とある魔術の禁書目録 ~変わらない笑顔で~   作:桐生 乱桐(アジフライ)

76 / 79
年内滑り込みセーフ
しかし出来はいつも通りだ、ごめんなさい

2014年、皆さまはどんな年でしたか?
私は怒られてばかりでしたが、楽しい1年でした

では本編どうぞ

あと誤字脱字ありましたらご報告ください



#68 長い夜

「あ、雨が降ってる、ってミサカはミサカは夜空を見上げてみたりっ」

 

打ち止め(ラストオーダー)は真っ暗になった街の中で雨粒を掌で受けている

あの後浅倉は手塚らと合流してくる、と言って少し先を歩いていった

そのうち二人を連れて戻ってくるだろう

この学園都市は最終下校時刻を過ぎると電車はおろかバスもなくなる為ほとんどの住民は面からいなくなる

残ってるのは今日は帰らないでいいや、と考えている気合の入った夜遊び派だけだ

パラパラと雨が降ってる

傘を差すほどではない天候の中打ち止め(ラストオーダー)は楽しそうにせわしなくうろうろしている

それを一方通行(アクセラレータ)

 

「鬱陶しいからその辺で固まってろ」

「できればお月様が見たかったのに、ってミサカはミサカはちょっとしょんぼりしながら踊ってみたりー」

 

ちょろちょろと動く打ち止め(ラストオーダー)一方通行(アクセラレータ)が頭をむんずと捕まえて

 

「余計な手間かけさせンな」

 

そう一方通行(アクセラレータ)に言われて、打ち止め(ラストオーダー)は静かに頷いてちょろちょろはしなくなった

ただ先を走ったりうろうろはした

 

「…」

 

内心彼はため息をつく

慣れとは恐ろしいものだ

今ここにある環境を平然と受け入れて

あまつさえ不満すら漏らす自分自身は一体何様だ

あれだけのことをしたのに

ここに立っていられる事さえ奇跡なのに

 

「痛っ! …転んだー、ってミサカはミサカは地べたで報告してみたり」

「単なる泣き言だろォがよ」

「擦りむいたー、ってミサカはミサカはちょっと涙目になりながら掌をじっと眺めてみる」

「…そこのベンチで座って待っとけ。言っておくがそのベンチから動いても見ろ、叩き潰すぞ」

 

本当にウンザリだ、と言わんばかりの表情でバス停のベンチを指差しながら一方通行が杖をつきながら歩きだした

 

「おっけー、ってミサカはミサカは頷いてみる」

 

彼女の言葉を耳にして、一方通行(アクセラレータ)はあからさまに舌を打った

そんな彼の背中を打ち止め(ラストオーダー)は笑顔を作って見送った

 

 

あの後、浅倉は一方通行(アクセラレータ)打ち止め(ラストオーダー)を任せて、自分は一足先に黄泉川の自宅に戻ることにした

ついでに外を探索していた芝浦と手塚の二人にもメールを送り、適当なところで雨宿りをしつつ、合流を待つ

待っている間、ふぅ、と浅倉は今日起こった出来事を思い出していた

 

「…打ち止め(ラストオーダー)の相手も疲れるけど、あの子の相手もしんどいなぁ…経済的に」

 

打ち止め(ラストオーダー)はまだ肉体的疲労が多いが、あのシスターはそれプラス金銭面に被害が出る

あのシスターの保護者は聖人君子か、はたまたよほどの金持ちなのか

どっちにしろ、その心中をお察しする

そこで、ふと、気が付いた

 

この雨の中に、傘も差さずにこちらに向かってぞろぞろと歩いてくる妙な集団があることを

パッと見の外見はならず者らの集団にしか見えないが、どいつもこいつも放ってくるのは殺気ばかりだ

相手のほうが数で勝っている―――、がこちらもタイミングよくアイツらが来ていた

 

「よっす、浅倉。…来て早々だけど、奴ら何?」

「大方、昔俺たちが叩きのめした連中か何かだろう。早いとこ片づけて黄泉川さんのところへ戻ろう」

 

芝浦篤と、手塚海之

先ほど連絡をして、あまり時間がかかっていない

連絡を受けた時、近くにいたのか、あるいは駆け足で駆けつけてきてくれたのかわからないが、今はそんなどうでもいいことを考える必要はない

わかりきっていることを浅倉は口にする

 

「―――潰すぞ」

 

彼のその呟きとともに、三人は一気にその集団に向かって駆け出した

相手が走ったのを気に、ならず者たちも走り出した

三対多数の戦いが雨の中繰り広げられる

しかし、浅倉たちはいともたやすくその集団を蹴散らしていく

もともとそういった環境の中に身を置いており、集団での喧嘩など慣れっこだ

おまけに今回は芝浦や手塚といった友人に背中を預けている状況にある、負ける要素などどこにもなかった

 

 

