とある魔術の禁書目録 ~変わらない笑顔で~   作:桐生 乱桐(アジフライ)

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ひとまず完成

今回は少し無理やりかも

誤字脱字ありましたらご報告を

ではどうぞ


#51 知る者と知らぬ者

吹寄の笛を合図にして玉入れという競技が始まった

そして同時に校内放送のスピーカーがなんか運動会とかでよく使用されていそうな軽快な行進曲を流し始める

そこだけを見ればよく見る運動会の玉入れだったろう

 

しかし今実際のアラタの前で繰り広げられているのはそんな行進曲のテンポを完全無視し左右から一気に中央へと向かっている絵図である

行き先は横一列に並んだ高さ三メートル前後の籠なのだが

 

「…うわーお」

 

思わずそんな言葉を口にする

ていうかそんな言葉しか思い浮かばない

何だか常盤台陣営から黄色だか赤だか色取り取りの閃光が襲い掛かる

いつこの校庭は宇宙世紀になってしまったのだろうか

その閃光は地面に着弾すると同時に爆発やら衝撃波を起こし、そしてその一撃一撃が生徒数十人を吹き飛ばしていく

 

自分たちが参戦していた棒倒しとはえらい違いだ

なんて言うか規模が違う

吹き飛ばされた生徒たちは軽く十メートルくらいは宙を舞っていたが、よく見てみると空中で若干威力が殺されている気がする

どうも常盤台の別能力者たちが空気風船(エアバッグ)やら衝撃拡散(ショックアブソーバ)などの防護系統の能力を使用しているようだ

世話好きな生徒だな、とも思ったが改めてアラタは籠を見る

 

ふととある一本の籠の下に見知った人影がいるのを確認した

上条当麻と土御門元春だ

どうやら一つ一つ籠を調べていき、地道に魔術を見つけるつもりなのだろう

アラタとしてもそれくらいしか考えられないので、今回はそれに習うことにする

とはいってもあまり接近できないのもアラタとしては心苦しい、この腕章がなければ割と自由に動けるのだが

 

仕方なくアラタは彼らとは反対方向の籠を見ていくことにした

もしかしたら橙子から貰った煙草が反応するかもしれない、という淡い期待を込めて

 

◇◇◇

 

仮面ライダーファイズ、乾巧巳は目の前のライダーに警戒していた

多少拳を交え、なんとなしにお互い離れて改めてその男―――メイジ―――を睨んだ

外見はなんだか宝石みたいななんかのっぺらぼうみたいな面だが、それだけで判断するわけにもいかない

何だか左腕が割とヤバめな爪だし、あれを喰らったら結構痛そう

ファイズは軽く右腕をスナップさせつつじり、と身を落とし構えを見せる

 

それに対して目の前のライダー―――メイジも同様にに左手を構えつつ、じりじりとこちらに対して歩みを始める

先に動いたのはメイジだった

一気に接近してきた、その大きな爪を振りかぶり攻撃してくる

ファイズはその一撃を両手で捌きつつ相手の出方を伺いながらけん制程度に叩きこんだ

メイジはそのけん制程度の一撃を呼んでいたのか軽く後ろに下がって今度はファイズに向かって蹴りを繰り出してくる

同じようにファイズも蹴りを繰り出しお互いの一撃を交差させもう一度お互いに距離を離した

 

そうして一度メイジはベルトのようなものを操作し、手を翳した

 

<コネクト> <ナウ>

 

そのベルトからそんな音声が聞こえるとメイジの付近に小さ目ななんか魔法陣的な何かが現れる

メイジはそれに手を突っ込むとそこからどんな原理か銃を取り出して銃口をこちらに向かって突きつけて、一気に引き金を引いた

 

ドドド! と銃口から火花が吹きファイズに襲い掛かる

危ね! と言いながらどこぞのコメディよろしく足をばたつかせてしまう

もう一度その場から少しだけバックステップし彼はドライバーにセットしてあるファイズフォンを取り出し、〝103〟とコードを入力してファイズフォン横に倒して銃形態に変形させた

 

<SINGLE MODE>

 

その音声の後、同じようにファイズもメイジに向かってフォンブラスターを発射する

しかしその光弾をメイジは左手の爪を振り払いその光弾を弾き返した

 

(…思いのほか、やりやがる…!)

