とある魔術の禁書目録 ~変わらない笑顔で~ 作:桐生 乱桐(アジフライ)
感想に返信できないで申し訳ないです
もうちょっとで大覇星祭は終了、駆け足だね
展開も出来もグダグダだけど楽しんでくだされば幸いです
最近鎧武が面白い
あと二か月くらいで終わってしまいますが、応援しましょう
フルーツジュースにしてやるぜ
使われるとは思わなんだ
ブラーボはドリノコを構えながら一人のメイジと対峙する
左手に携えている大きな爪を輝かせながらメイジはこちらへと歩いてくる
「…なぜお前には、人払いが効かないのだ」
「人払い? そんなのいつ使ったのよ。どっちにせよ、
呟きながらブラーボは付近で戦闘しているクウガ―――鏡祢アラタをちらりと視線でとらえた
もしかしたら、彼と話していたから、或いは彼の近くにいたからこいつの言う人払いが効かなかったのかもしれない、とブラーボの中で仮説を立てる
仮にそうであったなら、きっと彼は自分が知らないような戦いを己の身に課しているに違いない
(まったく。
みずがめ座の少年や、ムッシュバナナ、と言った知り合いが凰連にはいる
その子らも、よく無茶をするものだ
しかし、そんな彼らを見守るのも悪くないかもしれない
そんな事を頭の中で考えながら両手にあるドリノコを改めて握りしめて向かってくるメイジを軽くいなす
「見かけに反して戦い方はアマチュアね、そんな程度ならまだ
「―――貴様ッ」
言葉を投げかけられて怒ったのか、メイジは腰につけてあるドライバーを操作し、指をドライバーの掌の部分に翳す
<アロー>
短い音声が鳴り、メイジの目の前に小さい魔方陣が現れる
そこから小さい弾丸が発射された
間一髪、ブラーボは持っているドリノコで弾き返し、再びメイジへと視線を向ける
「面白い戦い方ね、
内心出会ったことのないメイジとの戦いに少しばかり心が躍っている
どんな攻撃を繰り出してくるのか、それに多少なりとも期待しながらブラーボは改めてドリノコを握り直した
◇
<コネクト><ナウ>
そんな音声が響くと同時、メイジの付近に小さい魔方陣が展開される
その魔法陣の中にメイジが手を突っ込むと妙な形をした銃が取り出され、そのままブラックイクサに向かって発砲してきた
ブラックイクサは身体を大きく転がり放たれた弾丸を回避し、同じようにイクサカリバーをガンモードに切り替えて発砲する
当然、回避されると予測したブラックイクサは回避される方向を予測し、僅かに弾道をずらして引き金を引く
しかし予想とは反対の方向に動き、弾丸は躱されてしまった
だが、それも想定の範囲内だ
そのままカリバーをソードモードに切り替えて再び前転視距離を詰め、一気に斬りつける
斬撃を身体に受けたメイジは多少よろめきながら手に付けている大きな爪で反撃を試みた
すかさずカリバーでその攻撃を防御し、そのまま何度か切り結ぶ
ガキン、と大きくカリバーが弾かれて上空へと腕が持ち上がる
がら空きとなった胴体を狙うようにメイジの爪が襲い来る―――が、それより先に足を動かし爪がつけられている手を蹴り飛ばし仰け反らせた
そんな光景を見ていたのか、ふとブラックイクサの耳に声が届く
「―――貴女、なかなかやるわね」
戦っているメイジを手に持つ武器で斬りつけながらブラーボはそう称賛してくれた
その言葉に返すようにメイジに向かってガンモードに変形させたカリバーを撃ちながらこう言った
「―――、貴方もな」
その言葉を受けてブラーボは僅かに笑んだような声を洩らしたのち、今度はクウガへと向き直った
丁度そのタイミングで相手のメイジを巴投げの要領で投げ飛ばしたクウガがブラーボの方を向く
「貴方も。イカスわね」
「―――喜んでいいんですかね?」
どうにも分かりづらい表現にクウガは苦笑いをしつつ頭を掻くような素振りを見せる
そして改めて三人は目の前の敵に向かって各々身構える―――
◇
クラスメイトが病院に運ばれた
そう知らされて心配になった吹寄制理は急いでクラスメイトが運ばれたという病院に駆け込んだ
受付の看護婦に部屋の番号を聞いて、そのまま駆け足でその部屋へと足を急がせる
病室に入って最初に入ってきたのはベッドで寝ている姫神秋沙の姿だった
彼女の隣には月詠小萌と、見知らぬ女性がそばにいた
「あ、吹寄ちゃん」
