ラブライブ!〜1人の男の歩む道〜   作:シベ・リア

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さて……ナオキが倒れてしまい、
救急車で運ばれたところからスタート!
今回は時々ナオキ視点が入ります。
まずは前回の妄想物語!



第41話「辛い過去と大切な人たち」

 

 

 

前回の妄想物語!

私たちはナオキと一緒にラブライブ!運営委員会本部へ!

そこではナオキは前の学校の人たちと再会……

そしてナオキは精神的ダメージと過大なストレスを与えられて……

倒れてしまったの……

ナオキ…無事でいてね……私…信じてるから……

 

 

 

 

 

 

 

 

西木野病院……

ICU………

「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ……………」

ナオキはICUに運ばれた。

 

 

「先生!ナオキは!?」絵里は真姫のお母さんに聞いた。

「少し危ないかもね……

はやく治療してなんとかしないと……最悪の場合……

死に至るわ…………」

「え!?そんな……」

「でも死に至らなくても記憶を失うかも………

でも大丈夫……完全に治してみせるわ」

「はい、お願いします……ナオキを……助けてください……

いつもの……ナオキに…………」

絵里は今にも泣きそうな声で言った。

「絵里……パパやママに任せれば大丈夫よ……」

「そうね………」

絵里と真姫はICUの中のナオキを見つめた。

 

 

 

ドン!

「絵里ちゃん!真姫ちゃん!

ナオキくんは!?」

穂乃果が飛び込んできた。

その後から続々とメンバーや晋三、田中さんがやってきた。

「それが………

最悪の場合…死に至るかも……

そうじゃなくても記憶を失うかもしれないわ……」真姫がナオキを見ながら言った。

「ウソ…」穂乃果が言った。

「そんな……」海未が言った。

「先生!ナオキは……」晋三が言った。

「あなたは?」真姫のお母さんは言った。

「あ、私は伊藤晋三……ナオキのおじです」

「そうですか……

何もないように努力します……

安心してください……」

「名医の西木野先生に任せれば大丈夫ですね……よろしくお願いします……」晋三は頭を深く下げた。

「はい……」真姫のお母さんはICUに入っていった。

 

みんなはナオキを見つめた。

 

 

「穂乃果……」

「なに、絵里ちゃん?」

「亜里沙のこと頼めるかしら?

私………ナオキのそばにいたいの……」

「うん……わかった……」

穂乃果は電話をしにいった。

 

 

 

 

「もしもし雪穂?」

「どうしたのお姉ちゃん?」

「実は……ナオキくんが倒れちゃって……」

「え!?大丈夫なの……」

「最悪の場合死に至るって……

もしかしたら記憶を失うかもしれないみたい……

なにもないのが一番いいんだよ?

…それでね絵里ちゃんからのお願い…亜里沙ちゃんしばらくうちに泊めるからお母さんに言って!

あとその後亜里沙ちゃんにも……」

「わかった……」

「それじゃ……」

穂乃果は電話を切った。

 

 

 

 

 

 

 

高坂宅……

「もしもし亜里沙?実は……」

「ん?」

雪穂は穂乃果から伝えられたことを話した………

 

「わかった………

荷物まとめるから……むかえにきて……」

「うん………それじゃ……」

雪穂は電話を切って、絢瀬宅へとむかった。

 

 

 

 

絢瀬宅……

「お義兄さん……大丈夫かな……」

亜里沙は荷物をまとめながら言った。

 

 

 

 

 

 

 

西木野病院……

ICU……

 

ナオキはまだ苦しんでいた……

息はまだ荒かった……

 

(こんなとき……患者がそばにいて欲しいのは………大切な人……………はっ!?)

真姫のお母さんはICUを出て絵里のところへむかった。

 

「絢瀬さん!」

「はい……」

「ナオキくんのそばにいてあげて……さ、こっちへ……」

「は…はい!」

絵里はICUに入っていった。

 

 

「さ、ここに座って……」

「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ………」

「ナオキ…………」

絵里は座ってナオキの左手を両手で握った。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ………」

 

 

 

 

みんなは祈り続ける……

ナオキが何もなくあの元気な姿で戻ってくることを………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

おれは最初、ミツヒデのことはいいやつと思ってた……

 

あの日……ミツヒデはおれのことを助けてくれたから……

 

 

 

「おい、香川!てめぇ、立候補を辞退しろ!」

「は、なに言ってんの?」

 

そう言ってくるのは3人目の会長立候補者の尾花虎次郎だった。

 

「そのままの意味だ、辞退しろ!」

「やだね!」

「さもなきゃ痛い目にあうぞ?」

「やってみろや」

「あぁ……じゃあ!!!」

 

ドン!!