そんな連中を、どこからか見ている人影たちがいた

コンビニかどこかで購入したパンをほおばり、まるで他人事のように彼らは呟く

 

「…やっぱあんなクソみたいな奴らじゃ相手にならないか。あわよくば、とは思っていたけど、やっぱり僕が出るしかないのね」

「そんなのやる前からわかりきってたことじゃない。っていうか、どうしてあんな奴らになんか頼んだのさ」

「別に意味なんてないよ。けど、確実に叩き潰すならああいう捨て駒当ててさ、疲労させた隙を狙ったほうがいいと思わない?」

「…相変わらず、考えることがエグいですね」

 

そう言ってケラケラとその男は笑った

ラフな格好に身を包み、パンを食べ終えたその男はパンが入っていた袋をその辺に放り捨て、ゆっくりと立ち上がる

 

「北丘、高見沢。適当に猟犬部隊(ハウンドドッグ)の奴ら…はいらないかな。けど接触したって連絡だけ入れといて。終わったらいつでも木原さんから連絡は受けれるようにしておく事」

「了解」

「あぁ、わかりました」

 

そう自身の付近にいる二人―――北丘と高見沢にそう指示を飛ばし青年―――佐野光義は眼光を鋭くさせ歩き出す

口元に、歪な笑みを浮かばせて

 

◇◇◇

 

一通り殲滅させたと思ったとき、パチパチと誰かが手を叩く音が聞こえた

まるで人を小馬鹿にしたかのような、そんな拍手だ

浅倉たちはその音のする方向へと見やった

いまだにその拍手を続けながら、人を煽るような笑みを浮かべた男の後ろに、また二人、スーツを着た男が立っている

 

「いやー、さっすがじゃん。こんな有象無象の奴らなんかじゃ相手にならないかー」

「…あ? テメェ、誰だよ」

 

侮蔑を込めた瞳で浅倉は目の前の男を睨む

しかしその男はどこ吹く風といった様子で、そして笑みを崩さず

 

「これは失礼浅倉涼サン。俺の名前は佐野光義。まぁ、冥途の土産に覚えて逝けよ」

「浅倉…なんかわかんないけど、やつら、やばいぞ」

「あぁ、わかってる」

 

芝浦の声に応える

そんなことは雰囲気でわかりきっている、隙があればさっさと走って一方通行(アクセラレータ)たちと合流できれば、と考えてはいたのだが…

 

(―――隙がねぇ…!)

 

一見ふざけた格好に見えるが、その実そうでなく、まったくもってつけ入る隙が見当たらない

後ろにいるスーツの男二人もただ突っ立っているだけに見えるが、放つ殺気は先ほど蹴散らした連中とは比べ物にならない

 

「別に俺たちはさ、あんた達に恨みも何もない、はっきり言ってどうでもいいって言いきれるのよ。けどこれも仕事だからさ」

 

佐野はそこで言葉を区切って、パチンと両手を合わせて懇願するように言葉を続けた

 

 

 

「ちょっと死んでくれない?」

 

 

 

その言葉を皮切りに、佐野たちはデッキを構えた

佐野はレイヨウ…かは定かではないが、そんなデッキを、スーツの男の一人は牛、だろうか、そしてもう一人はカメレオンのような紋章が描かれたデッキをそれぞれ突き出し

 

『変身』

 

現れた腰のバックルに三人は手に持っているデッキをそれぞれ入れていく

ガラスが割れるような音と共に、三人がそれぞれ姿を変えていく

 

インペラー

ベルデ

ゾルダ

 

それぞれがそれぞれのライダーへと変身を終え、ゆっくりと歩きだす

 

「来るぞ、浅倉」

「っは、いいぜ、売られた喧嘩は買ってやるよ」

「おうよ、死ねって言われてはいそうですかなんて言ってられっかよ!」

 

浅倉たちも口々に言葉を口にし、デッキを前に突き出した

相手と同じように腰に現れたVバックルにそれぞれのデッキを入れ、叫ぶ

 

『変身っ!』

 

ライダーへと姿を変え、向ってくる相手を叩きのめすべく、三人は地を蹴った

 

 

少し時間は遡る

擦りむいた打ち止め(ラストオーダー)に絆創膏か何かをやろう、という事で付近の薬局に足を踏み入れていた

一瞬包帯か消毒液なんかが必要かな、とも思ったがその擦り傷は本当に些細なものであるから流石にそこまではいらないか、と思い直し改めて絆創膏に切り替えた

 

適当に絆創膏のパッケージを手に取り気怠そうな足取りでレジへと向かっていく

ポケットから財布を取り出して中を見てみると小銭しかなかった

そう言えばあのシスターの食費に消えたという事を思いだしたのは少しあとの事である

ふと、一方通行(アクセラレータ)の視線にレジ先に置かれたカラフルな絆創膏が陳列されているのが見えた

子供向けの商品らしい

大覇星祭に合わせてフェアを組んでいたものの余りもののようだ

 

