パズル&ドラゴンズ 〈Prism Walker〉   作:DOFO

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出掛けることになった

もう疲れたよ、パトラッシュ
  ∧_∧
 ( ・ω・)
 |⊃/(___
/└-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


第三話 「お出掛け」

チュンチュン… チュン

 

「んん…」

 

早朝07:00、サクヤはぐっすりと寝ている。部屋の外からは階段を登る音が聞こえる

 

「おーい、サクヤ朝だぞ」コンコン

 

ネフィがサクヤを起こしに来た

 

「あとごふん…」

 

「今日はヴァルに町を案内してもらうんだ、さっさと起きろー」カンカンカン

 

ネフィはフライパンとおたまを目覚まし代わりにして起こした

 

「久しぶりのベッドなのでもう少し寝させてください…むにゃむにゃ…」

 

「全く、俺の仲間になって二日目でここまで要求してくるとはな…」

 

ネフィは呆れた様子で階段を降りていった

 

 

 

15分後、サクヤが二階から降りてきた。頭はくしゃくしゃでまだ眠そうに目を擦っていた

 

「おっ 起きたか」

 

ネフィはフライパンで目玉焼きを焼いていた

 

「…おはようございます、昨日はよく眠れました」

 

「そっか、じゃあ顔でも洗ってきな」

 

「…はい」

 

サクヤは洗面所へ向かった。その間にネフィは目玉焼きをパンに乗せた。

 

サクヤは顔を洗い、台所に戻ってきた。サクヤはネフィの料理姿をぼーっと見ていた

 

「…朝はパンですか」

 

「なんだかサクヤはパン派な気がしてな」

 

「どちらかというとご飯派です」

 

「外したか…」

 

ネフィは少し悔しそうな顔した

 

『いただきます』

 

「ねぇマスター」

 

「ん?」

 

「マスターには私以外に仲間はいないんですか?」

 

サクヤがネフィのマスターになった時からサクヤはネフィの仲間を見た事が無かった

 

「ああ、いねぇよ。必要とは思ったことはそんなにないからな。それに俺は仲間が出来にくいタイプだから」

 

「そうですよね」

 

サクヤは躊躇せずに言った

 

「お前、俺が傷つくことよく言うよな」

 

「それほどでもありません///」

 

顔を赤くし、少し照れた

 

「褒めてねぇよ」

 

 

 

ネフィ達は食事を終え、食器を運んだ。

 

「マスター」

 

「なんだ?」

 

「…マスターは聞かないんですね」

 

サクヤは少し深刻そうな顔をした

 

「何をだよ」

 

「私がなぜ、旅をしているか」

 

ネフィはサクヤの言った言葉に少し発言するのに躊躇った。ネフィは少し合間を開けてしゃべった

 

「別に聞く必要もねぇしな」

 

「……優しいんですね」

 

「俺にとっちゃどうでもいいだけだよ」

 

ネフィは食器をタオルで拭きだした

 

「サクヤ、(午前)九時にヴァルの所へ行くんだぞ」

 

「わかりました」

 

「あっ、あとこれ」

 

ネフィは棚からがま口財布を出し、サクヤに渡した

 

「金、ないんだろ」

 

サクヤはネフィから受け取ったがま口を開けた

 

「!?こっ、こんなに、いいんですか?」

 

中には折りたたんであった一万円が数枚、十万円ほど入っていた

 

「新しい仲間の初祝いだ」

 

「あっ、ありがとうございます!」

 

サクヤは、がま口についていた紐を首にかけた

 

【現代世の中では通貨がコインから円に変わっていた、お金の単位が定められたからだ

小銭やお札には顔が描かれており

十円玉にはアマテラス

百円玉にはラー

五百円玉にはガネーシャ

千円札にはオオクニヌシ

二千円札にはルシファー

五千円札にはアテナ

一万円札にはゼウス&ヘラが描かれている】

 

「それとこれもだ、何かあったら連絡してくれ」

 

ネフィは棚から白色の携帯を取り出した。ネフィはサクヤのために昨日、携帯の用意をしていた。ネフィはサクヤに携帯を渡した

 

「わかりました」

 

「じゃあ、俺は唯斗と釣り行ってくるな」

 

「はい、いってらっしゃい」

 

 

 

         《唯斗宅》

 

「ヴァルキリーさん」

 

サクヤは唯斗の家に着くと、ヴァルキリーが家の前で待っていた。ヴァルキリーは前に2013、後ろに01.23と書かれていた白の服、黒のフリルが付いたミニスカート、手提げカバン、黒の猫が描かれたニーソ、白の十字架が描かれたミドルヒールを履いていた

 

「あっ、サクヤちゃん」

 

ピクッ

サクヤはヴァルキリーが言った言葉に少し抵抗があった。

 

「えっ、えーと」

 

「あっ、ごめんね。嫌だっだ?」

 

「いえ、その呼ばれ方は慣れてなくて」

 

ヴァルキリーはにっこり笑った

 

