ゾンビと白い兎とダンジョン   作:本能寺

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はい。また遅くなり申し訳ございません。どうぞ


初ダンジョンと豊嬢の女主人

どうも皆さんこんにちは。相川歩です。皆さんは生理的に嫌いなものはありますか?例えばゴキブリが嫌だとかピーマン嫌いなどありますよね。ある程度の嫌いなものってだいたい汚いや腐ったものとかですよね。

結論言うとそれって俺ですよね

★★★

「ぅぅ‥二日酔いかこれが‥ウッ」

朝早く起きた俺。流石に昨日ヤケに飲み過ぎた‥

「ベルく‥‥ん」

何かに魘されている我が主神ヘスティア様。そして彼女が呼んでいる少年のベル・クラネルは既に協会からどこかに行っていた。とりあえず水を飲もうとキッチンに出向き水をコップにいれ机の上に置くとそこには置き手紙がおいてあった。

『アユムさん。おはようございます。僕は朝早くからダンジョンに行っているのが日課なのでもうダンジョンの中にいます。今日は神様のバイトは休みみたいなのでゆっくりさせておいてください!』

と分かりやすい手紙であった。なら今日の俺の予定は‥と考えながらマントを羽織る。

とりあえず冒険者になったんだ。なら言葉通り冒険をしようではないか。というわけで神様を起こさないようにドアを開け歩きだす。とりあえず俺の持ち物は水とマント、そしてミストルティンだけだ。この最低限でどれほど行けるか行ってみるか。

★★★

「あー‥‥腹減ったな」

堂々とダンジョンに行こうとしたがソンビも腹は減る。腹の虫がなるのが恥ずかしい。運良く朝早く外にいるから人がそんなにいないから良かったけどな。

「あの‥貴方」

「んっ?」

腹を抑えながら歩いていくと後ろから声をかけられ振り返ると金髪の女性が手にバスケットを持っていた。

「お腹が空いているのでしたらこのバスケットを貰ってくれませんか?」

「えっ、いやでもそれは貴女のご飯なのでは?」

「いえこれは店のまかないものです。それに目の前でお腹を空かしている人が目の前にいるのに何もできないのは私の良心が許さないでぜひ貰ってください。そして今夜のお食事はこの酒場【豊嬢の女主人】で済ましてくださいね。」

ニコッと笑いながらバスケットを渡す店員さん。やられた‥まさかこんなことになるとはな。

「分かりました。なら晩ご飯はここで食べますね。バスケットありがとうございます。」

俺はペコッと頭を下げてバスケットを貰い歩きだす。

「リュー!おみゃーもシルみたいなことをするのかにゃ!」

「シルの行動は人として良いものだ。だから真似をしただけです。」

等と聞こえてきたが俺にとってはこのバスケットは嬉しかったので後ろを振り返らず歩きだした。

★★★

「よし行くか。」

バスケットの中に入っていたサンドイッチを食べ腹を満たし俺はダンジョンの中に中に入るその前にギルドに行ってエイナさんに正式に冒険者に登録して貰ってきた。支給品でナイフ等を貰ったが俺は自分の身体だしな‥そして俺はダンジョンに行った。

「よっと」

ドンッ!と爆発するような音が俺の目の前で起きた。爆発したのはゴブリンの頭を100%以下の力で殴ると爆発したのだ。疑問に思ったが襲い来るモンスター。ソイツら一体一体をワンパンで沈めていき今は10階層と順調に降りてきている。流石にここからモンスターもある程度変わりだして100%以下の力ではワンパン出来なくなってきたが特に問題はなかった。