「こいつはなんだ、他のとどう違う」

 

一方通行(アクセラレータ)がそう聞くと店員は淡々と語り始めた

どうも傷に染みない消毒液や傷口につかない絆創膏に薬の独特な匂いを消すために甘い匂いをつけた包帯などまさに子供向けの工夫がされているようだ

 

「―――ちっ」

 

そう舌を打つと一方通行(アクセラレータ)はそれも手に取って普通のと一緒にレジに出す

代金はどうにか小銭だけで済んだ

店から出た一方通行(アクセラレータ)の手元には可愛らしいマスコットキャラが描かれた薬局のビニール袋を持っていた

 

そんな袋を見てまた舌を打って、打ち止め(ラストオーダー)の所に戻ろうとした時だ

 

一方通行(アクセラレータ)は、何者からの襲撃を受けた

 

しかし〝反射〟の能力を持つ彼からしたら兵器など無駄に等しいものだ

一番最初に奴らからもらった攻撃は〝車でひき殺す〟というものだったが、食らう寸前に反射のオンオフを切り替える首筋のチョーカーに触れて反射をオンにしていたことで難なくその攻撃から生還し、殲滅し終えた所だ

 

「―――ったく、ガキだからって舐めやがって。だから最初(はな)から俺が出るって言っただろうが」

 

自分を取り囲む黒い自動車の一台からそんな声が聞こえる

開いたままの後部スライドドアから一人の黒づくめの男が蹴り落とされて、そこから白衣の男が出てきた

研究者のくせに顔に入れ墨を彫ったその男は両手に細いフィルムの機械製グローブを嵌めている

マイクロマニピュレータとかいう名称で文字通り百万分の一メートルクラスの繊細な作業を可能としている精密技術用品

 

一方通行(アクセラレータ)は眉を潜めた

目の前の男を知っているから

 

「ぶっ…ぎゃはははっ!」

 

そして見た瞬間に、盛大に彼は噴出した

 

「―――ンだよキハラクンよぉ、その思わせぶりな登場の仕方は! 人の面見ンのビビッて目ェ背けてたインテリちゃんとは思えねェなァッ!!」

 

木原数多

かつて学園都市最強の超能力者(レベル5)の能力開発をしていた男だ

それはすなわち、学園都市で最も優秀なもっとも優秀な能力開発研究者だということを意味している

 

「俺としてもお前と会うなんざお断りなんだけどよぉ、上の連中が言うから仕方ないんだよ。なんでも緊急事態だとかで手段選んでらんねぇんだとよ。ってなわけで、ここで一つ潰されろや」

 

そう言って木原数多は一方通行(アクセラレータ)に向かって走り出した

一方通行(アクセラレータ)は特に何も考えない

むしろ何を考えてンだ、と心の中でつぶやいた

防御など不必要、どうやってコイツを潰してやろうかと考えていたところで

 

機械製の拳が、彼の顔面に突き刺さり脳を揺さぶった

 

「がっ、あァ…!?」

 

わけのわからない事態に彼の脳はさらにショックを受ける

反射のスイッチを切った覚えはない、今のこの状態なら核を抱えて自爆しても傷つかないはずだ、なのに

 

「つぅかよぉ」

 

木原数多の声が響く

 

「多少チカラあるからって付け上がってんじゃねぇよ。テメェのそのチカラは、誰が与えてやったんだと思ってんだよ、おら、思い出したかクソガキ」

「っ、が!!」

 

一方通行(アクセラレータ)が何かを言う前にさらに木原の拳が顔面をえぐる

その一撃にまたも能力は作用しない

 

「っつか、テメェなんざ眼中になぇんだよクソガキ。おら、とっとと潰れちまえよ」

 

さらに一撃

両手を組んだ金槌みたいな拳にも、反射は意味をなさなかった

頭を打たれた一方通行(アクセラレータ)はそのまま地面へと倒れ込んだ

その拍子に手に持っていたビニール袋が落ちて、その中身がばらばらと散らばった

木原数多の靴がその絆創膏の箱を踏みつぶす

 

「―――似合わねぇなぁ」

 

にやにやと、木原は笑った

まるで腕の調子を確かめるように木原は腕のグローブをさすりながら

 

「まぁ〝アイツ〟はこっちで回収してやっからよ。テメェは安心してここで壁のシミでも作ってやがれ。そっちのがらしいだろ」

 

カッ! と一方通行(アクセラレータ)の頭が熱を帯びた

アイツ、とは何か

アイツと呼ばれた人物には、心当たりがありすぎる

アイツと呼ばれた人物を、こちらに引きずり落とすと言っている

 

「ナメ、ンじゃ―――」

 

這いつく張りながらも声を絞り出す

こちらを見下ろしている黒づくめの奴らと木原を地面に突っ伏した状態で睨みつける

 

「ねェぞ三下がァァァァァッ!!」

 