「じゃあこれからは慣れちゃおっか、サクヤちゃん」

 

「はっ、はい」

 

二人は町へと駆けていった

 

 

 

二人はショッピングモールに着いた

 

「じゃあまずはショッピングでもしましょうか」

 

「ショッピングですか?」

 

サクヤは少し疑問に思った。

 

「そうよ。だってサクヤちゃん、私服持ってないからその服なんだよね」

 

ヴァルキリーはサクヤの服を見た。サクヤは私服を持っておらず、常に戦闘装備で過ごしていた。

 

【戦闘装備・・・基本、特殊効果はなく、私服として使用する事が出来る

気合いが引き締まる...ような感じになる

リーダースキルを発動せずに特殊効果が発動する物もある】

 

「すっ、すいません」

 

「謝ることないのよ、私がコーデしてあげるから」

 

「はい」

 

「あと…」

 

ヴァルキリーはサクヤのツノと尻尾を見た

 

「町に居る時くらい尻尾とか消したらどう?」

 

「そうですよね」

 

サクヤはツノと尻尾を消した

 

【モンスターはツノや尻尾などといったものを消すことができる

成長して行くにつれてこの技を自然に覚えることができる

しかし解放していないと本来の力を発揮することは出来ない

ごく稀に大きな体を人型にとどめることが出来る者もいる】

 

「じゃあ、行きましょうか」

 

「はい」

 

 

 

その頃・・・

 

「おい、ネフィ。なんか面白いことねぇか?」

 

「ねぇよ、強いて言うならお前の顔かな」

 

「ほう、俺に喧嘩を売るか」

 

「まぁまぁ、喧嘩はよさんか」

 

ネフィ、唯斗、オオクニヌシ達が湖で釣りをしていた

 

「そうだ、新作の商品があるんだ。食ってくれ」

 

オオクニヌシはバッグから新商品を出した

 

「どれどれ」

 

ネフィはオオクニヌシの新商品のこんがり焼けたクッキーを口にした

 

「んー、味はいいな、特に悪い所はない。名前はなんだ?」

 

「たまドラクッキーって言うんだ」

 

唯斗はネフィの食べている所を見て手を出した

 

「おっ、うまそうだな。俺にも食わしてくれよ…美味い!」

 

「じゃあ、こっちはどうだ」

 

オオクニヌシはバッグからポテトチップスを出した

 

「おっ、ポテチか。こりゃあ期待出来そうだ」

 

唯斗はポテトチップスを口にした

 

「ブー!不味っ!なんだこの不味さ!死ぬぞ!」

 

唯斗はあまりの不味さに吹き出した

 

「みかん味のポテトチップスだ」

 

「なんでみかん味なんだよ!舌に当てた瞬間拒否反応を起こしてもの凄い量の唾液が出たじゃねぇか!」

 

「いい商品だと思うんだがなー…ブー!不味っ!」

 

オオクニヌシも吹き出した

 

「ちゃんと味見してから俺達に出せよ!」

 

「まぁまぁ、次は…」

 

「俺達はモルモットじゃねぇんだぞ」

 

 

 

一方こっちでは・・・

 

「サクヤちゃん!こっちはどう?あっ、こっちもいいかも…」

 

サクヤはヴァルキリーの着せ替え人形になっていた

 

「サクヤちゃん!こっちのゴスロリはどうかな?」

 

「え?あっ、はい!」

 

サクヤは黒のゴスロリ服を着た

 

「キャー!可愛いわー!♡あっ、次はこっち」

 

次にサクヤはホットパンツに白のI♥と書かれたシャツ、うえから緑のチェック柄の服を羽織っていた

 

「これもいいわね、次こっちね」

 

サクヤはメイド服を着た

 

「いいわー!メイドさんオーラが出てて最高よ!はっ!?」

 

ヴァルキリーは何か思いついた

 

「サクヤちゃん、お帰りなさいませご主人様って言ってみて!」

 

「えっと…」

 

「早く!」

 

「おっ、おかえりなさいませご主人様…///」

 

顔を少し赤くして恥ずかしそうに答えた

 

「キャー!もう死んじゃいそう!♡」

 

ヴァルキリーはどんどん服を持って来た

 

「こっちはどう?これかなー?こっちもいいわ!」

 

「わわっ、わ!」

 

サクヤはヴァルキリーの攻撃に混乱した

 

「きゅー…」

 

サクヤは目が回った

 

 

 

「今着るならこれがいいわね!うん、これにしましょ!」

 

サクヤの服がワインレッドのベレー帽、黒の長袖、ベージュのスカート、黒のニーソ、オークのミドルヒールになっていた。首にはネックレス、腕には糸でできたピンクと薄紫のブレスレットを着けていた。

 

「最高だわ!サクヤちゃん!」

 

「あっ、ありがとうございます…あはは…」

 

苦笑いになりながら答えた

 

「小腹もちょうど空いた所だし、なにか食べましょうか」

 

「そうですね」

 

二人はレストランへ向かった

 

 

 

