緋弾のアリア ~008 ライトニング~   作:Jボンド

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008イギリス編 帰国ーーメイド

あの後直ぐに解散になって俺達00セクションは珍しく休日になった。

 

久々の休みをボンドとマドレーヌと一緒に楽しく過ごした。

 

 

夕方ーーー

 

 

帰ると自分の部屋に灯りが付いている。

 

 

俺の書斎で優雅にウイスキーを飲んでやがる。

 

そのウイスキー俺の物だが

 

 

 

 

「やぁ久しぶりだねジャック君、いや銀一君」

 

「シャーロック卿…どうして此処に?」

 

 

シャーロック卿

 

シャーロック・ホームズその人だ。アリアのお祖父ちゃん。変人でもある。

 

「ふふ、ちょっと体にガタがきてね。

 

ところで君に仕事を依頼したい」

 

「おいこら待て、00セクションは何でも屋じゃないぞ」

 

「まぁそう言わず 任務の内容は奪還だ」

 

「人の話を聞け」

 

「これがその子の写真だ。じゃあ頼んだよ」

 

「ちょっ!?」

そのままホームズは霧のように霧散して消えた。

 

 

 

机の上に置かれた写真と手紙を確認する。

 

 

リサ・アヴェ・デュ・アンク

 

『彼女は今ロンドン郊外のとあるビクトリアハウスでメイドとして働いている、いや働かされているかな』

 

『場所はヘイス卿の所有するビクトリアハウスだ。

 

ヘイス卿はMI5幹部の1人だ、今回の暴走事件にも関与している、要するに叩けば埃が出るよ。

 

じゃ宜しく頼んだよ。

 

          シャーロック・ホームズ』

 

 

どうして、こう…Hの家系の人間は面倒くさい奴らばかりなんだ?

 

おっと愚痴がこぼれたか。

 

 

 

 

ふぅ…ひと働きしますか。

 

 

急いで家に帰り衣装タンスからダークスーツを取り出しカッターシャツも黒いのを選択する。

 

胸ダブルホルスターを装着し机の上で整備をしていた特殊用麻酔銃Mk23を左のホルスターに、もう片方には愛銃のワルサーを用意した。

 

 

まぁこんなもんだろ。

 

 

携帯を取り出しQに電話をかける『やぁどうしたの008?』

 

「今から言う所の情報全てを送ってくれ」

 

ヘイス卿のビクトリアハウスの見取り図と警備員の情報がパソコンに表示される。

 

『008気になる情報だ。今夜は執事にメイドが殆ど休みになっている、警備も最小限だ…今日のメイドは1人しかいない…大丈夫かなこの屋敷?』

 

「…」

 

『ヘイス卿の情報っと……うーんかなりの女遊びだね、色々と婦人やメイドさんとかに手を出している奴だね』

 

「分かった、ちょっと何人か諜報員を送ってくれ」

 

『何をするんだい?』

 

「シャーロック卿いわく叩けば埃が出るようだ」

 

『なる程ね、なら諜報員を1人つけるよ』

 

携帯とパソコンを切り愛車DBSに乗り込みヘイス卿のビクトリアハウスまで飛ばした。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーヘイス卿ビクトリアハウスーー21:00

 

 

 

ヘイス卿のビクトリアハウスはロンドン郊外にあった。

 

 

エリザベスⅠ世の時代、王朝様式で中世の1558年位に立てられた平たい建物だ……城みたいだ。

 

 

ビクトリアハウスから1Km位離れた茂みに車を隠し運転席から暗視双眼鏡を使って辺りを確認する。

 

 

…本当に警備がザルだな。

 

門番が2人に屋上にスナイパーが1人だ。

 

建物内は情報によると全員で5人との情報。

 

 

先ずはスナイパーをどうにかするか。

 

 

「Q諜報員は後どの位で到着する?」Bluetoothイヤホンで連絡をとる。

 

『もう着くよ』

 

その言葉の通り、後ろからライトを消した英国旗塗りのミニクーパーが静に横に停まった。

 

「今晩はマスター♪」

 

助手席から降りてきたのはジーリ・南郷。

 

 

ジーリ・南郷 (イメージ ラブライブ綾瀬絵里)

 

狙撃Rランク『狙撃姫』の異名をもつ俺の弟子で008チャイルド、俺の後継者だ。

 

またMI6での広報担当官としての顔も持っている。

 

 

 

表の顔は学生として、またモデルとして上手く溶け込んでいる。

 

成績優秀、人当たりも良くまさに良い子ちゃん。

 

 

 

しかし裏の顔は狙撃の化け物、ちょっとSな性格。

 

