とある魔術の禁書目録 ~変わらない笑顔で~   作:桐生 乱桐(アジフライ)

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お久しぶりです
最近新連載してしまったので少しそっちに浮気してました
よかったらそっちも読んでね!(宣伝

今回はだいたい原作通りでつまんないかもしれません
いつものことですけどね

ではどうぞ


#69 雨に打たれた街中で

学園都市第三ゲートを、〝神の右席〟前方のヴェントが物理的に突破

同時刻、正体不明の攻撃が発動、学園都市の治安を務める風紀委員(ジャッジメント)警備員(アンチスキル)が甚大な被害を受ける

警備が手薄になったその結果、前方のヴェントは統括理事会の三名を殺害

同日、学園都市統括理事長アレイスターは前方のヴェントを止めるべく、未完成の虚数学区・五行機関の使用を決定、雨の降る夜の街で木原数多率いる〝猟犬部隊(ハウンドドッグ)〟が行動を開始

目的は検体番号(シリアルナンバー)20001号〝打ち止め(ラストオーダー)〟の捕獲

捕獲の障害と判断された一方通行(アクセラレータ)、及び朝倉涼一行への強襲を木原、佐野両名が実行し成功、無力化

 

しかし彼らは、そこで小さくも、かつ、大きなミスを犯した

 

「助けて…」

 

それはひとりの女の子を取り逃がしてしまったこと

 

「あの人たちを助けてって! ミサカはミサカは頼み込んでみる!」

 

その声が、ある二人の少年に届いた、ということ

 

◇◇◇

 

「そこで何をしてるの?」

 

雨の強さが増していく中、少女の声は響き渡った

黒い夜の中に、彼女の白い修道服が浮かび上がる

 

インデックス

 

華奢な少女だ、どう見ても小柄であることは隠せない

腰まである銀色の髪に、緑色の瞳、触ってしまえば壊れてしまいそうな錯覚さえ覚えるほどだ

おまけに両手に子猫まで抱えている

 

(―――最悪だ)

 

崩れ落ちたまま、一方通行(アクセラレータ)はそう考えた

場違いにも程がある、これでは厄介事が増えただけではないか

これでは何も変わらない

 

実際問題、木原数多も眉をひそめている

 

この白衣の男が一つ言葉を飛ばせば、あの少女は一瞬で挽肉だ

自動車の扉を蜂の巣にする威力のマシンガンを使えば、あの子がどうなるかなど考える必要はないだろう

 

取るべき道は、三つ

捨てるか、助けるか、それとも、利用するか

 

彼は首につけているチョーカーへと手を伸ばす

まだ能力は使用できるはずだ、しかし全身の傷は体の行動を拒んでいる

 

「どうすんの?」

 

佐野が木原に向かって言葉を発した

木原数多はつまらなそうに息を吐くと

 

「そりゃお前、消すしかねぇだろ」

(チィ!)

 

舌を打つ

インデックスはこいつらの活動を目撃してしまっている

存在自体が隠されている組織を知ってしまった、知られたら当然次に実行するのは口封じにほかならない

彼女がここから逃げたところで三日もつかどうか

どの道ここで自分が殺されることに変わりはない

なら―――

 

(やってやろォじゃねェかァ!!)

 

インデックスを助ける、ではなく木原に吠え面をかかせる、ということを目的にして一方通行(アクセラレータ)は己を動かす

あんなシスターなんてはっきり言ってどうでもいいが、やられてばかりでは収まらない

 

(今度はテメェが歯噛みする番だぜ木原ァ!)