「ここのハンバーグ、美味しいのよ」

 

「そうなんですか」

 

ハンバーグの美味しそうな匂いがしてきた

 

オマタセシマシタ

 

「ほら、いい匂いでしょ?」

 

「本当に美味しそうな匂いです」

 

ハンバーグの匂いと一緒に肉汁の焼ける音が聞こえる

 

「じゃ、いただきましょうか」

 

二人は手を合わせた

 

「いただきまーす」

 

「いただきます」

 

サクヤ達はハンバーグを一口食べた

 

「ん、本当に美味しいですね」

 

「でしょー」

 

 

 

「ふぅー、美味しかったね」

 

「はい、とても美味しかったです」

 

二人は食べ終わり、少し休息モードになった。サクヤはヴァルキリーのことを見つめた

 

「なっ、何?なにかついてた?」

 

「いえ、ヴァルキリーって言ったら白盾の女神とか戦乙女とかそういうイメージだったので」

 

意外そうな顔でヴァルキリーに言った

 

「ふふっ、まあ昔はそうだったかな。特に私は強さをもとめていたから」

 

「そうだったんですか」

 

「まぁ、人にもよるけど、性格は様々よ」

 

なんで今はこんなに柔らかい感じなんだろとサクヤは思った

 

「でもマスターが私を導いてくれて!ああ、もうマスターったら♡」

 

あれはもう戦乙女から戦を取った姿だとサクヤは確信した

 

 

 

二人はソフトクリームを食べながらヴァルキリーが町を案内した

 

「この噴水はね、噴水時計で町のシンボル見たいなものなのよ」

 

「町のシンボルですか」

 

「ここでマスターが…キャ♡」

 

「ジー...」

 

ジト目でヴァルキリーのことを見た

 

「はっ!?つっ、次行きましょうか(汗」

 

 

 

「ここの市場は一流ホテルとかも食品を取り寄せる市場なのよ」

 

「へぇー、そうなんですか」

 

そこへ一人の女性がやってきた

 

「あっ、ヴァルー」

 

「フリーズちゃん」

 

その女性は氷結獄・フロストデーモンであった

 

「今日は何買いに来たんだ?」

 

「今日サクヤちゃんを案内してるの」

 

「へぇー、サクヤかー」

 

フリーズは物珍しそうに見てた

 

「ねぇ、フリーズちゃん。どこか観光出来そうな場所とかない?」

 

「うーん、丘の上とかどうかな?」

 

「それいいわね、ありがとうフリーズちゃん」

 

ヴァルキリーはフリーズに笑顔で言った

 

「いいんだよ、いつも色々買ってくれるから」

 

「じゃあ、行こっか、サクヤちゃん」

 

「はい」

 

 

 

「ここが町全体を見渡せる丘の上よ」

 

ちょうど夕日が沈みかけていた

 

「…綺麗ですね」

 

「サクヤちゃん、今日は楽しかった?」

 

「はい、とても楽しかったです」

 

「そっかー、よかったわ。そうだ…」

 

ヴァルキリーは手提げカバンから赤色の宝石を出した。宝石は夕日に当たってキラキラ輝いていた

 

「これ、あげるね」

 

「こっ、こんな高い物受け取れません!」

 

サクヤはヴァルキリーからのプレゼントを断った

 

「別に高くないわよ、拾った物だから。」

 

「けど、それだとヴァルキリーさんのが…」

 

「二つあるの、ほら」

 

ヴァルキリーはもう一つの宝石を見せた

 

「これでお揃いよ」

 

「ありがとうございます、こんな物まで」

 

「いいのよ」

 

ヴァルキリーはニッコリした

 

「あと、さん、だなんて堅苦しいよ?」

 

ヴァルキリーは少し怒った

 

「すいません、ヴァルキリーさ…」

 

ヴァルキリーはじーと見つめた

 

「ゔぁ、ヴァルキリー…///」

 

ヴァルキリーはニコッと笑った

 

「なぁに?」

 

「いえ、何でもありません…///」

 

「あら、何でもないのに私を呼んだの?」

 

ヴァルキリはサクヤをからかいはじめた

 

「そういうことでは…うぅ…」

 

サクヤはヴァルキリの言葉に戸惑ってしまった

 

「私…ちょっと悲しいかもー」

 

「…ヴァルキリのいじわる…」

 

ボソッとサクヤは呟いた

 

「冗談よ、冗談」

 

そんなやり取りをしていると

 

オーイ サクヤー

 

後ろから人の声が聞こえた 

 

「あれ、マスターなんでこんなところにいるんですか?」

 

「ここの裏手の湖で釣りをしてたんだ」

 

「この後ろ、湖だったんですか」

 

サクヤは湖がどこにあるか見渡した

 

「サクヤ、今日は楽しめたか?」

 

「はい、楽しかったです」

 

サクヤは微笑んだ

 

「そっか、良かったな」

 

ネフィは笑いながらサクヤの頭を撫でた




次は唯斗の仲間達が帰って来ます
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