風が渦を巻く

一方通行(アクセラレータ)の能力はベクトル変換

少しでも力を持っているのならその方向性を例外なく操れる

 

制御された暴風は竜巻としても最大のものだ、もはや並みのミサイルを遥かに超えている

殺せ、と一方通行(アクセラレータ)は叫んだ

 

しかし

 

ピー、と渇いた音と一緒に一方通行(アクセラレータ)が制御していた風が消し飛んだ

まるで風船が弾け飛んだように

 

「なっ!?」

 

必殺とも思われていたその攻撃があっけなく打ち消されていく

茫然としている一方通行(アクセラレータ)の顔面が何かで殴られた

それは木原が適当に拾った鉄パイプだ

 

「だぁから死んどけって」

 

殴り終えた後で木原数多は鉄パイプをその辺に放り捨てる

そうだ、これと似たような現象を一方通行(アクセラレータ)は知っている

自分自身が絶対だと思っていた超能力の力を、拳一つで打ち消したあの男

―――もしかして、この男

 

「ま、さぁ、自分に―――」

「んなわきゃねーだろ、そうじゃねーよ。なんで俺がモルモットの真似事なんかしないといけねぇんだよ。あんな馬鹿みてぇな力なんぞ使わなくてもお前ひとり叩き潰すなんざチョロいんだよ。っつか、なんでお前みてぇな馬鹿一人潰すのにそこまで体張んなきゃいけねぇんだよ」

 

笑いながらさらにもう一発木原は一方通行(アクセラレータ)を蹴りつける

地面に這いつくばりながらも、一方通行(アクセラレータ)の眼光は木原を睨みつけ―――〝それ〟を見た

 

 

同時刻

 

王蛇が振るった拳がいともたやすく受け止められた

しかも片手で

 

「―――ぐっ!」

「あれあれー、どうしましたよ、えぇおい」

 

そのまま腹部に蹴りを貰い大きく吹き飛ばされる

何とか地面を転がりながらどうにか体制を整えた

 

「なんだか期待外れだなぁ、あっちの方も簡単にケリがついてるみたいだし」

 

チラリとインペラーは視線を動かした

そこには自分と同じように地面へと倒れ伏している仲間がいる

手塚は変身を解除させられ、気を失い、芝浦はボロボロながらも立ち上がろうとしている

―――自分たちが思っている以上に、相手の方が手練れのようだ

そう思案している間、王蛇はインペラーに胸ぐらをつかまれ、そのまま仲間たちの方へと投げ飛ばされた

投げ飛ばされたのがトドメになったのか、定かではないが、王蛇の変身が強制的に解除され、肺の中の息を吐き出す勢いでせき込む

 

「けど、思った以上に時間がかかりましたね」

「妥当なもんだと思うけどなぁ」

 

インペラーの元へとゾルダ、ベルデが口々に言いながら移動する

優位な状況でも油断はないのか、二人の視線は三人を捉えたままだ

その二人の間を抜けてインペラーが躍り出る

 

「―――じゃあ、早いとこ―――」

 

インペラーが言葉を紡ごうとしたところでピー、という電子音が鳴った

彼は変身を解き通信機のようなものを耳に当てる

佐野はしばらく言葉を聞きながら適当に相槌をうちながら通信機を切った

 

「どうしました、佐野さん」

「目標捕まえたから戻って来いってさ」

「ホントに? なら、仕方ないかな」

 

つまらなそうに呟いてから、ゾルダは一枚のカードを取り出した

それはサイの紋様が描かれたカード

 

「てっとり早く始末するなら、これが一番だよね」

「確かにね、お願いするよ北丘」

 

佐野に言われ、ゾルダはそのカードを手に持っているマグナバイザーに装填する

 

<ファイナルベント>

 

無慈悲に告げる電子音声

その言葉と共にゆっくりと地面から現れるゾルダの契約モンスター、マグナギガ

ゾルダは己のマグナバイザーをマグナギガの背中へと連結させる

それに呼応するかのようにマグナギガの両手が動き出す

 

「―――バイバイ」

 

ゾルダはマグナバイザーの引き金を引いた

瞬間、マグナギガの全身からミサイルやら砲弾が相当数発射される

 

エンドオブワールド

 

狙ったものを破壊し尽くす、まるで世界を終わらせるようなその光景に、佐野は口元で笑みを浮かべた

死体など確かめる必要などないと判断したからだ

ごうごうと立ちこめる煙を背に、変身を解除した二人を連れて佐野たちは背を向ける

 

生きているハズはないと確信していた

この時までは

 

 

思うように身体が動かない

貰ったダメージは自分が思う以上に大きいもののようだった

手塚は完全に気を失っているのか、変身は解除され、生身のまま地面へと転がっている

…何がどうなったのだろうか、辺りは煙で満ち溢れ、何が起きたか理解できていない

そう言えば芝浦はどうしたのだろうか、手塚は確認できたが芝浦の姿が確認できない

どこにいるのか、と思いキョロキョロと見回した

やがて煙は晴れていき、視界がはっきりしてくる

 

