とある魔術の禁書目録 ~変わらない笑顔で~ 作:桐生 乱桐(アジフライ)
戦国4もでるのでさらに遅くなるかも…
今回は少し短め
だいたい5000字くらいかも
まぁいつも通りだけどな!
ではどうぞ
午前十時三十分
ようやく、ようやく熱い中での開会式がようやく終わった
今現在、鏡祢アラタや上条当麻が立っているのはサッカースタジアムだ
ここは特に部活動に力を入れている体育学校付属の施設のようだ
人口の芝さえも溶けてしまうんじゃないだろうか、とも思ってしまう熱い太陽の光を浴びながら各学校の体操服を着た生徒たちはそれぞれ散っていく
この大覇星祭の参加者は軽く数えて百八十万人を超えるほど大人数だ
プロ仕様ではあるが、いくらスタジアムでもその全員を入れることは不可能なため開会式は三百か所で同時に行われる
「この都市ってさ、校長先生多すぎると思うんだ」
「今回ばっかりはそれに同意だよ、全く…」
ぐったりしながらアラタは当麻の呟きに同意する
炎天下のクソ暑い中、基本的に長話な〝校長のお話〟なんかを何回も聞かされれば誰だって嫌気が差す
そもそも先生や他の生徒たちはどうやってこんなのを耐えているのか
まぁ最も、統括理事会模倣も厳選はしているのだろう、それこそこの学園都市にいる校長先生が全員現れた暁には初日は完全にお話に消える
周囲を見渡せば皆、大覇星祭に参加する小、中、高、大学の生徒たちで溢れており、基本的には
半袖に短パン、あとは学校に応じてスパッツとか陸上用のランニングなどの違いもある
共通しているのは額に赤か白、どっちかのハチマキを巻いているという事だ
基本的に大覇星祭は学校対抗で行われる、それで勝敗に応じて点数が加算されていく仕組みだ
各学校は赤、白、交互に色分けされて各組の合計勝利数に合わせてそれぞれの学校に点数が追加されていく
赤対白、学校対学校…それらを合わせたトータルでの点数の合計で勝敗が決定するのだ
「とうまー」
「おーい」
不意に横合いから声がかかる
声の方を見ると体操服ばかりの人たちの中にインデックスとみのりがそこに立っていた
インデックスは胸の辺りにスフィンクスを抱えて
「…とうま。お腹すいたかも」
「早ぇな! ちょっと二時間前くらいに朝飯食ったばかりじゃねぇか!」
「う、うぅ。でもあちらこちらから何とも言えない芳醇な香りがしてそれどころじゃないんだよ」
彼女の声に合わせてスフィンクスがヒクヒクと鼻を動かし、嬉しそうな声を上げる
それに釣られて改めて当麻とアラタは周囲に注意を向けた
醤油やソース、マヨなどの美味しそうな匂いが鼻にくる
さらに詳しく目を向けると、屋台が左右に並ぶ区画が見える
「…まぁ、これは仕方ないんじゃないか」
「確かにな」
大覇星祭、と言っても全ての生徒が競技に縛られるわけでなく、ちゃんと指定された時間に指定された競技場に来ることが出来れば後は基本的にフリーダムだ
他の学校の応援に入ったり家族との一時を過ごしたりそれこそマンガとかでも読んで時間を潰してても問題ないのだ
そして土御門舞夏が通っている学校はここぞとばかりに店を出し、臨時に収入を得ようと動く
「現代の食文化ってすごいね、インデックス」
「うん。じゅる…誘惑の塊なんだよ…」
スフィンクスを抱えたままみのりの言葉にインデックスは同意した
インデックスはとりあえず遠くから漂う匂いだけでもだめなのだ
むしろよく屋台に強襲しなかったな、と当麻は褒めるべきなのか
「まぁとにかく、今日一日は暇だろうし、後でこっちも時間作ってみんなでいろいろ見て回ろうぜ」
「うん。…うん? 〝後で〟?」
頷いて、しかしある単語にインデックスは反応した
「もうそろそろ最初の競技始まっちまうんだ。みのりもインデックスもパンフ貰ったよな、その印ついてるのが俺たちの参加種目の応援席だから。…そんな訳で行こう」
「おう」
「う、うわ! いつにも増してとうまやあらたがドライなんだよ!?」
何かを言うインデックスの隣で苦笑いを浮かべるみのりを尻目に、改めて時間を確認する
結構遅れてる
アラタは前々から吹寄に渡されていた運営委員のパーカーを手にして、当麻は通りかかった舞夏からメイド弁当を購入し、それをインデックスに押し付けつつアラタと共に競技場に向かう
「そういやアラタ、そのパーカーって…」