 

チョーカーのスイッチはオンのままだ

命じるだけで能力は発動できる

動くために、位置を把握する

自分を中心として、半径十メートル以内に取り囲むように黒いワンボックスが停滞している

敵の数は二十人前後、一番の障害である木原数多は自分の近くに立っているが彼を攻撃するのは無意味だろう

そして肝心のインデックスはワンボックスの輪の外、距離はおおよそ十五メートルといったところか

 

倒れたままで彼は指先をアスファルトに触れさせる

今ここでやるべきことは一つ

あのシスターを連れて、安全な場所まで逃げ切ること

 

「おおおおォォァっ!!」

 

一方通行(アクセラレータ)は絶叫し、倒れ込んだまま、地面を思い切り蹴る

その拍子にベクトルを操作し、ロケット並みの爆発力を得た彼はアスファルトから浮き上がり、超速度で黒いワンボックスへと突っ込んだ

鉄球でも喰らったみたいに金属のドアがレールから外れ車内へと押し込まれる

彼の体は後部座席へと収まった

運転席にいる黒ずくめが反応する前に潰れて押し込まれたドアからスライド部分をもぎ取った

ギザギザのついた、その棒状の鉄片を握り締めて、その運転席の真ん中へと突き刺した

 

その、運転手ごと

 

ズブリ、という感覚

 

「―――い、あ!?」

「―――進め」

 

運転席に縫われた男に、一方通行(アクセラレータ)は呟いた

ただ事実のみを

 

「お前は三十分で死ぬ。早くしねェと手遅れだ」

 

応急キットでどうにかなるレベルではないのはおそらく本人が一番わかっているはずだ

そもそも〝あの〟木原数多や佐野光義が足手まといとなった部下をどうするかなど解りきっているはずだ

 

「ひ!」

 

決断は一瞬

ガオンっ! というエンジン音と共にワンボックスが発進した

進路上の黒づくめが慌ててバラバラと左右へ飛び退いた

木原が忌々しげに何かを怒鳴る

佐野が笑いながら手を叩く

 

「左へ寄せろォ!」

 

彼は絶叫し、空いた出入り口から邪魔なスライドドアを投げ捨てて、そこから身を乗り出した

車の向かう先、車道の真ん中にあのシスターが立っている

彼女は両手に三毛猫を抱えている

掴むなら二の腕だが、全力で伸ばしても届くかどうか―――しかしそれでも手を伸ばす

その間、銃声が響き、顔のすぐ横を掠めたが、一方通行はそれを無視してインデックスの腕を掴んだ

ベクトルを操作し半ば強引に彼女を車内へと乗り上げる

 

「わ、あああ!?」

 

彼女の声から場違いな悲鳴が漏れる

一方通行(アクセラレータ)は運転席の背もたれを隠すように自分の体を動かした

そしてついでに男の身体を縫い付けている凶器に軽く指で触れた

 

「―――!!?」

 

運転手が悶絶する

一方通行(アクセラレータ)はインデックスに聞こえない声で囁いた

 

「騒ぐンじゃねェ。そのまま直進しろ。時間がないのはお互い様だろ?」

「ど、どちらまで? お客さん…」

「いい医者を知ってる。そこまで案内して欲しけりゃ、しっかり働け運転手」

 

◇◇◇

 

「あーあーあーあー」

「あっはははははっ!! おもれーなあのガキ!! パネェよ!!」

 

気の抜けた声を出す木原とは対照的に、佐野は先程から大爆笑している

木原はおもむろに右手を差し出し

 

「あれだあれ、あれ持ってこい!」

「あいさー!」

 

笑い飛ばしながら自分が座っていたワンボックスの中から携行型の対戦車ミサイルを取り出して木原に渡す

彼は受け取ると迅速な速さでミサイルを組み上げて照準をワンボックスに狙いをつける

その行動に迷いはない

 

「運転手は?」

「関係あるかよヒャッハー! 脱走兵は即死刑! アンタのことは三秒くらいは忘れませんってなぁ!」

 

佐野の問い掛けに木原はそう返す

ミサイルの引き金に指をかけた

先を進んだワンボックスは通りの角を曲がろうとしているところだ

たとえ曲がりきってもミサイルは車を追って先に進み角のビルの壁にでもぶつかればコンクリ片をもらいひっくり返る

死にはしないだろうがとりあえず足をなくすことはできるはずだ

あとはその他二名共々ゆっくりと料理すればいい

 