吹寄に訪問に気づいた月詠小萌が声をかける
それに反応して小萌の隣にいた女性が吹寄に向かって軽く頭を下げて挨拶をしてくれた
思わず吹寄もそれに釣られて短く会釈しつつ、小萌に向かって口を開く
「小萌先生、一体何があったんです?」
「はい。その、ですね、話すと長くなってしまうのですけど…姫神ちゃんが何者かに襲われてしまって、大ピンチだったのですよ」
「…襲われた?」
一体誰に襲われたのか
そもそも襲われるっていったいどういう状況なんだろう
確かに学園都市にはこの都市を嫌う思想を持った人間がこういう大覇星祭などという行事を利用して何かをやろうとしている、というのは毎年言われている事ではあるが
「たまたま上条ちゃんたちがいてくれたおかげでよかったものの、あのまま私が一人だけだったらって思うと、…うぅ、考えたくないです…」
しょんぼり沈む小萌先生
しかしその声は絶望しきっておらず、安堵しているのはベッドで眠る姫神を見ても想像できる
(…
競技に参加もしている風紀委員はともかくとして、
大覇星祭が開放的なイメージを持っているのはあくまでも〝見た目の話〟だ
もしくは彼らを凌駕するほどの何かがこの街に来ているのか
いいや、それ以前に
「小萌先生、〝上条ちゃんたちがいなかったら〟って、どういうことなんですか?」
「そうなのですよ。姫神ちゃんの傷は深くて上条ちゃんたちがテキパキとしてくれたのです!
上条ちゃんと一緒にいたあの神父さんや蒼崎さんには感謝してもしたりません…! ただ、お礼を言う前にどこかに行ってしまったのですけど…」
そういって苦笑いをする小萌
彼女の笑顔を見て吹寄は考える
何かから自分を庇って倒れた鏡祢アラタの時を解放していたのも、上条当麻らだった
他の学校の競技にわざわざ潜り込んで、彼らは何をしていたのか
ただ普通に状況だけを考えればはっきり言って異常事態だ
(鏡祢アラタは日射病、姫神さんは実際に襲われてる。…この二つに関連性はないと思うけど…でも、なんでその両方に…)
と、そこまで考えてふと思った
そう言えば鏡祢アラタは大人しく休んでいるだろうか
病院に連れ添った時、カエル顔が特徴的な男性と顎髭を生やした男性の笑顔を見て安堵はしたのだが
正直に言えば姫神さんの安否を確認した後で彼の病室にお邪魔しようとしたがさすがに次の競技の予定とかもあるのでそれは断念した
もっとも、当の本人はもうこの病院にいないという事は彼女は知る由もない
◇
ブン、と振るわれたドリノコがメイジを吹き飛ばす
ぐは!? と肺から息を吐き出して目の前のメイジが地面を転がる
「さぁフィニッシュよ!」
そう言いながらブラーボはドライバーのブレードを一度操作する
シャキン! と小気味よい音と一緒に、音声が流れた
<ドリアン・スカッシュ!>
そのような電子音声と共にブラーボの頭のトサカ部分からエネルギーが凝縮されていく
やがてそれは一つの刃となり、ブラーボはメイジに向かってその刃―――ドリアンデンジャーを振り下ろした
グオンッ! と振るわれたその刃は確実にメイジを捉え、さらに大きく吹き飛ばしメイジの変身を解除させる
同じとき、クウガとブラックイクサも己の技の構えを取った
クウガは少し距離を取り、右足を僅かに後退させ、ブラックイクサはフエッスルを取り出し、それをナックルに入れて操作した
<イ・ク・サ・ナッ・ク・ル><ラ・イ・ズ・アッ・プ>
そしてクウガは軽く助走をつけて相手の胸部を目掛けて思い切り紅蓮を纏った蹴りを繰り出し、ブラックイクサはナックルを手に装着し、ブロウクンファングを叩きつける
それぞれの技が直撃し、相対していたメイジは吹き飛び、変身が解除され気を動かなくなった
気を失ったようだ
しかしこのまま放置するわけにもいかないので倒した奴らを担ぎ、歩道の方へと持っていく
「しっかし、妙な技を使う連中ね。まるで魔法使いみたい」
「…似たようなもんです」
あながち間違っていない凰連の言葉に同意しつつ三人は変身を解除した
そしてシャットアウラは気絶している敵勢の魔術師であろう三人をちらりと見やる
「…しかし、なんで今になって個別に攻めてくるような手段に出たのだ、アイツ等は」
「そいつは流石にわからんね。…けど、用心するに越したことはないかも」
ふと、アラタの携帯が鳴りだした