因みに東京武偵高南郷先生の娘さん。

 

南郷先生はジーリの存在を知らない。

 

ジーリの話曰く『お母さんがまだ娼婦をしていた時に任務で怪我したお父さんを偶々助けたのが切っ掛けらしいですよ。その後お父さんがお母さんと何発かヤッて出来たのが私です』との事。

 

 

此処だけの話だが狙撃に関しては俺より上だ。

 

ある任務で嵐の中揺れるゴムボートからの狙撃で全弾敵の眉間を撃ち抜いた時は度肝を抜かれた。

 

「マスターは本当にDBS好きですねDB11が出たのに」

 

「うーん長年乗ってきた相棒だからな中々手放せないんだよ」

 

『2人ともお話はそこまでだよ、さぁ任務開始だよ』

 

「「了解」」

 

ジーリは直ぐにトランクを開けL96オリジナルカスタムを組み上げる、その時間僅か20秒。

 

「マスターいつでも行けますよ」

 

「狙撃を許可する。しかし通常弾では無く麻酔弾を使用しろ」

 

「了解。ではまずスナイパーを無力化します、それと同時にマスターは門まで突っ込んで下さい…援護します」

 

「あぁタイミングは任せる…頼むぞ」

クラウチングスタートをするため態勢を低く構える。

 

パシィ!

 

サプレッサーによってくぐもった銃声を合図にスタート切った。

 

『走法・閃』

 

遠山銀侍郎は電気を操る超能力者(SSR)だった、俺にもその能力が濃く受け継がれた。

 

俺は磁石の要領で地面を蹴らず走る。

 

踏む場所だけ磁力を限定的に+にし、踏み込む足の裏も+にする、これにより地面を高速で滑る事が可能だ。

 

パシィ……

 

と後ろから微かな銃声がして左の門番が崩れ落ちた。

 

 

門番A「あ?うっ!?……zzz」

 

門番B「おい?大丈夫か?」

 

「おいおい敵襲だが大丈夫なのか?」

 

門番B「(;゚д゚)な!?ぐはっ!……」

門番の鳩尾に強烈な一発を入れ拳から人が気絶する位の電気を流し気絶させた。

 

 

 

 

 

 

 

 

その後俺は直ぐに建物内に潜り込んだ。

 

 

 

 

 

ーーー建物内ーー1階

 

このビクトリアハウスは2階建ての造りで二階の1番奥がヘイス卿の寝室と執務室に成っている。

 

 

何か可笑しい…そうか物、装飾品が明らかに少ない。

 

 

タンスなどの持ち運びが出来ない物はそのままだが高値に成りそうな絵画等が何一つ無い。

 

 

 

曲がり角の向こうから声が聞こえた。

 

「なぁ聞いたかヘイス卿国外逃亡するらしいぜ」

 

「あぁ何でもこの前の『MI6長官爆殺の件がMI6にバレた!』とか発狂していたな」

 

「はぁ…俺達どうなるんだろうな?」

 

「さぁな…でも今回の任務は中々の金額だな」

 

「あぁ、この任務が終わったら俺…結婚するんだ」

 

「死亡フラグ乙www」

 

「ははは…そういえば今日残っているメイドさん美人だし気が利いてるよなぁ」

 

「そうだな、俺達にまで飯をまわしてくれるとは」

 

「しかしヘイス卿はあのメイドさんを連れて行くんだろ?」

 

「あぁそんで今日ベッドでヒィヒィ言わせてやるとかほざいてたな、あの豚野郎」

 

 

 

特殊麻酔銃を取り出し素早く角から飛び出す。

 

 

「「て!敵しゅっ、グハッ……zzz」」

 

横にローリングしながら眉間に1発ずつお見舞いした。

 

像でも1発で昏睡する麻酔弾だ、ゆっくりお休み。

 

 

 

ーーーー2階

 

階段を上がって直ぐに監視室と部屋を見つけた。

 

扉に耳を当て気配を探る。

 

 

……中に1人、しかも寝ている。

 

扉を開け中に忍び込むと警備員は椅子に座ってイビキをかいていた。

 

念のため麻酔弾を喰らわせて再度寝かせた。

 

 

ピピッ!『HQ(本部)、HQ定時連絡こちら執務室前異常なし』

 

どうする!?ヤバイ、バレる!

 

『HQ?はぁまた寝ているぞ。通信おわり』

 

 

 

た、助かった…いや寝たら駄目でしょう。

 

 

残り2人はどうやら執務室前の様だ。

 

 

 

 

 

 

ーーー執務室前

 

ここでは銃は使えないどうする?……あれは!

