「メリー号が直せねぇって!? 何でだ!!」
ルフィが怒鳴る。まぁそりゃそうだよ。いきなり死刑宣告されたようなもんだからな。俺でも怒る。例えるならあなたは今日死にますって医者から言われるようなもんだ。
「おめぇらすげぇ船大工なんじゃねぇのかよ! 金ならいくらでもあるのに!!」
「金は関係ないわい。いくら出そうともうあの船は元には戻らんのじゃ」
こればっかりは、金では解決出来ない。この世界、金がすべてを救うとは限らない。大金を持ってても命を繋ぐことは出来ないのと一緒だ。
「よくも、まぁ・・・あの状態でここへ辿り着けたもんじゃと、むしろ感心する程のもんでな」
「どういう事!? いったいメリー号に何が起こってるの!?」
「竜骨ってわかるか、ハレンチ娘」
「・・・・・・船底にある・・・」。
「そう。船首から船尾までを貫き支える。つまり船において最も重要な木材だ。」
人間で言うと脊髄骨。簡単に言えば背中の骨で各骨の支えを担わってるいる骨だ。詳しく言えば、長くなるから言わないが、それがなかったら人間は生きていけない。人間で言う脊髄骨が、船での竜骨ということだ。
「いいか。船造りはまず、そいつを据える事から始まり船首材、船尾材、肋根材、肋骨、肘材、甲板梁、他にもあるがこれら全ての木材をその『竜骨』を中心に緻密を組み上げていく。それが船だ。」
人間も脊髄骨が損傷。つまり脊髄骨折などを起こすと、運動麻痺や自律神経障害などを起こす。一回でも傷つけば、即終了。あーこわ・・・・・・
「船の全骨格の土台『竜骨』はいわば船の命。そいつがひどく損傷したからといって、挿げ替えるなんてこたぁできねぇってわけさ。」
先程からずっと、シモヘイヘイが不機嫌そうな顔で話を聞いている。パウリーの言い方に腹が立っているのだろう。今にも飛びかかりそうだ。
「それじゃあ船を一から造るのと同じ事だからな。だから誰にも直せねぇ。お前らの船はもう死を待つだけのただの組み木だ。」
「パウリー!! 何だニャ!その言い方!」
「ちょっと! そんな言い方ないじゃない!」
お。シモヘイヘイが珍しく飛びかからず口で言った。成長したなシモヘイヘイ。えらいぞ。
「知った事か。事実だ。」
「・・・・・・じゃあ! だったらよ! もう一回一から船を造ってくれよ!!ゴーイングメリー号を造ってくれ!!」
「それも無理だ。クルッポー」
「何で!?」
ここからは俺が説明させていただこう。それとシモヘイヘイ。こっちをネコが怒った時の目で見るな。怖い。
「似た船なら造ってやれるが、厳密に言って同じ船はもう誰にも造れねぇ。この世に全く同じ船は2つと存在し得ねぇのさ」
「どういう事!?」
「世界中に全く同じ成長をする木があるか? 帆船はほぼ木材出来ているから、船の大きさも曲線も全て木の形に左右される。同じ設計図を使っても全く同じ船は二度と造れねぇのさ」
それに、ゴーイングメリー号に使われている木もどこで仕入れてきたのかのも分からないし、わざわざシロップ村の羊さんに聞きに行くわけにもいかないにしな。それにしても無表情でペラペラと喋ってるけど、心の中は悲しさでいっぱいなんだよなぁ・・・・・・・・・俺。でも話す
「それに、例えそんな船を造ったとしても、それが全く別の船であると最も強く感じてしまうのは、きっとお前達自身だ。クルッポー」
「ルッチ!・・・・・・」
「シモヘイヘイ。代理品を作ったところで本当に今の船を愛着しているなら、どうする事も出来ないのさ。クルッポー」
「そんな・・・・・・じゃあ本当にもうゴーイングメリー号では二度と航海できないの!?」
「・・・・・・」
「必然的にそうなるのう。このまま沈むのを待つか、さっさと解体してしまうかの二択じゃ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・原作の漫画では、確かゴーイングメリー号の完成を思い出してるんだったんだけな