画面を確認するとそこには両儀式の名前が表示されていた
シャットアウラと凰連に断りを入れてアラタは携帯に出る
<もしもし、アラタか?>
「あぁ、どうした式」
<いや、今土御門…だっけ、そいつと合流して、別の学区に向かってる。今から来れるか?>
「別の学区? どこだ?」
<えーっと…にじゅう…さん…あぁ、二十三学区って場所だ>
―――第二十三学区
一学区を丸ごと航空・宇宙開発分野のために占有させている、一般学生立入禁止の特殊な学区だ
民間機の他に、学園都市の制空権を守る為の戦闘機や無人ヘリなどの開発も行われている
そのため学園都市の中でも機密度が高く、荷物を送るときにも学区名以降を記さない厳重さである
大覇星祭期間中の警備体制は学園都市内トップクラス。
その度合いは産業スパイ監視のために有人バスを用いているほどである
そして―――その学区にはかつてエンデュミオンと呼ばれる宇宙エレベータがあった所でもある
「わかった、急いでそっちに行く」
<あぁ、学区についたら連絡をくれ>
あぁ、と返答してアラタは通話を切った
そして顎に手を当てて二十三学区か…と考える
行く分には特に問題はない、しかし足がない
ゴウラム―――みのりに頼むのも考えたが正直今回はインデックスと一緒にこの大覇星祭を楽しんでいてほしい、というのが本音である
しかしこの場にビートチェイサーはない
じゃあどうするか
「凰連さん、遅れましたけど、ご迷惑をかけました」
「あら、戦いに巻き込んだ事を言ってるのかしら? それには及ばないわ。
そう言ってニヒルな笑みを浮かべる凰連
心の広い人だ、と彼はその人となりに感謝を述べながら今度はシャットアウラを見た
「アウラ、移動するぞ」
「分かった。場所は?」
「それなんだが結構な距離だ。悪いんだけど―――」
言いながら徐にアラタはもう一度クウガになる
青色のクウガだ
敵もいないのに姿を変えたクウガにシャットアウラは疑問符を浮かべ問いかけようとして―――唐突にお姫様抱っこをされた
「―――ッ!? な、何をする!? い、いきなり、こんな事―――!?」
顔を真っ赤にしてシャットアウラがジタバタする
「悪いアウラ。これしか思いつかなかった。では凰連さん、今度は客としてそちらに行きますッ」
短い謝罪文と共に、クウガは一気に跳躍し、手近なビルの屋上へと飛び乗る
そしてビルからビルへと飛び移って移動していく彼らを見送りながら凰連は笑んだ
「…愉快な子たちね。いいわ、いつでも待ってるわよ」
距離が離れてしまってるので、その声は届くことはない
しかしそれは、偽らざる本心だ
いつの間にかこの道にも観光客が戻ってきている
凰連は改めて店に立ち、本業を再開した
「さぁ始めますわよ、笑顔と甘味のパジェントを―――!」
◇◇◇
オリアナ・トムソンは現在、第二十三学区のターミナル駅にいる
この学区は他の学区と違い駅は一つしかない
二十三学区に繋がる路線をかき集めたその駅は非常に大きい、まるで国際空港のような大きさだ
「…おかしいわね」
オリアナはさりげない仕草で付近を見渡しながら小さな声で呟いた
その後ろでサトルがその言葉で疑問符を浮かべていたがあえて口に出さずオリアナは思考する
警備の体制が変わった
結構な数の
いきなり去るようなことはなかったがセキュリティの関係上、意味ないところに移動している
(…チャンスではあるけれど、これは流石にあからさまではないかしら)
リドヴィアと連絡を取りたいが通信の術式を使用して魔力のサーチに引っかかる、などという事はないだろうか
少し考えてオリアナは単語帳を噛み千切る
相手のサーチ能力はそんな強力ではない、という推論だ
「リドヴィア」
彼女は小さく囁いた
「気を引き締めて。そろそろ仕上げよ」
返事は網膜に文字として浮かび上がる
映画字幕みたいに視界の下に浮かぶその文字列は
―――まだ定刻までに時間はあるのでは?―――
「お姉さんもゆっくりしたいけど向こうも先走っちゃってるのよ、物語のクライマックスでどちらかが倒れてる、なんて嫌でしょう?」
彼女は足音鳴く配置を変えていく
「不自然に警備状況が変化してるの。たぶん向こうはこちらがここにいることは掴まれてるはず。魔術の使用の形跡もないから、これは恐らく学園都市側の指示ね」
