキ、宿題終わってなかったらしいじゃない?」

「あ……そ、それは……その……」

ナオキは絵里から目を逸らした。

「私は昨日は先に寝ちゃったけど、宿題してって言ったわよね?」

「だからね、やったんだよ!でも途中で寝ちゃって、夜中に起きて……布団に入りました……ごめんなさい」

「もう……それでも生徒会長なの?」

「だって……」

「とにかく!これからは気をつけなさい!」

「……はい」

 

ナオキは絵里に怒られてこれから数学の宿題もきちんと家で仕上げると心に刻んだのであった。

 

「あぁ、あと1問もあってなかったみたいだからまた教えてあげるわね」

「はい……」

 

あと正解率はできるだけあげるとも……

 

 

 

 

 

 

 

 

そして………

 

 

 

 

ある人物が………

 

 

 

彼等の家に向かおうとしていた………

 

 

 

「久しぶりに会えるんだね、"ナオにぃ"!」

 

 

 

 

次回に続く………

 




〜妄想ラジオ!〜

ナ「さて、なんか久しぶり感な妄想ラジオ!今回は、絵里と海未と穂乃果とお送りします!」
穂「わ〜絵里ちゃん久しぶり〜!」
海「そういえばそうですね」
絵「ふふっ、そうね。2人とも相変わらずね」
ナ「でも何回か話してるだろ?メッセージで」
海「やっぱりメッセージと直で話すのは違いますよ」
穂「久しぶりに顔も見たかったし!」
絵「でも海未からはナオキのことを報告してもらったから感謝してるわよ」
海「いえ、なにかあればまた報告します」
絵「お願いね」
ナ「いやぁあああああ!やめてぇええええええ!!」
穂「ふふふ、ちゃんと宿題はやるものだよ〜」
ナ「お前にだけは言われたくねぇ!!」
海「でも今回から私たちも新たなスクールアイドル活動ができるのですね」
絵「そうだったわね。たしか……"Shooting Stars"だったわね」
穂「そうそう、ナオキくんが思いついたんだよね!」
絵「ふふっ、流石はナオキね」
ナ「いやぁ〜それほどでも〜」
海「でも気になるのは最後の人物ですね」
穂「確か『ナオにぃ』とか言ってたよね?」
絵「え、それって……」
ナ「では、新しくお気に入りしてくださった方、ありがとうございます!
感想などどんどんお待ちしていますね!
それじゃあバイバイ!!」
絵・穂・海「「「急に終わらすな〜!!!」」」
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