パズル&ドラゴンズ 〈Prism Walker〉 作:DOFO
ここがこんなに長くなるとは思わなかった
ワーワー
「よし、これで、俺の勝ちだ!」
KO!
[WINNER]
ウオォォォッ!
唯斗は格闘ゲームをしていた
格闘ゲームの大会は順調に勝ち進んでいた
「これで決勝だぜ!」
ナンダアレ!?コンカイノタイカイノヤツラツヨスギダロ!
観客達がざわついていた
「おっ?あっちも終わったようだな」
唯斗は戦いから解放され、体をのばした
しばらくして司会者がマイクを持って観客の前へ出てきた
「それでは!今大会の決勝を行いたいと思います!」
ワーワー
スタッフが唯斗の所へ駆け寄って来た
「ハチ公さん、ステージへ上がってください」
唯斗は小さなステージの台の上に立った
「では、選手の紹介をしていきたいと思います」
司会が選手紹介を始めた
「一人は数々の大会を荒らし、勝利を勝ち取ってきた!大会の乱獲者、ハチ公選手!」
ウォォォ!
(ハチ公とはオレの事、唯斗だ!)
唯斗は不気味な笑みを浮かべていた
「そしてもう一人は、まるで相手の動きを読むかのように敵をなぎ払っていく美少女!なんと、一昨日開催されていた他の大会でも優勝をしています!二つ名はゲームのジャンヌダルク、四十三《フォースィ》選手!」
ウォォォ! アノコカワイイ!
(ふっ、俺はいつでも準備が出来ているぜ。相手の行動スタイルや相手がどんなやつかなんて見なくても余裕で勝てる。
しかしどこかで聞いた事がある名前だな)
「やっほー!唯斗!」
三メートルほど離れた相手選手から声が聞こえた
(…?俺の名前を知っている?いや、まてこの声は…)
唯斗はうつむいた。その状態から恐る恐るほんの少しだけ横を見た
「おーい?聞こえてる?」
それはアイサだった
(いやまて、そんなわけがない。あいつは旅行に行ってくるって言ってた筈だ。うん、そうだ)
唯斗は嫌な汗をかいていた
「では選手は台についてください!」
二人はゲーム台に座った
アイサは席に座ると横から顔をだした
「無視はいけないよ、唯斗」
唯斗は気付いていないふりをした
(さーてと、決勝だ。指ならしをしないとな)
唯斗は口笛を吹きながら指をポキポキさせた。手や額の汗は止まらない
「四十三選手、そろそろ始まりますのでお話はご遠慮ください」
司会者はアイサに注意をした
「ぶーぶー」
アイサは膨れていた
司会者が観客の前に出てきた
「では、決勝を行いたいと思います!今回のルールはハーフアドワンライフの特殊ルール!HPは通常の1.5倍!しかしライフはひとつ!必殺技ゲージも溜まる量は通常より増えるぞ!一度でも相手を倒せば優勝です!」
唯斗は思った
(だめだ勝てる気がしねぇ)
唯斗は絶望していた
「唯斗選手の使用キャラクターを説明します!綺麗な花には棘がある、薔薇戦姫・ヴァルキリー!」
ワーワー
「そして対する、四十三選手の使用キャラクターはどんな所からでもドラゴンを召喚する最初の龍換士。始まりの龍喚士…いや違うぞ!これは前回の全国大会の優勝者に贈られたキャラクター…色違いの、始まりの龍換士・ソニア=グランだー!」
ウォォォォォォ!
観客からは歓声が響いた
(だめだ、あいつがあれを使うと敵なしだ!)
唯斗はさらに絶望した
「では決勝戦を始めていきたいと思います!みなさんもカウントダウンの掛け声をお願いします!」
『三!、二!、一!』
『スタート!』
「決まったー!ソニグラの必殺技、ディバインスター!なんとHPを半分も減らさずにハチ公選手を倒してしまったー!」
ウォォォォォォ!
