ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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みなさんどうも!
2つの感謝の記念回、楽しんでいただけましたか?1つめは真面目に書いて、2つめは真面目に"ふざけて"書いたギャグ回でした。
前回の本編は梨子がピアノを弾いたり、同人誌を読んだりでしたね〜()
さて、今回はサブタイからわかるように"あれ"があります。
それでは、どうぞ!



第133話「水着だ!合宿だ!先輩禁止だ!」

 

 

「そろそろミーティング始めるぞ〜。花陽、頼んだ」

「はい!」

練習後、ナオキはみんなを座らせると、部長である花陽にバトンタッチした。

「では、これから"夏合宿"についてのミーティングを始めます!今回行く場所は、前回と同じく真姫ちゃんの家の別荘です」

「別荘!?」

「流石は西木野病院の跡取りですね」

花陽が行き先を言うと、瑞希は別荘という存在に驚き、真癒美は流石西木野病院の跡取りだと感心した。

「行ったらびっくりするよ?と〜っても、大きいから!」

「ハラショー!」

穂乃果が両腕を大きく広げて言うと、亜里沙は歓喜の声をあげた。

「近くに海もあるしね!」

「海……!?」

凛がそう言うと、マシュは顔を上げて少し驚いた表情をした。

「でも、あくまでも"夏合宿"だからな。それを忘れないように」

「「は、はい!」」

ナオキが穂乃果と凛を向いてそう言うと、2人はナオキの厳しい視線を感じて背筋を伸ばして返事をした。

「ナオキさん大丈夫です。私がお姉ちゃんを見てますので」

「あぁ、頼んだ」

雪穂が親指を立ててそう言うと、ナオキも親指を立てて言った。

「とにかく、水着なども用意するものに入っていますが、練習がメインなのでそれを忘れないようにしてくださいね」

「「「「「「「「「「「はい!」」」」」」」」」」」

「ウチもついて行くさかい、ハメ外しすぎひんようにな〜」

みんなは合宿だと嬉しそうだったが、童子がそう言うとカクッと肩を落として苦笑いをした。

「ほな、今日はもう夕方やし終わろうか」

「はい。それでは来週の月曜日、遅れないようにしてください!」

童子が手を叩いて言うと、その場を花陽がしめた。

 

 

その日の夜、ナオキは持っていくものがしっかりあるかどうかを確認していた。

「あ、水着がねぇ……」

そしてナオキは東京での夏が初めてだからだろうか、水着がないということに気が付いてどうするか少し考え込んだ。

「ナ〜オキっ、どうしたの?」

「っと……いや、水着がないからどうしようかなって」

ナオキは突然背中に抱きついてきあ絵里の手を触って言った。

「水着?そう言えば私もサイズが合わなくなったら買い替えないと」

「そうなのか?それじゃあ、明日一緒に買いに行くか?」

「うん!」

ナオキが一緒に買い物に行こう(=明日デートしよう)と言うと、絵里はとても嬉しそうに頷いた。

 

 

 

翌日、2人はショッピングモールに来ていた。亜里沙は他の一年生と行くからと家で梨子と留守番をしている。

まずはナオキの水着を決めるために男性用水着コーナーに2人はいた。

「あ、これはどうだ?」

「却下」

「え〜!?」

ナオキが黒く、白い骸骨の頭が何個かデザインされている水着を選んだが、絵里に却下されて落ち込んだ様子をみせた。

「ナオキはそんなのより……」

「そんなのって、お店の人に失礼だろ……」

「あ、これなんて似合うんじゃない?」

「こ、これ……?」

絵里はナオキの言葉には耳もくれずに、水色で花の模様や木がデザインされている水着をナオキにみせた。

ナオキはその水着を目を細めて見た。

「ナオキは……私が選んだ水着じゃ不満かしら?」

「それじゃあ会計してくるわ」

ナオキは絵里の不安そうな表情を見て、水着を受け取って会計に向かった。

 

 

 