「甘甘だぜ一方通行(アクセラレータ)! 車なんか使ったらもう繊細な風の操作は使えねぇってアピールしてるようなもんだろぉがよぉ!」

 

最高にハイな状態で木原は引き金にかけた指を引き絞ろうとする

しかし

 

「…あん?」

 

スコープが黄色一色に染まった

縮尺のずれた何かが遮ったのだとわかるのに少々時間をがかかった

スコープから目を逸らすと十メートル前後に妙な女が立っている

そのぽつんと立つその女に、どういうわけか全く気付けなかった

 

木原数多にとってその女が何者かなどどうでもいい

一番大事なのはこの目の前の女に気を取られてしまったせいでワンボックスを完全に逃がしてしまったということ

 

「…」

 

木原の顔から表情が消えたかと思うと一切の躊躇いなくその女に向かってミサイルをぶっぱなす

まっすぐ進んだそのミサイルは女に直撃し爆発する

割と至近距離で爆発したため、近辺にいた黒づくめが煽りを受けて吹っ飛んだ

炎と煙がわたあめみたいに視界を遮る

時間にしてわずか五秒後

 

烈風が全てを吹き飛ばした

 

爆心地で巻き起こる嵐が跡形もなく煙も炎も消し飛ばした

何も変わらない様子で、ごく自然に女は立っている

 

「―――いい街ね」

 

唐突に黄色い女は呟いた

 

「構成員の大半が学生や教師ってのは反則じゃない? もっと早く進むと思ってたけど、そんなんじゃ新食が遅いのも無理ないか」

「―――誰ですかー?」

 

佐野が間を空けて言葉を紡ぐ

 

「殺しの商売敵。…あの車の中には私のターゲットも含まれているのよ。誰が殺ってもいいんだけど、横から取られるのは性に合わない」

「殺せ」

 

付き合いきれん、とばかりに木原は指示を飛ばした

瞬間、周囲にいた黒づくめらが一斉に銃を構える―――が

 

「やめとくことね」

 

引き金は引かれることもなく、直前でうめき声のような声と共にバタバタと倒れていった

一切の抵抗はなく、あっさりすぎる攻撃だ

路面はもちろん、一方通行が破壊したワンボックスの残骸に直接倒れこんだやつもいるのに、誰ひとり身じろぎ一つなかった

どんな現象が起きたのか

木原数多はこつこつとミサイルの砲身を叩く

 

「それにしても顔色変えず〝殺せ〟と来たか。殺意があっても敵意がない。雑草を抜くのと変わんないのかしら。割と性根までくさってるのね、少なくとも私と同じくらいに」

 

「班を二つに分けろ」

 

木原数多は取り合わない

自分の付近にいた黒づくめに向かって指示を飛ばした

 

「今いる奴らから使えないやつを順番に適当に十人集めて足止めしろ。その間、俺と佐野たち、一班は〝別荘(ほんぶ)〟に移動する。わかったか」

 

ザックリとはしているが、それに従わないとどうなることかとも分かりきっている

目の前の女と、一方通行(アクセラレータ)…どれが一番恐ろしくなさそうかと判断するなら女のほうだ

 

「アンタ、敵意がないのね」

「向けて欲しけりゃもう少し有能になるこった」

 

命令を出すだけ出して木原たちはワンボックスに乗り込む

しばらくしてそのワンボックスのエンジンがかかり、そのまま動き出した

後に残ったのは囮と黄色い女のみ

 

女は首をコキリと鳴らすと舌を出した

ジャリリ…と彼女の口から鎖が落ちる

 

「―――さて。アンタらはお役に立てるのかしら?」

 

◇◇◇

 