「200%!」

この力だけでこの階層のモンスターも撃破してしまうのだ我ながらZOMBIEパワー恐ろしいと思うぜ。

そしてそこからもドントン進んでいくと周りには最低でも三人ぐらいの人たちが1グループで活動しており俺を変な目で見ていた。

そんな目を受けていながらも歩いていき奥に進むとある叫び声が聞こえた。

「Giaoooooooooooooooo!!」

そこにはパッと見て体高は約150C、体長は4Mを超す小竜が奥にいてその竜の目の前にはユーみたいな体格のブルブル震えている少女がいた。

「なんで‥‥インファイト・ドラゴンがここにいるの?」

遠くから少女はそう言って絶望をしているようだった。そして竜は目の前の獲物を喰らうように一歩を踏み出しその体格からは想像できない速さで走り出す

「誰か‥‥助けて」

自分はここで死ぬんだと直感し呟いた一言。その一言が俺を突き動かした。

「300%!」

間に合え、間に合え、間に合え!!ここで助けないと俺は‥絶対に後悔する!

「うおぉぉぉぉぉぉぉ!」

「Giaooooooo!」

彼女と竜の間になんとか間に合い竜の一撃を防いだ。

「ぐっ‥‥」

「‥‥えっ?」

右腕を犠牲にして俺は竜の一撃を防ぎきった。俺の右腕は竜の口の中に納められ奴はそれを食っていた。

「ぶっ飛べぇぇぇ!400パーセントォォォォォ!」

左手に力を込めて竜の顔面を貫き竜は魔石を残し消えていった。

「大丈夫か‥?」

「あっ‥‥ごめんなさい!ごめんなさい!お兄さん!ごめんなさい!」

と涙をポロポロ零しながら謝罪をする少女。

「俺は大丈夫だよ。だから泣かないでくれよ。」

「でっでも!私のせいで‥‥貴方の右腕が」

「あぁこれ?大丈夫だよ。治るからさ。」

相手を心配させないように軽く言ったがそれが逆に相手を刺激した。

「そんなわけないでしょう!お兄さんは大切な右腕を失ったんですよ!私のせいで!」

「‥‥‥俺は目の前で泣いている女の子を助けないなんて嫌なんだ。だから君を助けた。俺は俺の考えの元行ったから後悔はしないよ。それに俺なら尚更だ。俺はゾンビだからな。」

