緋弾のアリア ~008 ライトニング~   作:Jボンド

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008イギリス編 帰国ーースペクター

『スペクター』

 

それは先代の007が一時は壊滅させた国際犯罪組織。

 

現007サイオンもこの組織を完全に壊滅させようと躍起になっている。

 

理由はスペクターのボスが自分の兄にあたる人物らしい。

 

サイオンは幼い頃両親が他界、孤児院に引き取られその後MI6に強制連行された。

 

サイオンは優秀で他の00チャイルドより頭1つ飛び出ていた。

 

ケディルはサイオンの事をボンクラと呼んでいたが、サイオンは努力の天才と言える。

 

その日習った暗殺術を寝る間を惜しんで練習し次の日には完璧にマスターしていた。

 

 

そしてサイオンが007になり3ヶ月。

 

初めて恋人が出来た。それは俺やQまたMと喜んだ。

 

そして婚約した次の日その恋人は殺されていた『スペクター』の手によって。

 

 

 

………それが過去に2回も遭った。

 

まるで仕組まれたかの様に。

 

 

 

そして今年の4月俺が日本へ旅立つ少し前にメキシコシティを半壊滅させながらもサイオンは『スペクター』への手掛かりを見つけた。

 

そして5月敵の本拠地に潜入。

 

そこで『スペクター』のボス グレイアー・ライクスに会った。

 

グレイアーから兄だ、と聞かされサイオンはどうすれば良いか分からなくなった。

 

しかしMr.ホワイトの娘マドレーヌと出会いサイオンは覚悟を決めた。

 

 

 

そして現在。

前MI6跡地から囚われの身だったマドレーヌを連れてこちらと合流するためバッキンガム宮殿の前に直行している。

 

因みに俺は田舎の廃屋に囚われていたらしい。

 

QがくれたワルサーPPKの電波を拾ってくれたおかげで助かった。

 

 

「おいギンイチ後部座席にM82対物ライフルあるから後ろから攻撃してくるヘリを頼む」

 

「ほいほい」

 

後ろから攻撃ヘリMil-24通称ハインドが迫ってくる。

 

「なぁフランク先輩ロシアも絡んでるのか?」

 

「あぁ米、露、中、日、英…あらゆる国が関与している」

 

「マジかよ。…スゥーーーーフッ!」呼吸を止め手ブレを抑え引き金を引く。

 

弾はエンジンを貫通してメインローターを停止させた。

 

しかしヘリコプターとは例えメインが死んでもテールローターさえ生きていれば機体が独楽の様に回転し、そのまま地面に墜落することは少ない。まぁ高度にも因るが。

 

幸い高度50m位だ誰も死なんよ。

 

「無力化完了」

 

「たくっ相変わらず良い腕してるなギンイチ。

 

時速150kmでこんなガタガタ道を通ってるのに初弾でメインエンジンを潰すなんざ中々出来ねぇ芸当だな」

 

「貴男も出来るでしょう先輩」

 

「まぁな!…おいギンイチ!横からボンドが来る撃つなよ!」

 

キャキャキャキャャャッッッッ!横からアストンマーチンDB11が突っ込んで横並びに並走する。

 

「ギンイチ!無事か!?」「あぁ!大丈夫だ!サイオンこれからどうする?」

 

「グレイアーはバッキンガム宮殿近くの新しく設立したアトランティックビルに居座っている!丁度向かいはロンドン・アイだ!そこから狙撃援護を頼む!」

 

「了解!」

 

ロンドン市街地に入った所で二手に分かれる。

 

 

その時チラリとDB11の助手席が見えた。金髪の女性、多分彼女がマドレーヌだろう。

 

 

現時刻は22:00

 

ロンドン・アイ稼働時間は18:00までだ、だから今は無人だ。

 

「ギンイチ乗れ、頂上が丁度狙撃ポイントだ」

 

「有難うフランク先輩」

 

「おう!頂上部で止める。そんで俺は少しやることが有るから現場を離れる良いな?」

 

「あぁMを殺さないでくれよ、叩けば埃処か宝が出てきそうだ」

 

「確かに。ほらお前の狙撃銃だ」

 

渡されたのは只のL96。

 

「何処もいじってはないぞ。スコープは300mに合わせてあるロンドン・アイからアトランティックビルの社長室まで距離はたったの600だ。距離300でグルーピング(集弾率)は10発中10発だ」

 

それはもう命中率100%ですよね?