整理するのに少し時間がかかった

上条当麻と鏡祢アラタ、そして打ち止め(ラストオーダー)の三人は立ち尽くしていた

三人とも傘を差しておらず、みんなびしょ濡れだ

打ち止めの額に付いているゴーグルもだいぶ濡れていたが、軍用モデルだからか、使用に問題はなさそうだ

彼女に案内されて着いたのは大きな通りの一角

最終下校時刻と一緒に電車やバスもすっかりなくなり、その暗い夜道に人影はない

少なくとも、二本足で立っている人影は

 

地面には複数の人間が倒れている

雨足が強くなるこの天候の下で、水たまりに体を鎮めるように黒一色の男たちが転がっていた

おまけに装備はサブマシンガンだ

とりあえずわかるのは、一般人ではないということ

パチパチ、と火の爆ぜる音もきこえてる

少し離れた所にぶっ壊れたワンボックスカーがあり、それが火の元のようだ

彼女は言う

 

「この人たちに襲われたの、ってミサカはミサカは事実を述べてみる。…本当だよ? ってミサカはミサカは念を押してみたり」

 

改めて、二人は考える

ひとまずはこの倒れている連中は警備員(アンチスキル)ではないということ

しかしだとするとここまでの装備を組んで襲ってくる理由がわからない

おまけに当の襲撃者の方が倒れてる始末だ

 

「なぁ、打ち止め(ラストオーダー)。ここで襲われたのは、君の知り合いなんだな?」

「そうだよ、ってミサカはミサカは頷いてみたり」

「ってすると…これはそいつが返り討ちにしたってのか?」

 

当麻の言葉にうんうん、と打ち止めは首をふる

 

「それはないかも、ってミサカはミサカ白眉を振る仕草をしてみたり。あれだけやられたのに、仕返しがこれっぽちなんて思えないもん、ってミサカはミサカは推論を立ててみたり」

「物騒だなコンチクショウ」

 

そんなツッコミを入れながら、アラタは考えた

能力者といえども、無敵ではない

かなりの高レベルでないと、訓練された集団を撃退などできないだろう

超能力者といえども、所詮は人間、それもたかが学生だ

そんなガキをいきなり戦場に投げても瞬く間に殺されて終わりだ

 

「…とにかく、通報だな」

「あぁ、頼む」

 

隣で当麻が携帯をいじり始める

とりあえず打ち止めの知り合いが逃げているかどうかはわからないがひとまずここは警備員(アンチスキル)に協力を仰いだほうが良さそうだ

立花さんあたりが来てくれれば心強いのだけれど…と、そこでアラタの思考は止まった

ふと思い立つ

 

「待ってくれ当麻」

「うん? どうした、アラタ」

「…お前、もし目の前で銀行強盗とか起きたらどうする?」

「はぁ? そりゃ通報に決まってるだろ?」

「あぁ、そうだ。それが普通なんだ。…じゃあなんでこんな状況なのに、誰もこれを通報してないんだ…?」

 

アラタに言われ、ハッとする

改めて目の前を見る

ボロボロのワンボックス、未だ衰えていない炎、これだけ派手なことが起これば誰かしらが通報の一つでもしていないとおかしい

遠目に見ても火事だとわかる熱量だ

思えば今この場に野次馬の一人すらいないこともおかしいのだ

 

「―――」

 

明かりのない町並み、騒ぎのない、静寂な景色

もしも、騒がない、のではなく、騒げない、としたら?

建物の中では、こいつらのように大勢の人が倒れているとしたら?

―――一体この街で何が起こっているんだ?