 

 

コンコンッ

 

警備員A「ん?なんだ?」

 

警備員B「お前見てこい」

 

A「了解」

 

 

 

ーーーー

 

A「音の発生源は…っと……段ボール?誰がこんな所に?邪魔だな除けるか」バサッ!「へ?(゜Д゜)」

 

 

……………

 

 

ーーーーーーー

 

警備員B視点

 

B「遅いなあいつ何かあったのか?」

 

突如角から敵兵が現れた!

 

「エネミーコンtっ!?」

敵が何かを投げつけ俺の股間に命中した!痛い!激しく痛い!そして俺の意識は完全に途切れた。

 

視点OFF

 

 

 

ーーー-

 

ふぅ…やはり段ボールは任務の必需品だな!

 

 

 

執務室の扉をゆっくり開け中を確認する。

 

誰も居ない?いや奥にバスルームが有って光と音が漏れている。

 

どうやらバスルームにヘイス卿とメイドがいるらしい。

 

 

 

……まぁ良い、先に書類を見つけるか。

 

立派な机から書類全て取り出し読み漁る。

 

ヘイス卿は几帳面なのか整理されていて、知りたい情報の殆どは手に入った。

 

その後も何か面白い事はないか机に座り書類を探っていった。

 

 

 

『おやめください!』

 

『メイドがわしに逆らう気か!』

 

 

バン!と寝室に続く扉が勢い良く開かれバスタオル1枚しか体を隠していない白人の美女が飛び込んで来た。

 

女性は俺を見て驚いていたがそれも一瞬で俺の後ろに素早く隠れた。

 

「リサ!今日こそ俺の物になっtっ!?だ!誰だ!?」

 

そして次に現れたのは全裸の中年太りしたオッサン、コイツが今回の標的ヘイス・ガロス。

 

 

「MI6だ…とりあえずその汚いモノを隠せ」

俺は先程警備員にした様に空のマガジンを奴の股間に向かって投げた。

 

「グハッ!?(;゚д゚)」チーン…

 

完全に気絶した事を確認して、上着を後ろに放った。

 

「リサ・アヴェ・デュ・アンクだな?」

 

「は、はぃ貴方様は008様?」

 

「何故俺の名前を?」

 

「はいシャーロック様から以前聞いたことが」

 

「なら話が早い。俺はシャーロック卿の命で君を奪還しに来た。早く着替えろ帰るぞ」

 

「は、はい!」

 

リサが着替えている間ヘイス卿の口にガムテープを貼り付け、体を毛布で簀巻にしロープで縛った後担ぎ上げた。

 

そして机の上に有る重要書類一式をリサに運んで貰い、俺もある程度持ち建物から出た。

 

 

「マスターお疲れ様でした。荷物とその豚は私がMI6まで届けます、マスターは帰宅してください」

 

「分かった、有難うジーリ報酬は期待しといてくれ」

 

「やった!それじゃお休みなさいマスター」

 

「あぁお休み。」

 

リサを乗せ自宅に帰った。

 

 

 

 

 

 

ーーーーー自宅ーー23:00

 

「銀一様此度は私を助けて頂き有難うございました」

 

「いいさ。多分1日は迎えは来ないと思う、汚い家だが自分の家みたいに過ごして貰って構わない」

 

「分かりました。ですが私はメイドですので銀一様の命令に従います、何なりとお申し付け下さい」

 

「分かった。なら先に寝といてくれ「え?」俺は今から本部(MI6)で書類作業が残ってるからな。ベッドでもソファーでも好きな所を使ってくれ。たが俺の書斎にある机だけは触るなよ。じゃあ行ってくる」

 

「は、はい!行ってらっしゃいませ」

 

 

 

 

ーーーーMI6ーーQの研究所ーー23:30

 

「ほらQアメリカンコーヒーだ」

 

「有難う008しかし君も働き者だね007とは大違いさ」

 

「俺が何だって?」「ひっ!?007!?後ろから急に表れないでくれ!」

 

コントをしているQと007を放っといてアップルティーをジーリに渡す。

 

「お疲れジーリ、俺も手伝うぞ」

 

「すいません有難うございますマスター。ではこの書類をお願いしますね」

 

「りょーかい」

 

 

ーーー作業が終了したのは夜中の2時だった。

 

それからジーリを家まで送って自宅に戻るとまだ部屋の明かりが付いている。

 

鍵を開け部屋に入ると我が目を疑った。

 

「あれ?……ここ俺の家だよな?」

 

部屋がとても綺麗になりリビングのテーブルには夜食のサンドイッチまで置かれている。

 