 

「うっ……」

 

おれは腹を殴られた。

 

「耐えたか……だか次は……」

 

尾花は拳を構えた。

 

そんなとき……

 

「おい、なにやってんだ?」

「なっ……」

「ミツヒデくん……」

「ジャーナ、大丈夫か?」

「うん…大丈夫……」

 

「たしか…尾花だっけ?

そんなことして……正々堂々戦えないのか?」

「選挙なんてめんどくせぇんだよ…

そうだ…ちょうどいいな……ミツヒデも辞退しろ」

「やだね…ならこうしよう……

今すぐここから立ち去れ…

そうしなきゃ退学だぜ?」

「そんなこと…」

「だってそうだろ?暴力で選挙を勝とうとしてさ?そりゃあ退学だろ?」

「ちっ……」

「今立ち去ったらチクらんよ」

「はぁ……わかったよ…」

 

尾花はそれで去っていった。

 

「大丈夫か?」

「うん…ありがとうミツヒデくん」

「ミツヒデでいいよ」

「じゃ、ミツヒデ…ありがとう」

「どうってことねーよ……

ま、あいつは多分選挙しても通らないからおれとジャーナの一騎打ちだな」

「あぁ……正々堂々…頑張ろう…」

「おう!」

 

おれとミツヒデは握手を交わした。

 

 

 

しばらくたってイズミから告げられたのは……

ミツヒデの悪行……

力で全てを抑える………

弱肉強食の男………

 

おれは信じたくなかった……

だが………

 

 

「尾花が退学!?」

「あぁ……なんか急に自分から退学させてくれって言ってきたらしい………

ここだけの話……ミツヒデの配下が尾花をボコボコにしたって噂だ」

「マジか……」

「さらにだ……

尾花はミツヒデの命令でお前を襲った……」

「なに!?

それならミツヒデは自分の配下に命令してさらにその配下をボコボコにしたってのか!?」

「そういうことになるな……」

「なんで………」

「これはおれの推測だが……

ミツヒデはお前を退学にしたかったんだと思う……

ボコボコにしてな………

尾花はそれに失敗したから退学させられた……」

「うーん………」

「ま、選挙で勝てばいいんだよ」

「あぁ………」

 

 

そしておれは選挙で勝った……

さらにこのイズミの予測は見事に当たっていたんだ……

 

 

 

そしてあの事件が起きた………

おれはチンギスカンをかばって退学した………

これで大坂学園にはミツヒデにとって邪魔な存在はいなくなったってことだ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

部活仲間だったイズミも裏切った………

高校の最初の友達……だと思っていたチンギスカンも裏切った……

おれを助けてくれたミツヒデも裏切った………

応援してくれたヤマトさんとユキさんも裏切った……

クラスメイトの斉藤と佐藤も裏切った……

ミツヒデの行動全てが………

おれを追い詰めるため………

おれから全てを奪うため……………

 

そして今となっては大坂学園中がおれを嫌ってる………

先生たちも…………

あのとき…校長も、担任も………

もう既におれのことを裏切っていた………

まさか……マチコも……

あの涙は……嘘だったのか……

全員……ミツヒデの配下だったのか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まさか………みんなも………

おれのこと……………

 

 

裏切るんじゃないのか…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

「ナオキ………」

絵里は手を握ったまま祈り続けていた………

「絢瀬さん……ナオキくんにとって大切な存在はなに?」

「それは……私達……μ'sだと思います………」

「なるほど…」

真姫のお母さんはICUを出た。

「真姫、μ'sのみなさん……

ナオキくんの元へ行ってあげて……」

「はい!」

μ'sのメンバーがナオキを囲む……

 

「ナオキくん……頑張って…穂乃果たちが付いてるから……」穂乃果は言った。

 

「ナオキ……戻ってこなかったら私はあなたを許しません!!」海未は言った。

 

「ナオキくん…あの元気なナオキくんに戻ってよ……」ことりは言った。

 

「ナオキくん……戻ってこなきゃ…いやにゃ!!」凛は言った。

 

「ナオキくん……また大好きなご飯、一緒に食べましょう!」花陽は言った。

 

「ナオキ……あなたがいないと…練習は全然進まないんだから…はやく戻ってきなさいよ!」真姫は言った。

 

「ナオキ……あんた…このままだったら許さないから……ちゃんと…役目を果たしなさいよ!」にこは言った。

 

「ナオキくん………あの眩しい笑顔…もう一度見せてや……」希は言った。

 

 

「ナオキ………

私のこともっと愛してよ………

誰よりも愛してくれるって言ったじゃない……

それに……

私たちはみんな……ナオキの味方よ……

一緒に……この10人で……一緒に……」絵里は言った。

 

 

 

 

 

 

 

「一緒にラブライブ!で優勝しよう!!」

9人の声が重なる……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

もしかして………

みんなも……

おれのこと…………

裏切るんじゃないのか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

声が………聴こえる………?