「あぁ、念のためにって渡されたんだ。まぁないと思うけど、審判の人を手伝う時にって」
そんな他愛もない会話をしながら二人は目的地へと急ぐ
場所は普段通っている高校の校庭だ
出来る事ならインデックスとみのりを応援席まで送ってあげたかったが選手と応援する人では出入り口が別々なのだ
「感覚的にお前は初めてかもしんないけど、実際どうだ。大丈夫そうか?」
「あぁ、むしろちょっと楽しみな俺がいるぜ、やるからにゃ勝ちに行かないとな」
「はは、頼もしいじゃん? オレもその気合いに肖ろうとするかな」
思えば準備期間中は馬鹿騒ぎの連続だった
アラタは時々吹寄のお手伝いなんかで席を外すこともあったがそれでもクラスの連中が気合い入っているのは間違いないだろう
負けず嫌いなツルギやいろいろやばい天道もいる、よほどのことがない限り負けることはなさそうだ
そんな事を考えつつ選手控えエリアに足を踏み入れてクラスの輪の中に入る
こう言ったお祭りごとが特に好きそうな青髪ピアスがこっちに振り返って
「…やるきなあぁーいぃ…。うっだー」
盛大にすっころぶ
なんだこの状況は…いや、青髪だけではない、よく見まわしてみると他の級友もだいたいそんなだ
「アラタ! どうしよう、皆のテンションがローだ!」
こちらを見つけると勢いよく駆けてきて弦太郎は彼の肩を掴んだ
そしてその勢いのまま肩を揺さぶった
「そ、そんなの俺に言われても!?」
「ちょっと皆さん!? なんでそんな初日なのに最終日みたいな空気になってんのさ!」
弦太郎にぶんぶん揺らされるアラタの隣で当麻が聞いてみる
すると青髪ががぁばっ!と起き上がり
「前日の晩に大騒ぎして一睡もできひんかったわ! おまけに開会式の前もどんな戦術で行けば他の学校に勝てるかでモメまくってクラス一同もうライフはゼロやねん!!」
「馬鹿なの!? なんなの死ぬの!? てかそれが理由かよ! なんだよそのアホみたいない理由、小学生か!」
なんともしょうもない理由でありました
しかし姫神さんもそれに参加しているあたり馴染めたようでなによりだ
「学校の競技なんて。こんなもの。トレーナーとか。コーチがいるわけでもないし」
「こんなもんって言われましたよカミジョーさん!?」
「これは敗北の予感だぜー!?」
とりあえず弦太郎の揺さぶりから解放され、改めてクラスメイトを見てみる
天道はこちらの視線を見つけるとやれやれ、と言ったような仕草をし、ツルギは風間と苦笑いをしつつ談笑している
…しかし冷静に考えてみるとこれは仕方ないかもしれない
そんな考えを裏付けるように土御門が
「にゃー、でもカミやんにカガみん、このテンション低下も致し方ないですたい。開会式で待ち受けていたのは校長先生のお話十五連コンボに、お喜び電報五十連ラッシュ。…むしろ二人やテンドーとかよく耐えれるって思うぜぇい」
「それは違うぞ土御門。流石に、あの長丁場は俺も堪えている」
それならもうちょっとつらそうな顔してください、とクラスメイトの内心は思っているだろう
何しろずっと普通にいつも通りの表情をしているのだから全く読めない
とはいえ割と体力がある土御門や青髪までもぐったりしているこの状況は如何せんまずいかもしない
「待て、アラタ、相手も俺たちみたいにぐったりしてれば―――」
「相手は私立のスポーツエリート校らしいぜ」
弦太郎の呟きにさらに絶望する
これは…もう程良く参加して屋台を巡る未来しか見えない
「ちょ…! 何よこの無気力感はっ!」
「…あ、吹寄」
他の生徒と同じく半袖短パン、しかしその上にパーカーを羽織っており、その腕と背中の所には〝運営委員会・高等部〟と書かれている
背は割と高い方、そしてスタイルもいい部類に入る
黒くて艶やかな綺麗な黒髪を耳にかけ、額が大きく見えるようになっていた
名前を吹寄制理
周囲からの評判は美人なのに色っぽくない鉄の女などと言われているがアラタはそれがよくわからない
アラタからすれば十分可愛いと思うのに
「まさか上条! 貴様がむやみにだらけるからそれが皆に伝染して―――」
「落ち着け吹寄、それもあるかもしんないけど開会式の事も入れて考えてやってくれ」
「お前どっちの味方なの!? てか俺らっていうか俺は今来たところなんだけど!」
そんな感じな喧騒を眺めつつアラタは一つそこで息を吐く