ふと、そこで動きはあった

打ち止めは倒れている男の傍に屈み、装備品をいじくっていた

そんな彼女が、何かに気づいたように顔をあげて、当麻とアラタのところへ駆け寄ってくる

 

「早く、ってミサカはミサカは警戒を促してみる!」

 

緊迫した声音

 

「〝ヤツら〟が来たって、ミサカはミサカは路地裏に身を隠しながら警告してみたり!」

 

二人は彼女に引っ張られるままに、すぐ近くの路上駐車している自動車の陰に隠れた

ヤツらとは一体何だろうか、と二人して眉を潜めながら

その正体はすぐにわかった

なぜならブロロロ、と低いエンジンの音が響いてきたからだ

ここに来たのはヘッドライトのないワンボックス

おまけにそのワンボックスから同じ装備の奴がぞろぞろと出てくる

ぱっと見では十人前後、といったところか

更にはそいつら全員フル装備だ

 

「…警備員(アンチスキル)、じゃないよな」

「まず間違いないな。…奴らは敵だ」

 

そう断言できる

おそらくこちらの存在を確認すれば即効で鉛玉を撃ってきてもおかしくはないだろう

当麻は己の右手に視線をやる

彼の右手、幻想殺しは異能の力ならばやすやすと打ち消せる

しかしそれは、異能の力のみに限られる

黒づくめの男たちは同僚であろう倒れている男たちを担ぎ上げワンボックスの中へ放り込んでいく

そんな作業の傍ら、別の作業をしている連中もいた

ペットボトルを三つ繋げたような、なんか変なのを担いだ人間がいたのだ

 

「アシッドだよ、ってミサカはミサカは通称を小声で読んでみたり」

「アシッド?」

「アシッドスプレー。特殊な弱い酸を散布して指紋とか血痕といったDNA情報を潰していくの、ってミサカはミサカはマニュアルからの知識を引っ張ってきてみたり」

「―――こいつはマズイな」

 

アラタが呟く

最悪、自分を囮にしてでもこいつらを逃がすことを考えなければならない

というか装備が想像以上に本気すぎる

そんな奴らに見つかったが最後、逃げ切れる自信は流石にない

意識してか知らずか、ゴクリと唾が喉を嚥下する

その音ですら、奴らに聞こえるのではないか疑ってしまう位、緊迫していた

心の中で、気づくなと強く念じ、立ち去ってくれるのを待つ

言葉はない、当麻もアラタも理解している

こんな状況で言葉を交わせば、即刻バレるということを

 

ふと、ちゃぷ、という水の音が聞こえた

二人は足元に目をやる

 

「―――」

 

詰まっているのか、気づけば地面には池みたいな水たまりがあった

そしてそこに浸かっている当麻の足が小刻みに震えている

その震えが、僅かな波紋を作っていた

盾にしている車の、向こう側まで

 

だが、いくらなんでもこれで気づかれる訳はないだろう

雨は変わらず水たまりを叩いているし、今この場はそこそこな暗さだ、目を凝らしても水の上など視認できない

だから大丈夫…そう祈るような気分だった

 

だが、その思いとは裏腹に

離れた場所のいる黒服たちが、一斉にこちらを見た




今回の気まぐれ紹介のコーナー

今回はこれ



・リボルケイン

リボルケインとは、特撮作品『仮面ライダーBLACK RX』の主人公である仮面ライダーBLACK RXの武器(いわゆるレーザーブレード系の武器)にして、シリーズ屈指、いや特撮界屈指のチート的な剣である
正式名称は「光子剣リボルケイン」
媒体によって剣だったり杖だったり 棒 だったりと様々な解釈があるが、突く以外にも斬り裂くことも可能なことから剣扱いでいいのかもしれない
倉田氏の発音では 「リボル剣!!」 と聞こえるため名前を勘違いしてる視聴者も少なくない
RXのベルトであるサンライザーの左側の穴から生成され、左手で引き抜きスムーズに正面で振り回しながら右手に持ち換えるのがテンプレな流れ
刀身は常に発光しており、キングストーンと太陽のエネルギーが凝縮されている
言わば、キングストーンフラッシュの具現化とも言える武器
たまに光ってない場面があるのはナイショである
敵のビームを受け止めて拡散する盾にも使える