「ンマー! 船の寿命だ。いい機会じゃねぇか。諦めて新しい船を買っていけ。金はあるんだろ? 聞けば船はキャラベルだそうだな。そもそもそんな古い型の船じゃあこの先の航海も厳しかろう」
「・・・・・・いいや! 船を乗り換える気はねぇ!」
「ルフィ・・・・・・」
「俺達の船はゴーイングメリー号だ! まだまだ修理すれば絶対走れる!大丈夫だ! 今日だって快適に走ってたんだ! なのに急にもう航海できねぇなんて、信じられるか!!! お前ら、あの船がどんだけ頑丈か知らねぇからそう言うんだ!!!!」
このシーンは、ルフィ達がどれだけゴーイングメリー号に愛着が分かるシーンだな。確か半泣きした・・・・・・・・・
「・・・・・・沈むまで乗りゃあ満足か。呆れたもんだ・・・てめぇそれでも一味の船長か・・・・・・・・・」
「・・・・・・!!」
「話は一旦、終わりだなよく考えてくれ。もし船を買う気になったらまた来い。世話してやる。有り金3億出せば最新の船でも造ってやれる。カリファ」
「どうぞご検討を。新型から中古までのカタログです。値段の参考に」
とりあえず話は終わりだな。それと途中からずっとむっつりしていたシモヘイヘイ。納得していない様子
「シモヘイヘイ。お前は仕事に戻れ。」
「・・・・・・・・・・・・」
「お前が納得いってない事ぐらい分かる。でも俺達は船大工職人だ。嘘の事を教えて、航海の途中で船が沈んだって事になったらそれこそ笑いもんだ。分かったなら仕事に戻れ」
「わかった・・・・・・・」
パウリーに言われ、素直に聞くシモヘイヘイ。珍しい事もあるんだなーシモヘイヘイがパウリーの言う事を聞くなんて・・・・・・
「アイスバーグさん! ゲート前にお客が来てますぜ。」
あ、ルルだ。同じ職長でいつもすごい寝グセがついてる。
「また世界政府のお役人の様で、追い返しましょうか?」
「ンマー。そうだな。いねぇと言え」
寝グセがひどい。いったいどうやったらあんな尖ってる寝グセ出来るんだ。いつものことだけど。
「しかしまたすごい寝グセがついてるぞ。ルル」
「イカン。こりゃ失礼」
そう言って寝グセを抑えるルル。しかし違う所からまた寝グセが出現。無限ループって怖くね?
「じゃあ帰って頂くんで」
「そうしてくれ」
「待ちたまえ。アイスバーグ君」
「あ」
「ンッフッフッフッフ・・・・・・いるじゃないですか」
あ、コーギーだ。世界政府の役人で目的はある設計図を手に入れるため。今は任務中のだからあまり目はあわせない。
「おいおめぇら隠れろ!!政府の役人だっ!!」
あら優しいパウリー君。なんだかんだで優しいよね。裏町の人達に食糧分けてあげるし
「・・・・・・・・・・・・・ンマー!これァどうもコーギー。今日はおれァいねェんで」
「いるしっ!!!」
ナイス突っ込み。
「まったく・・・・・・遥々海列車でやってきたのだ。嫌わないで頂きたい」
世界政府は職人達からしたらあまりいいイメージはないからな。いい金ヅルではあるけど。
「くんくん・・・・・・・・・んん~~~!?何やら海賊のニオイがするが・・・・・・・・・ンフフ。まぁいい。とにかくあなたとお話を」
「お前!嫌い!帰れ!」
「子供かっ!・・・・・・・・・まぁそう頭を堅くせず・・・・・・」
小さい頃から世界政府のために働いてるけど、役人でこんな突っ込んでくる人あまり見ないな。
「来たからには貴方に得な話を持って来たのです。話だけでも聞いて頂きたい・・・・・・・・・さぁ人目のない場所へ・・・・・・」
「しつこいなあいつらも、アイスバーグさんに何の用だ・・・・・・」
「おれ達には関係ねぇ権力の話だろ・・・・・・ポッポー」
「ブッ飛ばしてやろうか」
「やめとけ。相手は世界政府じゃぞ・・・・・・・・・」
ブッ飛ばすに一票。どこぞの仮面野郎もブッ飛ばすしたいな。さて確かこの後はあのイベントだったか。