俺の真剣な声色に息を呑む少女。

「ほら治ってきたよ。」

右腕を見せると何かが腕の周りに、あふれ繋がっていき数分後には元通り治った。この光景を前にして絶句している少女。まぁそりゃそうか。

「お兄さん‥‥何者なの?」

「俺はヘスティア・ファミリア所属相川歩だ。種族は元ヒューマン今はゾンビだ。よろしく頼む。良ければ君のことも知りたいんだけどいいかな?」

「私はメルト・リーネ。ヘファイストス・ファミリア所属です。レベルは2です。」

「ならメルトはパーティーのメンバーはいないのか?」

「‥‥‥誰も私とパーティーを組んでくれないんです。私が‥異常だから‥‥」

俯きまた今にも泣き出しそうな声で呟くメルト。そして醸し出す雰囲気は何処か誰かに似ていた。

「そうか‥そのことは話さなくていいよ。初対面で信用できないと思けどさ」

そして俺は彼女に向けて手を差し出した。

「俺とパーティー組まないか?今日はもう帰るけどさ。」

「‥‥良いよのですか?」

「あぁもちろんだよ。俺も異質だしな。異質同士が組めば最強だろ?だから組もうぜなっ?」

「ありがとうございます‥これからよろしくお願いしますお兄さん♪」

そうして俺とメルトのパーティーが結成された。

★★★

あの後地上に戻り換金を済ますと俺は2万程度の稼ぎを得てメルトと離れた。また明日挨拶に来るということらしいので正直楽しみだ。

そして今は夜になったばかりで俺にとっては至極の時間となり朝約束した豊嬢の女主人という酒場に行ってみる。そこは酒場と言っていいほどの盛り上がりであった。

「お客様一人入りますニャー!」

猫の店員がみんなに行って俺は案内される。見ると中央は俺が初めてこの世界に行った時であった冒険者たちがいてあの滝俺が助けた少女もいた。

そしてカウンター席につくと横には見慣れた白い髪の少年がいたが‥まさか

「ベルか?」

「アユム‥さん。」

ベルの様子を見ると何やら怯えているようだった。テーブルの上にあった料理はそんなに手を付けておらずビクビクとふるえているようだった。どうしたんだと聞こうとした時

「しかしまぁ、久々にあんな情けねぇ奴を見ちまって、胸糞悪くなったな。野郎のくせに泣くわ泣くわ」

「……あらぁ〜」

「ほんとざまぁねぇよな。ったく、泣き喚くくらいだったら最初から冒険者になんかなるんじゃねぇっての。ドン引きだぜ、なぁアイズ?」

店の中央を陣取っているあのファミリアからの声が聞こえる。その声が聞こえる度にベルは体を震わせていた。

「ああいう奴がいるから、俺達の品位が下がるっていうかよ、勘弁して欲しいぜ」

「いい加減そのうるさい口を閉じろ、ベート。ミノタウロスを逃がしたのは我々の不手際だ。

巻き込んでしまったその少年に謝罪する事はあれ、酒の肴にする権利などない。恥を知れ」

「おーおー、流石エルフ様々、誇り高いこって、でもよ、そんな救えねぇヤツを擁護して何になるってんだ? それはてめぇの失敗をてめぇで誤魔化すための、ただの自己満足だろ? ゴミと言って何が悪い」

「これ、やめぇ。ベートもリヴェリアも。酒がマズぅなるわ」

ベートと呼ばれる奴を二人の女性が注意をしているがソイツは口を閉ざさない。

「アイズはどう思うよ? 自分の目の前で震え上がるだけの情けねぇ野郎を。

あれが俺達と同じ冒険者を名乗ってるんだぜ?」

「‥‥‥あの状況じゃしょうがなかったと思います。」

「何だよ、いい子ちゃんぶっちまってよ。……質問を変えるぜ? あのガキと俺、ツガイにするならどっちがいい?」

「……ベート。君、酔ってるの?」

「るせぇよ。ほら、アイズ選べよ。雌のお前はどっちの雄に尻尾を振って、どっちの雄に滅茶苦茶にされてぇんだ?」

「……私は、そんな事を言うベートさんとだけは、ごめんです」

「無様だな」

「ベル‥あんな奴の言うことを聞くな。誰だって最初は弱い‥。」

反論している二人に乗っかりベルを励ますがその行動は甘かったことにすぐに気付かされた。

「黙れババァッ。じゃあ、何か、お前はあのガキに好きだの愛してるだの目の前で抜かされたら、受け入れるってのかよ?」

「……っ」

そのことに言い詰まった女性の態度を見て狼人は更に調子に乗り出した。

「はっ、そんなはずねぇよなぁ。自分より弱くて、軟弱で、救えない、気持ちだけが空回りしてる雑魚野郎に、お前の隣に立つ資格なんてありはしねぇ。

“他ならないお前がそれを認めねぇ”」

「雑魚じゃ、アイズ・ヴァレンシュタインには釣り合わねぇ」

「ベルさん!?」

奴が言い切った時勢い良く席を立つ音が先に聞こえ、その後に驚いたような声が響いた。

「なんだぁ、食い逃げかァ?」

「うっわぁ……ミア母ちゃんの店で食い逃げするなんて、命知らずなやっちゃなぁ……」

そのベルの姿を見て哀れだと思っているような声が聞こえ俺が助けた少女‥‥アイズと呼ばれた彼女も店員の後を追いかける。

俺は‥‥

「店員さん。お金は俺でつけておくよ。だからこの場は見逃して欲しいんだけど‥」

「それじゃ私達は納得しないよ。ちゃんと本人に謝らせにまたきな。」

「‥‥ああ必ず行くよ。」

そして俺は賑やかな酒場の雰囲気から気配を消して外に出ている二人を横目で軽く見て俺も暗いオラリオを走り出した。

 

 




いかがでしたか?ついにオリキャラが!このキャラがどんな人なのかは次回語れたらいいなと思います。作品に対するアドバイスや評価もお待ちしております。
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