「はぁ……」

ナオキは試着室の前でため息をついた。

その理由は、ここが女性用水着コーナーの試着室前だからである。絵里に連れてこられ、「水着着てみるから評価してね」と言われて待たされている。

正直、ナオキは恥ずかしがっていた。

「絵里まだ〜?」

「もうちょっと待って〜」

「早くしてくれよ〜……」

それに続けて恥ずかしいからと小声で言って顔を隠した。

「もう、早く私の水着姿を見たいからって……せっかちなんだから……////」

絵里は嬉しそうに照れてそう呟いた。絵里はせっかちなナオキも好きなようだ。

 

「ナオキ、いいわよ」

「え……あぁ、開ければいいのか」

ナオキはてっきり絵里から出てくると思っていたのだが、絵里は外に出るのは流石に恥ずかしいようで仕切っているカーテンを開けてとナオキに頼んだ。

「おぉ……」

ナオキはやっとかという気持ちでカーテンを開けた。そして目の前の絵里の水着姿に声を漏らした。

絵里は恥ずかしそうにもじもじとしながらチラチラとナオキの方を見ていた。ナオキはそんな絵里に結構ときめいていた。

「ど、どうかしら……?」

「似合ってる……すごく似合ってるよ」

「あ、ありがとう……////」

絵里の選んだ水着はオレンジ色でいくつか白い大小の花の模様が付いており、白い紐の先には緑色のビーズが付いていた。さらに下にはスカートみたいに薄いオレンジ色のベールも付いていた。そして右腕には水色とピンク色の細いリングを、左腕には透き通るような水色の太いリングをしていた。

「口出すようで悪いけど……これを被っても悪くないと思う」

ナオキはその絵里の水着姿を見て何か足りないと思ったのか、近くにあったつば広の麦わら帽子を絵里に被せた。

「ん〜……あ、いいかも!ナオキにしてはいいセンスね」

「"しては"は余計だ」

絵里は鏡を見て体をひねって似合っているか確認して、お気に召したらしく嬉しそうに言った。

「じゃ、お会計してこないと。着替えるから覗かないでね〜」

絵里はいたずら気な表情を浮かべて言った。

「覗かねーよ!」

「ふふっ、もうちょっとだけ待っててね」

そして絵里はウィンクしてカーテンを閉めた。ナオキは何事もなかったかのように先程座っていた椅子に座った。

だが、心のなかではガッツポーズをしたり飛び跳ねたりしていた。

 

『おれは心の〜なかで〜絵里の水着を待ってた〜』

 

ナオキくんは変な替え歌を作るほどに喜んでいました。

その後も足りないものを買い足して、買うものがなくなると少しショッピングモールを見てまわって2人は帰宅した。

 

 

 

〜〜♡〜〜

 

 

 

そしてついに待ちに待った月曜日……

あの穂乃果でさえ今回に限っては集合時間の30分前には集合場所である東京駅に到着していた。

 

「あれ、ナオキくんは?」

「そう言えば見当たりませんね。先に行くと言っていましたが……」

穂乃果と海未は先に行ったはずのナオキが見当たらないため当たりを見まわした。

「ナオキくんなら……」

花陽は苦笑いをしながらあるところを指差すと、穂乃果と海未、さらにはことりもそっちを向いた。

 

そこでは………

 

 

「ナオキ、忘れ物はない?」

「あぁ、大丈夫だよ。でも、絵里も持っていきたかったな……」

「もう、そんなこと言わないの。合宿だからOGは参加できないから仕方ないじゃない……ね?」

絵里は俯いているナオキの顔を下から覗いて首を傾げた。

「そうだけど……絵里、寂しくないか?」

ナオキは顔を上げて絵里の頭に手を置いて言った。

「ううん、梨子ちゃんもいるし寂しくないわ」

「………ほんとに?」

「ぅぅ……寂しいに決まってるわよ!1週間もナオキがいないんだもん!」

絵里はかかとをあげてつま先で立って、目に涙を浮かべて拳を握って言った。

「あぁ、おれも寂しいよ……!」

「ナオキっ!」

「絵里っ!」

そして2人は両腕を広げて抱き合った。ここで『エンダァアアアアアアアアアアアアア!!!』とかの有名な歌を流れているような光景であった。

 