 

 

 

 

「ナオキくん……頑張って…穂乃果たちが付いてるから……」

 

穂乃果……

 

「ナオキ……戻ってこなかったら私はあなたを許しません!!」

 

海未……

 

「ナオキくん…あの元気なナオキくんに戻ってよ……」

 

ことり……

 

「ナオキくん……戻ってこなきゃ…いやにゃ!!」

 

凛………

 

「ナオキくん……また大好きなご飯、一緒に食べましょう!」

 

花陽………

 

「ナオキ……あなたがいないと…練習は全然進まないんだから…はやく戻ってきなさいよ!」

 

真姫………

 

「ナオキ……あんた…このままだったら許さないから……ちゃんと…役目を果たしなさいよ!」

 

にこ……

 

「ナオキくん………あの眩しい笑顔…もう一度見せてや……」

 

希……

 

 

 

「ナオキ………

私のこともっと愛してよ………

誰よりも愛してくれるって言ったじゃない……

それに……

私たちはみんな……ナオキの味方よ……

一緒に……この10人で……一緒に……」

 

 

絵里……

 

 

「一緒にラブライブ!で優勝しよう!!」

 

 

 

 

 

みん………な…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうだ……

あのみんなが裏切るはずない……

 

みんなは……μ'sは……

おれを笑顔にしてくれた…

 

絶望していた俺を……救ってくれた……

 

みんなは一緒に怒ってくれて……

 

一緒に笑ってくれて……

 

一緒に悲しんでくれて……

 

そんなみんなが……

 

 

穂乃果……

海未……

ことり……

凛……

花陽……

真姫……

にこ……

希……

そして、絵里………

 

みんなが裏切るはずない……

おれはみんなを信じる……

 

だってみんなは………μ'sは…………おれの……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『大切な人たち』だから……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ………

心が癒されていく………

 

さっきまでおれを苦しめていたものが溶けていくようだ………

 

さっきまで感じていた……

苦しみ……

 

痛み……

 

怒り……

 

絶望……

 

 

みんな忘れていくようだ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ありがとう…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これからもよろしく………

 

 

 

 

 

 

 

 

そして…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ごめんなさい……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ………………

すぅ……はぁ………すぅ……はぁ……」

 

「………呼吸が……落ち着いた…………

心拍数も問題ない…………

すごい……奇跡だわ………」

真姫のお母さんは驚いていた。

 

「ということは先生……ナオキは………」絵里は言った。

 

 

「えぇ………ひとまずは安心しても大丈夫よ……目を覚まさない限りは記憶のことはわからないけど……

もう命に危険はないわ!」

 

 

みんなは見つめあって……

「やったーーー!!!」

喜んだ。

 

 

「ナオキくん……よかった……」穂乃果は言った。

「もう……心配かけさせて……」海未は言った。

「ほんとによかった……」ことりは言った。

「よかったにゃー……」凛は言った。

「うぅ……よかった……」花陽は言った。

「まだ意識は戻ってないけど……

よかったわ………」真姫は言った。

「ふぅ…心配かけさせて…バカじゃないの…ナオキは?」にこは言った。

「スピリチュアルやね……」希は言った。

「よかっわ……本当に…よかった……」絵里は言った。

 

みんなは目に涙を浮かべながら言った。

 

 

 

「よかったですね、会長…」

「あぁ……」

晋三と田中も喜んだ。

 

 

「とりあえず、もうICUに置いておく心配もなさそうだし個室に移動させましょう……」

そう真姫のお母さんが言うと看護師たちがナオキを運んだ。

「私も……」

絵里はそれを追いかけた。

 

みんなもそっちにむかった。

 

 

 

 

外を見ると暗かった……

もう夜になっていたのだ……

 

 

 

個室………

「しばらくすればナオキくんも目覚めると思うわ…」

「先生、ありがとうございました……」晋三は頭を下げた。

「……意識を取り戻したとき……記憶を失っていないといいけど……」

 

「ナオキなら大丈夫……きっと……」絵里はナオキの左手を両手で握った。

 

 

 

 

そして絵里以外の人たちはみんな帰った。

「絵里……」

「どうしたの?真姫……」

「………あまり無理しないでね……」

「わかってるわよ…」

「それじゃ……」

「うん……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病室は絵里とナオキの2人っきり…

 

 

 

 

「ナオキ……はやく目覚めてね……

待ってるから……チュッ…」

絵里はナオキの頬にキスをした。

 

 

 

 

 

 

次回へ続く……




ひとまずナオキは落ち着きましたが……
はたして……ナオキはいつ目覚めるのか!?

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