 

仮面の下で巧巳は歯を食いしばる

想像以上に手強い相手だ、パッと見には量産型にしか見えないが、装備もしっかりしている

これはこちらも、認識を改めないといけないかもしれない

というか、自分はこの男に因縁をつけられる理由がないな、と思った

ファイズは手をスナップさせながら目の前の男に問いかけた

 

「なぁ。オレ、お前にケンカを売られる理由ないんだけど」

「私にはある。これは確かに仕事ではあるが、同時にある目的の為でもあるのだ」

「…目的?」

 

あぁ、とメイジは頷く

そして両手を大きく広げて言葉を続けた

 

「もう間もなく、この世界は幸福で満たされるのだから」

「…はぁ?」

 

お前は何を言ってるんだ、と思わず本気で口にしてしまいそうになった

こんな言葉、ネットとかでしか見かけないと思っていたのに

 

「なんだよ、そのコーフクで満たされるって。なんか新手の宗教の勧誘とかか」

「いいや、全く。言葉通りの意味だよ」

 

言葉通り、とは言ってもよくわからない

本当に、この男は何を言っているんだ

 

「戦いも、争いも、それこそどうでもいいことで我々はいがみ合う。この世界からは戦うという事がなくなるのですから」

「…、それって、良い事なのかよ」

「良い事じゃないか。世界に幸せが与えられるんだ、その事で世界は平等になり、統一される。それはとても素晴らしい事じゃないのか」

 

世界が、幸せになる

確かにそれは良い事なのかもしれない

だけど、それは本当に〝幸せ〟なのか?

本当にそんな世界があるなら、まさしくそれは理想郷だろう

だが…この男から出る言葉は、そうとは思えない

与えられた幸せに感じてしまうのだ

 

「どうだい。もしよかったら君の〝こちら側〟に来ないかい。今なら特別に許可してあげるが」

「せっかくのお誘いだけど、断らせてもらうぜ。オレの歩く道はオレが決める」

 

それは紛れもない巧巳の意思だ

それ以前に、与えられた幸せに興味などない

 

「それにな、オレはそんな事よりも、もっと大事なことがあんだよ」

「…なに?」

 

右手をスナップさせ、ファイズはフォンブラスターをドライバーに戻す

そしてファイズは一つ、聞いた

 

「おい、知ってるか」

「…?」

「夢を持つとな、時々すっごく切なくなるが、時々すっごく熱くなる、…らしいぜ」

 

メイジは仮面の下で眉間にしわを寄せつつ

 

「…だから、なんだっていうんだ」

「俺には夢はない。けどな、夢を守ることは出来る」

 

そう言ってファイズはドライバーにセットされてあるファイズフォンからミッションメモリーを取り出した―――

 

◇◇◇

 

当麻たちが調べている籠の反対側―――だいたい三本目くらいに来てひゅぼっ! と一気に煙草が燃え、半分くらいが焼かれた

 

(この籠か…!?)

 

しかし火がついたのがどの籠に来たときかは見ていない

自分の注意力のなさに苛立ちながら遠目からその籠を見て回る

上付近を見てはみたがそれらしいものは見当たらなかった

そもそもアラタは相手の魔術がどういった形か分からない故に仮にそれが正解であっても判断できないのだ

アラタがヤキモキしているとゴォン、という音がした

音の下方向に視線を向けていると何やら何本か、籠が倒れている

恐らく常盤台かその対戦相手の攻撃が直撃でもして倒れたのだろうか、周囲にはその煽りを受けて何本か倒れている

ドミノ倒しにならなかっただけでもよかったと幸運を喜ぶべきか

 

「あら。…そちらにいらっしゃるのは」

 

ふと声が聞こえた

そちらに視線を向けると扇子を片手に持った、黒子の友人、婚后光子がいたのだ

 

「婚后さんじゃないか。どう? 調子は」

「絶好調! …と申したい所ですけどやはり白井さんがいませんと調子が狂いますわね」

 

バッと扇子を広げながら軽く婚后は自分を仰ぐ

彼女の会話に出た白井黒子は今現在怪我の治療をしており、大覇星祭には参加していない

なんだかんだでいがみ合ってはいるが、やはり基本的には仲は良いようだ

 

「それではアラタさん、わたくしはこれで。もしよかったら、お暇なときに大覇星祭を見て回りましょう、御坂さんたちと一緒に」

「あぁ、その時を楽しみにしてる」

 