「ていうかホントまずいぜアラタ。このままじゃ敗走の未来しか見えない、不幸に押し潰されそうだ!」
「上条、そうやって何でもかんでも不幸と決めつけるのは貴様の悪い癖よ。そんな精神状態、水分とミネラルがあれば問題ないわ!スポーツドリンクで補給し立ち上がるのよ上条当麻!」
言いながらガシャガシャと音を立てながらどういう原理か彼女のポケットから五百ミリサイズのスポーツ飲料が数種類飛び出してくる
「ちょ!? なんだよその健康マニアが喜びそうな理論! つうかアラタはちゃっかりもらって飲んでんじゃねぇ!?」
「私は不幸とか理由をつけて人生に手を抜く輩が大嫌いなの! 一人だらけると周りにそれが行き渡る! だからしゃんとしなさいみんなの為に!」
まくし立てる吹寄にたじろぎつつ、さらに吹寄は追い詰める
当麻は下がろうとするが、背後にあるのは花壇だけ
と、不意に当麻がぐにっと何かを踏んだ
それは散水用のゴムホース
土の校庭が砂埃を起こすのをある程度防ぐために校庭に事前に巻くためのものだ
そしてふと遠くを見てみると校庭で絶賛作業中の男子教諭がうん? と水の出ないホースを見た
その刹那、水が暴発する
地面に埋められた散水専用の蛇口に繋げられたホースの口が外れ一面に水を巻き散らした
そのついでに小さ目な虹も見えたが今はどうでもいい
そんな蛇口から一番近くにいたのは、吹寄だった
静寂
それが場を支配する
なんか周囲では「最後の砦が!?」とか「あの堅物すら…」とかなんか言われてるが気にしない(ていうか誰の評価だそれは)
そんな空気の中吹寄に謝る当麻を尻目にアラタは大丈夫かなー、と彼女を伺う
そこでうっかり視界に入ってしまったのだ
びしょ濡れの吹寄を
肌に吸い付いた体操服の上からのぞく下着
いくらなんでもこの時期とはいえ濡れたままでは風邪をひいてしまうかもしれない
ジロリ、と睨んでくる吹寄にアラタは彼女から貰ったパーカーを羽織らせた
一瞬吹寄は驚いたように目を開いたが、やがて顔を僅かに朱に染め
「…ありがとう」
「おお。早く乾かせ、風邪引いちまうからな」
「分かっているわ」
そう短く言って彼女は徐に紙パックの牛乳を飲み始める
ようやく解放された当麻は脱力しつつ体育館の壁に寄りかかって体力を回復させる
それにアラタも付き添い、改めてクラスメイトを眺めようとして―――
ふと、言い争う声が聞こえてきた
それは男と女、二人のものだ
疑問に思ったアラタと当麻は首だけ出して様子を伺う
体育館の裏にいたのは月詠小萌と他行の教師であろう男性がいた
小萌は応援用のであろうチアリーダー風の衣装に身を包んでいる
対する男性はこの暑さの中、スーツを着込んでいた
大抵、この大覇星祭期間中は教員も市販のジャージに着替えるものなのだが
二人は言い合っている…というよりは小萌が食い下がっているようにも見えた
「ですから! 確かに私たちの設備とか授業の内容に不備があるのは認めるです! だけどそれは私たちの責任で、生徒たちは何も関係ないですよ!」
「はっ。設備の不足は貴女たちの生徒の質が低いからでしょう。結果を残せば統括理事会から追加で資金が下りる筈ですし? もっとも? 落ちこぼれしか排出しない低レベルの学校では申請したって通らないのでしょうけど。あぁ、聞きましたよ? オタクらの生徒、一学期の期末能力測定も酷かったらしいじゃないですか。全く無能ばかりだと苦労されるようで」
「生徒さんに失敗も何もありません! それぞれの個性があるだけなのに…! それを自分たちの都合で切り捨てるなんて―――!」
「それが言い訳ですか? 寝言は寝て言うから寝言なんですよ? いい加減現実を直視しなさいな、私が担当したエリートなクラスで完膚なきまでに打ち倒して見せますから。ここでの競技は〝棒倒し〟でしたかな? くれぐれも怪我人の出ないよう、準備運動は念入りにと対戦相手校の代表として忠告させていただきますよ?」
「な…!?」
「貴方には以前の学会で恥をかかされましたからねぇ。借りはきっちり返しますよ? まぁ一応? 加減はしてあげますけど? そちらのぐずで間抜けな失敗作があまりにも弱い場合には私も知りませんがね―――」
「そう言っていると、敗北しますよ」
空気を斬り裂くようにその場にもう一人、青年が現れる
立神翔一だ