「…芝、浦?」

 

煙の中に人影がいた

見間違えるはずはない、変身が解除されている中で、彼だけは変身を維持したままだったからだ

もう一度声をかけようとしたとき、変化があった

 

そのままロボットみたいに、彼の身体が後ろに倒れ込んだ

それと同時に、彼の変身が解除され、生身の姿へと戻る

 

「芝浦!?」

 

傷ついた身体を引きずりながら、浅倉は急いで彼の元へと駆け寄る

倒れる彼を抱き起こし、名前を叫んだ

普段の自分では考えられないくらいの声が出たのは間違いないだろう

それくらい、目の前の状況を受け入れたくなかった

どうしてそんな状況になったのかが、分かり易すぎるから

 

「…あぁ、と、生き、てるか?」

 

か細い声だった

いつもはやかましすぎるくらいうるさい声が、今はとても小さい声だった

 

「あ、あぁ生きている! 手塚もだ。…お前…!」

 

浅倉も手塚も受けた傷はあれど、さっきの奴からのファイナルベントから放たれた弾丸の雨から受けた傷はなかった

当然だ

仮面ライダーの姿を維持していたガイ―――芝浦がその身を挺して守ったからだ

それこそ、自らの命と引き換えに

 

「…よかった。最後の最期で、守りてぇもん守れた」

「最期って、何馬鹿な事言ってんだ! おい!」

 

芝浦は小さく笑って浅倉の顔を見た

茶化す余裕が芝浦にあれば、「ひでぇ顔」とからかっていたことだろう

しかしそんな余裕がないくらいに、彼の身体はボロボロだった

 

ずっと、考えていた

まだ実験がやっていてそれを阻止しに来ていたアイツらと対峙して、手塚と組んで戦ったヤツが一人いる

それは真っ黒い仮面ライダーだった

 

そのライダーは、この力を誰かを守るためのもの、だと言っていた

そしてその去り際に、誰かに感謝されるのも悪くない、とも

その後で、自分でも珍しいとも思うような小さい善行をやってみた

道が分からない人らに自分が知っている範囲で道を教えたり、落とし物を探してあげたり、などというような本当に些細な事

 

そのたびに言われた、短いながらも確かな想いのこもった言葉

その言葉を言われるたびにどこか心が暖かくなった言葉

 

芝浦は改めて、視線だけを浅倉に合わせた

 

「なぁ。…浅倉。手塚にも、起きたらでいいから、言っておいてほしんだけど」

 

浅倉は答えない

自分を抱く手に僅かに力がこもったのは、何となくわかった

それでもお構いなしに芝浦は言葉を紡いだ

 

 

 

「オレなんかと、友達(ダチ)になってくれて、…〝ありがとう〟」

 

 

 

それが最期の言葉だった

 

その言葉を皮切りに、彼の手が力なく地面に落ちた

それが意味することは、考える必要もない

力のない身体を地面に置き、浅倉はゆっくりと立ち上がった

 

もうだいぶ、体力は回復している

目の前にある芝浦の遺体を見て、浅倉は呟いた

 

「―――そんな言葉なんざ―――!」

 

オレの台詞だろうが…!

 

その言葉は、もう届くことは、ない

 

◇◇◇

 

また少し、時間は巻き戻る

 

 

百メートル離れた場所

その先に、黒づくめの男二人に二の腕を掴まれて

 

ダラリ、と手足を揺らす、見知った少女がいた

 

「あーあー。ありゃもう聞こえてねぇかもな。つか一応〝本命〟は生け捕りってハナシだろ。こんなんで始末書なんざ真っ平だぜ」

 

ふざけンな、と一方通行は呟いた

彼女はまだ生きているはずだ

もし死んでいるなら代理演算に頼っている一方通行にもなんらかの影響が出るはずだ

確証なんかない

 

それでも一方通行は歯を食いしばった

 

打ち止め(ラストオーダー)が死んだら脳に影響が出るのかどうかなどは知らないし、試そうとも思ったこともない

 

だがそれでも、会話の内容から、木原たちの狙い打ち止め(ラストオーダー)

どこに連れて行くかなど知らないが、そこらの自動車にでも押し込まれたら、

 

 

全て、終わる

 

 

あの少女は再び血と闇にまみれた世界に戻される

そこから帰ってくる可能性は―――ゼロだ

 

(やら、せるかァ…!)