 

 

ーーーーー

 

観覧車が頂上で止まる。

 

 

向かいのアトランティックビル社長室をスコープで覗き込む。

 

敵3人。真ん中にボスのグレイアーが座っている。

 

1人はロシア系の…どうやらスペツナズみたいだ。

 

もう1人は…アジア系。む?構え方が…太極拳、チャイニーズか。

 

 

初弾にスピア(貫通弾)を装填し、狙いを定める。

 

フゥーーーーーーーッ!

 

タァーーーーーン!先に太極拳の方を潰しておく。

 

太極拳使いの男の右膝の皿を強化ガラス越しに撃ち抜き行動不能にさせる。

 

ボルトを引き弾を装填。

 

タァーーーーーン!床に落ちている拳銃を破壊。

 

ボスのグレイアーがカーテンを閉めた。

 

ふんっそれ位で諦めると思うか?

 

スコープの位置を前にずらし暗視スコープを取り付け、また構える。

 

俺が援護をしようとしたがマドレーヌが拳銃の引き金を引きロシア系の男を殺した。

 

『ギンイチ助かった』「作戦終了か?」

 

『あぁ終わったよ…ようやくな』

 

『こちらフランク、コッチも終了だ。MI6にみんなで帰ってこい』

 

 

 

ーーーMI6ーー地下尋問室

 

「さて話を聞かせて貰おうかMさんよ?」

 

「クックックッ貴様等は低頭な脳を所持しているようだなぁ。

 

おやぁ?007なんだその女は?お前の女か?クックックッ残念だ、本当に残念だ。目の前で自分の女が2人も死んだのが偶然だと本当ぉに思うのかぁ?」

 

…まさか。

 

「フハハハハハハハ!アハハハハハ!これは傑作だぁ!」

 

「いつから監視カメラが有ると思うか?」

 

おい、待て…。

 

「最初からさ。そう!全て最初から!」

 

止めろ。

 

「クックッ全ては最初からなのだよ。ボンド君の両親が死ぬのも。

 

兄が『スペクター』に入るのも。

 

君の最初の任務、女。

 

全ては最初から」

 

止めてくれ。

 

 

      仕組まれていたんだよ。    

 

 

 

目にもとまらぬ速さでナイフを抜き、このクズの心臓にナイフを突き立てる。

 

が寸前でムラマサブレードに阻まれた。

 

「サムそこをどけこいつ殺せない」

 

「お前が落ち着けギンイチ。瞳孔開いてるぞー」

 

 

「そして私が『ここで』『こうして』『捕まるのも』最初から仕組まれていたのだよ」

 

「何?」

 

プシュー!ゴゴゴゴゴゴッ!!!

 

地面が揺れる。サリオスの体から黒い煙が噴き出し、電気が消えた。

 

『フハハハハハハハ!これであのMI6象徴の建物は崩壊した!これからはネズミの様この地下でウロチョロと行動したまえ!では諸君!また会おう!アハハハハハ!アハハハハハハハハハ!』

 

スモークが晴れた頃にはサリオスの巨体は消え失せていた。

 

「サイオン…」

 

「俺は大丈夫だ」

 

「サイオン。貴男はこれ位でへこたれる男なの?呆れた。

 

いい?私は貴男の前から消えはしないわ!絶対に!」

 

「あ、あぁ…」

 

すげぇサイオンが押されてる。

 

フランク「やるなぁあの女」

 

「私は自分を守る位出来るわ、だから心配しないで。ね?」

 

「分かった」

 

強い女性だな。

 

「Hi貴方が008ね?私はマドレーヌ・シス(イメージ SAO アリス・シンセシス・サーティ)。サイオンの彼女よ宜しく」

 

「008の遠山ギンイチだ。うちの007が世話になってる」

 

「本当よまったく精神攻撃に弱くて直ぐ女々しくなるし…でも困難の時には隣に居てくれて、強くて…とても頼りになるわ」

 

お似合いだな。これなら大丈夫だろう。

 

 

 

「ゴホン。あー要件は終わったかね?」

 

「あんたは?」サムの後から初老の男性と001、002が現れる。

 

俺もサイオンもフランク先輩も念のため警戒は解かない。

 

001「お前達警戒を解け。この方が次のMi6長官、Mのリトリー・ケインズだ」

 

 

 

「Mのリトリー・ケインズだ。宜しく00セクション達、私の子ども達」

 

 

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