 

と、そんなバカップル(笑)芝居を見せられたみんなは呆れた様子で2人を見つめた。

 

 

しばらく待って集合時間が近くなると1年生組が到着してきて、最後に童子が到着すると花陽は集合の合図を掛けた。

 

「じゃあ、絵里またな」

「えぇ、気を付けてね」

2人はしばらくの別れだとキスを交わして、ナオキはみんなのところに走っていった。

絵里は童子に向けて一礼し、みんなに向けて軽く手を振ると東京駅を去っていった。

 

「ほな、出発しよか〜」

「とその前に、1年生諸君に伝えたいことがある!」

ナオキがそう言うと童子と1年生組は何事かとナオキの方を見た。

だが、ナオキ以外の2.3年生組は何を言うのかわかっているのだろうか、ニヤリとして1年生の方を向いていた。

「実はな、アイドル研究部では夏合宿の前にしなきゃいけないことが1つ、あるんだよ」

ナオキは人差し指をたてて言った。

「まさか……μ'sも乗り越えた音ノ木坂学院アイドル研究部の試練を!?」

瑞希は目をキラキラさせて言った。

「はっ、〇レ〇レ島の大試練!?」

マシュは手をポンと叩いて言った。

「いや、違うでしょ」

真癒美はマシュの言ったことは違うだろとツッコミをいれた。

「まぁ、どうせ"あれ"なんですよね?」

「うん、"あれ"なんでしょ!」

「おっ、雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんはわかってるみたいだな」

ナオキは雪穂と亜里沙の方を向いてニカッと笑顔を浮かべた。他の3人はわかっていないようで首を傾げる。

「もったいぶらんと、はよ教えて〜な〜」

童子もそれが何か気になるようだ。

「ははは、わかりました。

では、これから1年生もだが、アイドル研究部全員は…………"先輩禁止"だ!!」

「「「「「先輩禁止〜〜!?」」」」」

それを聞いた1年生組の驚きの声が東京駅に響いた。

音ノ木坂学院アイドル研究部、波乱(?)の夏合宿の幕開けであった。

 

 

 

 

次回に続く……

 






〜妄想ラジオ!〜

ナ「さぁ、今回もやって参りました妄想ラジオ!今回はアイドル研究部部長の花陽と一緒にお送りします!」
花「ふぇえ!?私一人なのぉ!?」
ナ「おれもいるからな?」
花「あ、ごめんなさい。でも私とナオキくんの2人だけって初めてだよね?」
ナ「確かそのはずだ。さて、今回はラストはお馴染みの先輩禁止でしめたわけだが」
花「確か何回か前に海未ちゃんとナオキくんの会話で『あれ』って言ってたよね?」
ナ「あぁ、ばっちりやっちゃうよ宣言だったな」
花「でもナオキくんと絵里ちゃんのデートの意味は……?」
ナ「いや、あるだろ!主人公とメインヒロインだし!水着だし!」
花「まぁ、そうだけど……」
ナ「しかもさ、バカップル(笑)ってなんだ!」
花「だって事実なんだし……」
ナ「ぐほぉ!?花陽って地味に刺してくるよな?」
花「えへへへへ」
ナ「待って!怖いよ!花陽怖いよ!?記念回で色々あばかれたけど怖いよ!?」
花「さて、そろそろ終わりましょうか」
ナ「あ、あぁ!では、新しく評価してくださった、からしぃさん、ありがとうございます!」
花「そして、新しくお気に入りしてくださったみなさん、ありがとうございます!」
ナ「感想など、どんどんお待ちしてます!それじゃあ………」
ナ・花「「ばいばーい!」」
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