 

地面に指を這わせて、ボロボロの体に力を注ぐ

目の前の少女を、助けるために

 

打ち止め(ラストオーダー)ァァァァァァァッ!!」

 

顔を上げて叫ぶ

ぴく、と少女の肩が僅かに動いたような気がした

倒れたまま腕を振り上げる

今は木原らを倒すことは考えてはならない

 

もっと優先するべき事がある

 

「―――ァァッ!」

 

歯を食いしばり手をアスファルトへ叩きつける

破壊音が響き一方通行は風を掴み、そのベクトルを操った

 

「ちぃ!」

 

木原が舌を打つ

風の槍は木原と佐野の横を抜け打ち止め(ラストオーダー)の元へと突っ込んだ

風速およそ百二十メートル

打ち止め(ラストオーダー)は十メートル以上のビルを飛び越え風景の陰へ消えていく

一方通行の喉から変な音がした

血の塊が吐き出され彼はまた雨に濡れる路面に落ちた

 

「あららー…派手に飛ばしましたねー」

 

ふと、また別の声が聞こえた

のんびりと歩いていたのは男の三人組だった

中央の人物はラフな格好で、後ろの二人はスーツ姿の奇妙な組み合わせだ

中央の男が佐野で、後ろ二人が北丘、高見沢だという事を、一方通行(アクセラレータ)は知らない

木原はそいつらが戻ってきたことを確認すると、先の佐野の言葉に返答するように口を開いた

 

「全くだ。ったく、ヤード単位で人間飛ばすんじゃねーよなーもう。飛距離抜群じゃねーかよ。誰が回収すると思ってんだ。俺はやんねーけどな」

「どうしますか」

 

黒い装甲服に身を包んだ男たちの一人が指示を仰ぐ

木原は面倒くさそうにボリボリと頭を掻きながら

 

「あー、あれだ。班を三つに分けろ。本命を追うのが一班だ。二班は俺らんとこに残れ。後始末とかその辺で潰れてる部下の回収とか色々あるしな」

「しかし、最優先命令は最終信号(ラストオーダー)の捕獲にある為、班の―――」

「おや」

 

木原はキョトンとした顔で部下を見た

そしてその男を見てこう言った

 

「お前さ。この〝猟犬部隊(ハウンドドッグ)〟に最近補充されたヤツだろ」

「え、あ、いや…」

「いいんだいいんだ、別に探ろうって訳じゃねぇんだ。ただルールがわかってねぇなら教えてやる」

 

木原は面倒くさそうに軽く咳払いして

 

「いいか、テメェらはクズの集まりだ。人権なんてモンはねぇ。クズの補充なんざいくらでも効く。大事なだぁいじな作戦を邪魔すんならぶっ殺しても構わねぇんだよ。分かるかな。てめぇ、今一度死んだぞ、確認するぞ、わかってんのか」

 

体を伝う雨粒の感覚が消え、声をかけられた男の不快感すら消滅する

そんな木原の言葉に付け足すように、佐野が口を開いた

 

「僕たちもさ、自分で予定組んでんのよ。だってのに君らみたいな屑の相手までしないといけないのかな? ん?」

 

その二人から周囲へと肌寒い感情が広がっていく

思わず部下が一歩退いたのを見て木原は頷いた

 

「よし、わかりゃいいんだ。質問を受け付けてやる」

「え、えぇ…。最終信号(ラストオーダー)は生け捕りとの事でしたが、ああなってしまうと…」

「その辺はこのガキだって考えてんだろ。どっかの川に落としてるとか」

「水面の場合、最終信号(ラストオーダー)が気を失っていた事を考えると、溺死の危険性も…」

 

その部下の問いに佐野が

 

「着水のショックで目覚ますに決まってんじゃん。クッションになりそうなのをピックアップしてその近辺を調査。わかった?」

 

了解、という声が響き散り散りとなっていく

木原と佐野は水溜まりに転がる一方通行を見た

 

「このモヤシはどうすんの? 殺すの?」

「ったりめぇじゃねぇか。この手の努力しちゃってるヤツ見てるとイライラすっからさぁ。こういう追いつめちゃう派の根暗な自己満野郎は今ここで殺した方が無難なんだよ」

「同感っすね」

 

軽く笑った佐野が工具箱から適当に金槌を取り出して木原に向かって投げ渡す

 

「不意を突いたなら消せよ第一位(笑)(かっこわらい)、それともあれか? 情の方を優先しちゃったのかな」

 

佐野は笑いながら地面に倒れる一方通行を毒づいた

 

「…黙れ…」

 

吐き捨てるように一方通行は呟いた

その反応に少し驚いたように佐野は「おー」なんて言葉を口にする

まさか起きていたとは思わなかったのだろう

 

「思いのほかタフだねぇ、モヤシみたいな体してるくせに」

「クソッたれが。オマエらにゃ、一生わかンねェよ」

「あっそ。じゃ殺すけど、今のが遺言って事でいいんだよな?」

 

くそ…、と一方通行は呟いた

このままでは打ち止め(ラストオーダー)は捕まってしまう

助けを一瞬期待したが答えは分かりきっている

 

答えはノーだ

 

みんなが笑ってみんなが幸せ

そんな優しい幻想など起きるはずはないのだ

 

(誰か、起きろよ、幻想(ラッキー)…、誰か、誰でもいいから、あの、ガキを…)