―――学園都市が均衡を破って、畳みかけていると?―――
「逆よ、ワザと退いて試合会場を作ってる感じね。
―――それが誘いならわざわざ乗る必要ないのでは? 駅から出て移動する、という手も―――
「いいえ。いろいろ見て回ったけどやはりここしかないわ。ならここで防護を固めて待つ。…これだけ広いところなら、一般人を巻き込むこともないでしょうし」
―――時間を稼げる、という確証は―――
「あら、お姉さんは大人数相手でも頑張れるわよ? まぁ数にもよるけどね」
オリアナはホーム出口の登り階段へと歩き出した
―――それでは―――
「えぇ、そちらも、準備しておいてリドヴィア」
そう言い残してオリアナは通信の術式を切る
一度きりの使い捨ての魔術
歩きながら後ろをついてくるサトルに視線を向けた
「サトルくん、貴方も準備はいいかしら。そろそろケリをつけるわよ?」
「さっきリドヴィアさんと話してた内容はそれですか。分かりました、待ち伏せておきますよ」
サトルは頷きポケットからデッキを取り出し、適当に自分の姿が映るガラスの前に立つ
その背に、オリアナは言った
「サトルくん、ここで落としてしまいましょう、学園都市を。今まで何も知らない乙女を、泥の中に突き落とすみたいに」
「えぇ、分かってます。仕込みも、終わっていますしね」
◇◇◇
指定された地下鉄のホーム
そこに駆け寄るともうみんな集まっていた
そしてアラタたちが辿り着くと同時に轟音と一緒に列車が滑り込んでくる
耳を覆いたくなるような轟音だが、土御門は待ってましたと言わんばかりに視線を向ける
因みにシャットアウラの顔が妙に赤かったが、誰も触れることはなかった
「今しがたお偉いさんに掛け合って二十三学区の警備状況を少し配置換えしてもらったぜい。まぁ流石に学区から離れろなんてのは無理だけどにゃー。せいぜい配置AからBに切り替える合間のブレみたいな隙間をついていく感じだが」
土御門の話によれば、人工衛星の方も映像処理方式を変更するように命令をしたようだ
その切り替え作業をしている間は上空の監視作業も疎かになるとのことだ
またそれと同時に、別行動している際に掴んだ使徒十字について簡単な説明をしてもらった
原理としては、十字架がパラボナアンテナのように夜空の光を集めることで、星座を魔法陣として利用し発動するというもので、星座というものの都合上、決まった場所・決まった時間にしか発動させることができないらしい
正直アラタとしては何が何だかよくわからないが場所と時間に制限があるというのは理解した
「夜空に浮かぶ星座の配置図を利用して使われるっつうことは日没の時間帯が怪しいぜい、んで、今の時間帯は午後五時二十五分。二十三学区のターミナルまで約十分くらいかかるだろうにゃー。明確なリミットはわかんねぇけど、長くて午後六時から七時までの一時間、短くて駅についてから二十五分、ってことになるな」
「なぁ土御門、配置換えの隙を突くって言ったけどさ、十分も間が空いて、その配置換えの効果って持続するもんなのか?」
「カミやん、警備状況の変更ってのは建物一つじゃあない。一学区の警備を変更するんだから十分くらいで完了しないぜい。人が多くなると全体の動きが鈍くなるってのは定番だにゃー。少なくとも俺たちが二十三学区に潜る頃にゃ、警備体制はまだブレブレのはずだ」
そう喋る土御門に対して式は軽く息を吐いて
「まぁ無駄だろうけど、その身体で戦う気か」
「まぁ休みてぇのは山々なんだけどにゃー。警備がブレるって言ってもなくなるわけじゃない。アンタらだけど突破できるほど、二十三学区は甘くないんですたい」
そう土御門が言うと式はそうか、と短く返答する
それを見ていたステイルは咥えていた煙草を一度口から外し
「午後六時から一時間。これはリミットであると同時、オリアナたちにとっても足かせになるだろうね。向こうとしては、何としても二十三学区で使徒十字を使いたい所だろう」
ただ一行は言葉を聞いていた
シャットアウラは口を開く
「追いかけっこもお終い、という事だな」
「相手も似たような事考えてるだろうさ。こっちとしても望むところだし、な」
彼女を追うようにアラタも口を開く
そうこうしている内に少しづつ減速していた列車は停車した
アナウンスと一緒にドアは開き、そこから人の波が出てくる