そう言って婚后はどこかへと走り去った

恐らくは泡浮や湾内たちの所に行ったのだろう

とりあえずどうしようかな、と考えていたところで後ろからまた別の声が聞こえた

 

「アラタ」

 

出来るだけ声を小さくし、当麻は名を呼んだ

隣には土御門の姿もいる

 

「すまねぇにゃーカガミん、お前にはオリアナの速記原典(ショートハンド)の事を伝えるのすっかり忘れてたぜぇい」

「いいや、聞くのを忘れてた俺も悪いしな。それで、どんな形してんだよ?」

 

軽く周囲を見渡しつつ、アラタは土御門からその形と、発動条件を掻い摘んで聞かされた

簡単に言うなら、その魔術は暗記などに使う小さ目な長方形のような紙であり、端的な発動条件は〝触れる〟であるようだ

 

「念のため、カミやんと一緒に七本目まで調べてみたが、全部外れだ。可能性があるとしてはやっぱり残ったポールだ」

「似てたのが七本目だ。同じ厚紙でこれか、と思ったけどそれは学校の名前が書かれた名札だった」

 

アラタは腕を組み顎に手をやり思考を巡らせ、ようとしてピー! と笛の音が鳴り響いた

その直後流れていた校内放送で流れている競技用の行進曲が止まった

うん? とアラタは考えようとして

 

「―――何をしてるの。上条当麻」

 

今一番邂逅してはいけない人の声が聞こえた

アラタはロボットみたいにぎぎ、と首を動かしながらその声の主を視界におさめる

今まさに調べようとしていた八本目の籠の近くに腕を組みながら、吹寄制理が立っていた

 

「まったく。おまけに土御門までいるし。…この際訳は聞くとして、アラタ。その二人を連れて一度外に出てちょうだい、競技は一度仕切り直しになるみたいだから」

 

そんな彼女の台詞にアラタは曖昧に答えようとした

その瞬間、確かに見た

その付近にある籠の…ポールの近くに一枚の厚紙

 

セロハンで止められた、紙

一瞬名札か何かだ、と思ったがさらに目を凝らす

そこには、よくわからない英文が、青い文字で描かれているのが見えた

 

「…どうしたのアラタ。そんな顔して」

 

怪訝顔な彼女は身体を預けようと手をポールに伸ばそうとする

しかもその手の位置は、厚紙の所へと伸びていく

鏡祢アラタは、迷わなかった

距離的にも一番近い場所にいるのは自分だ

ほとんど本能でアラタは吹寄へと手を伸ばし、一気に籠から引き離す

しかし、その拍子に―――開いていた自分の左手がポールに張り付けてある紙に触れ―――

 

 

「え?」

 

吹寄制理は目の前で起きている事が理解できなかった

いきなり怖い顔をしたアラタが自分を掴みいきなりこの籠から離されて…そこまではなんとなく分かる

だけど、どうして今、目の前で鏡祢アラタが倒れているのだろうか

自分の耳にはバキバキ、と変な音が聞こえ、目の前ではクラスの三馬鹿である上条当麻と土御門元春が決死の形相でアラタを支え、名前を呼んでいる

ふと、思い出したように上条の右手が彼に触れた

 

途端に聞こえていたバキバキというような音が消える

それでも、吹寄は理解できなかった

彼が倒れている理由も、どうして上条たちがここにいるのかも

 

彼が触れた時に、アラタの両手に僅かに力が戻ったような気がした

しかし吹寄は茫然と立ちすくむことしかできなくて

 

「…生命力の空転で身体に過負荷がかかっただけ…重度の日射病と同じ症状だ。…けど、これはライダーであるカガミんだったからだ。万が一他の人だったらもっと重たい症状になってたかもしれない…」

「くそ…! あんときああ言っといてこれかよ…! 畜生っ!!」

 

上条が咆哮し、地面を殴る

それを諭すように土御門が

 

「落ち着けカミやん、とにかく、今はカガミンを運ぶぞ、この炎天下で寝かせてたらそれこそマズイ」

 

土御門は落ち着いた様子で言葉を紡いだ

しかし、そんな会話さえ、吹寄の耳には届いていなかった

それでも、今やるべきことは―――

 

「私が、連れてくわ」

 

吹寄は意を決した様子で言葉を言った

上条は驚いた様子で吹寄を見て

 