「くっそー!なんでお前がいるんだよ!」
唯斗はアイサに叫んだ
「それはこっちのセリフ、なんでこんなところにいるの?」
アイサは疑問形で唯斗に言った
「用事だよ用事、こっちにも色あるんだよ」
そうこう話していると司会者が二人の前にやってきた
「では、表彰式を始めたいと思います!お二人はお立ち上がりください!」
外はすっかり夕方になっていた
「はー、楽しかったね!」
アイサは体をのばした。ゴキゲンな様子だ
「てめぇと格ゲーするのは楽しくねぇよ」
唯斗は少し怒った顔をした
「えぇー」
アイサは残念そうな顔をした
そこへ人がやってきた
「おーい、アイサ。帰るぞー」
「あー、みどそにちゃん!」
その人は白銀の髪で全身が日焼けをしていた少女、悠久の緑龍換士・ソニアだった。アイサは緑ソニアを抱きしめた
「おー、白髪(しらが)、お前も来てたのか」
唯斗まるでどうでもいいかの様に緑ソニアの事をしらがと呼んだ
「しらがって言うな!」
緑ソニアは唯斗に怒った
「まぁまぁ…」
アイサは緑ソニアを宥めた
「おいアイサ、暇ならソニアを使ってレーベルを目指しているネフィの所まで運んでくれ」
唯斗はアイサに言った
「えー、まあいいけどさ」
アイサは面倒くさそうに言った。緑ソニアを見つめ目をうるうるさせた
「みどそにちゃん、お願いー」
アイサは緑ソニアに頼み込んこだ
「仕方ねぇなー、じゃあまず町の外に行くぞ」
緑ソニアは仕方なさそうに二人に言った
「あっ、その前にレストランでも行こ!優勝と準優勝した記念に!」
アイサは楽しみにしてた様に言った
「まあ、腹も減ったし行くか」
三人はレストランへと向かって行った
しばらくするとレストランに着いた
「いらっしゃいませ、三名様でよろしかったでしょうか?」
「あっ、はい」
唯斗はだるい感じで言った
店内は人が多かった
「では、こちらでございます」
店員に案内された
長テーブルの席だ。アイサはメニューを取った
「何食べよっかな」
アイサは鼻歌を歌いながら選んでいた。唯斗はメニューをパパっと見た
「俺はハンバーグセットだ」
唯斗は携帯をいじり始めた
「じゃあ、私も」
アイサも釣られて唯斗と同じメニューにした
「あたしもそれにしよう」
緑ソニアもだ
「なんで全員同じなんだよ」
唯斗は二人にツッコンだ
「だってハンバーグ食べたかったもん」
「あたしはどれでもよかったからな、二人と同じにした」
二人とも躊躇無く答えた。唯斗はため息をつきながら、チャイムを押した
すぐに店員が来た
「すいませーん、ハンバーグセット三つ。それとドリンクバー三つ」
唯斗が注文をした
「かしこまりました」
店員は去っていった
「私、飲み物取ってくるね」
「あたしも行く」
アイサと緑ソニアの二人は飲み物を取りにいった
しばらくしてアイサと緑ソニアが帰ってきた
「俺も行くかな」
唯斗は交代して飲み物を取りに行った
唯斗が帰ってくるとアイサと緑ソニアが何かを話していた
「おい、何話してんだよ」
唯斗が声をかけた
「唯斗達だけでレーベルに行くなんてずるいなーって」
アイサはそう答えた
「他の奴らもいるし、そもそもお前いなかっただろーが」
「じゃあ、私も行くー!どうせ私がいないと行けないしー」
アイサが唯斗に駄々をこねた
「わかったわかった、来るなら勝手に来い。もう子供じゃねーんだから」
唯斗はあきれた様子でそう言った
「やったー!」
アイサはすごく嬉しそうにしていた
しばらくしてハンバーグセットの注文が届いた
「お待たせしました」
「ハンバーグ♪ハンバーグ♪」
アイサはまるで子供の様にはしゃいでいた
「いただきまーす♪」
『いただきます』
三人は食事の挨拶をした
「う〜ん!美味しい!」
アイサはハンバーグの美味しさに微笑んだ
「うん、美味しいな」
緑ソニアはそう答えた
「そだな」
唯斗は頷いているのかてきとうに答えてるのか、よくわからない答え方をした
「もう、唯斗テンション低いよ」
アイサは唯斗に言った
「だって今日負けたし、俺の奢りだし、お前がいるし」
唯斗がアイサに言った
「私のせい!?」
アイサは唯斗の以外な言葉に驚いた
話している内に緑ソニアはガツガツ食べていた
「ふぅ…美味しかった〜」
アイサは満足そうな顔をした
「さてと、じゃあ行くか」
「そうだね、そろそろ行こっか」
三人は町の外へ出た
少し風が吹いていた
「はぁ…」
唯斗はため息をついた
「どうしたの?」
アイサは気にとめた
「だってお前、飛ばすだろ。俺、速いの苦手なんだよな…はぁ…」
唯斗はさっきよりも強くため息をついた
「まあまあ、みどそにちゃん、お願いね」
「任せろ」
緑ソニアは二人から離れた
風が少し強く吹いた。緑ソニアは何も無い所から手に杖を出した
「…元素は風。龍が飛ぶ所に四季の風が流れ、その風によって生き物は孵る…継界召龍陣・木闇!」
緑ソニアは杖を振った。空中に陣が出現した
グオオオォォォ!
その陣からグラビトンアースドラゴンが現れた
「こいつでいいだろう」
緑ソニアはそういい、グラビトンアースドラゴンを撫でた。緑ソニアは背中に羽を生やし、頭には角が生えた。足も龍の足に変わっていた
二人は緑ソニアにグラビトンアースドラゴンの背中に載せてもらった。グラビトンアースドラゴンの背中には手綱とクッションの様な背もたれが付いていた。なんで付いてんだろと唯斗は思った
二人は手綱を握り、背もたれのシートベルトをつけた
「さあ、行くよ!」
アイサの号令によってグラビトンアースドラゴンと緑ソニアは飛んだ
まあ、短めで書いたから実際他のやつより短いんだよな
次はレーベルに着いた話しだよ|( ̄3 ̄)|