 

みっともない考えとは分かりきっていた

届くはずないその願いを

ハンマーが振り下ろされる―――その寸前

 

「そこで何してるの?」

 

あ?、と木原は動きを止める

佐野らもぽかんとしながら声がした方を見る

距離はそんな遠くない、その辺の細い脇道からここへ出てきたのだろう

雨の降る夜の中、その人影は傘も差さずに立つその人物は街灯の光を照り返し、僅かに輝いている

 

銀髪碧眼、それでいて服装は所々が安全ピンで留められた修道服

そして両手にはこんな世界とは縁のなさそうな三毛猫を抱えていた

倒れながら、一方通行(アクセラレータ)は彼女の名前を思い出す

 

その彼女は

 

彼女の名前は―――

 

◇◇◇

 

「ったく、インデックスのヤツ、やっと会えたと思ったら速攻でどっか行きやがって」

「まぁ、借りたものを返そうって言う精神は良いと思うんだけど」

 

キョロキョロと見回している当麻の隣でアラタがそんな事を呟いた

何故当麻がきょろきょろ見回しているのか、というと理由は単純、またまたインデックスがどこぞへと行ってしまったからだ

理由としては、その恩人からお借りしたポケットティッシュを返そうとしてすたこらさっさと走って行ってしまったのだ

 

携帯に連絡すれば手っ取り早いのかもしれないがそう言えば今日彼女は携帯を所持していないことに気が付く

探し人を探して外に出たのかな、と考えて二人は階段を上がり地下街の外に出る

夜空からはパラパラと雨が降っていた

 

「…雨降ってるな」

「ホントだ、布団出しっぱなしじゃないよな…」

 

おまけに今は九月末日、流石に冷え込んでくる

雨は降っているけど、傘を差すほどではないかもしれない

学生寮が近くにあるし、雨が降る度にコンビニによってビニール傘を買ってしまっては傘立てがいっぱいになってしまうのを考えると買う気が削がれる

 

「…なぁ、アラタ」

「うん?」

「いや、俺の気のせいならいいんだけど…なんだか、警備員(アンチスキル)の数が多くないか?」

警備員(アンチスキル)?」

 

当麻に言われて辺りを見回す

時間帯か天候のせいか、暗い通りには珍しく学生の姿が見えない

ゴッテゴテに装備を固めこんだ警備員(アンチスキル)らがウロウロしている

しかしアラタはあんなふうに装備を固めている警備員(アンチスキル)を見たことはない

黄泉川、鉄装、照井、立花、影山、矢車…そこそこではあるが鏡祢アラタには警備員(アンチスキル)の知り合いがいる

その中で基本的な装備に身に包んでいるのは黄泉川、鉄装の二人だけではあるが、あんな装備などがあったのだろうか

…なまじその警備員(アンチスキル)の男性陣が皆ライダーだからあまり見慣れていないのもあるのか、と勝手に結論づけた

 

「補導とかくらうと面倒だ、早いとこインデックスを見つけよう」

「同感だ、厄介になる前に、さっさとここを離れて―――」

 

唐突に、音が聞こえた

 

それはゴトリ、と誰かが倒れる音だ

 

「…」

 

二人の動きが固まった

すぐそこに立っていた防具ゴテゴテの警備員(アンチスキル)がいきなり地面に倒れたのだ

うつ伏せに倒れたその身体が、地面を濡らす雨水へと沈んでいく

いくらその防護服に防水があるとしても普通じゃない

何がおこっているのだろうか

 

「…まさか、意識が?」

「それこそまさかだ。なんでいきなりこんな…」

 

そんな話をしていた矢先だ

 

またゴトリ、と音が聞こえた

 

今度は一つの方向からではない

あちらこちらから聞こえてくる

いいや、ゴトリ、からバタリからその音が変わっていき、人が倒れていく音が耳に聞こえてくる

 

「…な!?」

「ちょ、なんだよこれ!?」

 

慌てて二人は一番最初に倒れていた警備員(アンチスキル)の下に駆け寄る

うつ伏せでミスたまりに沈んでいる人物は男性のようだ

もしかしたら窒息するかもしれない事を考慮してどうにかして水たまりから身体を退けて仰向けに態勢を変えた

 

ズシリ、と男の身体は重かった

 

装備品によるものか、人間特有の重さかは分からないが二人でやっとの重さだ

 

「念のため、他の人らもこうなってないか見てこよう」

「あぁ、少ししたら、またここで」

 

アラタと取り決めをして、二人は手分けして窒息しつつあるような人がいないかを捜して回った

幸いなことにそんな状況になっている人はいなかった

可能なら雨に濡れないように地下街に運びたかったがさすがにそれをやるだけの体力はない

 

人を呼ぶのも大変だ

 

「つうか、こういう時の為に警備員(アンチスキル)っているんじゃないのか?」

 