また本編では使用されていないが、設定上は刀身を鞭のようにしたりビームを発射することも可能
アメリカ版『マスクド・ライダー』では、規制で剣を突き刺す描写がタブーなためこのビームがリボルクラッシュになっている
戦闘終了後は自然に消滅するが、再度取り出すことも可能。ただし、二刀流は不可能(多分)
バイオライダーの武器であるバイオブレードもリボルケインの変形したものである

主な犠牲者

◆怪魔ロボット キューブリカン
記念すべき犠牲者第一号
RXキックに耐えて第二の頭部で反撃するも、決定打を与えられないまま文字通りの試し斬りとなった

◆シャドームーン
ご存知、信彦さん。
シャドーセイバーで善戦するも、ベルトを斬られ、立て続けにキングストーンにリボルクラッシュを受けた
RXが躊躇したのか、もしくはキングストーンの力ではキングストーンを貫けなかったのか、本編中で唯一リボルクラッシュを受けて貫通も爆発もしなかった相手
リボルクラッシュを受けた身でありながら命懸けでクライシスに人質にされた子供たちを助け出した漢である
この回ではスーツアクター次郎さんの素晴らしいアクションもまた必見

◆海兵隊長ボスガン
四隊長で唯一、直接リボルケインを味わった人。
リボルケインに電磁波剣で挑み、チャンバラ(ボスガンは両手持ちなのに対してRXは片手持ち)の末にリボルクラッシュを受けるも残った短剣でRXの左肩に斬りかかる根性を見せる
しかし、それを弾かれた末にまさかのリボルクラッシュ二度刺しという鬼畜コンボに敗れる
ちなみに、RXの左肩は 何事も無かったように無傷だった(ボスガン涙目)

◆最高司令官ジャーク将軍
最強怪人ジャークミドラとなってRXを苦戦させるも、バイオライダーに翻弄さえた末にリボルケインで刺されてしまう
長時間刺されながらもリボルケインを引き抜こうとしたりRXの首に手をかける等して抗い、爆発まで決して倒れなかった武人
さすがは最高司令官といったところか

◆クライシス皇帝
初代から地続きとなるシリーズ最後の敵にして全知全能の神………なのだが、そんな神でさえリボルケインの一撃で大爆発、怪魔界を道連れに消え去ってしまう
なお、この際に最後ということで色々吹っ切れてたスタッフが残っていた火薬を全投入してシリーズ最大クラスの大爆発を起こしたのは有名な話
その中で次郎さんがリボルクラッシュの構えを解かなかったのも同じく有名な話
「マジで死ぬと思いました」 (by.次郎さん)

◆ガラガランダ(DCD版)
劇場版ディケイドにて、リボルクラッシュと仮面ライダーカブトのアバランチスラッシュを受けた挙句、元祖コンビによるライダーダブルキックでオーバーキルされた可哀想すぎる人
相手にした連中が悪すぎた

耐えた方々

◆査察官ダスマダー
完全に決まる直前に気体となって回避
後の最終決戦でマジで喰らう事になるけど

◆最強怪人グランザイラス
リボルクラッシュが刺さる直前に刀身を掴み、そのまま弾き返した凄まじいヤツ
しかし、これはあくまで決まる前に止めたのであるため、実際にリボルクラッシュが決まっていたらどうなっていたかは分からない

◆アポロガイスト(DCD版)
リボルケイン(非発光)が腹部に刺さりかけた際、貫通直前にサイ怪人に助けられたため一命を取り留めたのだ
もう少しサイ怪人が遅かったらヤバかったのだ
もしくは発光していなかったから助かったのかもしれないのだ
もしかしたら同じ太陽属性だからサイ怪人が間に合うまで致命傷程度で済んだのだ
因みに唯一体に刺されて死ななかった怪人なのだ

以上アニヲタウィキより抜粋

ではまた次回

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