「お帰りなさいませ銀一様。ご飯の準備は出来ております。あ、それとも先にシャワーにしますか?」黒を基調としたロングスカートのメイド服を着ているリサが迎えてくれる。

 

「あ、あぁ先にシャワーを浴びてくるからリサは寝ておいて良いぞ」

 

「いえ私はメイドです、ご主人より先に寝るのはメイド失格でございます」

 

「そ、そうか…」

 

 

ーーーシャワー室

 

「ふぅ…」さてシャーロック卿はいつくるかね…

 

ガララララ「銀一様お背中洗いますね」

 

「うおっ!?リ、リサ!?何しに来たんだ!?」

 

「銀一様のお体を洗いにですが」

 

「いや1人で出来るから!」

 

 

………

 

10秒で体と髪を洗い上げシャワー室から出た。

 

サンドイッチを30秒で食べ終え直ぐに自室に行き電気を消してベッドに潜った。

 

 

かちゃ、するする。

「銀一様失礼しますね」

 

なんでベッドに入って来てるんだ!?

「銀一様…お情けを」

その弩級艦並みの胸を武器に俺の理性をゴリゴリ削る。

 

俺は夜目が効く。

 

リサは薄手のネグジェリに男を誘惑するかなり過激な下着を着ていた。

 

この時の為に夜目を鍛えたとは思いたくない。

 

 

「…リサ、ストップ」

 

「…はい」

言う事は聞いてくれるみたいだ。

 

「リサキミは何か焦ってないか?」

 

「…アンク家は代々メイドでご主人様のお情けを頂いて家系を維持しております。アンク家は代々武人に仕えるのがしきたり。

 

…お祖母様もお母様も…私はまだその武人が見つからないのです」

 

「どの位の武人だ?」

 

「ブラド様に勝てる位の力を持つお方です」

 

「だが俺はブラドを倒してない」

 

「いえ銀一様は過去にブラド様を倒しております、良く理子様が『私の王子様』とお話をお聞きしました」

 

あー…確かに倒してしまったな。うん。

 

「銀一様はもしかして好きな方がいらっしゃるのですか?」

 

「…あ…ぁ」

 

「なら!愛人でも良いです!今この時のだけでも、私を…抱いて下さい」

 

「…ならこうしよう。シャーロック卿の条理予知は知ってるな?」

 

「はい、存じております」

 

「今回シャーロック卿からの報酬はリサの未来だ。予知でもしその武人が俺なら俺は責任を持って君を抱く。しかし、もし俺では無かった場合は諦めてくれ」

 

「分かりました、有難う御座います銀一様」

 

「なら今日はもう寝よう、俺も疲れた」

 

「はい。それではお休みな、クシュンッ!」

ピコンッ!と頭から犬耳が、ピョン!とお尻付近からフサフサの尻尾が飛び出た。

 

「!(MGSアラート)」

 

「ご、ごめんなさい!これは!「本物か?」は、はぃ」

 

犬耳や尻尾に触る……スゲェ肌触りまるでシルクのようだ。

 

「銀一様く、くすぐったい、です」

 

 

リサの耳や尻尾の肌触りを堪能して直ぐに寝た。

「ふふ銀一様今日は添い寝で我慢してください。ね?」

 

 

翌日、俺とリサが朝食を食ってると突然奴がやって来た。

 

「おはよう銀一君リサ君」

 

「おはよう御座いますシャーロック様」

 

「おはようシャーロック卿えらく早いな」

 

「ははは。いつも遅くて君に迷惑を掛けているからね」

 

嘘つけ。

 

「シャーロック卿報酬の事だがリサの将来の相手が誰なのかを予知してくれ」

 

「…あぁ分かったーーーーー

 

リサ君、君の相手は東方から来る目つきは悪い喋り方がぶっきらぼうで女誑しだ」

 

…どんな輩だよ。

 

 

 

ーー東京武偵高サイドon

 

「ハックション!?」「大丈夫?金ちゃん?」

 

「誰かが噂をしてやがる…」

 

 

ーーーーサイドoff

 

 

「ついでだ銀一君君の予知もしたよ」

 

「へぇ、で結果は?」

 

大好きなレモンティーを啜りながら聞いてみる。

 

「ふむ。敵は英国の大いなる王。古と新のモノノフ…王が捨てた剣を持て」

 

なんだ…また謎々か。

 

「それと…」

 

「ん?」

 

「気を付けておくように、じゃないと銀一君…君が死ぬ」

 

「確率は?」

 

「90%」

うわぉ。かなり高確率だな。

 

「最後に1つ」

 

まだあるのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嫁さんが出来るよ」

 

俺はシャーロック卿の顔面にレモンティーを吹いてしまった。

 

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