とある魔術の禁書目録 ~変わらない笑顔で~   作:桐生 乱桐(アジフライ)

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仮面ライダー鎧武もついに最終回
個人的に真の主役は城之内じゃないかなー、なんて思った
うん、一言言うならカッコ良かった
映像とはいえ初瀬ちゃんも見れて嬉しかった

今回短いです
クオリティは相変わらず

誤字脱字ございましたら報告をば



0930事件
#63 どこにでもある日々


月末であるこの日、学園都市は全て午前中授業となっている

理由は純粋に明日から衣替えだからだ

東西の西部を再開発し都の面積の三分の一を誇っている学園都市は百八十万人を超える学生を抱えている

ともなれば衣替え一つだけでも服飾業界は大忙しなのである

採寸や注文は大覇星祭前に済ませてるので本日行うのはその新調した冬服の受け渡しとなっている

だがそうであっても混雑が起きる事にスケールの特殊性が見いだせるかもしれない

その新調した服を慣らす意味合いも込めてこの日から冬服を着るのを風習の一つとなっている

 

…といっても衣替えに縁もゆかりもない一生徒からしてみればちょっと早く帰れる、程度の認識の一日なのだ

ここに鏡祢アラタという人物がいる

入学した当初に購入した冬服は特に問題なく身体に入るので、その混雑に彼は身を投じる必要なんてない

そして今は三時限目と四時限目の休み時間

数学の時間を消化し、眠気覚ましに顔を洗いに水飲み場に赴いて顔を洗いに来たところだった

ばしゃばしゃと顔を洗い、手を振って水気を落とす

そしてそのまま短く息を吐いた

 

「―――ふー」

 

先の時間の数学ははっきり言って退屈だ

いや、こんな事を言ってしまえば授業の時間は大抵退屈なのだが、勉強は学生の義務なのでそこの所の文句は言わない

 

「どうした我が親友カ・ガーミン。眠気覚ましに顔でも洗いに来たのか」

「ツルギ。お前もか?」

 

ハンカチで顔を拭いていると同じように顔を洗いに来た神代ツルギと遭遇する

いつも通りの調子ではあるがどことなく彼も眠そうな表情をしており今も若干欠伸をかみ殺していた

 

「あぁ。流石に、自分を鍛えるためだけに夜更かしするものではないな」

「逆に疲れが残るだろう。大丈夫かおい」

「問題ない。…正直言えば身体がだるいがそのための午前授業だ、有効に利用するさ」

 

そう言ってツルギも水道前に歩き蛇口をひねって水を出し、手で器を作ってその中に水を溜めていく

ばしゃばしゃ、という水音をBGMにアラタはもう一度欠伸をする

…今みのりは伽藍の堂にいる頃だろうか、恐らく鮮花や未那と楽しく過ごしているハズだろう

先ほどツルギが言っていたように今日は午前中で授業は終わる

その後の午後の時間を使って少し付き合ってほしい、と美琴に頼まれているのでみのりと遊んであげることが出来ない

…昼食くらいは一緒に摂ってもいいだろうか

そう言えば何時に集まるか決めてなかった、授業が終わったら確認を取ろう

 

ふと教室のドアを見るとそこに当麻と土御門、そして青髪ピアスのお三方がいた

直後当麻がドアを開け放つと「吹寄はいるかー!」と大きな声を発した

吹寄、というのはアラタと同じクラスに在籍している女の子だ

先日まで大覇星祭の実行委員を務めていた彼女は、近くにいる鳴護アリサと姫神秋沙と世間話をしているのだろう

最も、廊下からでは内容など聞こえる筈もないので、完全に想像なのではあるが

そこでふとぼんやりと窓から校庭の風景を眺めているシャットアウラにアラタは目がいった

ちょっと世間話でもしようかな、と思いシャットアウラに近づいてみようかなーと歩き始めた時、我が親友のこんな叫び声を聞いた

 

 

「一生のお願いっ! 揉ませて吹寄!!」

 

 

ぶっふぉ、と吹き出した自分がいた

何事か、と思い声のした方向へと振り向いたら当麻ら三人がぶん殴られている現場に遭遇した

何やらひと仕事終えた様子の彼女がパンパンと掌を叩いて埃を落としてるような仕草をしているとそこに一見小学生にしか見えない教師、月詠小萌が姿を現した

 

「みなさーん。本日最後の授業は先生のバケガクなのですよー…て、ちょぉ!? どうしてこんなバトル空間みたいな空気になってるですかー!?」

「平和の為です。小萌先生」

「なんでそんな平和維持部隊なこと言ってるです!? 何があったのですか!?」

 