「土御門が言った通り、日射病で倒れたのなら、処置がいるわ。けど、救護室…よりは救急車で運べばきっと大丈夫なはずよ」

「け、けど―――」

「上条当麻、いろいろ言いたい事はあるけど、この際何も聞かないでおくわ。それよりも、貴様にもやるべきことがあるんでしょう。…本当は文句言いたいけど、それが片付いて、残りの競技にちゃんと参加するなら、私は見逃すわ」

「吹寄…」

 

吹寄はそう言うと駆け付けてきた数名の警備員(アンチスキル)と運営委員と共に携帯で連絡を入れながら倒れたアラタを運び始める

最後に吹寄はちらりと上条当麻らの顔を見て、その後すぐにまた前を向いて歩いて行った

 

 

「―――ありがとう、吹寄」

 

当麻は右手を握りしめて籠のポールを殴り付けた

右手の一撃を受けたそのページから浮かび上がっていた文字が消えていく

 

「…いいぜ、オリアナ…!」

 

当麻は唇を動かす

自分に言い聞かせるように

 

「これがお前のやり方なら…! テメェのそのふざけた幻想はオレがこの手でぶち壊してやる…!」

 

そう、宣言した

 

 

~The People With No Name~

 

<COMPLETE>

 

メモリーを腕時計型のデバイスにセットすると、そんな電子音声が聞こえた

すると胸部装甲・フルメタルラングが左右に跳ね上がるように展開し、内部装甲が露わになる

両肩に収まり身体の色も変化させていく

 

黄色だった複眼は赤に代わり、フォトンストリームが銀色へと変化する

 

アクセルフォームへとなったファイズはゆっくりと腕時計型デバイス〝ファイズアクセル〟に手を伸ばし―――

 

<START UP>

 

瞬間、目の前のライダーが消えた

 

「なっ…!?」

 

実際消えてなどいないのだがメイジからしてみればそう表現せざるを得ない

全周囲にメイジは気を配りつつソードガンを様々な場所に構えてみるが全く捉えることが出来ない

 

「―――あぐっ!?」

 

突然腹部に痛烈な一撃を貰う

そこからは、拳撃の嵐をメイジは数秒間貰い続けることになる

その一撃の締めとして銀色の粒子を纏った回し蹴りをファイズは叩きこんだ

 

<TIME OUT>

 

その電子音声が聞こえたのち、アクセルフォームから通常形態へと姿が戻っていく

蹴りで吹き飛ばされたメイジは変身を強制解除されつつ、地面を転がってそのまま地面を転がった

ピクリとも動かない…が呼吸はある、気を失ったようだ

 

「―――ったく、またメンドクサイことに絡まれたかな」

 

ダルそうに首に手を当てこきり、と首を鳴らす

そしてハァ、と小さくため息をして店に戻ろうとして―――オートバジンが視界に入った

 

<洗濯物の仕分け、終わりましたよ>

「…有能な相棒だこと」

 

苦笑いで巧巳は笑う

しかしまだ先ほどの男が言っていた言葉が頭の中に残っていた

 

「…幹也んとこの社長さんなら何か知ってるかな…」

 

そう言ったことに幹也が多少関わっている事を巧巳は知っている

が、あまり興味もなかったのであまり聞いてはいなかったのだが

…これは、店番をバジンか誰かに頼むことになるかもしれない

 

 

とある特設ステージの壇上にて―――

大覇星祭と言うのは大きな舞台だ

この大きな舞台にて、今晩行われるナイトパレードと共にダンスステージを行う予定なのだ

 

そして今現在、数人の仲間と共に、葛葉颯大はリハーサルと打ち合わせをしている

 

「ふぃー…流石に大きいステージだな…こりゃ失敗できないぞ」

 

ステージに立って軽く周囲を見渡してそう呟く

自身とあってはつい最近割と大きなステージをこなしたのだが

颯大は事前に手渡された予定表を見ながら今回のステージの順番を確認する

 

「まず最初は…レイドワイルド、次にインヴィットだろう、んでその後は―――」

「俺たちのステージだ。バロンのな」

 

ふと横合いからかかる声に颯大は振り向いた

そこには赤いジャケットが印象的な男性が予定表片手に歩いてきていた

 

十慈哉斗

己と同じく仮面ライダーバロンであり、ダンスチーム〝バロン〟のリーダーだ

 