彼は自分のレストランの経営があるから私服ではあるが、アラタや当麻が出るからという理由で応援に駆け付けてくれているのだ
教諭は翔一に平静さを保ちつつ
「―――どういう意味かな」
「言葉通りの意味です。先も仰ってましたけど、小萌先生の生徒たちを侮っていると、逆に痛い目を見るのは貴方です。ましてや―――〝同じ土俵〟で借りを返せないようなら」
「はっ! お宅らの間抜けで愚図な生徒共に何ができる。―――謝るなら今のうちですが?」
「そのままお返しします。彼らを見方を改めるなら今ですよ」
一触即発
いつものような表情をの翔一に、僅かにイライラしてきている教諭
先に折れたのは教諭だ
「ふん! せいぜい後で後悔しないようにしてくださいよ?」
「えぇ、お互いに」
最後まで教諭の言葉を流しつつ、教諭は舌打ちと共に去って行った
「…先生」
「? なんですか?」
プルプルと震える肩で、翔一に向かって小萌は言葉を発した
ただでさえ小さいその肩をさらに小さくするように
「皆は…!落ちこぼれなんかじゃないですよね…!!」
「―――えぇ、大丈夫です。―――ね?」
最後の言葉を発するとき、はっきりとアラタと当麻は見た
翔一の視線が、こちらに向くのを、確かに見た
彼は小萌先生に気づかれないように小さく親指を立て、サムズアップする
そのサインを受けて、二人は少し黙った
ふと、自分たちの後ろに気配を感じて振り返る
そこに立つのは、クラスメイトの友達たち
一瞬確認を取ろうとも思ったが、必要ないと当麻とアラタは感じていた
「…さて、じゃあ行きますか? 鏡祢さん?」
「おう、そうですね上条くん」
わざとらしくそんな言葉を小さい笑み交じりに言いつつ、最後に一つだけ、言った
当麻に、ではなく、彼を含めた級友たちに
「―――いい加減始めようぜ」
気まぐれ紹介のコーナー
今回は作品おば
〝仮面ライダー 世界に駆ける〟
…まぁ知ってる人が多いかもです
今回もアニヲタウィキより文を抜粋しつつ
まずこの作品はRXを主役とした短篇映画
各地の映画イベントや施設等で上映された3D作品
まぁ本題はそこではないのです
この作品はなんと四人のてつをが集結するのです
四人のてつをが集結するのです(大事な事だから以下略)
全ては将軍のこの一言から始まった…
「体内の神秘なる石『キングストーン』に、太陽の命のエネルギーを浴びてパワーアップしたRXには勝てぬ(断言)」
「しかしそれ以前の、まだパワーアップされていないBLACKなら勝てる可能性もある(希望的観測)」
<大体のあらすじ>
仮面ライダーBLACK RXこと南光太郎と激しい戦いを繰り広げていたクライシス帝国のジャーク将軍は南光太郎をパワーアップする前の仮面ライダーBLACKに戻し、その状態の南光太郎を倒そうと発案、かつてBLACKに敗れたゴルゴムの三神官の力で時間を過去に戻し、RXをBLACKへと弱体化することに成功したクライシスはBLACKを倒そうと複数の再生怪人軍団を向かわせる…
その時、不思議なことが起こった
なんとBLACKになって消滅したはずのRXがライドロンに乗って現在から過去にBLACKを助けに来たのだ
この時のジャーク将軍の言葉「BLACKが変化して生まれたのがRXではないのか!?」は視聴者も心の中で思ったであろう
その後もクライシスの攻撃は続き、苦戦するBLACKとRXだったが、それに合わせて本来はRXが変身した姿であるロボライダーとバイオライダーまでが時間を越えて助けに来る
チートライダー×4の悪夢
ついに集結した4人のライダーは攻めに転じ、それぞれの必殺技でクライシス怪人を殲滅する
爆発を背景に4人で決めポーズをする様はクライシス(というか悪党)にとってはまさに
地獄絵図
怪人を倒した4人は融合し、1人の仮面ライダーBLACK RXになる
士「過去と未来のてつをが・・・1つに!」
RXはアクロバッターに乗り、その場を去っていく
まぁだいたいこんな感じ
要約すると〝RXを弱体化させて倒そうとしたらなぜか四人に増えたでござる〟
結果を言うならどうあがいても絶望、である(クライシスが)
また四人が集結する際のポーズも十分見応えあってカッコいいのだがRX(と言うか次郎さん)のキレがありまくるのもまた違った魅力だと自分は思う
今回はこんな感じ
ではまた