そんな会話を繰り広げている二人の付近にどこかもじもじした様子のアリサが歩いてくる

どこか意を決したような表情をする彼女を吹寄と小萌が?と首を傾げながら見て、まだ気を失っていない当麻も?を浮かべながらアリサを見上げた

 

 

「と、当麻くんっ! そ、そのっ…私のでよかったら、も、揉んでいいよっ!」

「え!?」

「何を言わせているんだ貴様はぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

間髪入れる隙もない早さだった

つい先ほどまでボンヤリと窓の外の校庭とか景色を見ていたシャットアウラだったが、そんなアリサのぶっ飛んだ発言を聞いた瞬間にその場から跳躍し、綺麗なフォームを作った飛び蹴りをぶっ倒れている当麻に向かって追い打ち気味に叩きこむ(ちなみに吹寄の一撃で気を失ってた青髪と土御門はセーフだった)

当麻は「ごばぁ!?」なんて悲鳴を上げながら痛みに悶絶する、がいろいろと死線を潜り抜けてきた彼の意識を刈り取るまでには至らなかった

それを確認すると徐にシャットアウラはイクサナックルを取り出して―――

 

<レ・ディ・イ>

 

「ちょっとぉぉぉぉぉ!! なにしようとしてくれてんの!?」

「ぐあ、は、離せアラタ!! 今この場でこいつの命を神に返しておかないと…!」

「離せません! 落ち着けってばアウラァァァァァッ!」

 

幸いにもクラスの連中はナックルの事をよくわかっていないことが救いか

 

シャットアウラを羽交い締めしながら、何となくアラタは思う

彼女がこのクラスに馴染めるのは、案外早いかもしれない

そしてどうでもいいが、当麻は別に悪くない

 

…余談だが、当麻らが吹寄に揉ませて、と頼んだのは決して胸の事ではない

事の発端は先の休み時間中に青髪が原因だ

彼は最近肩の不調を訴え、それを改善するために雑誌に載っていたマッサージ器具を手に入れたい、と言ってきた

そのマッサージ器具はテレビでも大々的に宣伝されており、そんなに宣伝されているのならきっと効果は凄いに違いない、という青髪の言葉に土御門が異を唱え、それならばと当麻が肩こりに悩まされているであろう人物で実験をしてみよう、と提案した

それが吹寄制理だっただけで彼らにいやしい気持ちなんてこれっぽっちもないのである

ないのである

 

◇◇◇

 

とある病院内

そこに芳川桔梗、という女性がいる

学園都市にあるレベルの区分に新しく絶対能力(レベル6)という分類を築こうとした実験を立案し実行した研究グループの一人だ

〝甘い人格〟を理解している彼女は二万強のクローンを生み出し、それは半数を実験という過程で殺害している

もっとも、手を下していたのは別の超能力者なのだが、そんなのは言い訳になどならない

現在、その実験は血管があると言われ中止となっている

しかしそれは実験に関するすべての事柄が消えたというわけではない

ただ死ぬために生まれた女の子たちとそんな彼女たちを殺すことを命ぜられた一人の少年

いくら言葉で着飾ってもやはり彼らは人間の子供なのだ

彼らの間にある人間関係など壊滅的だ…しかし

 

「降りない降りない絶対降りないっ。このスポーツバッグの上はミサカの敷地内だーっ! ってミサカはミサカはアナタの抱えるスポーツバッグの上で正座をしつつちょっと強めに抗議をしてみる!」

「テメっ…! 人が病み上がりだってこと忘れてンじゃねェだろうなァ!? はしゃいでンじゃねェぞクソッタレがァ!」

 

「…元気だね―一方通行(アクセラレータ)打ち止め(ラストオーダー)。直前まで入院してたのが嘘みたい」

「だな。あれではまるで仲の良い兄妹みたいに見えるな」

一方通行(アクセラレータ)お兄ちゃん…うわ、似合わねぇ…」

 

芳川は苦笑いをしつつ、自分の背後でそんな会話をしている芝浦、手塚、浅倉を視界に入れ、さらにその後ろにいる二人の被害者を見た

 

殺してきた方、一方通行(アクセラレータ)

彼はトンファーのような杖を右手につき、右肩にスポーツバッグをかけている、灰色を基調とした服を纏った少年だ

 

そしてもう一人

殺されてきた方、打ち止め(ラストオーダー)