しかし、当麻たちはそれを気にすることはなかった
「―――これに乗ったら、もう戻れない。覚悟は決まったか? 上条当麻、鏡祢アラタ。…そっちの二人もだ」
ステイルの言葉に、一瞬ではあるが沈黙する
一番最初に言葉を発したのは、当麻だ
「あぁ、ここで全部終わりにする。覚悟は決まった。…それから」
「…? それから、なんだ」
怪訝な声をステイルが上げる
当麻は凛とした声で続けた
「覚えておけ、俺たちは殺し合いなんかで終わらせるともりはねぇよ」
魔術師は黙りこむ
黙り込んだとき、続くようにシャットアウラが口を開いた
「…やれやれ、相変わらずお人よしだな」
「けど、それが上条当麻だろアウラ。俺も、同じ気持ちだしな」
口々に言葉を発する
式も言葉こそ発することはなかったが、僅かに笑みを浮かべていた
それから土御門は子供らしく、ステイルは口の端を皮肉気に歪ませて、各々が各々なりの笑みを浮かべた
五人は列車に乗り込んだ
自動ドアが閉まり、やがてゆっくりと列車が動き出す
その先の戦いに、誘うように
◇◇◇
少し時間は遡る
吹寄制理は少し早足で道を歩いていた
色々予想外の事が重なってスケジュールはもうグダグダだが現在は大覇星祭中、実行委員という仕事を疎かにするわけにもいかない
周囲を行き交う人の喧噪をBGMになんとなく彼女は周りをちらりと見てみる
次の競技までの時間まで家族と楽しそうに談笑したり、友人と他愛もない話をしていたりと様々だ
それらを見てどことなく、吹寄は心が温かくなっていくのを感じた
大規模なイベントである大覇星祭、これを成功させるために吹寄は実行委員に立候補した
大変ではあったが、今はとても充実している
そこでふと、吹寄制理はショーウィンドウを見た
特に理由があったわけではない、本当になんとなく、偶然だ
強いて理由を語るなら、そのガラスに何かが映ったような気がしたのだ
ちょっとした好奇心から吹寄はそのショーウィンドウに近づいて―――
「―――え?」
突如として、そのショーウィンドウから異形の腕が現れる
叫ぶ間もなく、その腕に引っ張られ―――そして意識を閉ざした
今回の気まぐれ紹介のコーナー(ぱふぱふー)
(´◉◞౪◟◉)今回はこちら
オートバジン
説明
劇中に登場する大企業で、本作の「ライダーズギア」を開発者でもあるスマートブレイン社の子会社、スマートブレインモーターズ社製の可変型バリアブルビークル。
量産型として、ライオトルーパー用マシン「ジャイロアタッカー」が存在する。
搭載されたAIによって自律行動が可能なほかに変形機構を持ち、オフロードバイク形態の「ビークルモード」から人型ロボット形態「バトルモード」に変形する。
変形はオートバジン自身の判断で自律的に行えるが、タンク部にあるΦ型のスイッチを押すことで外部から変形機構を操作することもできる。
また左側のハンドルグリップはファイズのミッションメモリを装着することで、剣型武装ファイズエッジになる。
なお動力源については、給油されたガソリンを内蔵機関で特殊燃料「ソルグリセリン」に変換・再合成してから使っているという設定がある。
ちなみに、オルフェノクへのトドメに使われることもあるファイズの必殺パンチ『グランインパクト』が5.2t
それに対してバジンのパンチ力は驚く無かれ なんと7.6t
たっくんが貴重なフォトンブラッドを消費して放つ必殺技以上の威力の打撃をバジンたんはほぼ無消費で連発できる。
そして下っ端のオルフェノクなら余裕で 殴り殺せる ということになる。理論上はね!
・・・どこまでハイスペックなんだろうか、このマシン
そして『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』にも登場。
この世界ではオルフェノクとの最終決戦で破壊されなかったようで、10年後も巧のマシンとして愛用されている。残念ながらバトルモードの出番はほぼ一瞬だったが、タイガーロイドの不意討ちの砲撃からマリ(園田真理とは別人)を庇うという美味しい見せ場をもらっていた。
以上、アニヲタウィキより抜粋
平成対昭和もレンタル開始されました
映画館に行けなかったそこの君、レンタルするチャンスだ
自分はまだ見てないので暇を作って見ます
ではでは