当麻は一人の警備員(アンチスキル)の顔を覗き込んだ

全身を非金属のパーツで固めているために、脱がさないことには怪我の有無が判断できない

しかし少なくとも衣服が赤く染まっているようなことはなさそうだ

口元に手をやると安定した吐息が感じられる

そのほかにも見よう見まねで脈を計ってみたがどれも正常だ

命に別状はない

しかしなら、他の原因はなんなんだろうか

 

「当麻!」

 

考えていると、自分の前方からアラタが走ってくるのが見えた

当麻は立ち上がって

 

「どうだった? そっちは」

「大丈夫だ、一応、見つけた人で、うつぶせになっていた人だけは仰向けに戻しておいたけど」

 

どうやらアラタの方も似たような状況だったらしい

同じように、命の危険もないそうだ

 

「…なぁアラタ、これって、麻酔ガスかなんかなのかな」

「さぁ。けどそれだったら、なんで俺たちだけ無事だったのかわかんないぜ」

「それもそうか…ともかく、素人の判断で放っておくのも危険だな」

「あぁ、とりあえず救急車だな」

 

当麻はそう言って自分の携帯を取り出した

彼が電話している最中、ふと足元から雑音が聞こえた

気になったアラタは膝を折り、その雑音に耳を澄ませる

発生源は肩辺りから聞こえている

ふと電話を終えた当麻も怪訝な顔をして、屈んでいた

アラタは人差し指で音の方向を指差す

 

<―――ザ、…に、侵入、繰り返す―――ゲートの破壊を確認―――侵入者は市街地に―――! 誰か聞いていないのか―――こちらも、正体不明の攻撃を―――!!>

 

ブツン、とテレビを切るかのような音が響く

発生源は無線機のようだった

切羽詰った台詞は気にはなるが、今その無線機は無機質な音を流しているのみだ

そして二人は立ち上がって、気になる単語を口にする

 

「…侵入者、って言うには、また何かが学園都市の外部からやってきたことになるな」

「かもだな。…ったく、インデックスは大丈夫なんだろうな…」

「まだ相手が魔術師って決まったわけじゃないし、魔術師でも彼女を狙ってくるとは限らない…けど、心配なのは確かだな」

 

これはいけない、と二人は頷き合う

安全を確認する意味合いでも早いとこ合流しないといけない

そんなときだ

 

ドン、と当麻の腰辺りに小さい衝撃が走る

どうも誰かがぶつかったようだ

しかしそれにしては位置が低いような気がする…当麻はそう思いながら背中へと視線をやった

それは小さい子供だった

それも、さっきまで一緒に行動していた―――

 

「…あれ? 打ち止め(ラストオーダー)?」

 

アラタの言葉に、打ち止め(ラストオーダー)は「うぅ」と小さいうめき声で答えた

くぐもっているのは彼の背中に自分の顔を押し付けているからだ

ぶつかってきた、というよりほとんど抱き着いてきた、という表現の方が正しいだろう

しかし彼女の身体はこの雨でぬれたとは思えないほどずぶ濡れになっている

 

「―――助けて…」

 

彼は当麻のシャツを掴んだまま、顔を上げた

その瞳は真っ赤に充血していて、透明な液体が彼女の頬を伝っていた

雨に打たれていても、その滴だけは見分けられた

彼女は叫ぶ

 

 

 

「お願いだから―――! あの人たちを助けて! ってミサカはミサカは頼み込んでみるっ!!」

 

 

 

二人の少女は交差して、四人の男へとつながる

本来なら交わる事のない平行線

その道が一つに集束するとき、学園都市を舞台にした、物語の幕が開く




この作品の佐野はクソ外道です

※今年最後の気まぐれ紹介

最後はこちら

仮面ライダーイカロス

「オレはイカロス。…仮面ライダーイカロス」

『小説 仮面ライダーフォーゼ~天・高・卒・業~』に登場する仮面ライダー。

濡れた様に鈍く光る深紅と黒のボディに折れた翼を持つ堕天使のような風貌の仮面ライダー
見た者に古代ギリシャの彫像のような美しさを印象付けさせる
生き物じみた存在感を放つボロボロのアメリカンバイク―――「幽霊バイク」に乗る

変身者はツバサ
フォーゼドライバーとメテオドライバーを合わせたようなドライバーで変身する
少女のような外見に反して一人称は〝オレ〟で、男の声で喋ることも可能で少年のような姿にもなれる

卒業式後のプロムを潰すことを目的に同志となるゾディアーツを求め、神出鬼没に現れ消えて、屋上から飛び降りたり、血染めのプールから現れるなどホラー映画じみた演出で生徒に近付き、心を見透かしたように語りかけゾディアーツ・スイッチを手渡し勧誘している
これ以上は核心に触れてしまうネタバレになってしまうので、気になる方は小説版フォーゼを買おう(催促)

では皆さま、よいお年を

2015年もまたよろしくお願いします

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。