そんな彼女はスポーツバッグの上に正座し、まるでブランコみたいに肩ひもを左右の手でもっている

十歳前後、という見た目だからこそ可能な技ではあるが、それでも片手で杖をつくような人間にはしんどいかもしれない

 

「それで。これからどこ向かうんだよ、桔梗」

 

いつの間にか友人との会話を切り上げていた浅倉が芳川に近づいていた

あまり男性に名前で呼ばれ慣れていない芳川は少しばかり動揺したが、すぐに落ち着いて言葉を返す

 

「知り合いの勤めてる学校よ。…彼、今の学校辞めてしまうんでしょう?」

「あぁ、アイツも絶対能力なんかに関わるのはごめんだって言ってたし」

 

こと学園都市に置いて、学校を辞めるという事は同時に住んでいる寮も失うという事なのだ

最も常日頃から不良共に追われ、荒らされているので、一方通行(アクセラレータ)自身は家に対する未練はない

そのリスクを冒してまで、彼がその行動を取ったのは、自分が血にまみれた世界から決別するためでもあった

 

「…それで、次の管理者はアンタ、とかか?」

「いいえ。私は管理者ではなく、研究機関に彼らを引き渡すつもりもないわ。今から引き渡す人は貴方も知ってる人だし、その人は研究職の人でもないもの」

「研究職じゃない知ってる人ォ? …あぁ、一人思い当たる節があるな」

 

頭の中で思い出される一人の女性の顔

どこぞの不良とケンカした際に目をつけられたのが浅倉としての出会いだった、と記憶している

他のメンツはどうかは知らないが…きっと自分の知らない所で目をつけられているのだろう

正直、手塚も芝浦もあまり素行の良い生活を送っていたとは思えない

友人の自分が言うのだ、間違いない

 

そんな事を思いながら浅倉は自分の後ろをちらりと振り返り見る

そこには楽しそうな打ち止め(ラストオーダー)と、それに振り回される一方通行(アクセラレータ)、そしてそれを見て笑っている芝浦と、苦笑いをしている手塚の姿があった




今回の気まぐれ紹介のコーナー

「デンダグバ・ゴセ・グ・ジャス(手を出すな、俺がやる)」

ズ・グムン・バ

種族:グロンギ(クモ種怪人)
呼称:未確認生命体:第1号
身長:198cm
体重:196kg
能力:絹糸よりしなやかで、鋼鉄より堅い糸を吐く
声:坂口哲夫「復活」
  坂口候一「特別篇」

※垂直の壁をも易々と登る身体能力を持つ。

ズ・グムン・バは『仮面ライダークウガ』の登場怪人の一体
クウガの記念すべき初戦の……引いては『平成ライダーシリーズ』初の敵怪人となった〝現代の蜘蛛男〟
登場エピソードとなる、1~2話は、正に 「A New Hero.A New Legend.」 を謳った『クウガ』のパイロット版となっており、ビルの間に巨大な蜘蛛の巣を張ると云う演出や、警官隊を物ともしない強大さ、人間では無い事を強調するかの様な動きとグロンギ語
そして、超人である事を理解させるべく練られたクウガとの殺陣のアイディアが盛り込まれた意欲作となっている

登場EP
「復活」「変身」

長野県九郎ヶ岳遺跡から出現した未確認生命体
後にグロンギの種族名が判明する彼らの存在が確定された最初の個体である(※最初に出現したのは第0号だが、映像以降の足取りが不明となった為)

現代に復活した喜びを示すかの様に、南長野にて人々を襲い、更に現場に現れた警官隊と交戦、これを虐殺、逃走するパトカーに取り付き、長野県警本部に到達
そこでも虐殺の牙を向けた
そのリアルな造型と、現存兵器との対比、怪力や高い身体能力を丹念に描いた描写により、特撮の新時代を開いた

圧倒的な力により蹂躙される人々
しかし、その中に若き冒険家五代雄介の姿があった
頭に浮かぶ幻影に従い「力」の古代文字が刻み込まれたベルト状の装飾品を五代雄介は身に付ける
一瞬の閃光の後に身体に呑み込まれたベルトを見て襲いかかる未確認生命体

迫り来る死の予感に拳を繰り出した雄介のそれもまた、異形に変化する

そして、雄介の姿を追い飛び出した沢渡桜子は目撃するのである

圧倒的な力で人々を虐殺した不気味な怪物の前に立ち塞がる「白い戦士」へと変身した五代雄介の姿を

―――ここに、新たな「伝説」が蘇る

以上、アニヲタウィキからでした

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