「哉斗。ダンスの打ち合わせはもういいのか?」

「あぁ、あとは念のため、一度通してやっておきたい。構わないか」

「え? 俺…というか俺のチームは大丈夫だけど、他の所は」

「すでに事前に了承を貰っている。あとはお前たちの所だけだ」

「うえ、マジか。なんか悪いな」

 

短く謝罪をしながら颯大は頭を掻いた

とりあえず急いでみんなを呼びに行こう、とした時声をかけられた

 

「葛葉」

「うん? どうした、哉斗」

 

十慈哉斗と葛葉颯大

普段二人はダンスで己を競いあい、お互いに切磋琢磨をする間柄だ

いわば、彼のチームと哉斗のチームは良きライバルなのだ

しかし今回は―――

 

「最高のステージを作り上げるぞ。俺とお前で」

「―――あぁ、任せとけ!」

 

裏を知るものと、裏を知っているもの

様々な想いを乗せて、大覇星祭は進んでいく―――

 




今回はこちら

ズ・ザイン・ダ

「ゴラゲゾ・ボソギデ・バゾ・ガゲデジャスン……ズ・ザイン・ダ(お前を殺してズ・ザイン・ダの名を上げてやる)!!」

種族:グロンギ(サイ種怪人)
呼称:未確認生命体:第22号(B群3号)
身長:211cm
体重:246kg
能力:怪力
※驚異的な体力を誇り、鼻先の角を武器にする。

初登場はEP3「東京」
恐るべき怪力を誇るズ集団最強の怪人で、愛すべきバカの一人
怪人体より人間体の方が強そう(褒め言葉)とまで讃えられる中の人の熱演により、序盤の展開の中でも、特に印象の強い宿敵となっている
初登場から倒されるまでが長かった怪人の一人で、個性豊かなグロンギサイドの物語を盛り上げていた

人物像
グロンギ最下位集団「ズ」の最強を誇る巨漢
どちらかと言えば、血気盛んな豪傑タイプだが登場初期には仲間を諫める姿が見られるなど、集団の上に立つ者としての威厳や落ち着きを見せる面もあった

しかし自分達グロンギ同様に現代に復活した〝新たなクウガ〟の前に「ズ」の仲間の「ゲゲル」がガルメを除き、ことごとく阻まれる結果となる
そして、業を煮やしたバラのタトゥの女は「ゲゲル」の権利を「ズ」から「メ」に移行……「ゲゲル」のプレイヤーの地位を失う

納得のいかないザインは「ゲゲル」を行う「メ」ら仲間の下を訪れ「ゲゲル」への参加を訴えるが聞き入れられず、更には焦りからかリント(警察)の使う犬(ミカド号)に匂いを追跡され、潜伏場所を特定されると云うミスを犯す

……更に、仲間の逃走の為の囮に使われる屈辱の中、ザインは自らの「力」を証明するべく行動を開始する―――

事件
EP:11:12
「約束」「恩師」
ゲゲルの目的「不明(※主な標的は運転手)」

ザインが自らの「ゲゲル」として行った連続殺人で、主な標的は自らが嫌悪する自動車(特に大型車両)の運転手
他の仲間達から暴走と判断されながらも、その凶行による犠牲者は確実に増えて行く…

……上記の様なハードな展開の殺人事件に絡めて、主人公・五代雄介のトレードマークである「サムズアップ」の由来が語られるエピソード。
「事件」は全体的にスピーディな展開を迎えるのに対し、「ドラマ」はノスタルジーな癒しを感じさせるスローテンポで進むのがまた特徴

かつての教え子との約束の中で、自らのかけた言葉を思い出す事で理想を取り戻すベテラン教師の姿を丹念に描く一方で、未確認生命体同士の争いや「ライダーキック」の完成など、アクション面での見所も多し
大人になって改めて見返す事で多くの発見が出来るエピソードの一つだろう

「五代雄介……こういうの知ってるか!?」



「……古代ローマで満足出来る、納得出来る行動をした者にだけ与えられる仕草だ……お前もこれに相応しい男になれ!……お父さんが亡くなって、確かに哀しいだろう……だが、そんな時だからこそお母さんや妹の笑顔のために頑張れる男になれ!」

因みに本編ではすでに強化マイティキック状態なので今の所このエピソードのオマージュをやる予定はないです
あったとしても回想という形かなぁ…

いつもの通り、解説文はアニヲタウィキより
より詳しいこともそちらに

それでは
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