桜視点
「行っちゃったね」だれもいなくなった静寂を破ったのは梅だった。
「そうだね」私が答える。
「私たちこんなことするために生み出されたわけじゃないのに」
梅が泣き出した。私はだいじょぶだよとかお姉ちゃんが守ってあげるからねとかしか言えなかった。梅が言ったことが正しいことだったから...
「仕方がないよ。どうせ真名は言えないだろうからあの四人を切って帰ろ?」
私が梅に提案した瞬間背後から突如衝撃が襲ってきて吹き飛ばされた。
次の瞬間には梅も吹き飛ばされてて、私たちは意識を失った。
卓郎視点
なんでこんなことになったのか?思い返してみれば前回も今回もたけしのせいだった。
たけしの奴め、もし生きて帰れたら絶対ぶったたいてやると心に決めながら、さっき包丁さんが言っていた言葉を思い出す。つまりは、対象をすべて切るか真名を言わないと帰れないからどっちかをしなければならないと。でも真名なんて、そもそも真名の意味すら分からない。
ヒントを探そうと逃げ込んでいたキッチンからでた直後背筋に寒気が走った。
この寒気は信じたくはないがこれは...青鬼だ
舌打ちをして走り出した。最近は何もかもがうまくいかなくて、イライラする。前のときだっていいところはすべてひろしに持っていかれたし、今回も包丁さんを呼んで、青鬼を殺してもらおうと思ったのに、青鬼も殺せてないみたいだし包丁さんも追ってくるようになっただろうし状況は悪くなる一方だ。
とにかく今は青鬼から逃げるために前回使った牢屋の部屋を使わせてもらおう。
なぜかまだ明りがついていた部屋を通り抜け牢屋にたどり着いた。
牢屋に入りドアを閉める。青鬼は前回同様鉄格子をガチャガチャして帰って行った。そして牢屋から出ようとしたらいきなりがちゃりと音が鳴り包丁さんが入ってきた。
「みーつけた」
やばい包丁さんが入ってきた。でもここは鉄格子のなかだきっと入ってこれないだろう。
「梅を知らない?」包丁さんが小さな声で聞いてきた。そういえばもう一人の包丁さんが見当たらない。
「わからないかーじゃあ切らせてもらうね」そういって鉄格子を切った。
え?なんで?あの青鬼でさえ壊せなかったのに?
とにかくこのままだったら殺されてしまう。はやく、はやくどうするか決めないと。
一瞬考えた結果物理攻撃をするしかないとおもい包丁さんを思いっきり蹴りつけた。蹴られた包丁さんは思いっきり吹っ飛んで壁にぶつかった。包丁さんは防御力は全くないらしい。とにかくこの間に部屋から逃げ出した。
そして図書室に逃げ込み探索を開始した。
卓郎編がすごく長くなっちゃった。最初はこの半分もなかったんだよ?
だから前編これからも長い奴は前編後編とかに分けることにします。まあ書くのがめんどくさいときとかね
まだもうちょっとというか同じかそれ以上長いと思いますよこの章は
これからもよろしくお願いします