青鬼×包丁さん!?   作:けいちゃん315

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第五章 青鬼のこと 後編

             ひろし視点

 包丁さんが入ってきた。「真名を言って」入ってきた包丁さんが言った。

まだ真名は調べ終わってない。一応二択だがやはり確信を得てから言いたい。

「間違えたら一人」こちらに余裕がないように包丁さんのほうも余裕がないようだ。

「美香まだですか」焦りのあまりちょっと叫んだ感じになった。

「あとちょっと。でも何で包丁さんは私たちのほうを狙うの?」

「一回青鬼に帰されたの。そしてここにいる三人の『命』を切りに呼ばれたの。だから時間がないの。急いで」

 包丁さんたちが青鬼に帰されていたなんて。とにかく時間がないらしい。ちょうど美香が見つけたといった。附包丁はかまぼこなどに使う包丁らしい。ということは親子包丁なのだろう。

「親子包丁さん」と呼んだ。

「良かった間違わないで言ってくれて。じゃあいったん帰るけど十五分ぐらいしてたらもう一回呼び出して『青鬼の人間への負の心』と書いた紙で」

 包丁さんは有無を言わさない感じで言い終わると持っていた包丁を自分に刺した。美香が不意に止めようとしたが包丁は包丁さんに刺さって血も流さずに消えていった。

 そして二本の包丁だけが残っていた。

「あれ?なんで二本の包丁が残っているんだろう」美香がきいた。

「きっと青鬼が呼び出すときに二本で呼び出したんでしょう」ということで落ち着いた。

 そのあと紙と鉛筆を無事見つけ、十分ちょっとたったぐらいのとき

「何か外が騒がしくないか?」卓郎が言った。そういえばさっきからなにか外が騒がしいちょっと外をのぞいてみると普通の青鬼とは違う。さっき包丁さんが抑えてたのとも違う。見たことがないというのはちょっと間違いかもしれない。この青鬼たちは前回閉じ込められてた青鬼が大半だった。

「どうなってるのよこれ。こんなんじゃ逃げられないじゃない」美香が小声でいった。まだ十分ぐらいしか経ってないから包丁さんは呼び出せない。

 残りの五分は今までの中で一番長い気がした。

 やっと十五分がたって呼び出すために紙に書き包丁を二個置いて「包丁さん切って」まで言ったときにバタンという大きな音を立てドアが開いた。そしてとてもごつい青鬼が入ってきた。そして手近にいる美香をつかんで食べようとする直前「包丁さん切ってください」と言いなおした。

 すると呼び出された包丁さんたちは「遅かったか」とつぶやき、青鬼に包丁を突き刺した。

 刺された青鬼は少しひかり消えていった。

 そして包丁さんは振り向くと「青鬼のこと教えてあげようか?」と聞いてきた。




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