「ん?」
「何?」
「軽い・・・・・・・・・」
「どうして?・・・・・・・・・ちょっと冗談やめてよ!!大金が入ってて軽い訳が・・・・・・」
「ギャ~~~~~~~~~~~ッ!!!」
「いや~~~~~~~~~~~ッ!!!」
おぉう。うるせえな。当たり前か。
「バカ!何騒いでんだっ!!ぶっ!!オイ女っ!!てめぇそういう座り方をしたら!!」
今、ナミはいわゆるちょっとエッチなセクシーポーズ中。ウブだなぁパウリー
「2億
「よく見たらこのケース私達のじゃないわ!!!」
2億の大金無くなったらそりゃ驚くよな。うん。
「おい。お前達大声でどうした」
パウリーがルフィとナミにすごい目で見られてるな。借金はしてるが人の金を盗むほど悪くないぞパウリーは・・・・・・・・・・・・多分
「何だと!?おい!おれじゃねェぞ!?」
「騒がしいな・・・・・・・・・それより・・・カク。お前さっきフランキー一家と一緒にいなかったか?」
「ん?何言うとるワシァ今日はフランキー一家など見かけてもおらんぞ」
「おかしいな。確かにおめェの長ェ鼻を確認したんだが」
「ちょっと待ってその会話!!」
「ウソップだっ!!!!」
「フランキー一家と一緒にいたの!?」
「一緒にいたというか…抱えられて連れていかれてというか・・・」
「誘拐じゃないっ!!」
ルル。さっきから寝ぐせ治そうとしてるがまったく治ってないぞ。というかどういう原理なんだそれ。いっそのこと切ったらどうなんだ。
「ルフィ!急いで探すのよ!!」
「おう!!!」
「ってちょっと待って!!どこ探す気!?ルフィーーーーーーーー!!」
お~速いな~~もう見えなくなったぞ
「ねぇ!!フランキー一家ってアジトはどこ!!?」
「アジトというか・・・解体の作業場はお前らが船停めてるっていう”岩場の岬”からずっと北東へ行った海岸にある・・・・・・・・・・・・『フランキーハウス』だ」
ここでちょっとしたイベントを加えさせてもらおうかな・・・・・・
「俺が案内しよう・・・・・・クルッポー」
「ルッチ!?」
「本当!!?」
「ああ。とりあえずその残った一億は船に置いてこい。それで仲間にこの事を報告すればいい。フランキーハウスまで案内してやる」
「ルッチ・・・・・・・・・どういう風の吹き回しだ?」
「深い意味はない…仕事はシモヘイヘイが代わりにやってくれる。時間もそんなかからんはずだ。ポッポー」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「とりあえずヤガラブルで船まで行きましょう!」
さてこの行動がどう出るかな・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
はい。みなさんこんにちは。お久しぶりです。まず何故こんなに投稿がなくなったか説明させていただきます。まず忙しくなったためです。これはこちらの諸事情ではあります。お詫び申し上げます。
もう一つの理由としてはみなさまはワンピースのアニメを見たことはあるでしょうか?実は漫画とアニメでは違うところが出てきたりします。例えば
「あぶねェ!!避けろ!!」←漫画ver
「あぶねェ!!ナミ!チョッパー!避けろ!!」←アニメver
これらの文章は私が書いたものですが、このように若干の違い出てくるのです。逆に漫画にはあるのにアニメにはないということもあります。なので空いた時間でワンピースのアニメを見ておりました。何度も見返し漫画のとの違いを必死にメモしては再生を繰り返しておりました。勝手にやったことではございますがどうかご了承ください。
投稿につきましては不定期ではございますが、すでに執筆中です(ストックはもうできております)
そういえば『フィルム“ゴールド”』ロブ・ルッチでてくるそうですね。実は公開前日に知りました(汗)見に行こうかな・・・・・・